2009年12月07日
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
今年のドラゴンズはシーズン前の懸案事項として、主砲タイロン・ウッズ 選手、エース川上憲伸投手の穴をどう埋めるのかということでした。 しかし、そんな大きな穴は2人の外国人選手の活躍で難なく埋まって しまいました。その外国人選手とは、トニー・ブランコ選手と チェン・ウェイン投手です。 まずはブランコ選手。新外国人選手紹介のときに当ブログで「守備が雑だ」 という趣旨のエントリを掲載したところ、シーズンが始まっての猛打爆発 にキビシいコメントを多数頂きました。日本の投手陣にも慣れた5月頃 から快打を連発し、後半に一時スランプに陥ったものの見事本塁打、 打点の二冠王に輝きました。この大活躍には素直に脱帽です。 しかし、手放しで褒めてもいられないところもあります。 一時は打撃三冠王をうかがえるほどの高打率でしたが、最終的には .270と終盤の息切れはドラゴンズの失速にも大きな影響を与えました。 また、110打点で打点王と数字の上ではチャンスに強い印象はありますが、 詳細なデータをみてみると意外にそうでもないことがわかります。
まずは、テレビ中継でもよく耳にする得点圏打率。 ドラゴンズの他のレギュラーと比較すると、 森野将彦 .344 荒木雅博 .343 井端弘和 .340 藤井淳志 .333 和田一浩 .293 ブランコ .277 谷繁元信 .233 と、意外に低いことがわかります。 続いてセイバーメトリクスの主要項目です。 OPS 和田一浩 .914 森野将彦 .881 ブランコ .880 RC27 和田一浩 7.10 森野将彦 6.85 ブランコ 6.19 TA 和田一浩 .918 森野将彦 .893 ブランコ .853 参考までにライバルである読売ジャイアンツのクリーンナップの データとも比較してみましょう。 OPS 阿部 .943 小笠原 .927 ラミレス .891 亀井 .864 RC27 小笠原 7.67 阿部 7.22 ラミレス 6.71 亀井 6.37 TA 阿部 .950 小笠原 .945 亀井 .843 ラミレス .837 ハイレベルな数字です。 RC27では、ブランコ選手は7選手中最下位なんですね。。。 ジャイアンツが強い訳がわかります。 あと、春先指摘した守備に関してですが、 一塁守備では 刺殺1236 捕殺75 失策17 併殺96 守備率.987 でした。 前任者のタイロン・ウッズ選手の守備成績と比較すると 08 刺殺 998 捕殺79 失策 6 併殺75 守備率.994 07 刺殺1025 捕殺69 失策12 併殺96 守備率.989 06 刺殺1055 捕殺58 失策13 併殺91 守備率.988 うーむ。。。 むしろウッズ選手の方が数字的にはいいのか。。。 数字に表れていない部分は多分にあると思うのですが。。。 守備に関してはまだまだ改善の余地ありです。 そんなブランコ選手でしたがクライマックス・シリーズ第5戦で放った 今年最終打席で本塁打(ソロ)を放ち、「終わり良ければすべて良し」。 来年度も強竜打線の核として期待したいです。 一方、投手陣では吉見一起投手とともに大きく飛躍の年となったのが、 台湾出身のチェン・ウェイン投手でした。 チェン投手の成績です。 5完投4完封 8勝4敗 164回 146三振 防1.54 打線の援護に恵まれなかったこともあり、2桁勝利は逃しましたが、 素晴らしい数字です。 近年、先発投手はパ・リーグに、クローザーはセ・リーグに多い。 というのが一つの定説となっていますが、パ・リーグのエース達に 負けない数字を残しました。 こちらが比較 涌井 11完投4完封 16勝6敗 211.2回 199三振 防2.30 ダル 8完投2完封 15勝5敗 182.0回 167三振 防1.73 田中 6完投3完封 15勝6敗 189.2回 171三振 防2.33 杉内 6完投1完封 15勝5敗 191.0回 204三振 防2.36 試合終盤に投手に代打が送られてしまうセ・リーグの投手で4完封 とは見事です。 また、セイバーメトリクスでもチェン投手のすごさは際立っています。 WHIPでも0.93と1.00以下を記録したのは上述の5投手の中でも ダルビッシュ投手の0.90と2人のみですし、BABIPでもダルビッシュと 2選手のみ.250以下を記録しました。つまり、フェアグラウンドにも 打たせない、ランナーも出さないという見事なピッチングだったことが 伺えます。 今、アジア出身のサウスポーが注目されています。北京五輪で2度 の日本斬りを演じた韓国のキム・グァンヒョン投手、同じく韓国の 怪腕ことリュ・ヒョンジン投手に加え、チェン投手もメジャーから 熱視線を送られています。 ドミニカ共和国出身のブランコ選手に台湾出身のチェン投手、 「国際派」の2選手はドラゴンズで来年も活躍してほしいです。 国際派?! 韓国出身の誰かがいたような。。。 赤兎馬ことイ・ビョンギュ選手です。 今年は101打数22安打 3本 8打点 33三振 打率.230 うーむ。。。 結局「韓国の安打製造機」の片鱗を3年間でみることはできません でした。。。 3年間お疲れさまでした。 来シーズンはどんな新外国人選手がオレ竜に加わるのでしょうか。 楽しみです。![]()
▲猛打爆発のブランコ選手は来年も活躍できるか注目。![]()
▲チェン投手は昨年北京五輪代表に選出され、ひと回り成長した。![]()
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posted by ジントニック水嶋 |11:15 |
来日外国人選手の活躍 |
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2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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長げぇーよ!
あと、セリーグの場合投手が打席に入るので防御率にも完封にもプラス材料でしょう!
パリーグは1~9まで気が抜けないので見てるファンもひやひやするしね…
その違いもお忘れなく!!
まぁ、パのエースは自前の投手だからね!
セは…
ゴンザレス、チェン助っ人組みかぁ…
ただ吉見は素晴らしいと心から思うし、近年セのエースは海を渡って言ってしまったけど、吉見はその分エースとしての代わりを担ったし、成績を見てもパのエース達に引けを取らない素晴らしい投手だと思う!
posted by ハムファン | 2009-12-07 12:28
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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チェンはドラフト外で外国人扱いだけど
一応学生からの入団だし結構長く下にいたから
ファン的にはドラフトで入ってきた人と同じように考えてますよ。↑の方がどういう基準で自前って言ってるかわからないけど…
それに日本人だろうと助っ人だろうとすごい選手はすごい、それでいいと思いますが。
調べてませんけどダルビッシュのWHIP0.75って本当ですか?本当だったらちょっとおかしいくらいに凄いですね。
posted by sss | 2009-12-07 12:56
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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ご指摘ありがとうございます。
ダルビッシュ投手のWHIPは0.90でした。
訂正させていただきます。
posted by 管理人 | 2009-12-07 13:42
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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チェン、現役大学生から獲って育てて怪我して育成に落ちてでも這い上がって
「助っ人」ですか
そうですか
posted by 見てねえな | 2009-12-07 15:11
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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>あと、セリーグの場合投手が打席に入るので防御率にも完封にもプラス材料でしょう!
投手に攻撃負担がある分も考慮すればやっぱり安易にプラスとは言えないと思いますが
まったく打つ気がない打席なんてそんなにないし
投手の安打や適時打もそれなりに出るぜ?
四球で出されりゃ一応走るしな
posted by 見てないからわからないだろうけど | 2009-12-07 15:15
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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ウッズなら獲るそぶりすら見せずに2塁打3塁打にする打球を
エラーで済ませてくれれば万々歳です。
posted by 鈴鹿 | 2009-12-07 15:18
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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ブランコの今シーズンの打率は.275ですよね?
posted by ロック | 2009-12-07 17:28
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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単純に平たい数字だけ追いかけちゃダメだと思いますよ。
ウッズの守備率はワンバウンド送球を取れなくて
荒木と井端のエラーになってるのが山ほどあります。
ブランコは確かに得点圏打率が低いのになんであんなに打点が多いか考えた事ありますか?
(同点・逆転・勝ち越しなどの)殊勲本塁打も山ほど打ってます。(多分リーグトップ)
元が3塁手なうえに複雑なフォーメーションをこなしたことがないひとが
1塁コンバートされた1年目にあの守備なら御の字ですよ(苦笑)
まぁ雑の一言で済ますのは簡単ですがね。
ぶつけられてもウッズのように威嚇しないので
ヤクルト戦などでどんどんぶつけられて
調子を落としちゃったのが残念ですね。
posted by CALL ME SNAKE!! | 2009-12-07 18:28
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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確かに今年のブランコは後半にヤクルトの死球くらって全く打てなくなった時があったなぁ~。
ブランコは率は低くてもイイとこで打つから。
逆にベンは本塁打の割に打点少ない。
しかも以外とチャンスで打つイメージがない。
ただ、同点ソロ、勝ち越しソロはやたらあったような。
posted by トニだよ | 2009-12-07 18:54
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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まあ打撃についても守備についても数字から受ける印象と実際に見て受ける印象では違う部分もあるかと思います。
また人によってどの数字を大きく取り上げるかというのも違いましょう(たとえば一人の選手についてよい部分と悪い部分のどちらに注目するか)
とにかく、チェン選手とブランコ選手に言えることは、今年大きく躍進した選手でしたし、来期もこの成績を維持できるか、あるいはどのように変化するかが気になるところです
posted by みしろ | 2009-12-08 00:50
2009年外国人選手レビュー 第4回 中日ドラゴンズ
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タイロンウッズの守備は、樹木を植えて根ッコを1塁ベースに乗せる。太い枝にグラブを開いておく。送球が逸れてグラブに触ることができなければエラーにはならないのでエラーは少ない。年々動きが悪くなったのにエラーが減った理由はここ。その分内野手のエラーが増えている。
ブランコは下手だけどボールに反応し必死で取りにいく。グラブには当てることができるけど捕球できない。だからエラー19コになってる。
この違いですよ。打つだけできちんとした守備練習はやってこなかったのでしょう。うまくなりますよ。
チェンは、200回を投げることを目標の1つにあげていた。1ヶ月間の離脱があって160回に留まった。彼は防御率のタイトルよりも勝ち星が欲しいって言ってた。10勝と200回登板を目標にすると思うのでがんばって貰いたい。今中のような投手になってほしい。
posted by shundora | 2009-12-08 11:23
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