白鳥城の騒霊

【白鳥城の騒霊】サラバ、キャプテンカズ ~キャプテンとは、監督と選手をつなぐ軛(くびき)のような立場でもあるわけだから、まあこの選択は・・~

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カズ大野和成、湘南への移籍が決まりました。 騒霊は本人のためにもよかったと思いますよ。 そもそも彼は今年は「新潟のキャプテン」でしたからね。アルビがJ2に降格したシーズンのキャプテンですから、本人的にも「けじめ」が必要なんだと思います。 去年のキャプテン小林裕紀もそうでしたよね。去年アルビは残留しましたけど、達磨アルビは崩壊しましたからね。やっぱり小林の場合も「けじめ」としての心機一転の移籍だったと思うのですよ(事実はどうか知らないけど騒霊は勝手にそう解釈してます)。 J2に降格したアルビにとって「けじめ」はキャプテンまで必要かという問いをしたいのではありません。 あくまで「移籍」を選んだ背景として、大野の内心を説明する根拠として「けじめ」という言葉を騒霊は選んでしまっただけです。ほかにふさわしい言葉が見つかったら後で訂正しておきます。

一般論でいうと、、「キャプテン」と「監督」とは一心同体、切っても切り離せない関係なんですね。 リーダーである監督はピッチに11人しか選手を送り出せないわけです。交代選手を入れても14人です。チームの保有選手は25人くらいでしょうか。 ざっくり言ってチームの半分以上の選手は「なんで俺をレギュラーで起用しないんだ」と心の中で思ってるわけですよ。 監督とは、基本的に半分以上の選手たちに恨まれる存在なわけです。とくに新潟みたいに勝ち試合と負け試合を比較したら負け試合の多いチームにとっては、使われない選手の欲求不満は消えないわけです。 岡田武史元日本代表監督も言ってますよね。選手の仲人は引き受けない、プライベートでは選手と酒は飲まない、とかね。 やはり監督と選手には常に越えられない壁があるわけですね。

それでもチームはひとつにならなきゃいけない。監督はそういう外した選手にも戦術を浸透させなきゃいけないし、1年の長丁場を戦うためにも使われない選手からも信頼を受けなければ、チームは強くならないし。すべての選手に対し同じ方向を向かせる、そういうマネージメントができなければ、監督自身も指導の評価が下がってしまうわけですから。 監督と選手が相容れない立場が現実なのだから。それを繋ぎ合わせることができる軛(くびき)のような役割ができる「第三の存在」が必要なわけです。 それが「キャプテン」なわけです。 会社でいったら中間管理職なんですけどね。 経営者じゃないけど、それなりの高所大所から物事を理解でき、選手としてもいつでもチームの歯車になれる現場のスペシャリスト。それが監督と選手とのクッション役であるキャプテンの役目といえます。

ときには監督の言ってる意味不明な支持を、わかりやすく噛み砕いて若手選手に教えてあげたり。 ときには若手選手のピュアな情熱をチームに活かせるように、監督の戦術や考えに修正してもらえるように要望したり。 監督という上からの信頼も得ている。若手選手という下からの信頼も得ている。それが「キャプテン」のあるべき姿だと思うんですよね。

政治の世界でもそうでしょう? アメリカは特にわかりやすい。大統領が「監督」で、役人公務員が「選手」。大統領と役人をつなぐパイプ役の「キャプテン」が「上級管理職」で彼らが役人を実質的にコントロールすることになります。 日本は総理大臣が「監督」で、官僚役人が「選手」。政治家と役人を繋ぐパイプ役がキャリアのトップである「事務次官」。事務次官が「キャプテン」になるわけです。 基本的には大統領が終わるときに上級管理職も辞めることになる。総理と事務次官の関係も時間的なずれはありますけどほぼ同じ。「監督」と「キャプテン」の一蓮托生の関係に近いです。

監督とキャプテンを、過去のアルビの歴史を振り返ってもそうですよね。

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