白鳥城の騒霊

【白鳥城の騒霊】これがアルビの生きる道 ~J1第7節 甲府vs新潟戦~

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「美しいサッカー」か? 「勝つことだけに徹するサッカー」か? どっちが正しいか? 二者択一ならだれでもできるんですね。 「俺の美しいサッカーをやって負けたらしょうがない」と割り切るのはある意味で簡単なんです。 「勝つためだけ」というのであれば、理論上はやりやすいんですね。 データをとると、サッカーの全得点のうち、3割から4割はコーナーキックだとか、フリーキックといったセットプレーなんです。 パスをつないでいって、ディフェンスを崩して、ゴールを決める。美しいプレーの割合というのは日本代表では1割を切る程度なんです。 世界を見渡してみても2割もいかないくらいです。 となると、勝つことだけ考えれば、まず徹底的にセットプレーの練習をしてカウンターアタックに徹する。 そのほうが勝つ確率は高いはずなんですよ。 ところがそこに「美学」だとか、「哲学」とかいうものがあって、「ただがむしゃらに勝つだけのプレーじゃ面白くないだろう」と言い出す人が出てくる。 そういう人は、そこに夢があって、みんながオーッと感動するような、見事なパスでつなぐプレーとかね、そういうものがあってほしいと思ってるわけなんです。 どっちが正しいかなんてない。ただ監督はその時々で決断しなければならないんです。 僕ら監督は、右手に「美しい」と左手に「ガチで勝つ」を持っていて、その二つをどのへんで折り合いをつけるか、っていうのが結構悩ましいところなんです。そこらへんが監督の腕の見せ所なんですよ。


むかし岡田武史氏はある対談でこんなようなことを語ってました。(一部意訳)。 いま読み返すと味わいがある言葉が並んでました。 このときの文脈は、日本サッカーについてで、日本代表監督経験者として日本代表のサッカーとはどうあるべきかみたいな趣旨なので、そこを前提にして読んでいただきたいのですが。。 ぶっちゃけ。まあ日本のトップトップの選手を集めて縦ポンのカウンターサッカーはどうよ?って話です。 代表がそれはまずいんじゃねーっていう岡ちゃんの本音が垣間見えることばなんですが。。。


ただ、これを毎年毎年残留争いをしている新潟サポ(騒霊)が読むと、まったく意味が違ってくるんですよねー。

サッカーの得点の3割4割がセットプレーが現実なら、現実を否定するべきじゃないと思うんです。 得点の3割4割をセットプレーなら、アルビもセットプレーで3割4割の得点を取るのはアリですよね。 アルビの全得点の4割くらいを「セットプレー」で取れるのなら、 1週間のトレーニングのうち、すべてトレーニング時間を使ってでもいいから、「セットプレーの練習」をしてください、って感じです。 あの名将岡田武史が言うんですから、間違いないんです。それが、より高い確率なら、数字を信じてみるのも悪くはない。 それで毎試合毎試合確実に1点が取れるんなら、「セットプレー」ってものすごい正しいトレーニングなんじゃないかと思うんです。

美しくつなぐ。そうですよね。もちろんそういうやり方もありますよね。 まったくその練習をしなくていいといってるんじゃないですよ。サッカーは足球ですから。足技は大事。 でも美しくつなぐをチームの戦術の中心に据えるって新潟みたいなチームにとってどうなのって話です。 ポゼッションは個人個人の足元の技術あっての戦術ですからね。 新潟みたいに強化の予算がなく、サッカーどころでもない地方都市では、そもそも黙っていても久保建英くんみたいな天才は生まれないし、パスサッカーの申し子みたいな選手を他所から連れてくることも適わない。 だったら「美しい」サッカーの申し子みたいな選手を輝かせるようなチーム作りなんてする必要は全くないんじゃないか、ってそう思うんです。 もちろん将来は知りませんよ。100年後の新潟が清水みたいなサッカーどころになってるとしたら、100年後のその時に「美しい」スタイルを目指せばいいんです。 でも今の新潟の現実は、毎年毎年残留争いをしてるチームなんですからね。 やはり、そこから目をそらしちゃいけませんよ。今は100年後のことなんて考える必要なんてない。今だけを見ればいい。 そういう話。

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