Armar know Jack Bigwild

キング&クイーンは王座を降りず

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リオデジャネイロ・オリンピック 体操個人総合が終わり、体操は小休止に入っています。

男子は期待通り、内村選手が優勝しました。
期待通りではありますが、オリンピック、世界選手権連覇の中で一番危うかった試合でした。
ほとんどノーミスで2位のVerniaiev選手と0.99点差。もう一回やったらどっちが勝つかは運と言えるような点差です。

オリンピック前からVerniaiev選手が強敵になるだろうと予想されていましたが、ここまで実力を上げてくるとは思いませんでした。
ウクライナといえば、完璧な強さを誇ったあのシェルボ選手。しかし、今は練習場所にも事欠く状況だそうで、Verniaiev選手はヨーロッパを転戦しながら実力を身に着けていったそうです。まさにハングリースピリッツ。これからもケガに気をつけて活躍を続けて欲しいですね。

加藤選手は、上位の二人に比べると少しづつ何かが足りなかった感じがしました。
何かドカンと点を取れる種目ができると、その種目に引っ張られて全体のレベルが上がると思うんですが…。これからに期待しましょう。

メダリストの記者会見で、どこかの記者から「内村選手に甘い採点では?」みたいな質問が内村選手に向けられて、内村選手もムッとしていましたし、Verniaiev選手も「ムダな質問だ」と非難していました。
たぶん一躍名を上げようと逸るどこかの記者が言っちゃったんでしょうけれども、そもそも質問を向ける相手を間違っているし、採点競技を理解していないとしか思えません。
採点競技は人がルールに則って採点するのですが、人がやることですから、どうしたって前評判や予断が採点に影響します。それを承知で人に採点を任せているのです。(もちろん校正な採点ができるよう充分な研修を行い実績を積ませた上でのことです)
だから選手の側は、みんなオリンピックに向けて何年もかけて名前を売って、国として強さをアピールしていき、試合前の会場練習では、見ている審判たちにいい印象を残そうと苦心する。それが採点競技です。そうやって成り立っているのです。
かの質問は、すべての採点競技を、ひいてはスポーツ全体を否定というより冒涜しているという意味で最悪と言えるでしょう。もし、採点に疑問があるなら、きちんと抗議する手続きもできるわけですから、記者という立場を利用した卑劣な行為と思います。


女子は、こちらも期待通りBiles選手の圧勝でした。
あれだけ強いのに、演技前に少し不安な表情を見せたりするところに親しみを感じます。
2位もアメリカのRaisman選手
今大会はアメリカのパワー体操の勝利というところでしょうか。1、2位の2人と4位になった中国のShang選手とを並べてみたら、同じ競技の選手のようには見えないでしょうね。で、そういう体型的なところを見ると、杉原選手の上半身は胸郭が厚く、脚が長く、日本人らしくないヨーロッパ系の体型なので、お手本はアメリカでも中国でもなく、ロシアに置いたほうがいいのかもしれません。
そのロシアのMustafina選手は、前回以来ケガが多かったらしいのですが、体型がロシアのおばちゃんみたいになっちゃってて残念な感じでした。でも、あれで動けて3位ですからさらに驚きです。絞れていたら、もうちょっと接戦ができたかもしれませんね。

寺本選手が8位。東京オリンピック以来の入賞なんだそうです。すごいですね。
上を見れば、団体でも日本の上位にいたアメリカ、中国、ロシアの選手+カナダのBlack選手だけ。これってほんとにすごいことだと思います。
村上選手は14位。といっても、上位とすごい差があるわけではありませんので、これも大したもんだと思います。

今大会は日本女子が新たな段階に入ったことを感じさせてくれました。ここから何をすればいいのか、み~んなで考えて、み~んなで取り組んでいって欲しいと思います。

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