2007年11月21日
最近、総合格闘技の試合をみていると、寝技はおろかスタンドで組み合うことすらなく、打撃戦に終始する展開が多い。まるで、92年頃のシューティング、伊藤vs大原あたりをみているみたい…。回りまわって、15年前に戻ったかのようだ。
1.寝技の技術レベルが向上
2.寝技で決着がつくケースが減り膠着が増える
3.大会主催者が、“観る側”にとってより面白いスポーツとなるよう、寝技の膠着ブレイクのタイミングを早める
4.サブミッションを狙っても、一本を取るに至らずブレイクになってしまいがちだから、スタンドでの打撃やパウンドで攻勢をキープする戦略が、選手にとって定石となる
1→4のような流れで、この輪廻現象は起きているのだろう。
たとえば、秋山vs吉田の柔道出身者対決が実現したとしても、組み技皆無のパンチ合戦になる可能性はおおいにある。
しかし、展開されるのが、キックやパンチばかりなら、観る側としては「だったら、最初からキックボクシングを観に行った方が、いいよ。その方が、より速くて巧い技がみられる」と思って当然ではないか?
それでは、MMAの世界の将来が不安。
そこで、期待をかけたいのが、11・8修斗代々木大会に出場したランバー・ソムデート。彼がMMAの世界で活躍し、その後にムエタイ選手たちが続けば…。
5.打撃ではムエタイ選手の独壇場となる
6.組み技に勝負をかける選手が増える
7.打撃・投げ・寝技がバランスよく展開されるようになる
5→7のような再逆流現象が起こるかもしれない。
例えば、ランバーが指導者になって、徹底的に組み技の対処をトップランカーに教えたら…。3年後くらいには、ブアカーオvs五味とか、セーンチャイvsKIDとか、凄い好勝負になってたりして。
posted by あさおか |00:22 |
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2007年11月20日
昨日の極真世界大会は、ベスト8に日本人が一人。ベスト4は全員外国人。
ちょっと前だったら、衝撃的なニュースとなっただろうけど…。
会場のムードは、平然としたものだった。
取り乱していたのは「朝岡クン、表紙だよ! 表紙!!」と駆け寄ってきたクマクマンボくらい。
僕はむしろ、ホスト国である日本の潔さに感心してしまったくらい。
日本人審判団は、日本人vs外国人で互角だと、あえて外国人に旗をあげていたようにも感じた。
ところで…。
かねてから、世界大会では、日本人vs外国人で、僅差で日本人が勝つと、もの凄いブーイングが各国選手団から起こり、なんだか申し訳ないような、後ろめたいような気分になったものだけど、今回、準決勝以降がすべて外国人対決となったことで、ちょっとした発見があった。
外国人対決でも、僅差判定だと、各国選手団席からは大ブーイング!
なんだ…。
日本人が嫌いだとか、“日本びいき”だとか訴えてるんじゃなくて、“延長をやらせてやれ!”ということだったんですね。あるいは、単にブーイング好き?
ちょっとホッとしました。
この極真世界大会のリポートを掲載した格通は11月22日(木)発売。明日20日には、表紙&コンテンツが、このブログの左側にアップされるはずなので、ご覧あれ。
posted by あさおか |01:25 |
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2007年11月19日
先日、テレビ番組が、選手のモチベーションの理由として、家族の病気ネタや生い立ちの不幸話をクローズアップすることに“どうなの?”的なことを書きましたが…。
「格闘魂」で“船木誠勝とお母さんの物語”が放映されたのをみてウルッときてしまいました。青森弁の船木と、いつまでも変わらず息子の身を案じるお母さん。なんとも暖かい。
“試合場では、金持ちだろうと貧乏人だろうと、平和な街で育った人だろうと戦争下で育った人だろうと、苦労してきた人だろうと裕福な育ちのおぼっちゃんだろうと、みな平等”
理屈としてそう思っていても、それとは別に、格闘技を媒介とした人間のドキュメンタリーには、やはり心は動かされます。
ただ、無理に選手のバックボーンと試合を結びつけようとしたり、試合のクオリティより背景のドラマばかり強調したり……、そんなのばっかりだと、辟易としてしまいます。
僕ら雑誌も、どこまでが自然で、どこからが無理矢理か、どこまでやったら主従が逆転してしまうか、そのあたりの判断をしっかりしていかねば。
posted by あさおか |05:05 |
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