2009年05月27日

2軍監督経由がトレンド?

田代が2軍監督から1軍の監督代行となって6試合経過

今のところ3勝3敗の五分



チームがどう変革していくかは

これからを見守らなければいけないが

今のところ、大矢監督時代の采配の裏返し効果もあってか

チーム、マスコミ、ファンには好意的に受け入れられている



何度も書いてきているように

個人的に『采配には正解がない』と思う

先発を引っ張ることがいいのか

中継ぎをつぎ込んでも勝ちにこだわるのがいいのか

それは結果次第で褒められもけなされもするものだ



もちろん数字的に、あきらかに継投がうまくない

大矢のような監督はいるわけだが・・・

しかし、実際に野球をやるのは選手自身

監督の采配で勝敗が決まる試合は

結局は多くはないのではないか




ただ、誤解してほしくないのは

『監督の采配で勝敗はあまり代わらない』

と書いているが

『監督で勝敗は代わらない』

とは思っていない




監督は『チームをいい方向へ導く』という大きな仕事があると思う



①チームに競争意識をもたらすこと

②ベテランをうまく活かすこと

③若い選手に『頑張れば使ってもらえる』という光を当ててあげること

④たるんでいる雰囲気の場合、締め上げること

⑤このような野球をするんだと選手に分かりやすく伝え実行させること

⑥平等に扱うことで、不満分子を生まないこと

⑦「失敗は取り返すものだ」という雰囲気をつくること

⑧裏方さんに気を使い、チームの一員として参加してもらうこと

⑨チーム(選手)をマスコミを使ってうまく売り込むこと


パッと思いつくだけでもこれくらいある



どこでバントをするか、だれをトップバッターに据えるかというような

采配も大事なことだと思うが

監督交代によって明確な差が出る部分だとは思わない


それよりも①~⑨であげたような

チーム自体の方向性を示したり、戦う空気を作り出すことこそ

監督の非常に大きな役割であるのではないだろうか?



例えば故・仰木監督は日替わりオーダーで有名だったが

あれほど勝てたのは、オーダーよりも⑨がうまいなど

チームの手綱さばきが抜群にうまかった

ジャイアンツの原監督も巨大戦力の中で

上に挙げた中で②や③がうまいから連覇できたのではないかと感じる





となると、監督という職業は采配などの作戦面も大事だが

『チームを導ける人間力』『チームの状態を正確に把握しているか』

ということが重要になってくると思う



で、田代監督代行だが

今のところ、①⑤⑥はうまいと感じている

①は下園と金城の使い分けなどで

⑤は『攻撃的に責めて責めまくる』いう非常に分かりやすい方針を徹底している

⑥は北川や藤田など、争いが激化しているポジションで「結果を出せばスタメン」という非常に平等で分かりやすい方針を取っている



しかし、それができるのも『田代監督代行が、チームの状態を把握できているから』ということが大きいのではないか

若手選手のほとんどは田代が1軍バッテイングコーチや

2軍監督をやっていたときの教え子

こういった選手が活躍するためには何が足りなくて

どんな言葉を掛ければいいか分かっているのではないかと思う



考えてみれば、 
成功している監督はコーチや2軍監督からの叩き上げが多い


2位に入った大矢監督の第1次政権も

バッテリーコーチからの昇格人事

優勝した権藤監督も投手コーチからの昇格


最近の優勝監督も振り返ってみれば

西武・渡辺監督も元2軍監督

巨人・原監督も第1次政権の前はヘッドコーチからの昇格

阪神の前・岡田監督も2軍監督、1軍コーチを経ての監督昇格で

2回の優勝を記録した

去年成功した大石監督の例を見てもそれは言えることだ
※もちろん落合監督や野村監督・星野監督など圧倒的なカリスマという例外もあるが




今までの横浜は森監督以後、山下→牛島→大矢と

チーム内でコーチや2軍監督からの昇格という形ではなかった
※山下は2001と2002は解説者



外から有名監督を連れてきては失敗ということを

横浜は古葉監督や森監督で経験しているし

そういったチーム事情を把握していない人物が監督になっても

成功する可能性が高いとは思えない

もし、成功したとしても最初の何年かはチーム状況を把握することに

多くの時間がかかってしまうと思う





客寄せパンダはもういい

これからは監督も育てる時代ではないか

2軍コーチや1軍コーチで天性のリーダシップがありそうな人物を

2軍監督や1軍ヘッドコーチを経験させて帝王学を学ばせる

そして1軍監督へのステップを踏ませてから1軍の監督とする




派手ではないが、今回、田代監督に代わっての

ファンの歓迎ぶりと、選手の元気のよさを見ていると

そう思わずにいられない






みなさんはどう感じますか?






※個人的には将来的に石井琢や佐伯、鈴木尚、川村など98年の戦士たちに、2軍コーチや2軍監督などでコーチ業・監督業を学んでもらい、その中から監督の器たる人物を育ててほしいと思っています。






ただ、これだけ言っておいて今更だが

過去の阪神・星野監督のようなカリスマ監督は例外があると思う

チームの雰囲気をまるごと変えたいという場合は

星野監督のような劇薬的監督はいいと思う

そもそも横浜の初優勝は三原監督という劇薬的監督だった

posted by baystars1978 |14:46 | プロ野球改革 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2軍監督経由がトレンド?

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こんにちわ。

わたくしドラファンです。

2003年途中に山田監督が休養(事実上の解任)したあとに佐々木恭介氏が監督代行を務め、ドラゴンズは快進撃をしました。
すでにシーズン終盤で阪神が独走していたのでもちろん追いつくことはできませんでしたが2位に食い込みました。

井上など山田時代には干されぎみだった選手が使ってもらえるようになって元気を取り戻し、下で燻ってた森野が台頭するなどチームは生き返りました。

そして翌年落合さんが監督になり、なんと予想だにしなかった優勝!

僕はこの時の優勝には少なからず佐々木氏も貢献しているだろうと思いました。

やはり監督によってチームは変わるものだなあ、と思いますね。

posted by TETU | 2009-05-27 17:19

Re:2軍監督経由がトレンド?

コメント投稿者ID :

ちょぃとお邪魔します。仰木監督はイチローを上手くメディアに乗せましたが、当初はベテラン選手から反発があったそうです。イチローだけ単独での移動を認めたからだとか。しかし仰木監督いわく「彼ほどのスターは目立ってナンボ。チームで移動する中にいると目立たない。」とな方針を貫いた。そしてイチローは大ブレイク、チームは頑張ろう神戸の先頭に立ち、リーグ連覇と日本一を達成しました。仰木彬、知将・三原脩の直弟子たる所以です。

posted by hasepyon | 2009-05-27 17:21

2軍監督経由がトレンド?

コメント投稿者ID :

チームの成績云々以前に近年、指導者不足なんですよね。70歳を過ぎた野村監督が未だに現役で来季はどうなる? 横浜からもオファーが? と騒がれるのは悪い事ではないんですが野村監督を評論家に追いやる若手指導者はいないのか? という考えもある。
古田兼任監督もあれ以来、現場復帰の音沙汰はないし、野茂をとりあえず投手コーチにという声も聞かれないし、佐々木とか清原、桑田辺りもテレビには出てくるけど現場復帰の声は聞かれない。元西武の伊東監督はWBCのコーチですが日本一の経験だってあるというのに・・・。広島の野村はそもそも新球場スタート時の監督にと期待されていたのでは? ブラウンはそのつなぎだったのでは? バレンタインが解任されなかったのはお金の問題以上に代わりが見つからなかったからでは? 生きるか死ぬかの大病を患った王監督を休養もそこそこに現場に戻すなんて鬼か? などなど考え出したらキリがないです。

指導者の若返りは今の日本や球界には急務では? それも思っている以上に深刻な気がします。北京で失敗した星野が代表監督に続投するかもしれなかったってどんだけ人がいないんだよ・・・・

posted by 大平原 | 2009-05-27 18:14

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