2008年05月26日

オリックス・コリンズ監督の辞任を受けて。。。

先日、オリックスの監督を務めていたテリー・コリンズ氏が辞任しました。

コリンズ氏がオリックスの監督就任と聞いて、メジャーでチームを5年連続2位に
率いた実績があり、日本プロ野球でも数年間のうちにはリーグ優勝は無理としても
プレーオフ進出は可能なのでは、とかなり期待したものです。


しかし、現実は厳しかったです…。


この1年と数か月のコリンズ氏のオリックスでの監督成績を見返すと

07年 オリックス 62勝77敗5分 6位
08年 オリックス 21勝28敗    5位

ということでした。


この成績をみると、辞任もやむを得ないという感じです。

ただ、ひとつ残念なことはコリンズ監督はオリックスでやりたいことがやれなかった
のでは?と思います。


ここ3年間、ロッテのバレンタイン監督と日本ハムのヒルマン監督が外国人監督として
3年連続日本シリーズの大舞台に進出しており、広島のブラウン監督も成績は
振るいませんが、ベース投げや若手選手の積極的起用などで評価をあげている
だけに、コリンズ監督のみが期待外れに終わってしまった印象です。

2007年のリーグ最下位という現実を受けて、今シーズンに向けてオリックスは
積極的に大砲を補強し、カブレラ・ラロッカ・ローズ・浜中などの超強力打線で戦おう
としました。

しかし、コリンズ監督のマイナーやメジャーでの戦いぶりをみると


大砲に頼る戦い方はしていません。


むしろ、コリンズ監督はマイナー・メジャーを通じて今流行りの機動力と投手力で
手堅く勝利を収める「スモール・ベースボール」をしてきていました。


振り返ってみましょう。


84 アルバカーキ AAA 62勝81敗 10位 126本塁打(2)  81盗塁( 8) 失点(1)
85 アルバカーキ AAA 67勝76敗  6位 120本塁打(2) 105盗塁( 7) 失点(4)
86 アルバカーキ AAA 54勝88敗 10位 115本塁打(3)  60盗塁(10) 失点(2)
87 アルバカーキ AAA 77勝65敗  3位  99本塁打(3) 101盗塁( 8) 失点(6)
88 アルバカーキ AAA 86勝56敗  1位 106本塁打(3) 182盗塁( 2) 失点(9)
89 バファロー  AAA 80勝62敗  2位  56本塁打(8) 157盗塁( 2) 失点(7)
90 バファロー  AAA 85勝62敗  3位  86本塁打(6) 127盗塁( 5) 失点(8)
91 バファロー  AAA 81勝62敗  1位  60本塁打(8) 153盗塁( 1) 失点(8)
94 ヒューストン NL  66勝49敗  2位 120本塁打(5) 124盗塁( 2) 失点(9)
95 ヒューストン NL  76勝68敗  2位 109本塁打(12)176盗塁( 2) 失点(4)
96 ヒューストン NL  82勝80敗  2位 129本塁打(14)180盗塁( 2) 失点(4)
97 アナハイム  AL  84勝78敗  2位 161本塁打(8) 126盗塁( 5) 失点(9)
98 アナハイム  AL  85勝77敗  2位 147本塁打(11) 93盗塁(11) 失点(9)

注)84-88年は10チーム、89-91年は8チーム、94-96年は16チーム、97-98年は14チーム

投手力はチーム成績と比例しているとは言い難いですが、本塁打に頼る野球をしている
間はあまり結果が伴わず、盗塁数を増やし、機動力を駆使するようになってから、
コリンズ監督は常勝監督としての地位を築いていったようです。


では、昨年のオリックスはどうだったのでしょうか?


チーム本塁打は119本で西武の126本に次ぐリーグ2位でしたが、盗塁数はチームで
わずか41個と5位のソフトバンクの84個の半分以下でダントツの最下位。。。

盗塁王に輝いた西武・片岡易之選手の38個をやっとこさ上回りました…。
失点数は西武と並んでリーグ4位タイでした。

オリックスには盗塁王に輝いたことのある村松有人選手を筆頭に坂口智隆選手や
阿部真宏選手など走力が高い選手がいるだけにもう少し積極的な走塁が欲しかった
と思います。

ヒルマン監督も結果を残すまで数年要したように、コリンズ監督も得意の機動力野球
を日本プロ野球でも披露するまでにもう少し時間が必要だったのでしょうか。

ヒルマン監督に続いてコリンズ監督まで日本の地を去ることになり、12球団のうち
2球団のみが外国人監督になりました。


また、日本プロ野球に誰か外国人監督が来てくれないでしょうかね…。


collins


▲コリンズ監督は思い通りの野球ができず、フラストレーションが溜まっていたにちがいない。


posted by ジントニック水嶋 |11:19 | 球界全般 | コメント(4) | トラックバック(1)
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オリックス・コリンズ監督の辞任を受けて。。。

オリックスもコリンズもまともに野球を
やれる状況になかったのでは?
そう思いますよ。
それと所詮昔は昔ですよ。

posted by データブック | 2008-05-26 12:38

オリックス・コリンズ監督の辞任を受けて。。。

コリンズ監督は機動力野球をめざしていたが、球団はカブレラや濱中といった長距離砲を獲ったことに対して、自分の理想と全く違っていた。メジャー流にこだわりすぎていたのも事実。選手や日本人コーチ陣と折り合いが悪かったのではないだろうか?
オリックスの監督なら、佐藤義則(元日本ハム投手コーチ)か長谷川滋利(元マリナーズ)が就任すれば面白いかもしれない。

posted by キヨマー | 2008-05-26 14:51

オリックス・コリンズ監督の辞任を受けて。。。

心はひとつ、デストラーデ!

posted by パスクリ | 2008-05-26 14:53

オリックス・コリンズ監督の辞任を受けて。。。

オリックスが自分たちの目指す野球と完全に矛盾する監督を連れてきたことだけは確かですけどね。OBでもない監督をわざわざ連れてきて・・・ってことも含めるとホントに意味がわかりません。

外人監督を招聘する意味がどこにあるのかまだ不明なところがありますからね。偶発的にくる気配はまだありそうですけど・・・。

posted by ココ | 2008-05-26 17:06

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