白鳥城の騒霊

【白鳥城の騒霊】なぜ新潟は2013年のアルビスタイルを失ってしまったのか? ~アルビのJ2降格の原因を深掘りしてみた~

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「なぜ新潟は2013年のアルビスタイルを失ってしまったのか?」   騒霊にとって2013年のアルビは「ハイプレス&ハイライン」が特長で、今でも新潟の目標とすべきサッカーであると思っています。2013年はアルビ史上最高の勝ち点をゲット。ホーム不敗記録更新。その2013年スタイルがなぜ翌14年から今に至るまで繋がっていないのか?ここは今もって大きな疑問なのですが。私なりにそこをテーマに考察してみたいと思います。   2013年の翌年2014年はトラブルが起こった年でした。 W杯中断明けに川又が名古屋に移籍してしまいました。以後チームのバランスは崩れ最後まで立ち直ることなく12位で終了。キムジンスも抜けたので、仕方ないといえば仕方ないんですけど。 でも2014年の低迷は、13年でGK東口が移籍したことが大きかったと思うんですよね。何度も言うようですが東口は足下の技術も高くGKとしての守備範囲が広いんですよね。なんで最終ラインのDFがラインを「高く」上げてもCBとGKの間が穴になることなくピンチになることが少なかった。早い話、東口がいるおかげでCB一人分の効果があった。そんな選手が2014年はいないもんだから。やっぱり攻守のバランスが崩れたんですね。守備ラインが下がり気味になって、そうすると相手のゴールまでの距離が長くなるわけです。中盤の選手たちはドリブルでボールを前に運んだりしなきゃいけないわけですよ。毎度毎度ドリブルってわけにいかないので、じゃあもうちょっとボールを保持して攻撃を組み立てようと。。 それでヤンツーさんはこのころあたりから2013年のショートカウンタースタイルにプラスしてポゼッションを取り入れるようになっていったと思います。 もしかして川又のパフォーマンスが悪くなり始めたのも、東口移籍による「ハイライン」のバランスが崩れが一因でしょう。。「川又移籍事件」というのは今もって公にされてない部分が多いのでよくわからないのですが、騒霊の物語の中では「ポゼッションと川又の相性がもともと悪かった」。東口の穴が大きすぎた。そこらへんが大きな原因だったと思っています。 結局、翌年2015年も2014年と変わらず「ハイプレス&ハイライン」が構築できません。ハイラインがローラインに変化し、それをカバーするためのポゼッション(ボール保持)を加えたショートカンター」になってしまいます。2013年の「速攻」スタイルがポゼッションを導入したことで「遅攻」ぎみになり、サッカーの形がすごくぼやけてしまいます。原因はポスト川又やポスト東口が見つからなかったこと、選手の力量が足らなかったこと、といってしまえばそれまでですが、それでも名手レオシルバを抱えラファを抱えコルテースを抱えてでしたから、ヤンツーさんも進退窮まったというところが2015年の実態だったのかなという気がします。   2013年が終わって東口がいなくなった時点で、2014年2015年はこのポスト東口問題は避けて通れない問題になっていました。「ハイライン」ができるGKを補強にするかしないか。それともポスト東口?いないものは仕方ないじゃないとして。東口とは違うストロングポイントを持ったGKを中心にすえ「ハイライン」にこだわらないを選択するか。当時の新潟には、この二択の選択しかなかったわけです。 結局、ヤンツーさんは、後者を選びます。 シーズン中に東口クラスのGKを見つけてくるのはかなり難しい。お金の問題もありますからね。新潟の規模ではポスト東口を埋める力量はない。ヤンツーさんはアルビの経営状況を理解してたのでしょう。後輩である神田強化部長から内情もわかってたから。自分のやりたいサッカーを少し曲げてくれたのでしょう。それが2014年だけでなく2015年も残留争いに巻き込まれるという迷走劇につながったのだと思います。   そして2016年に吉田達磨監督の就任。吉田監督は柏でポゼッションを売りにして名を上げた監督さんですからね。 つまり神田強化部長は「ポスト東口問題」を深堀りすることを止めた、問題から目をそむけたんですね。「ローライン」でもシュートストップに長けたGKがいればアルビは勝てるはずだ、と。そのために中盤でボール保持を高めることで、バルセロナみたいに強くなれると考えたんでしょう。 吉田監督の結果はみなさん、ご存じのとおりです。 吉田監督のポゼッションサッカーは、それまでのアルビの特色であった「スピーディーなサッカー」を消してしまった。中盤でボールは保持してるがゴールにつながらない。勝利につながらない。逆に横パスを奪われカウンターで失点。 アルビがそれまでやってきたサッカーを逆に相手にされて敗戦がつづく。そして吉田監督も途中解任。   あのころ「ポゼッションが正しいのか」「カウンターが正しいのか」みたいな二択の議論がさんざされてましたが、今考えてみると「ハイラインのサッカーをするのか?」「ローラインのサッカーをするのか?」そこの問題をもっと深く突き詰めなくてはいけなかったのではと思いますね。 もし「ハイライン」を根ざすなら、それなりに足下の技術の高いGKを補強しなきゃいけないでしょう。 日本にそんなタレントがいなけりゃ国外から連れてくるしかない。磐田はポーランド人のカミンスキーを連れてきましたし、川崎・神戸etcみたいに韓国人GKを連れてくるとかね。ACL優勝やリーグ戦上位(ACL出場権獲得)やルヴァン杯などのタイトルを取ったクラブのGKはいずれも現元の日本代表と韓国代表です。やはりGKに金をかけなきゃJ1ではやっていけない時代になりつつあるんですよ。新潟はよいGKの確保というトレンドにも乗り遅れた。新潟はそういう時代の変化に目を背けた結果、迷走した。サッカーの戦術でなんでもカバーできると考えたフロントの編成の見誤りが、三浦・呂比須という監督起用の連続失敗につながったのだと思います。   このまえ磐田の名波監督は「チームには絶対的に外せない選手がいる」といっていました。

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