2010年02月02日
「BSフジ presents bjリーグ 2009-2010シーズン オールスターゲーム」が終わり、仙台89ERSのスタッフはホッと一息ついています
社内では、昨日・今日とオールスターゲームの後片付けをしていますが、徐々に片付いていく様子を見ながら、無事に終えることができた安心感、終わってしまった寂しさ、やりきった達成感などなど、様々な思いが交錯します。
片付けもほどほどに、今日は社内でbjtvのダンクコンテストの映像を見てから帰宅。会場の興奮が、気持ちよいくらい伝わってきました。
ということで、今日は、オールスターゲームを一際盛り上げた「ダンクコンテスト」の裏側をお話したいと思います。
優勝したのは、出場6選手中唯一の日本人選手である仙台・橘選手。「日本人でもダンクができるっていうのを見せたいし、地元・仙台で開催されるからこそ、なんとしても優勝したい!」と、人一倍気合いを入れて準備をし、練習を重ねていたそうです。
ダンクのスキルだけではなく、エンターテイメント性でも勝負を挑むのが橘選手。初出場の2007-2008シーズンは不死鳥・フェニックスに、続く2008-2009シーズンはブラックジャックに変身し、自称「橘劇場」で会場を沸かせました。
本人曰く“3度目の正直”の今回は、いったいどんなネタで勝負を挑むのか!?
実際にネタを考え始めたのはレギュラーシーズンの前半戦が終了してから。前々日の1月29日(金)に地元のラジオ番組に出演したときには、「どんなネタにしようか!?」と悩んでいる様子だったのですが、実はこの時すでに、衣装・BGM・小道具・・・全ての準備が整っていたと言います。
予選では、仙台藩主・伊達政宗公に扮し、騎馬に乗ってステージから登場。騎馬役を務めたのは、仙台のチームメイト、グワンズ選手、日下選手、ホルム選手の3人。騎馬を下りると、コート上に置かれた畳の上に座りました。(ちなみに、この畳は自分の家から持ってきた私物だそうです)。
「決戦じゃー!!」の雄叫びとともにスタートした橘選手の挑戦。冑(かぶと)をはずして2回挑戦した後、もう一度冑をかぶり最後の挑戦。しかし、ここでハプニングが!冑をかぶるのに手間取ってしまい、残り時間が5秒に・・・。ギリギリのタイミングで、左手に刀を持ちながら挑んだダンクは残念ながら失敗に終わってしまいました。それでも、会場には10点満点を掲げる人、人、人。6人の審査員も次々と満点の評価。しかし、ただ一人河内コミッショナーだけが「9」点の採点。さすがに失敗には厳しいようでした。ともあれ、予選を1位で通過し、予定通り決勝へ進出しました。
決勝の相手は、沖縄・シンプソン選手。昨シーズンのチャンピオンだけあって、こちらも高得点で決勝にコマを進めてきました。先に挑戦したシンプソン選手の得点は60点満点。優勝の為には60点満点が絶対条件という、非常に苦しい展開に追い込まれた橘選手。制限時間がスタートし、コートには日下選手が登場。ゴールボードのエッジにボールを当て、跳ね返ったところをダンクするという技に2回挑戦。すると、コート上に突如、黒のロングコートに身を包みサングラスをかけた志村選手が!(直前にトイレに着替えに行っていました)。ゴールの少し手前に立つと、正面から橘選手がゴールに向かって走り出し、踏み切りの態勢に。すると、仰向けに身体を反らす志村選手。そして、その上を橘選手が飛び越えて豪快にダンク!その瞬間がこの写真です。名付けて「マトリックスダンク」。
度肝を抜くパフォーマンスに、会場からは拍手喝采。プレッシャーを跳ね退け、見事に60点満点を叩き出しました。スタンドには、「タチー!!タチー!」と叫び狂っている、チームメイトのポマーレ選手、ペッパーズ選手の姿が。誰もが興奮した瞬間でした。
同点によりサドンデスに突入したダンクコンテストの決勝戦。まさか、3回目の挑戦があるとは思わず、ネタを持ち合わせていなかった橘選手は、すぐさまTEAM EASTの日本人選手を集めてミーティング。次なる作戦を説明しました。
挑戦の順番はじゃんけんにより決められ、橘選手が先攻に。打ち合せたばかりのパフォーマンスを披露したのですが、得点は伸びきらずに57点。(仙台・日下選手、新潟・池田選手、富山・水戸選手、埼玉・宍戸選手の4人が縦に並び、跳躍する直前に両サイドに散る、というものでした)。あとは、後攻のシンプソン選手の結果を待つのみ。
4人を飛び越えるという大技に挑んだシンプソン選手の最後のダンクが失敗に終わり、得点は48点。この瞬間、橘選手の優勝が決定しました。
【橘佳宏選手のコメント】
優勝できて嬉しさで胸がいっぱいです。今までの3年分の思いと、今年は地元開催ということ、そして準備の段階でいろんな人に協力してもらったので、感謝の気持ちと嬉しさで、涙が出てしまいました。最初の登場は、周りが暗かったので会場の反応は見えなかったですが、ブースターが喜んでいる声が聞こえたので、テンションが上がりました。最後のダンクが決められなかったことで、落ち込みましたが、決勝は気持ちを切り替えて挑戦できました。チームメイトにも協力してもらったので、とても力強かったです。今回のダンクコンテストではエンターテイメント性だけでなく、自分の持っている身体能力を使って思いっきりぶつかっていこうと思いました。いつも思っていることは自分自身が楽しもう、そしてブースターの皆さんにも楽しんでもらいたいという思いです。それができてとても嬉しいです。ブースターの皆さん、盛り上げてくださってありがとうございます。
オールスターゲームが近づいてからは、通常のチーム練習後に、チームメイトたちとダンクコンテストの練習を重ねていたそうです。まさにみんなで作り上げた「橘劇場」。あの瞬間の興奮は、多くの方の記憶にしっかりと刻まれたことでしょう。
Photo:AFLO SPORT/bj-league
posted by 89ERSstaff |18:19 |