2009年03月30日
画龍点晴を欠く秋春制と変なレギュレーションのナビスコ杯
■秋春制は日程の問題か? 西部謙司さんは 《秋春制は日程の問題》で秋春制は支持するが、べらぼうな金額が予想される設備投資は諦めたほうがよい。 そして日程を調整して秋春制を検討するべきと主張されている。 はたしてこれは可能なことなのだろうか?って騒霊は思う。 もし秋春制をするなら、ウィンターブレークを導入し適度な試合間隔をとり ・試合数を減らす。 ・J1チーム数の削減。 しかない。 でも これについては以前鬼武チェアマンが 「移行することで、どんな楽しみ、リターン、果実があるのか見つからない」 と発言していて、これがすべてを総括した答えだと思う。 日程を調整するということは 試合数を減らすこと。すなわち収益が減ることでもある。 Jリーグや各クラブに何らかの果実を提示できなければ、とてもすべてのJクラブが受け入れられる訳ない。猛反発されるだけだ。 日程調整をした秋春制でも、全部のJクラブが収益を減らすのは確実。 犬飼案の秋春制で雪国クラブが背負わされる負担が単純に全Jクラブに当分に押し付けられる損失を割り振ったにすぎない。 秋春制にするならそれに伴う損失をいかに補完できるかを考えることこそ大切なのだ。そのアイデアがない限り 単に日程の調整だけではどうしようもないはずなのだが、、、。 ■前門の不景気、後門の秋春制 ただでさえこの不況で青息吐息のクラブ。 この上、秋春制のために試合数を減らすという。 頑張って頑張っても前年売り上げを達成できないこのご時世なのに、 さらにそんな時に身内とも言うべきサッカー協会の会長がJリーグという市場をシュリンク(縮小)させようというルールを作ろうとしている。これではクラブ経営者は怒って当然だ。 特に地方クラブ経営者は憤懣やるかたない。 そもそもをいえば 彼らは川淵チェアマンの時代。 『地域密着』『Jリーグ百年構想』で掲げた夢に理念に共鳴して、今の地方クラブを立ち上げていったはずなのだ。 その過程にはサッカーにスポーツに理解を示さない自治体首長や関係者もいたはずだ。 それでも時にはふるさと納税の旗頭におらが町にJリーグをとか、スタジアムには補助金が出るとか、その時々の話題をネタに説得しまわって、苦労して今の形にまでクラブを作り上げて来た。 で今回の秋春制だ。 この不況も加わりただでさえ赤字なのに、さらに収益を減らす秋春制とは、彼ら経営者も呆れてモノが言えないはず。 特に親会社の後ろ盾がない地方クラブの経営者たちは、地方行政や議会からなんでこんな制度にしたのだと追及される。 また地方に尻拭いをさせる気か、税金で負担させるつもりかと糾弾されかねない。 秋春制はJリーグをシュリンク(縮小)させる政策だ。 黙っていても市場が小さくなっていくこの時勢に、そんな政策を行ったら一体どういうことになるのか分かっているのだろうか。 進むも地獄、引くも地獄。なぜそんな地獄巡りをさせるのか。まったくもって呆れる限りだ。 ■秋春制?そんなことより 一方でこのような意見の方もいた。 上嶋紀雄さんの 《春秋制だっていいじゃないか》。 上嶋さんは超現実視点。 「冬は大変だ。だから、春秋制だっていいじゃないか。私はそう思う」と言い切る。 ただ 今問題になってる過密日程の問題。 これは「今の春秋制の中で解決すべきではないの?」という意見だ。 例えば 一部の選手がJリーグと代表で日程がぐちゃぐちゃになってコンデションを保つのに用意でないという問題。 正月に決勝がある天皇杯の日程をずらして12月前までに終わらせれば、各チームの休み期間は、ばらばらにならないとか。 そもそもカップ戦を二つ行う必要があるのか。欧州ではカップ戦が一つのところが多いとか。 確かにそういう手もあるなというアイデアだと思った。 (個人的には元日の天皇杯決勝はやってほしいなーとは思うけど、、w) ■ナビスコ杯のレギュレーションは末期状態 上嶋さんのいう >そもそもカップ戦を二つ行う必要があるのか。欧州ではカップ戦が一つのところが多い。 という提案については なるほどと思う。 とくに今年のナビスコ杯のレギュレーションは酷い。 ACLで鹿島、川崎、名古屋、ガンバを除く、J14チームを2グループに分け1回戦総当たりの予選リーグを行い、上位2チームが決勝トーナメントに進む。 つまりナビスコでは 最低何試合できるかを考えると、10チームが6試合。うち収益の出るホームは3試合しかない。(決勝トーナメントに進む4チームは+α) そもそも1回戦総当たりというのもおかしい。ホーム&アウェーでないならリーグ戦のフェアさが失われている。 はたしてこれがまともな大会かと疑問を持たざる負えず、ただやらんがためが目的の大会になっているのではないか。 加えて ナビスコ杯1試合あたりの入場者数も少ない。ホームも早期敗退のチームはたった3試合しかない。大会で得られる収益が減ったとしてもそもそも額を考えれば影響も小さい。 リーグ戦を減らす場合のことを考えれば、 たぶんではあるが地方クラブも受け入れるギリギリのめる範囲の削減案なはず。 何よりかにより、大会としてフェアなレギュレーションが組めないまま、はたして今後ナビスコ杯を続ける必要があるのか? だとしたらもはや廃止してもいいのではないかとも思うのだが。 ■そもそも秋春制って そもそもなんで秋春制をしなければならないのか。 未だもって騒霊は腑に落ちてない。 秋春制を云々言う前に まず今の春秋制でもっと解決しなければならないことが山ほどあるはず。 例えば ベストメンバー規定の廃止。 審判改革。 そしてナビスコ杯の廃止。 まずこの3つを早期に手をつけてはどうか。 そうすればかなりの度合いでファンへの満足度を高められるはずだと思うのだが。 そこを飛び越えてなぜ秋春制になるのか。 やっぱり疑問だ。 ウィンターブレークを入れ秋春制にすれば解決でしょとライトに秋春制導入を言う人たちを含め、彼らの主張する秋春制のメリットはどこか画龍点晴を欠くようなロジックである気がしてならないのだ。(この点は次回のエントリーで再度検討したいw。) ★★ランキング参加中★★ 金子達仁さんに一度雪国サポの前で秋春制をレクチャーしてみてほしいと思った人や 秋春制賛成論者も一度厳冬期の雪国のスタジアムを見に来てほしいと思ってる人は ↓下のバナー↓1つをポチっとクリックしてください。![]()
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posted by 騒霊 |12:16 |
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