2010年03月18日

2010年度新外国人選手紹介 第1回 WBC韓国代表コンビ

ご無沙汰しています。
間もなく2010年度のプロ野球が開幕します。昨シーズンは開幕前に
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が行われたこともあり、
大きく盛り上がりました。それと比較すると幾らか静かなシーズンな
気がしますが、今年も注目の新外国人選手が目白押しです。

今シーズンは残念ながら昨年のように全選手を紹介する時間がございませんが、注目選手を全5回(予定)に分けて紹介したいと
思います。

まず第1回目は金泰均選手と李机浩選手の韓国の主砲コンビです。

ハンファの若大将
金泰均(キム・テギュン) 
taekyun


ロッテ 一塁手 背番号52
右投右打 184cm 100kg 28歳
タイトル
2008年 KBO本塁打王
2005、2008年 KBOゴールデングラブ賞(一塁手部門)
2003、2005~08年 KBOオールスター
2009年 WBC ベストナイン(一塁手)
代表歴
2006年 WBC韓国代表
2009年 WBC韓国代表

昨年のWBCで松坂大輔投手からライトに特大の一発を放ち、
東京ラウンド順位決定戦では岩隈久志投手から試合唯一の得点を
叩き出すタイムリーを放つなど日本中のファンの度肝を抜いたのが
このキム・テギュン選手です。パワーと勝負強さを兼ね備えた
打撃スタイルは日本球界からも注目を浴び、千葉ロッテに入団する
ことになりました。

WBC日本戦通算が
15打数4安打 3打点 1本塁打 4四球 2三振

ですが、実は日本戦で打点を稼いだのが上述の3打点だけ。
東京ラウンドとそれ以降を比較すると

東京ラウンド 7打数3安打 3打点 1本  
米国ラウンド 8打数1安打 0打点 0本 4四球 2三振

と東京で打たれた苦い想いを糧に、日本投手がいかに苦労して
対戦したかということが数字からも伺えます。

実はキム・テギュン選手は2005年に韓国リーグで記録したリーグ
3位の打率.317 23本塁打 100打点の実績が買われ、2006年
のWBCにもメンバー入りしていましたが、当時のメンバーには
イ・スンヨプ選手やチェ・ヒソプ選手等の国外で活躍する選手に
後塵を拝する格好となっていました。日本戦での出場はわずか
一打席のみ。杉内俊哉投手から貴重な四球を選んだのみとなって
います。
その後も韓国リーグでスターダムを上って行き、08年には31本塁打で
本塁打王と長打率1位にも輝き、OPSも初の10割越えとなる1.039
を記録しました。昨年はリーグ戦で本塁付近でのクロスプレーで
脳震盪を起こし、長期欠場もありましたが、打率.330 19本塁打を記録しました。

韓流鉄人
李机浩 (イ・ボムホ) 
bumho


ソフトバンク 三塁手 背番号8
右投右打 183cm 93kg 29歳 
タイトル
2004年、2006~09年 KBOオールスター
2005、06年 KBOゴールデングラブ賞(三塁手部門)
2009年 WBC ベストナイン(三塁手)
代表歴
2002年 インターコンチネンタル杯韓国代表
2006年 WBC韓国代表
2009年 WBC韓国代表

長年ハンファ・イーグルスのホットコーナーを守り続けた
キム・テギュン選手の盟友がこのイ・ボムホ選手です。決して派手さ
はないものの、韓国球界で615試合連続出場の記録を持つ韓国の
鉄人です。ここ6年間で5度20本塁打以上を記録し、すべての
シーズンで60打点以上を叩き出しています。

WBC日本戦の成績が12打数4安打 1本 3打点 2三振です。

ラウンド別に分けてみると、

東京ラウンド    1打数0安打 0打点 0本 0四球 1三振
米国ラウンド   11打数4安打 3打点 1本 1四球 2三振

と逆に日本投手陣に慣れるにつれ成績が上がっています。
日本のファンには田中将大投手からのホームランや決勝戦での
9回裏、ダルビッシュ有投手からの同点タイムリーが印象に残っている
と思います。
しかも、2006年大会でもメンバー入りしたイ・ボムホ選手は、
日本戦で3試合に6番サードで出場しましたが、8打数0安打 2三振
と散々な成績でした。。。

さすが、鉄人だけあって、じっくりと時間をかけて投手陣を攻略していく
のでしょうか。
だとすると、序盤戦には不振でも夏場あたり、相手投手にも慣れた頃
から爆発する可能性も否めません。



最後に韓国リーグでのスタッツをご紹介します。

キム・テギュン イ・ボムホ
試合  1031    1120
打数  3518    3465
安打  1091     917
本打   188     160
打点   701     526
四球   571     444
三振   750     620
打率  .310    .265

となっています。
イ・ボムホ選手が入団は一年早いのですが、すべての数字で
キム・テギュン選手の方が上回っています。

さらに、セイバーメトリクス項目でも比較すると、

OPS  キム・テギュン .938 イ・ボムホ .821
TA    キム・テギュン .976 イ・ボムホ .803
RC27 キム・テギュン 7.73 イ・ボムホ 5.71

だいぶ差がありますね。。。

韓国球界出身の選手のデータも見てみると
イ・ビョンギュ OPS  .839 TA  .814  RC27 6.38
イ・スンヨプ  OPS 1.021 TA 1.112  RC27 8.98

イ・スンヨプ選手は別次元の選手として、イ・ボムホ選手の各種項目
は、あの名古屋のファンからも評価が低かった「赤兎馬」こと
イ・ビョンギュ選手のスタッツよりも低い。。。

オープン戦(3月16日まで)では
テギュン 38打数13安打 2本 7打点 打率.342 OPS1.022
ボムホ   37打数10安打 1本 5打点 打率.270 OPS .831


なんとなく、韓国リーグの成績の通りになっているようななってないような。。。


なにはともあれ。

もともとのチームメイトが今年は日本プロ野球界で同じリーグで
今度は敵として対戦。

日本で繰り広げられるであろう韓国人選手対決にもぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

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posted by ジントニック水嶋 |08:15 | 2010年度新外国人 | コメント(0) | トラックバック(0)
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