2010年02月06日

ファジアーノの甘く危険な香り

サッカーは戦争である。真剣勝負である。
でもまず勝負で最優先されるのがフェアであることだ。
公平・尊敬・友愛のフェアプレーがあってこそのサッカーなのだと騒霊は思う。
FIFAもJリーグもそう指導してたはずである。

JFAのホームページを見ると、U-12年代以下の試合において、グリーンカードの積極的活用を奨励しているとある。1*
グリーンカードとは

  • それは良い行動である。その調子で続けなさい。
  • ポジティブな行動を再確認、再強化する。
  • ポジティブな教育である。
  • 認め、感謝し、もっとやるよう励ます。
  • 他の人が見本とすべき手本である。
  • ファンやオフィシャルもあなたの行動を認め評価している。

を目的にしており、以下のような行為に対してにグリーンカード提示される。

  • 怪我をした選手への思いやり
  • 意図していないファウルプレーの際の謝罪や握手
  • 自己申告(ボールが境界線を出たとき:スローイン、CK、GK、ゴール)
  • 問題となる行動を起こしそうな味方選手を制止する行為
  • 警告も退場も受けず、ポジティブな態度を示す。

(レフェリーは試合終了の笛を吹く際に、チームベンチに向かってカードを提示する)

JFAはグリーンカードの積極的活用を通じて、フェアプレーを広めていきます。と宣言してる。

同時にユース年代の大会では
「スピーディーでフェアでタフなゲーム」をめざしているという。2*

  • 「ささいなファール」は「ファール」、激しくてもフェアなコンタクトはノーファール。
  • ファールであってもプレーを続ける意志があれば、アドバンテージの適正かつ積極的な活用
  • 選手はプレーに集中する。指導者からの働きかけが重要。

と推奨している。
審判にはプレーの流れを重視し、フェアプレーの基にプレーヤーのプレーの意図を読み、両チームの選手に思い切りプレーをさせるようにしてほしいとも要請しているという。

下のカテゴリーで目指しているのは「スピーディー」で、「タフ」で、「フェア」なゲームなのだ。 



今回、ファジアーノ岡山が公式ページで、
お知らせとお願い 3*
試合中に選手がピッチで倒れている状況でも、試合を止めるためにボールをピッチ外に蹴り出すことなく、プレーを続けることを宣言した。自チームの選手がボールを外に蹴り出すことをしないことはもちろん、相手チームがボールを蹴り出したあとの自チームのスローインのときも、ボールを相手チームに返さずにプレーすることをせずに、プレーを続けるという。

一言余計だと思う。
文章としてもおかしい。
明らかなフェアなプレーであればフェアに答えるのがスポーツの第一義ではないか。アクチュアルプレーイングタイムの言い分は理解してもいい。「スピーディーで」「タフな」ゲームがしたいのだと思っておく。がしかしフェアプレーをないがしろにしてまで優先すべき問題なのかは疑問だ。
JFAは子どもたちに「世界で闘うことのできる選手育成のために、自立したたくましい選手を育成していかなくてはならない」と説いている。2*
子どもたちには自立しろと言いながら、大人でプロのJリーガーは自分で考えずレフェリーの判断がでるまでボールを蹴っていろというのか。

なによりレフェリーをそんなに信じ過ぎていいのか。
4年前レッズの田中達也が右足首を脱臼骨折し、全治5-6ヶ月の重傷を負った事件があった。直接の原因は相手選手のプレーだったが、根っこにはジャッジの問題があったと指摘する人もいた。
《この試合の対戦相手・柏レイソルは2人を退場させられ、しかも4点を奪われた大惨敗ムードでした。すでに選手の大半は興奮状態にあり、人数的不利もあって危険なプレーも繰り出さざるをえない状態。そんな中で起こった事故でした。》4*
たしかに。某レフリーは雨で試合をやめちゃったし、「シテ」発言が話題になったレフェリーもいる。謹慎したレフェリーもいた。
いま日本にどのくらい円滑にゲームをコントロールできるのレフェリーが存在するとファジアーノは理解しているのだ。信じるっていうより結果としてそれは依存であり思考停止ではないのか。。根本的にそこの段階から発想が違っている。

まずクラブが自分たちの選手にフェアプレーとは何たるかを一つ一つ確認することこそ先ではないのか。騒霊にはそこらへんの監督責任をクラブ自体が放棄しているようにさえ思う。
ファジアーノにとって「フェアプレー」とはなんなのだ。

仮にファジアーノの考えに同調しないクラブが対戦相手なときがあるとする。
ファジアーノの選手は宣言のどおり、対戦相手が善意でボールを蹴り出した場合であっても、ボールを相手に返さずプレーを継続する。
しかし相手はファジアーノにそうされても、また善意のボールを渡し続ける。そんな場面を繰り返し見せられたら、ファジアーノのサポ・観客、スポンサーはどう思うだろうか。

これを切っ掛けに「アンフェアなファジアーノ」というレッテルがつけば、既存スポンサーさえも離れていく可能性だってあるだろうに。。。

あとJリーグにはこのことを事前に相談してるのか?
もっとも広島はベストメンバーの時に事前にJに相談してたが、違反を冒したとして手のひら返しの制裁金を課せられたけど。

騒霊にはファジアーノの真意がつかみきれない。なにか危険で甘いような気がする。。。
今後どれくらいファジアーノに同調するクラブが現れてくるのであろうか。。。
ファジアーノの主張がJ2のマジョリティーだったらそれはそれでしかたないと思うし、別の意味で面白いかもしれないが。。。
とりあえず推移を見守りたい。


関連記事

  1. ユース年代の大会ガイドライン(JFAオフィシャル)
  2. フェアプレー(JFAオフィシャル)
  3. お知らせとお願い(ファジアーノ岡山オフィシャル)
  4. 田中達也は男だ!(フモフモブログ)


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posted by 騒霊 |22:07 | j-league | コメント(0) | トラックバック(0)
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