2010年02月19日

はたしてビッグアイの目は開かれるのか【大分の経営責任とは】

《「3位内なら融資今季完済」J2大分社長が表明》
 サッカーJ2・大分の青野浩志社長は17日、大分県議会総務企画委員会に参考人として出席し、チームが今季、J1に昇格できる3位以内に入った場合、「融資返済と、債務超過を解消する方法を検討したい」と述べ、来季のJ1昇格を目指す姿勢を示した。
 6億円の融資に応じたJリーグが、融資の完済と約10億3900万円の債務超過の解消をせずに大分が3位以上になった場合、J1昇格は大分を除く上位2クラブとする決定をしたため。大分の再建計画では融資は3年で返済するとしているが、青野社長は「減資や増資も考えている。今季の昇格が視野に入れば、11月初旬までに実施しなければならない」と話した。(2010年2月18日  読売新聞)1*



大分はよく分からないことが多すぎる。
なぜこうなったかも、これからなにをしていくのかも。すべてだ。

そもそも大分の今季の予算は約9億9700万円とのこと。ここら辺もなぜこの金額なのかの説明も緩い。
J2には4億5億のクラブがざらに存在するのに、Jリーグから6億円の融資を受けてるクラブが同じ土俵で戦ってるのも納得できない。Jリーグからとはいえ各クラブが無い金の中から少しずつ積み立てた基金を資金にしてるわけで、公平さの観点から見て他のJ2のクラブだって納得できない人がいてもおかしくない。
なのに「今年3位以内に入ってJ1昇格できる場合は、債務解消の方法を検討したい」だなんてなんて軽い発言。それができるのなら3年計画2*といわず今すぐ債務の解消を実行するべきだろう。どうも自分たちの立場というかフェアという意味を勘違いしてるとしか思えない発言だ。

溝畑宏前社長の経営責任の有無を明確にするため、弁護士と公認会計士による外部調査を行う方針も示した。とてもいいことだ。どんどんやってほしい。と思うが、はたしてどこまで真相究明まで踏み込めるかとても疑問だ。いままで県もマスコミも一緒になってずぶずぶでやってきた人たちの中でどこまで公正な調査ができるのかも含め実に興味深い。
そして減資→増資の検討もして3*債務解消するという。だとしたらこれから小さからぬバトルがある訳で、株主の訴訟騒ぎになってもおかしくないはずだ。きっといくつもハードルがあるだろうし。たぶん債務解消もそう簡単にできないだろう。できるのならここまで時間はかからなかっただろうし。まだまだ道は長くて遠いはずなのに。。「J1に昇格できる場合は」なんて しらっとリップサービスをしてしまう社長さんって、なんだかとてもorz。。。

あと騒霊が知りたいと思うのは、「あってはならない経営」があったといわれた経営とは一体どのようなことがなされていたかだ。4*
一説には次年度の予算にまで手をつけていたとか。
それが法的に一般通念的に問題があるのかないのか。
特に不正な経理処理が行われてたとすれば、それはいつから行われていたとかもだ。
実際にはない金をあるように見せてる訳だしバブリーな経営だったと思う。極めて違法的なグレーな経営だったと思われるわけでそこら辺の手法も含めて明確にしてもらいたい。とにかく説明がほしい。

大分が本当に自立再建したいのなら、まず今まで何が行われてたかという情報公開をしっかりすることが一番大切なはずである。今までどんな嘘があったか。新しい経営陣はどれだけ嘘がないか。情報公開することによって社会に認めてもらわなければならない。それがなければとても大分を支えようなどという新しい仲間は生まれないし新しいスポンサーも現れないはずだ。
大分に必要なのは一にも二にも「信用」なのだ。
しかしこれまでを見る限り、熱意・スピード感・説得力どれをとっても信頼に値するとは思えないニュースばかりだ。未だその不安はぬぐいきれていない。

さらにいうなら問題は大分だけではない。Jリーグも同じだ。
約6億円を大分に融資をした。緊急性を含め手続き的には問題はないと思うが、もっと前になんとかならなかったのかとかを含めしっかり調査してもらいたい。
今回の件は以前あった鳥栖や草津等の危機と比べても、いささかJリーグが前のめりにコミットしすぎた印象さえある。今後同じような問題にこの件を役立てるためにも、大分とは別にJリーグとして第三者機関を作ってその対応が正しかったかどうかを精査し今後の予防的対策の検討を含め、その内容をレポートとして世間に公開してもらいたいと思う。

「改革」は必要。
生き残りたければ「改革」するしかない。
ゴルバチョフはペレストロイカ(改革・再構築)するために、並行してグラスノスチ(情報公開)を行った。しかし結果として、高まる民主化圧力により社会主義体制は破綻し、ソ連崩壊へと到った。
改革に痛みは付きものだ。とはいえ、はたして大分はそれにたえられるのか。。。。
鬼武健二チェアマンは「6億以上の追加支援はしない。トリニータ、県、市が三位一体でやってもらいたい」と経営改善、再建を強く求めたといったという。5*


関連記事

  1. 「3位内なら融資今季完済」J2大分社長が表明 2010年2月18日(読売新聞)
  2. 3度目の再建計画提出 従来より3100万円を削減 2010年2月17日(西日本新聞)
  3. 大分FC、減資を検討 債務超過の解消策 2010年2月18日(大分合同新聞)
  4. Jが大分に6億円を融資…返済期限なし 2009年11月18日(スポニチ)
  5. Jリーグ、大分へ追加融資決定 安定開催基金から2・5億 2010年1月19日(西日本新聞)

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nobu-lockさん。コメントありがとうございました。(管理人騒霊)


posted by 騒霊 |03:20 | j-league | コメント(1) | トラックバック(0)
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はたしてビッグアイの目は開かれるのか【大分の経営責任とは】

コメント投稿者ID : nobu-lock

こんにちは。
鳥栖サポやってます。

ブログ拝見しました。大分関連のブログを数多く見た中で、
最も的確で、問題の本質を突いた素晴らしい内容でした。
感服しました。
6億のJからの融資を受けながらの9億の年間運営資金。
これよりはるかに少ない運営資金のJ2チームが何チーム
あることか。。。全くフェアではないです。
この問題に関して、Jの対応はヌルいと思いますし、
大分の対応も不透明な点が多すぎます。

チームや、サポーターの応援は素晴らしいだけに残念です。
他サポも納得できる真相究明をお願いしたいです。

長文失礼しました。

posted by nobu-lock | 2010-02-19 15:06

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