2008年06月23日

全日本キックボクシング連盟「野良犬電撃作戦」観戦記

ひとことでいえば、ワンロップ凄ぇ。
そんな大会でした。

そんなこんなで行ってきました全日本キック後楽園ホール大会。
客入りは8割強+立ち見といったところ。
なんでこんだけいいカードなのに空席できるかなあ。
雨の中とはいえ。
もったいないなあ。

さて、3R戦は割愛して、第2試合から。

第2試合 大高一郎vsソルデティグレ・ヨースケ×

パンフレットで大高選手のプロフィールを見ると、「得意技=前のめり」とな。
この項目が自己申告なのか何なのかわかりませんが
彼のファイトスタイルを体現する素晴らしい表現だと思います。
対するヨースケ選手もガッツ系ファイター。
2人とも頭から突っ込んでくんで、バッティングにならないかみてて冷や冷やでした。

展開はといえば
1Rは互角、2R大高選手が有効打、3Rそのまま押し切った、
って感じで、大高選手の判定勝利。

まあ片や元MAフェザー級王者、片や6戦2勝のノーランカーってことを考えると
ヨースケ選手よく頑張ったと思います。
次はもうちょっとレベルの合う相手を。

第3試合 海戸淳vs藤牧孝仁×

ライト級王座決定トーナメントの準決勝。
でも参加メンバーの中で、実績的にはこの2人が上位。
つまりは、この試合が事実上の王座決定戦と。

AEROSMITHの"I don't want to miss a thing"をバックに、重厚感溢れる入場の海戸選手。
入場は既にチャンピオン級。
一方藤牧選手の"ルパン・ザ・ファイヤー"(SEAMO)も個人的には好きですが。

2Rに右ストレート、右バック肘で2つのダウンを奪った海戸選手。
3Rは足を使って徹底的に距離をとり、逃げ切り勝ち。

海戸選手はこれで5連勝。
昨年あたりから体に厚みが出てきて
見るからにパワーが増してきました。
テコンドー全日本王者からキックに転向して5年。
チャンピオンまで、あと1戦。

第4試合 寺戸伸近vs那須儀治×

あらし選手に敗れているとはいえ、
バンタム級屈指の実力者の寺戸選手。
一方の那須選手は5連敗中。
しかも前回の相手は3回戦。
こりゃ1R持たないかも…と思いきや。

那須選手が意外に(といっては失礼か)大健闘。
というより寺戸選手が明らかに不調。
持ち味の芸術的なコンビネーションが鳴りを潜めて。
3Rにはハイキックまでもらってしまい。
まさかの延長戦突入。
辛くも判定勝ちしたものの、らしくない戦いぶりでした。

第5試合 中村高明vs須藤信充×

ようやく「小林聡プロデュース」らしいマッチメイク。
同門の後輩中村選手と、かつてのライバル須藤選手。

試合開始から須藤選手はほとんど左フックしか出さない。
けど見るからに凄い威力で、一発当たったら倒れるな、
なんて考えているうちに、

開始約40秒、中村選手の右肘で須藤選手ダウン。
何とか立ち上がるも、カットが酷くドクターストップ。
秒殺。完勝でした。

中村選手これで7連勝。
マイクでも「もっと強い相手とやらせてくれ」とのアピール。
しかしなかなか階級(72-76kgくらい)が合う相手がいないんだよなあ。

7月の大会では既に江口vs白虎の一戦が決まっており、
この試合の勝者が中村選手のベルトに挑戦してくるかも?

第6試合 ×山本優弥vsサムゴー・ギャットモンテープ

これより日本vsタイの3連戦。

入場時、優弥選手への歓声が物凄い。
この日は青春塾応援団が大量動員されていたこともあるかもしれませんが。
会場人気では全日本キックでも一、二を争うほど。
でその争う相手というのが石川選手なわけで。
青春塾の時代だ。

試合が始まると、サムゴー選手はほぼ左ミドル一本槍。
スピード、キレはないものの、威力は充分。
優弥選手はこれを右腕で受けつつ、右ローを返す展開。

2R、サムゴー選手が左肘でカットに成功。
試合は続行されるも、勢いに乗って左ミドルをバンバン振るう。
このときばかりは「あの頃」のサムゴー選手を彷彿とさせました。

しかし終盤になるとスタミナ切れを起こし、露骨にクリンチで時間を稼ぐ展開。
あれだけ消極的だと口頭注意くらい出してもいいのではないかと。
これに対して優弥選手も攻めきれず。

判定は2-1でサムゴー選手。
有効打ではサムゴー選手ですが、終盤の優弥選手のアグレッシブをとるか否かで分かれたか。

第7試合 ×山本真弘vsワンロップ・ウィラサクレック

ワンロップ選手は前田戦から中2週間での連戦。
しかもK-1を想定して、得意技の肘打ちを封印するとの宣言。

試合開始。
まず両者のスピードが尋常じゃない。それに加えて威力も強烈。
この攻防のレベルの高さをしばし堪能。
こんな試合が見れるのだから、キックって凄い。
だから私はK-1がなくても満足しているのです。

しかしワンロップ選手、いつもと違って左右のフックを多用。
若干大振りで、ぎこちない印象。
真弘選手は日本一パンチのディフェンスが上手いので、当たることはなく。
というか…本当に肘封印してるよ。K-1シフトだ。

2R、ワンロップ選手がこの日同じく多用していたハイキックがクリーンヒット。
この一発で勝負は決し、立て続けに3つのダウンを奪ってのKO勝利。

得意の肘打ちをほぼ封印(流れの中で1,2発出ていたものの)したうえで
日本で一番強いと思われる真弘選手を完膚なきまでにKO。
ワンロップ、恐ろしい子…!
K-1出るのでしょうか。やっぱり気になる。

第8試合 ×石川直生vsカノンスック・ウィラサクレック

カノンスック選手は計量オーバーのため2ozのグローブハンデが科せられます。
前々からギモンなんですが、蹴りにヒジもヒザもありの競技で
グローブハンデってなんか意味あるんでしょうか。

序盤から石川選手のペース。
肘打ちで2Rにはカット、3Rにはダウンを追加。勝利は目前。
しかし3R終盤、突如動きの落ちる石川選手。
(転倒した際に後頭部を打ちつけたのが影響したように見えました)

4Rにはカノンスック選手が攻勢に出て、左ミドルで悶絶KO。
石川選手の動きの落ちっぷりが気になって、若干スッキリしない感はありますが。
終わってみれば、全日本vsタイの3連戦はタイ側の3連勝という結果に。

全日本勢は先日のM-1といい、その前のvsチームドラゴンといい、
このところ対抗戦での苦戦が目立ちますね。



まあそれより何より、ワンロップ選手の強さですよ。この日はそれに尽きます。

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posted by bjkf |08:52 | コメント(0) | トラックバック(0)
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