2009年07月02日
6月に4得点の固めどり! 松下年宏を語る。
松下年宏はガンバ大阪から06年の夏に移籍してきた。新潟に来て4年になる。 現在25才。ガンバで4年半だから今年がプロ9年目の中堅選手だ。 ガンバからは約3年間レンタルの契約で今年ようやく完全移籍になる。 新潟移籍当初は3ゴールを挙げる活躍だったがレギュラー定着に至らず以降いわゆるサブ組の選手だった。頭角を現したのが去年。当時新加入だったブラジル人MFダヴィが日本のサッカーに馴染みきれずチームも低迷した。そのダヴィに替わって活躍したのが松下だった。 彼は持ち味である豊富な運動量で前へ前とスペースに飛び出しチーム全体を前に押し出すことに成功する。守備では当時のFWアレッサンドロの戦術理解が足りない守備の部分をフォローしてやったりSBの選手のサポートもした。その前も後ろもあらゆるところに参加するその飽くなき運動量は即効的に右サイド全体の守備を安定させていくことになった。守りが安定するとチームの形ができる。 新潟は少しずつ勝ち点を積み重ねることができ、結果低迷してたチームを浮上させることになる。 多くの人があげる去年の年間MVPの選手が松下であった。 で今年。 新潟は去年まで定番であった4−4−2を止め4−3−3という超攻撃的3トップのシステムを採用する。 松下のポジションは中盤の右のMF。去年までのウイングよりも少し中に入った位置になる。 ここでの松下の役割は攻撃参加だけでなくボランチ、守備だけでなく全体のリズムを作るゲームを組み立てる役割も求められてくるようになってくる。 そうなるとキープ力・足下の技術が求められた。実は松下はここが不得手。次第に松下がプレーに噛み合ないことも多くなっていく。 結果新加入のFWヨンチョルが中盤に下がり、一時彼にこのポジションを奪われることになる。 リーグ戦中断のナビスコでは松下はいつもの中盤ではなくFWとしてコンバートされる。 これはけして楽な挑戦ではない。 いくら攻撃的MFとはいえ新潟の3トップは時間を稼ぐ能力が求められているので足下の技術に不安な松下としてはハードルが高かったとも言える。 FWを簡単に分類すると ポスト系/ドリブル系/ポジショニング系/スピード系/アジリティ系/テクニック系/ガッツ系の7つがある。もちろん複合する特徴を持つ選手もいるので完璧にこの分類するのは難しいが、、。 あえて、新潟的に言うとこんな感じだ。 ポスト系:大島 ドリブル系:ペドロ、矢野貴章 ポジショニング系:アレサンドロ(08所属) スピード系:エジミウソン(〜07所属、兼ドリブル系) アジリティー系:河原(〜08所属)、田中亜土夢 テクニック系:木暮郁哉 ガッツ系:*** 松下ができるFWとしたらガッツ系しかない。 ゴン中山のように鈴木隆行のように強いメンタルで局面を打開するガッツ系FWに自分を変えるしかありえなかった。 結果 6月のナビスコカップはチームは1勝もできなかったが、唯一の光明としてはFWにコンバートされた松下が2得点あげれたことだった。松下はここで何かを掴む。 サッカーは得点を取ることで全ての空気が一変することが多い。 松下もきっとそんな感覚なのだろう。 答えはすぐ出た。 リーグ戦再開のガンバ戦はヨンチョルの怪我もあって、もともとの攻撃的中盤で先発。 ゲームはペドロジュニオール、矢野貴章、マルシオらキレキレの選手の活躍で2−0の完勝したが、実は松下の攻守のサポート、特に前への推進力となってたことが効いていたのは紛れもない事実。松下は再びレギュラーポジションに戻ってくることになる。 次が今節の名古屋戦だ。2−1。新潟の2点全て松下の得点だった。1点目のペドロのシュートがポストに当たりその跳ね返りを前に詰めていた松下がきっちりゴールにしたシーン。 2点目のペドロからのスルーパスをウェーブしながら受けシュートしゴールしたシーン。 いずれも魂で前に詰めるというガッツ系FWの真骨頂であった。 これでナビスコの2得点を含め6月は4得点の固め取り。松下はMr.ジューン6月王になった。 典型的なサイドのウインガーである松下が4−3−3の中盤で生き残るためには得点力というストロングポイントが必要だった。それをこの試合で実証した。 一時ポジションを奪われた松下であるが、これでまた松下は新たな自分の可能性という自信を見つけたのではないか。 次節対戦する柏の高橋真一郎監督は「新潟は最前線の3人とトップ下の2人が強力。彼らを止めることができれば、チャンスはある」と発言したらしい。この発言はトップ下の一人である松下とってとても名誉な発言であるはずだ。敵に認められてこそのプロだもの。喜ぼう。 松下は6月。点を取るそれに目覚めた。これからも超期待していいと思う。 ★★ランキング参加中★★ ↓どれか1つクリックお願いします↓ 励みになります![]()
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posted by 騒霊 |07:10 |
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