2004年09月01日
白球の視点 第157回
プロ野球70周年企画、「週刊ベースボール」の連載「この人にこの技あり」もそろそろ戦後編に入ってきて、今週号は別所毅彦(昭名でのプロ入りは戦前だが)投手。「フォークボールの元祖・杉下茂投手を書くつもりで書き出したら、天国から“オレより先に杉下を書くのか”という別所の声が聞こえてきた」という書き出しで、別所投手は杉下投手にすごいライバル心を抱いていて、その象徴としてエース同士の投げ合いの前に、ふたりの“お互いからのホームランの打ち合い”のことを書いた。 そのとき書き添えたのが「いまでいえば中日-巨人戦で川上憲伸と上原浩治がムキになってお互いからホームランを打ち合うようなものだ」という数行だった。31日、ナゴヤドームの対阪神24回戦で、その川上が2号ホームランを打った。夜遅いテレビ・ニュースで見たのだが、低い弾道のすばらしい打球だった。日頃、打席に立つ川上はいつも真剣な表情で、そのバッティングのよさを承知していたが、こういう姿をみると、やっぱり拍手したくなる。 アテネ五輪中、巨人戦のテレビ中継が視聴率5%を切ったことが話題になったが、「いま、プロ野球ってどうなってるの?」などという質問もずいぶん受けて、プロ野球のファンとしてガックリきた。あのコミッショナーにまで「こんな小田原評定を続けているようでは」といわれるほど、“いったいなんのために開かれているのだろう”と思うほど進展のない「12球団代表者会議」をやっているのでは、ほんと、「いまのプロ野球って」といわれても仕方ないかもしれない。 小社は東京ドームのすぐ近くにあるから、最近は昼食に出かけるときも社会人都市対抗大会観戦の人たちでごった返している。今度のプロ球界編成問題のゴタゴタの中に、プロ野球ファーム・チームと社会人チームの対戦話も出た。再編問題とは別に、それはそれで面白いアイデアだと(現に行われているが、システム化するとしたらまた問題だ)興味をもっていたら、いつのまにかゴタゴタの中で消えてしまった。おまけに今度はストライキだという。中日ドラゴンズ球団代表の言葉ではないが、「もういいかげんにせえ」。
posted by 田村大五 |00:00 |
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