プロレス文藝

大家健の一般常識+α

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2011年10月8日(土)新宿B@mbooで、鈴木健さん主催による『大家健シンポジウム』が開催されました。

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先週の澤選手公開インタビューといい、このシンポジウムといい、鈴木さんのイベントはいつもきちんとした企画骨子があります。
そして、見に来るお客さんにも役割が与えられます。
先週の澤選手の場合は
『たまたま通りかかったらレスラーのインタビューをやっていた(体)』
今回の大家役員の場合は
『経営者や、日頃仕事で悩みを持つ企業戦士が集い、成功者の話を聞き、相談もできる(体)』

今回の大家役員。

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さすがに波乱万丈の人生を歩み、成功をおさめた企業人だけあり、聴講者も豪華。
神実況と呼ばれ、活躍ぶりもすばらしい村田さんにも、企業人としての悩みはあるのでしょうか?。
DDTのGMという輝かしき地位ではあるものの、今回は悩める劇団員として参加した今林さん。
プロレスラーとお笑い芸人の2足のわらじをはきながら、1企業人として聴講を望まれた多摩川さん。
みなさん目立つこともなく、他の聴講生と一緒に真剣に大家役員の話に耳を傾けていらっしゃいました。

進行はもちろん鈴木健さんです。

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さて、大家役員。
大学卒業までは、順風満帆だったようです。
高校のとき、ご両親に「プロレスラーになりたい」と告白。
ご両親からは「とにかく大学へ行き、そこからレスラーを目指すように」
と諭され、ストレートで合格。
大学時代に週平均7回ほどやっていた麻雀は全勝。
それでも留年することもなく、無事卒業。

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あまりに順風満帆すぎて、就活時期にご両親から
「お前、プロレスラーになりたいんじゃなかったのか?」
と聞かれるまで忘れていたほど、本末転倒なまでに順調だったと語っておられました。

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しかし、卒業後から大家役員の苦難は始まりました。

・闘龍門での挫折。
・数回のプチ失踪。
・1ヶ月の失踪。
・1年の失踪。
・四国八十八箇所巡り、一番札所で挫折。
・市販鎮痛剤100錠飲んでの自殺失敗。
・残金6円になり、自動販売機のつり銭受けを軒並みさらって、やっと手に入れた100円でついジュースを買って飲んでから、実家に電話で助けを求めればよかったんだと気づく後悔。

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涙なくして聞けないかというと、そうでもありませんでした。
これらのほとんどの原因が同棲していた彼女にあるとわかったからです。
この間、聴衆の頭の中は『どんだけ振り回されてるんだ、彼女に』
という思いが大半を占めていたと思われます。

私もその1人でした。
しかし、この中で私は大家役員がただの企業戦士にとどまらず、
『企業の成功者+カリスマ号泣師』
という、異質かつ、誰もが羨む地位を確立した秘密を少しうかがい知ることができました。

それが『市販鎮痛剤100錠飲んでの自殺失敗』のエピソードです。
まあ、これも原因は彼女なのですが、着目すべきは大家役員の行動です。

彼女の束縛に耐え切れなくなった大家役員は『死のう』と決心したそうです。
そこで、薬局に飛び込み、まず100錠入りの鎮痛剤大箱を購入しました。
さて、どこで死のうか・・・
最後なのだからと、都内のホテルを選びました。
ホテルはいくつか候補がありましたが、大家役員はある理由から1つを選びました(←ここ、ポイントです)
ホテルに入り、最期の晩餐とばかりに、たらふく食事をしました。
その後、鎮痛剤を100錠すべて飲み干しました。
その時のことを、大家役員はこう語っておられました。

「死ねませんよ!あんなたらふく食べて市販薬飲んだって死ねるわけなかったですよ!」

さて、先ほどポイントとして挙げたホテル選びの理由。
この理由が私の心に深く残り、そして以前よりまして大家役員を尊敬する一言となりました。
なぜそのホテルを選んだのか?

『モーニングがついてたから』

大家役員は、もちろん本気で死のうとホテルを探し、薬を買い込みました。
夜には『これが最期の晩餐だ』と食事をとりました。
本気で『最期の晩餐』と考えているのに、本気で翌朝の食事も考える。
二重人格でしょうか? いいえ、誰でも。
いえ、誰でもではありません。
そこが大家役員の素晴らしい生き様を象徴している!
私は深く感銘を覚えました。

エピソードはきりがないのですが、大家役員は終始笑顔で声を荒げることなく語られていました。
嬉しかったことも、辛かったことも、そして後述する『これこそが企業戦士だ!』と思える一言も。
全部同じトーンでした。
素晴らしいことだと思います。

さて、最後になりますが、大家役員の黄金のお言葉を。

営業希望で入社して、製造に回される。
これはどんな会社でもありうることです。
でも、希望ではない部署でどれだけがんばれるか。
どれだけ生きがいを見つけられるか。
どれだけ会社に貢献できるか。
どれだけ自分の会社を愛せるか。
それが一番大事なことです。

これ、本当に大家選手が言いました(笑)
素の大家選手は、常識人で穏やかで、さらに道徳心が強く、女性問題以外はきちんと計算のできる頭の良い方でした。
しかし、それだけでは『カリスマ号泣師』は生まれません。
やはり普通の人間とはどこか筋がひとつ違う!
何が違うかというと、たぶん一般人が容易く計算できる部分が異常にピュアだというところが違う。
そんな感想で幕を閉じた今回のシンポジウムでした。

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大家選手、お疲れ様でした。

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鈴木健さん、ありがとうございました。
鈴木健さん、笑いすぎです(笑)

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