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世界中の演技を見せてよ

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間もなく世界体操選手権が開催されます。 今回はオリンピックの翌年ということで、団体競技はありません。個人総合と種目別の個人競技だけです。

オリンピックの競技では、まず出場登録した6人のうち1種目につき5人が予選の演技をします。5人は種目ごとに変わっても構いません。ここでいい点を取ったチームが団体決勝へ、予選で全種目をやった選手のうち上位の選手が個人総合決勝へ、予選で各種目ごとに上位の選手が種目別決勝へ進みます。 ですから、内村選手のようなオールラウンダーで、尚且つ個々の種目もハイレベルな選手は、8日くらいの間に予選、団体、個人総合、種目別の4~5日間演技しなきゃならないんです。 ましてや、日本人の特徴かもしれませんが、団体決勝に渾身の力を込めますので、もうほとんどそこで燃え尽きちゃう感じです。で、その後に、もう一回気持ちを奮い立たせて個人総合、種目別を戦わなきゃならないんですから、ホント過酷なんですね。 その点、今回の世界選手権は団体戦がないので、特に上位を争う選手にとっては、これは相当楽だと思いますよ。

さて、世界7連覇がかかる内村選手。最大のライバルはウクライナのヴェルニャエフ選手。昨年のリオ・オリンピックでは、その差は紙一重でした。今回も内村選手にとっては厳しい戦いなるでしょう。 ただ、リオでのウクライナは団体で上位を争うレベルではありませんでしたので、ヴェルニャエフ選手は団体決勝では2種目しか演技をしませんでした。個人総合に向けて体力を温存したんですね。 それに対して内村選手はほぼフル出場。個人総合の舞台に乗った時の疲労度、意気込みという点で、ヴェルニャエフ選手が有利だったといえるでしょう。それを加味すると、実際の0.099点差より大きな差が二人の間にはあったと言えます。 今度こそと意気込む勢いのあるヴェルニャエフ選手vs自分のことだけ考ええればいい時の余裕の内村選手 今伸び盛りの23歳ヴェルニャエフ選手vsもうピークは過ぎたかもしれないけど老練な試合運びの28歳内村選手。 これは、かなり面白い対決になると思います。

もう一つの楽しみは種目別。 上位は実力がかなり拮抗していますので、一発勝負で順位を決めるのはギャンブル的な要素が大きくなり、競技方法としてどうかなぁと思う面もあるのですが、個性的なヤツがたくさん出てきますので、競技を楽しむというより、サーカスを楽しむのに近い感覚です。

今回は団体がないとは言え、日本は男女ともこの大会での選手の点数のとり方を、今後の団体総合の戦い方に反映させていくものと思います。 東京オリンピックで、男子はどうしても団体金メダルが欲しいのであれば、女子は団体メダルが欲しいのであれば、個人総合をあきらめて、その分スペシャリストをよりスペシャルにするか。はたまた、オールラウンダーこそ体操選手であり、キング オブ ジムナストやクイーン オブ ジムナストであり、そういう選手を育て団体総合も個人総合も優勝してこそ価値があるとこだわるか。 私個人的には後者を追い求めてほしいですけど………

そんなこんなで世界体操を楽しみにしつつ、私達一般市民はテレビ中継で観戦するのですが、ちょっと不満があります。 昔は「現地の作成した映像です」って断りがあって放送されていて、現地のテレビ局が各国の代表選手から有力選手をピックアップして撮影されたものを見ていました。ですから、私たちは世界中の凄い選手を見られたわけです。そのおかげで日本人選手の演技はあまり見られませんでしたけどね。でも、日本人選手の演技は国内の大会で散々見てますから、点数さえ押さえといてもらえば良かったんです。 しかし、最近は日本のテレビ局が機材を持ち込んで独自に撮影しているのか分かりませんが、日本の選手しか映してくれないんです。そりゃまあ日本人選手の演技は見たいですけど、点数が出るのを待つ間まで日本人選手を見ていたいとは思わないし、その間に他の国の選手のVTRとか映せるんじゃないの?って思うんですよね。 こういう機会でしか外国選手の演技はなかなか見られないんですから、日本の体操少年少女のために、ぜひ、各国の優秀な選手の演技を見せて欲しいと願います。 そこまでやると人・物・金がかかりすぎるって? そこをなんとか…

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