2008年06月11日

Jリーグ存亡の危機は止まらない:世間の常識と乖離した飲酒運転裁定

2006年8月の福岡県海の中道大橋飲酒運転事故を境に特に社会は飲酒運転について厳しい目をしている。一緒に飲んだ人も飲ませた店も罰せられる程厳しい。
もちろんJでも過去、飲酒運転事件があった。久保の酒気帯び+自損事故は謹慎だったし、札幌時代の新居は酒気帯び+人身事故で解雇だった。今回の鹿島の2人は事故ではないから謹慎という区切りかたもあったかもしれない。
でも久保は99年の話で新居は04年の話。06年の福岡の事件を分岐点に社会の目は大きく変わっているのだ。今回の鹿島は そこの認識からしてどうも違う。浮世離れしている。

今回の件では鹿島の社長・大東和美氏は
「いろんな意見はあると思うが、解雇までは考えていない。慎重に決める」
と言って、いろいろな意見の中で結論は より厳しい解雇ではなく より緩い謹慎を選択した。まったく
一般の常識を無視して驚く。
それもこの事故以前に
「クラブとしても、飲酒運転を再三にわたって注意してきた」とのこと。しかしこの結論、今後の対策としても「講習会の開催と個人面談、安全運転の啓発ツール作成と再発防止委員会」だそうだ。この対策が以前の注意喚起とどのくらい違いがあるかその効果があるか改善案といえるのか よく分からないが、それに事故以前にも再三に注意してきたにも拘らず何も役に立たなかったというトップの結果責任はなにもとってない。何なのこの人って感じだ。 再発防止委員会って何??、その委員長も社長らしいし。
まったくもってこのクラブ自体緩い。

大東社長は一流企業住友金属からやってきた社長だと思うが、住金の社員も酒気帯び運転したら解雇ではなく謹慎なのか〜疑問は尽きない。
まあいい。
「若いので更生させる方がいいのではと感じている」
と更生させると言い切られたのだから、彼らにとってそれが責任なのだろう。でも更正とは一体どう評価するのか、どうなったら更正というのか 病人ではないし試験をさせるのか さっぱり分からないが、とにかく彼らの判断は間違ってるとは言え、彼らが最後までしっかり責任をもって面倒みると言い切ったのだ。もはや結果責任しかないと思うが鹿島でしっかり教育してもらいたいものだ。
もし今年のオフに2人を契約解除とかレンタルとか中途半端な対応をしたらそれこそ皆の笑い者だと思うぞ。



して
この問題は6/10から鹿島だけの問題ではない。
これからJリーグ全体の問題になる。
 
■鹿島アントラーズ所属選手 酒気帯び運転の件
(1)制裁の種類および内容等
当該クラブ	  鹿島アントラーズ
 (1)制裁の種類および内容	:
   譴責(始末書提出)
   制裁金 300万円
 (2)適用条項 :
   『Jリーグ規約』第148条 〔チェアマンによる制裁および調査〕第1項	
   『Jリーグ規約』第149条〔制裁の種類〕第1項第1号、2号
   『Jリーグ規約』第154条〔両罰規程〕
   『Jリーグ規約』第162条〔第3条第2項違反の制裁金〕第2号
(2)違反行為の内容
2008年5月17日から18日にかけての深夜、大道広幸選手、船山祐二選手は友人らと茨城県神栖市内で飲酒。帰宅の際、運転代行が終了していた為、大道選手の運転により帰宅、18日午前4時ごろ、同市内での鹿嶋警察署による飲酒検問で、大道選手から規定を上回るアルコール値が検出され、酒気帯び運転で検挙された。

つまりJが鹿島の寛容な「謹慎」処分を是認・追認したということで今度は裁定したJリーグの判断の方が社会に問われることになる。 
今後もし他のクラブで鹿島のような事件がおこった場合、「事故にならない酒気帯び運転の場合は『謹慎』」という一線がこれで引かれたことになった訳で、。同じような飲酒事件がまた起ったらホントにどうするんだろう。また『謹慎』なのか?そうなったらまた笑い者だ。
飲酒運転が社会でどのように扱われてるか理解しているのか。鹿島と同レベルの立ち位置でゆるゆるの判断し(むしろ判断せず責任を放棄したとも考えられるが)、完全に世間の常識を無視してる。その上 社会の常識とJリーグの常識の乖離を埋める説明さえ行われない。そうなったら、その責任はいちクラブの社長より重いと思うな。
ちょっとリーダーとしてこれでいいのか、とさえ思う。


そういえば
川淵キャプテンはブログ『飲酒運転については、サッカー界を挙げて撲滅運動に力を入れてきただけに、残念でなりません。この場を借り、あらためてお詫び申し上げます』	
と言ってた。
サッカー界挙げての飲酒運転撲滅運動、、、って、やってたの???
まあ、やってたかどうかはいい。

でも今回の件で
確実にサッカー協会、Jリーグの口にする 一般社会に向けての『飲酒運転撲滅』という言葉の力は失われたことになったことだけは確かだ。
騒霊は前回のエントリー今後は飲酒運転した選手は理由を問わず「解雇」「謹慎」という場合場合のルールを明
文化し『飲酒運転NO!』を社会に向けて宣言すべきだ、と言った。はたして今回のJリーグの裁定<譴責(始末書提出)&制裁金 300万円>は その軽重を含め一体社会に何を伝えようとしているのか、さっぱり分からない。

『割れ窓理論』という言葉もある。今回のゆるゆる裁定が破れ窓に繋がっていくのか を決めつけるにはまだ早急かもしれないが、確実に分かったことがある。


川淵三郎も鬼武健二ももうその能力に限界が見えた。
彼らにはまともな社会観・倫理観を感じられない。言葉の誠実性が感じられない。
サッカー界の将来を少しでも思うなら、早く2人ともその役職から退いてほしい。
その方がサッカー界の為だと思う。
2人がいる限りリーダーとしてまともな判断は期待できない。
今後『Jリーグ存亡の危機』に更に拍車をかけることになるはずだ。



 

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posted by 騒霊 |05:36 | j-league | コメント(0) | トラックバック(0)
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