2008年04月30日
チャンピオンズリーグ準決勝第2戦、マンチェスター・ユナイテッドvsバルセロナの試合がオールド・トラッフォードで行われた。
第1戦を0-0、アウェーゴールを奪えば圧倒的に有利になるバルサ。しかしマンチェスター・Uは第1戦のように守備を固めずとも、堅守を誇った。
14分、ザンブロッタのパスミスを見逃さなかったベテラン、スコールズがインターセプトしそのままシュート、ゴール隅に突き刺した。
その後もバルサはチャンスを作るが、決定的なものはなくマンチェスター・Uが落ち着いて守りきり勝利、決勝へと駒を進めることとなった。これでプレミアリーグ同士の決勝戦が確定、チェルシーvsリヴァプールの勝者を待つ。
■プレビュー
マンチェスター・Uは、FWウェイン・ルーニーとDFネマニャ・ヴィディッチが26日のチェルシー戦で負傷しメンバー登録外。ルーニーは腰を、ヴィディッチはドログバの膝が顔を打つアクシデント。回復が間に合わなかった。
GK エドウィン・ファン・デル・サール
DF パトリス・エヴラ
オーウェン・ハーグリーヴス
リオ・ファーディナンド
ウェズ・ブラウン
MF パク・チソン
マイケル・キャリック
ナニ
ポール・スコールズ
FW クリスティアーノ・ロナウド
カルロス・テベス
アウェーのバルセロナは、リーガで主力を温存しデポルティーボに2-0で敗戦。なりふり構わずCLに全てをかけてきた。
GK ビクトル・バルデス
DF ガブリエル・ミリート
カルレス・プジョル
ジャンルカ・ザンブロッタ
エリック・アビダル
MF シャビ
デコ
ヤヤ・トゥレ
FW アンドレス・イニエスタ
サミュエル・エトー
リオネル・メッシ
■マンチェスター・Uの苦手な審判
「データ魔」と言っても過言ではない、実況の倉敷保雄氏。スカパー!を見ていると、次々と過去のデータを出してきて面白い。全てを記載していってはキリがない。
今日のヘルベルト・ファンデル主審。国際舞台でよく見る顔である。倉敷氏によると、この主審が裁いたマンチェスター・U戦は2勝4敗。昨年のCL、ローマvsマンチェスター・Uでポール・スコールズを退場に追いやった審判だとか。ドイツ人らしく、厳格なジャッジでイエローカードも厭わない。この試合で次節停止を食らうと、決勝に出られなくなる。
早速それを利用する腹づもりがあったかは分からないが、メッシが右サイドからドリブルでつっかける。スコールズと接触し、ホイッスル。これはエリアの外だった。
その後も試合の流れを切るかのように細かく笛を吹いていくファンデル氏。
■雰囲気、そしてミスからの失点
オールド・トラッフォードは立錐の余地もなさそうだ。超満員の観客がつめかけ、つんざくような歓声と歌声でマンチェスター・Uを後押しする。これが逆にプレッシャーになったか、試合の入りはマンチェスター・Uもカタく見えた。
そんな雰囲気に慣れたバルサは、落ち着いてパス回しを始める。
14分にはC・ロナウドを挟み込みボールを奪う。そしてカウンターで一気呵成に持ち込む算段だった…しかしザンブロッタがパスを送った先に待ち受けていたのはスコールズ。ヴァイタルエリアにぽっかりと空いたスペースへ、スコールズはドリブルで持ち込むと何の迷いもなく右足を振り抜いた。
アウト回転をかけたボール――GKバルデスから逃げるように曲がったボールはゴール右上に突き刺さった。1-0、マンチェスター・Uが先制点を挙げた!
■12vs11
点を奪って落ち着きを得たマンチェスター・Uは、高い位置からプレスをかけていく。
ここで活躍したのは、マンチェスター・Uで1、2を争う運動量のテベスとパク・チソンだった。1.5人分ずつ動く2人のおかげで、まるで「12vs11」の戦いであるかのように見えた。
バルサのトライアングルを作ってのパス回しでも執拗にボールを追い続けるテベス。今日はゴールに絡むことが少なかったが、守備で大いに貢献した。
一方のパク・チソンは、マンチェスター・UがCLで勝ち進むにしたがって存在感を増しつつある。今日は攻撃面で見せた。20分、C・ロナウドが左サイドで2人のDFを引きつけたところにパク・チソンが飛び込み、シュートへ。これはゴール右へ外れた。
40分にはパク・チソンが左サイドでキープし、ワンドリブルでザンブロッタをかわすと、ゴール前のナニへ絶妙なクロスを送った。これもゴール右へ外れた。
■何かが足りないバルサの攻撃
個人の能力は高いが、何かが足りない。優勝した05-06シーズンと比べると、得点への期待感がやはり少ない。例のブラジリアン・ファンタジスタがいないのも一抹の寂しさを覚える。
イニエスタが成長を見せたものの、デコのコンディションは全盛期を感じさせるものではない。エトーもシャビもそうだ。
ミリート、ザンブロッタ、アビダルは間違いなく世界トップクラスの選手だろうが、フィットしているとは言いがたい。アンリはその最たる例だろう。
第1戦でマンチェスター・Uにゴール前を固められて、スペースがなかったがそれでもボールを回していたバルサ。しかし得点には結びつけられなかった。そしてマンチェスター・Uが攻撃的になり、スペースがあるはずの今日も得点を挙げられない。
■それぞれの攻撃の形
マンチェスター・Uが面白い攻撃の形を見せる。
左サイドのパク・チソンから、中央のテベスへ。そして前方にいるC・ロナウドをポストにする。パクが中央へ切れ込み、DFを引きつける。パクと入れ替わるように左のオープンスペースへテベスは動き、C・ロナウドからパスを受けて、半ばフリーの状態でシュートを放った。ここはGKバルテスに弾かれたが、3人で作った良い攻撃の形だった。
一方のバルサは、アビダルが度々、左サイドを突破するもののクロスの精度に欠け、ことごとく弾き返されてしまう。しかし考えると、サイドからの放り込みに慣れているであろうプレミア勢、しかもそのプレミアで失点が最も少ないチームに真っ向から立ち向かうのは無謀ではなかったか。
72分、メッシのスルーパスにシャビが反応するも追いつかずゴールラインを割る。「空中戦」ではなく、こういう「地上戦」を多く展開できれば良かったがマンチェスター・Uのディフェンスが堅すぎた。戻りも早く、チェックも早い。プレッシングも試合のほとんどの場面で効いていて、バルサのプジョル・ミリートのCBコンビのフィードの成功率は低かったように思える。
元アーセナルのティエリ・アンリが60分に、88分には元チェルシーのグジョンセンが入ったが、如何せん遅すぎたか。しかもこの2人がボールに触る機会が少なく、結果を出せというのが酷な話であった。
71分にボージャンが入り、88分シャビのロングパスにエリア内で受け、決定的なチャンスかと思われたが、ボールが足につかないのかトラップで手間取り、ブラウンのクリアに遭う。若さといっても仕方がない。
肝心のC・ロナウドはというと、ザンブロッタとファンデル主審のハードマークにあっていた。前向きに捉えれば、C・ロナウドが封じられても勝てるほど今のマンチェスター・Uが強かったとも言える。
マンチェスター・Uが虎の子の1点を守りきり、モスクワへの切符を手にした。
■総括
バルサはこれで今シーズン無冠が決定した。ロナウジーニョやライカールト、デコなどが去る可能性が高く、ミラン同様に今夏チーム・監督に大ナタが振るわれることだろう。リーグ戦で何とかビジャレアルを抑えて2位を確保したいところだ。
マンチェスター・Uはプレミアリーグでチェルシー戦に敗北し、勝ち点で並ばれたが得失点差で優位に立っている。まだ余裕を持って戦えるはずだ。
チャンピオンズリーグ決勝では、リーグ戦の戦績を参考にすると対リヴァプールは2勝、対チェルシー戦は1勝1敗。しかしリヴァプールは欧州戦で「違う強さ」を見せるし実力通りには行かないだろう。チェルシーでの「1敗」は、今日を考えての戦力温存があった。今度は全力を挙げて勝負に挑むはずだ。
ルーニーとヴィディッチの欠場を忘れさせたマンチェスター・Uの強さと選手層。アンデルソンすら使わなかった。文句なしの2冠に向けてマンチェスター・Uが突き進む。
posted by batistuta |06:26 |
UCL・UEFA CUP |
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2008年04月29日
Jリーグ第9節、ジュビロ磐田vs京都サンガの試合がヤマハスタジアムで行われた。
開始早々にFKを田中誠が押し込み、磐田が先制。36分にも上田の見事なスルーパスを、抜け出した西がゴールに結びつけた。
京都も反撃したが決めきれずに2-0で磐田が勝利。京都はリーグ戦無得点の3連敗を喫し、トンネルに入ってしまったかのようだ。ベストメンバーが揃わない苦しい戦いが続く。
■プレビュー
13位の磐田。かつての勢いはなく、今シーズンも勝ち負けを繰り返している。今日はFW前田 遼一、カレン・ロバート、DF茶野らを欠く。好材料は新加入のジウシーニョが早くもフィットし、5ゴールを挙げてリーグ得点王首位タイにつけていること。
GK 川口 能活
DF 鈴木 秀人
田中 誠
加賀 健一
MF 駒野 友一
河村 崇大
上田 康太
村井 慎二
西 紀寛
FW ジウシーニョ
萬代 宏樹
アウェーの11位京都は、エース・パウリーニョが長期離脱。田原、アタリバが欠場とベストメンバーを組めない日々が続く。前節の浦和戦では0-4と大敗を喫した。その失点の1点目がGK平井の飛び出しミスだったためか、今日は新加入GK水谷 雄一が先発起用。柏から来て初起用。期待に応えられるか。
GK 水谷 雄一
DF 手島 和希
増嶋 竜也
森岡 隆三
MF 斉藤 大介
平島 崇
シジクレイ
佐藤 勇人
渡邉 大剛
FW 林 丈統
柳沢 敦
■早々の失点
京都の悪いところが出た。「開始早々」の「セットプレー」での失点だ。
3分、左サイドで磐田がFKを得る。上田が左足を振りぬき、GKと最終ラインの間という定石通りの所へ放り込む。そこに集団で飛び込み、ボールを押し込んだのは田中!磐田が先制点を挙げた。
前半、磐田がゲームを支配。その中心的役割を担ったのは、日本代表に招集されている西。トップ下を基本ポジションとしつつも、ワイドにピッチを使い、得点機にも積極的に絡んでいく。
それが形になったのは36分の場面。自陣左サイドのライン際で村井が囲まれながらも粘りパス。その後、上田が抜け出して右前方へ太刀を落とすかのようにスルーパス。西が反応し、GK水谷と1対1の状況に。GKの動きを良く見て、京都ゴールに流し込んだ。2-0、磐田が突き放す。
■得点の薫りがしない京都
京都はリズムを作れない。パサーと受け手の意思疎通が今日はかなり悪かった。柳沢が「そこじゃないだろう」と両手を上げる場面も見受けられた。
京都が調子の良い時、勝っている時のパターンは、独断ではあるが、
・ポストプレイヤーの田原に当て、そこから展開
・中山のゲームメイク
・流れを変える交代
だったと思う。古巣相手に頑張りたかった林だが、気持ちとポジションが前がかりになりすぎて何度もオフサイドにかけられた。林のスピードは、全体的に運動量が落ちる終盤に投入することで、アクセントとなると思う。
コンディションが悪かったのか中山に出番はなし。
パウリーニョ、田原とFWの不在が続く中で、69分に入った西野 泰正に期待したいところであるが、今シーズンの出場時には全く良いところを見せていない。西野も古巣相手ということだったが、少々気負っていたようだ。京都が「田原のポストプレー」を戦術として活用するならば、同じくポストプレーを売りとする西野が成長すれば大きな武器になるはず。スタメンを奪うくらいの気持ちで、下からの突き上げを期待したい。
後半には少し盛り返し、磐田陣内に攻め込む場面を増やした京都だったが、GK川口をヒヤリとさせる攻撃とまでは行かなかった。
磐田が2-0で勝利し、2連勝。一方の京都は3試合連続無得点に終わり、3連敗を喫す。
■総括
今シーズン初登場のGK水谷は、可もなく不可もなくといった印象。リーグ戦やナビスコでもっとローテーションで使ってもいいかもしれない。こちらも「突き上げ」があることで、平井と競争をさせ両者のレベルアップを図りたい。
京都に特別大きなミスがあった試合ではなかった。ただ2点を取られ、時間が過ぎ去ったという印象の試合だった。
システム変更などがクローズアップされる加藤采配。結果を出せば持てはやされるが、負けると「複数ポジションをこなせる器用貧乏な選手が多い」と言われかねない。
またこの「無得点続き」は非常に悪い傾向だ。これでズルズルと行ってしまうようだと、降格争いに加わってしまうことになるだろう。加藤監督の修正に期待したい。
5月3日(土)はホームの西京極で札幌を迎え撃つ。J2昇格組の対決。負けが先行している苦しい札幌。徹底した守備戦術で昨季のJ2を制覇した札幌相手に、京都の攻撃陣が得点を挙げられるか。
京都は田原、札幌はダヴィと攻撃の柱を欠く。
両チームにとって、浮上のきっかけとなる一戦となるだろう。
posted by batistuta |17:39 |
京都サンガ |
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2008年04月28日
セリエA第35節、フィオレンティーナvsサンプドリアの試合が、アルテミオ・フランキで行われた。4位と6位の対決で、欧州カップ出場権争いに大きく影響する一戦だけに、地元では注目度が高かったようだ。
前半はお互い決定的なチャンスを作れずに0-0。しかし63分、カッサーノのスルーパスに抜け出したマッジョが先制弾。サンプドリアは逃げ切りを図ったが、フィオレンティーナは78分にヴィエリのゴール、85分にムトゥがPKと逆転に成功。このままフィオレンティーナがチャンピオンズリーグ出場権に王手かと思われたロスタイム、ガスタルデッロに押し込まれ、2-2の同点で終了した。
お互い勝ち点1を獲得したが、ミランが快勝したため4位争いはさらに混沌としてきた。
■プレビュー
UEFAカップ準決勝を戦うフィオレンティーナは厳しい日程が続く。またプランデッリ監督はターンオーバーを積極的に用いていないので、スタメン組の疲労がかなりたまっている。13日のインテル戦はコンディション不良が顕著に出ていた。
FWパッツィーニがカード累積のため出場停止。
アウェーのサンプドリアは、スター選手が少ないながらも6位と健闘している。EURO2004で「アズーリで唯一活躍」と言われた後、伸び悩んだアントニオ・カッサーノをレンタルで獲得。自分で勝手に交代を告げ下がるなど、問題児ぶりは相変わらずだがプレーについては申し分ない。
FWモンテッラ、ボナッツォーリがケガで苦しみ、厚くない選手層がさらに厳しいことになっている。
■同じ形
4位のフィオレンティーナと6位のサンプドリア。順位を反映しているかのような前半の攻防だった。個の能力でも、組織でも勝るフィオレンティーナ。しかし決定的なチャンスとまでは行かず得点は生まれない。
27分と35分に見せた「同じ形」。左サイドで持ち込むムトゥの大外をオーバーラップする左SBのパスクァルが受け中央へクロス。そこへクズマノビッチが飛び込むが、1つ目はポストに嫌われ、2つ目はヘッドで合わすも枠の外へ。
右SBに入ったマルティン・ヨルゲンセンは、バランスを取りつつゲームメイクに加わる。パッツィーニの代わりに入ったオスバルドは、攻撃に絡むことができず存在感を出せない。
それでもペースは依然としてフィオレンティーナにある。
■先制点はサンプドリア
後半に入ってもフィオレンティーナペースが続く。ヨルゲンセンがドリブルで仕掛け、ペナルティエリアに侵入。絶妙なクロスを送ったが、速いボールにムトゥが合わせきれず。
引分けで終わりたくない両チームは同時に選手交代、流れを変えるつもりだ。
サンプドリアはジェンナーロ・デルベッキオに代えてパオロ・サンマルコを投入。フィオレンティーナはオスワバルドを下げて、クリスティアン・ヴィエリをピッチに送り出す。
この交代後にゲームが動く。
サンプドリアが攻め込んだところをしのぎ、フィオレンティーナがカウンター。大きく左スペースに出すと、受けたヴィエリがボールをキープ。しかしこのボールを奪われ、フィオレンティーナは逆にカウンターを食らう。カッサーノが絶妙なスルーパスを出し、反応したのはクリスティアン・マッジョ。GKフレイの股を抜く見事なシュートで先制点を挙げた。0-1。
流れを引き寄せたサンプドリア、この後にはミルコ・ピエリが左サイドからミドルシュートを放ち、フレイの牙城を脅かす。
■フィオレンティーナ逆転
プランデッリ監督がどんどんカードを切る。ズラフコ・クズマノビッチに代えてファビオ・リベラーニ、アルベルト・サンターナに代えてフランコ・セミオーリを投入。攻撃の選手を入れ替え、得点を狙う。
一方のサンプドリアは殊勲のアシストを挙げたカッサーノを下げて、かつてのキャプテン・セルジオ・ヴォルピがピッチに入る。
しかしこの「逃げ切りの交代策」の直後だった。
78分、ヴィエリとムトゥが中央でサンプドリアDFを引きつけると、右サイドのスペースに出してヨルゲンセンへ。ヨルゲンセンのクロスは大きすぎたが、ムトゥがしっかり追いつき、再び中央へ。ここにヴィエリが最高のタイミングでヘディングで押し込んだ。1-1、フィオレンティーナが追いついた!
主導権を取り戻したフィオレンティーナ。82分にムトゥがDFルッキーニにドリブルを仕掛けて倒される。足がかかってはいるものの、少しシミュレーション気味だった。しかしこの試合でムトゥに対するファウルを、細かくとっていたロゼッティ主審は近くでこのファウルを確認すると、迷うことなくPKスポットを指差した。
リゴーレ(PKキッカー)はムトゥ。GKミランテの逆をつき逆転ゴール!
■落とし穴
すかさずダニエレ・フランチェスキーニを下げてエミリアーノ・ボナッツォーリを投入したワルテル・マッツァーリ監督。この采配が的中した。
ロスタイムは4分と表示。おそらくフィオレンティーナイレブンは勝利を確信していた。CKを弾き返すと、その緊張の糸が緩んだだろう。しかしサンプドリアは諦めない。左サイド浅い位置からアーリークロスを送ると、ボナッツォーリがヘッドで軽く浮かし前に送った。ダニエレ・ガスタルデッロが抜け出し、頭でフィオレンティーナゴールに押し込んだ。
残り30秒を切っていたところで、まさかの展開。2-2となり勝ち点1を分け合う結果となった。
■総括
5月1日にホームにレンジャy-ズを迎えUEFAカップを戦うフィオレンティーナ。しかし戦力は落とさずこの試合に臨んだ。パッツィーニ不在が響いたのもあったが、集中力を持って、失点さえしなければ4位はモノにできていただけに痛い。
ミランがアウェー・リボルノ戦に1-4と快勝。これで
4位:フィオレンティーナ 60pts
5位:ミラン 58pts
6位:サンプドリア 56pts
7位:ウディネーゼ 54pts
となった。ミランはインテルとのミラノダービーを次節に控える。最終節にはウディネーゼと戦うため、順位が入れ替わる可能性もある。
サンプドリアは次節でローマ戦、最終節でユヴェントス戦を残すため、かなり厳しいだろう。
CL出場権、UEFAカップ出場権争いはますます激しさを増している。
posted by batistuta |02:43 |
セリエA |
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2008年04月27日
プレミアリーグ、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドの試合が、スタンフォード・ブリッジで行われた。
35試合を終えた時点で勝ち点は81-78の3ポイント差。ここでマンチェスター・Uが勝つようだと優勝が決まる可能性のある一戦だ。
前半のロスタイムに入る前後に、ドログバのクロスに頭で流し込んだバラックの得点でチェルシーが先制。55分にはリスタートでのチェルシー最終ラインのミスをルーニーが逃さずゴール、同点に追いつくが、痛めていた足を悪化させ退いた。
86分、エッシェンのクロスをカリックが痛恨のハンド。PKキッカーはバラック。ここをきっちりと決め、マンチェスター・Uに引導を渡した。
これでチェルシーはリーグ戦でのスタンフォードブリッジ無敗記録を「81」に伸ばした。この勝敗がチャンピオンズリーグに影響するか?
■プレビュー Rest In Peace
フランク・ランパードの母親が病床に伏していた。ランパードはリーグ戦2試合を休み、チャンピオンズリーグ(以下CL)に出たものの精彩を欠く。そして木曜に母親は天に召された。ご冥福をお祈りしたい。選手達は喪章をつけてプレーした。
GK ペトル・ツェフ
DF アシュリー・コール
リカルド・カルヴァーリョ
パウロ・フェレイラ
ジョン・テリー
MF ミカエル・エシアン
ジョン・オビ・ミケル
ミヒャエル・バラック
FW ジョー・コール
ディディエ・ドログバ
サロモン・カルー
アウェーのマンチェスター・Uの布陣に目を疑った。29日のCLバルサ戦を見据えてのことだろう、ロナウドを休ませてきた。スコールズはベンチ外。首位決戦を甘く見ると痛い目に会うのでは…そんなことを予感させた。
膝の靭帯を痛めていたダレン・フレッチャーが復帰。
GK エドウィン・ファン・デル・サール
DF リオ・ファーディナンド
ウェズ・ブラウン
ネマニャ・ヴィディッチ
ミカエル・シルヴェストル
MF アンデルソン
マイケル・カリック
ダレン・フレッチャー
FW ウェイン・ルーニー
ライアン・ギグス
ナニ
■前半 チェルシー優勢
頂上決戦らしく、激しい攻防となった。落としたメンバーのマンチェスター・Uにホームで負けようものならブルーズの誇りに傷がつく。勝ち点差で負けているのもあるが、チェルシーは貪欲に勝ちを求めて攻め込む。マンチェスター・UはCLバルサ戦のように自陣を固めることはないものの、攻撃意識は普段より弱い。
ジョー・コールがポストに当てる惜しいシュート。バラック→カルーと流れたボールをJ・コールが持ち込むがゴールならず。前線でチャンスを作る。
ロスタイムが4分、と場内アナウンスが流れた前後、試合が動いた。
前線右サイドでボールキープしたドログバ。3~4人で囲んだマンチェスター・Uディフェンスだったが、ドログバが反転した際に全員が間合いを取ってしまった。包囲網が緩んだ瞬間、ファーサイドの目標を見つけたドログバはクロス。カルーとそのマークを越えたところに飛び込んだのはバラック!これ以上ないタイミングで「点で合わせた」ヘディングシュートがマンチェスター・Uゴールを破った。1-0、チェルシー先制!
チェルシーの選手達が掲げるユニホームには「PAT LAMPARD R.I.P.」――パット・ランパード 安らかに眠れ――スタンフォード・ブリッジに奏でられた鎮魂歌。ランパードの母親に捧げるゴール。
■不安定な最終ライン
この試合、両チームの最終ラインが不安定に感じた。
開始早々、ブラウンがヘッドでGKファン・デル・サールにバックパスを送るも、間合いを間違えたGKファン・デル・サールが弾き、ヒヤリとする。シルベストルは空振りやパスミスなどを犯す。
ドログバの膝蹴り(もちろん故意ではなかったが)をまともに食らい、ノックアウトされたネマニャ・ヴィディッチに代わり右SBに入ったハーグリーヴスも、判断が甘くチェイシングされ危ない場面が見受けられた。
チェルシーサイドは、アシュリー・コールがとんでもないところにバックパスをし、ツェフに対して不満顔。直接失点に繋がってしまったのは最終ラインミスだった。
ドログバがセンターライン付近でキープするところに激しく当たりに行ったアンデルソン。ファウルの笛が吹かれると、お互いの健闘を称える握手。美しい光景だ。
しかしそのリスタートを、パウロ・フェレイラが不用意にカルバーリョにパス。コントロールを失い、ボールはルーニーの元へ。ルーニーは一気に持ち込むと、ツェフの横を打ち抜きシュート。ボールは左ポストの内側に当たり、まるでビリヤードのように美しい跳ね返りの連続を見せた。
そのルーニーは得点後、ナニが喜んで飛びつく行為を拒否。左足のつけ根を痛めているようだ。この後クリスチアーノ・ロナウドと交代することになる。
ともあれ1-1。同点に追いついたマンチェスター・U。このまま逃げ切っても問題はない。
■内紛
71分、テリーがマンチェスター・Uゴール前でナニに倒されてFKを獲得。
ここで何とバラックとドログバがキッカーを争って、ホームサポーター前で大喧嘩。エッシェンがユニホームを被り呆れ顔を隠し、カルバーリョが仲裁。結局ドログバが蹴り、良いコースをついたが、GKファン・デル・サールの好セーブに阻まれる。
その後、ピッチ横で給水するバラックに言い寄るドログバ。前半のアシスト&ゴールが何だったのかと思わせる光景だ。
■グラント采配
一時期(今も、かもしれないが)、グラントの交代策が酷いと感じたサポーターが「モウリーニョを懐かしむ」チャント(歌)を歌っていた。今日の采配はどうか?
65分にパウロ・フェレイラに代えてニコラ・アネルカを投入。この交代でエッシェンが右SBに入る。
そして80分にはカルーに代えてシェフチェンコをピッチに送り出した。残り10分で得点を上げる――ここ最近出番が少ないシェフチェンコにはなかなか厳しいミッションだ。
83分、左サイドでボールを持ったシェフチェンコがアーリークロス。中央でアネルカがワンタッチでドログバに流すも強すぎた。それでもこのFW3枚は、存在そのものが脅威だ。
しかし思わぬ形で試合が再び動いた。エッシェンのクロスがエリア内のカリックの手に当たり、これがハンドの判定でPKに。キッカーはバラック。最近の大舞台ではローマのデ・ロッシ、マンチェスター・Uのロナウドが外しているイメージがあった。しかしここはホームだ。バラックは落ち着いて決めてみせた。2-1、再び突き放すチェルシー。
グラント監督はベレッチを用意していたが、マケレレに切り替え逃げ切りを図る。J・コールが下がる。
■マンチェスター・Uに2回の好機
その後、マンチェスター・Uに好機が訪れた。
88分、ファーディナンドのロングフィードを、チェルシーのペナルティエリア内左寄りの場所で、正に「吸い付くように」トラップしたナニ。中央へクロスを送るがこれが潰され、そのままロナウドの元へ。GKツェフの右を破るゴール隅を狙った巧みなシュートだったが、立ちはだかったのはアシュリー・コール。
91分には左寄りの浅い位置でFKを得たマンチェスター・U。ファーサイドへ大きく蹴り出したボールは中央へ折り返された。そこにダイビングヘッドを敢行したのはフレッチャー!枠内を捉えて万事休すか…と思われたところにクリアを見せたのは、何とシェフチェンコだった!
こぼれ球を競り合い、ミケルを倒したファーディナンド。焦りからか、ミケルに言い寄り乱闘寸前になる。この騒ぎでファーディナンドとハーグリーヴスはイエローカード。
残り時間も守りきり、チェルシーが2-1で勝利。マンチェスター・Uの優勝に待ったをかけた。
■総括
シュート数、枠内シュート、コーナーキック数、ポゼッションなどチェルシーがマンチェスター・Uを圧倒した。数字以上に「気持ち」で圧倒した試合だったように感じた。
ミッドウィークにCLを控えるのはお互い様だが、主力を温存したマンチェスター・Uはどうなるか。マンチェスター・Uはここでチェルシーを確実に仕留めておけば、優勝はより確実、残りのリーグ戦2試合を肉体的にも精神的にも余裕を持って戦えたはずだが…。
そして思わぬルーニー、ヴィディッチの故障。攻守のキーマンを欠きバルサ戦に臨む可能性も考えられる。シルベストル、ブラウンなど不安なプレーを見せた。
チェルシーは、ランパードが母親を失ったショックで今季どうなるか分からない。戻ってもキレはないかもしれない。内紛もあからさまに出てしまった。しかし出場停止だったエッシェンの動きは良かった。リヴァプール戦でも大いに活躍するはずだ。
マンチェスター・Uが圧倒的な強さで2冠か、と思われたが予断を許さない状況になった。無冠に終わる可能性もありうる。
Suvivalか、Drop Outか。火曜日、水曜日にまず一つの答えが出る。
posted by batistuta |03:28 |
プレミアリーグ |
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2008年04月26日
Jリーグ第8節、京都サンガと浦和レッズの試合が西京極で行われた。
「風の影響もあった」と浦和エンゲルス監督が語るように、この日の西京極は強風。追い風を味方につけると同時に、イレブンそれぞれが集中して前半のピッチを支配した京都。前節のような拙いジャッジとは異なり、ベテラン主審の正当なジャッジで京都は浦和の攻撃をハードに止めにかかる。
お互いに気持ちが入り、マークに厳しさが増す。53分に阿部に強烈な左膝を腰にお見舞いされた田原が報復行為に出てしまい一発レッドで退場してしまう。
下位に沈む新潟とは異なり、圧倒的な選手層の浦和には、一人欠くとたちまち主導権を握られた。直後の57分から、浦和が怒涛のゴールショー。高原の移籍後初得点を含む2点、闘莉王が頭で2点で0-4と、京都を完膚なきにまで叩きのめした。
次の直接対決は10/1の第26節。ケガで帰国したパウリーニョの復帰を期待しつつ、京都はベストメンバーで挑み、今日の借りを返したいところだ。
■プレビュー
メインスタンドにも侵食する赤、赤、赤…。クラブを愛する気持ちと行動力。これはJの他のクラブ全てが見習うべき姿であろう(もちろんスタイルなど賛否両論のところもあったりするが)
京都も負けじと集まった効果か、チケット完売・当日券なしの19,680人が入った。スタジアム入り口の隙間から観戦する人も多くいたようだ。
ホームの京都は前節の誤審により大量の退場者を出し、今日に大きく影響した。サポーター席に掲げられた横断幕は、「フェアプレー、フェアジャッジそして…フェアサポーター」だった。
前節は10試合にも満たない経験不足の佐藤隆治主審だったが、今回は松尾 一氏が主審を務める。60試合以上を裁く国際主審だ。
MFアタリバ、DF増嶋、ボランチとCB両方をこなすシジクレイとディフェンスの要を、そして指揮官・加藤久監督を欠く京都。
その上、練習中にFWパウリーニョが左アキレス腱断裂という重傷を負い、ブラジルへ帰国し療養に。ベンチにはパウリーニョのユニフォームと千羽鶴が掲げられた。
手島の復帰は朗報だが、今日の状況によるスクランブル出場かもしれない。
この日、渡邊大剛に「Jリーグアフターゲームショー みんなが選ぶ月間ベストゴール(3月)」の受賞を記念してクリスタルの盾が贈られた。
GK 平井 直人
DF 角田 誠
森岡 隆三
手島 和希
MF 平島 崇
中山 博貴
佐藤 勇人
渡邉 大剛
FW 柳沢 敦
徳重 隆明
田原 豊
アウェーの浦和は、鈴木啓太がへんとう炎による発熱で離脱中。それ以外はベストメンバーである。
GK 都築 龍太
DF 堤 俊輔
堀之内 聖
阿部 勇樹
MF 山田 暢久
細貝 萌
田中マルクス闘莉王
平川 忠亮
FW 高原 直泰
永井雄一郎
エジミウソン
■前半 京都ペース
前節のことがありやはり主審の名前を確認して、開始~15分ほどを注目して見てしまう。その後も見ていたが、望まれる主審のレベルだった。前節新潟戦以上に激しいぶつかり合いがピッチ上には存在している。それだけに、ここに3人と監督がいない状況は納得がいかないものがあった。
しかし出場選手に言葉はいらない。結果を出すのみ。
3バックながら果敢にオーバーラップを仕掛けていった森岡。中山、勇人が果敢にミドルシュートを打っていく。
13分には、勇人が右サイドの田原へ浮き球でパスを送る。田原はクロスを送るもクリアされる。
球際の競り合い、ルーズボール、セカンドボールに京都は執念を見せ、ことごとく奪う。相手のロングボールもDFが必死に競り合う。前節の主審ならばもう退場者が出ているかもしれない――やはりこれが普通、いや激しくぶつかり合う姿がJリーグだろう。
一方の浦和はボランチに入った闘莉王の展開力が弱く、パスミスを連発する。
26分、永井がセンターラインから一人でドリブルで持ち込み、エジミウソンに決定的なパス。しかし角度ない難しい態勢になり、GK平井がストップ。
39分には右サイドから山田がロングスロー。スルーしてバウンドしたボールをエジミウソンが狙い済ましてオーバーヘッドを披露するが、これはゴール左。
43分、森岡が阿部の「ボール」に綺麗にタックルに行ったがイエローカードが出される。ここで面白かったのはスカパー!の実況陣だ。「これはどうですか」「いやー良いタックルだったと思いますがね」 極めつけは和田りつ子さんの「阿部選手の技術が素晴らしい、ということですね」と皮肉にも聞こえるトークが飛び出していた。
ここで得たFK、ゴール前での競り合いのこぼれ球に高原がハンド。主審はペナルティエリアの近くまで来て、「自分の目で」しっかりとジャッジしていた。
■後半 田原の退場、崩壊する京都ディフェンス
後半、攻め込む浦和の阿部のボールを強奪したのは中山。そのルーズボールを拾った田原がドリブルしつつルックアップ。右前方へ走る柳沢にロングパス。柳沢は中央へ折り返すと、インターセプトした中山が走りこんできたがここはファウル。スピーディーな良いカウンターを見せた京都、後半にも期待を持たせる。
52分、前線でボールを持った高原を勇人と中山が挟み込む。近くの闘莉王と山田は傍観するのみ。孤立無援――正にそういう印象を受けた。ボールを奪い左へ展開、柳沢が受けてドリブルで持ち込む。「さっきのお返し」とばかりに右前方の田原にボールを送る。オフサイドもなく抜け出した田原だったが、難しい態勢になりシュートはバーの上へ。これが決まっていたら、プラスの方向に展開は変わっていたかもしれない。しかし待ち受けていたのはマイナスだった。
53分、前線でポストプレーをこなす田原の後ろにはりついた阿部。この直前に画面に映し出された不気味な笑顔と田原に向けられた視線は「企んで」いた。これまでにもハードに田原をマークしていたが、この場面では田原の左腰に左膝を入れている。この時に笛は鳴っていた。もしかしたら阿部にカードが出ていたかもしれない。しかし、もんどりうった田原は倒れこみながら阿部の膝にスパイクを打ちつけた。
この報復行為に対し、主審はもちろんレッドカード。田原の若さが出た。受け流すなど対処法を身につけるのは、田原の今後のステップアップに繋がるだろう。
この直後の57分、これまでの試合でも見せていたGK平井の飛び出し「ミス」が出てしまった。記憶する限りでは失点に繋がることはなかったが、ここで決められてしまった。永井のスルーパスに反応した高原。微妙な距離、確かにここは飛び出すのが最良の選択だっただろう。しかし高原は冷静に持ち込み、ゴール前に戻った京都DFをあざ笑うシュートを決めてみせた。0-1、浦和が先制。
この後は浦和が完全にゲームを支配した。
右サイドのCKを永井が蹴り、阿部がヘディングで合わす。中央へボールがこぼれ、エジミウソンが詰めたがバーに当ててしまう。
60分、右サイドライン際でボールを持つエジミウソン。ファーサイドでは闘莉王が存在をアピール。狙い済ました精度の高いクロスは闘莉王の元へ。対応した平島の頭上を越えたジャンプで京都ゴールに押し込んだ。
65分には右サイドのCK、闘莉王はニアへスルスルッと入り込みまたも頭で合わせた。
67分、止まらない闘莉王の独壇場。センターライン手前から風を計算に入れ、GKの場所を確認するとロングシュートを狙った。前に出ていたGK平井は急いで戻り、ワンハンドセーブで難を逃れた。
主力が欠けた京都には交代の駒が少ない。徳重に代えて斉藤、中山に代えて林をピッチに送り出すも、戦況を変えるには至らない。
そして75分には、左サイドのCKに闘莉王が頭ですらしたか、触ってないかは微妙なところだったが、後ろにいた高原が押し込んだ。今日の2点で得点感覚が戻ると、今後他のチームにとってさらなる脅威になるだろう。
この後、余裕ができた浦和は「幼少期より浦和で育った」正に生え抜きとも言える山田 直輝を投入。2007年8月に行なわれたU-17W杯で、U-17サッカー日本代表の10番を背負い活躍。この試合で浦和の最年少出場者となった。
試合は0-4で浦和が完勝した。
■総括
ナビスコで2分け。アジアチャンピオンが、J1上がりたてのチームに勝たないわけにはいかない。そんな意地とプライドが見えていた浦和。前半こそ、京都の攻めと強い当たりにいらついてはいたものの、試合の流れを引き寄せる力、個の力、マリーシアは見事なところだ。さすがアジアの厳しさを知るクラブだ。
田原の退場が全てだった。前半は良い攻守を見せていただけに、勝ちを奪ってもおかしくない内容だった。しかし一人欠けたことでガラっと変わった。シジクレイがいないことで守備面の高さはなく、それを補うのは「セットプレーでの田原の守備」であるが、退場後は闘莉王に好き勝手にやらせてしまった。
次節は中2日、29(火・祝)のアウェーでのジュビロ磐田戦。
アタリバが2試合出場停止なので引き続き欠場、そして田原が欠場だ。
0-4という大敗、京都はこれを引きずらずに再びペースを取り戻せるか。
posted by batistuta |22:31 |
京都サンガ |
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2008年04月25日
準決勝まで来て盛り上がるチャンピオンズリーグ(以下CL)。そのウラ、というか大体翌日あたりにやっているのがUEFA CUP。スカパー!でもそこまで放送するものでもないから、「映像としての」情報は皆無と言っていい。
■UEFAカップとは
細かい定義などはWikipediaに任せる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/UEFA%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97
簡単に言えば、CLの下のランクの大会ということだ。なお、CLのグループリーグで1・2位が決勝トーナメントに進み、3位はUEFAカップに回ることができる。
日本人では2001-2002シーズンにオランダフェイエノールト在籍時の小野伸二が優勝を経験。
今年CLに参戦したリーガ・エスパニョーラのセビージャが、05-06&06-07シーズンのUEFAカップ2連覇を果たしている。主要リーグ開幕前には「UEFAスーパーカップ」なるものが行われ、CL優勝チームとUEFAカップの優勝チームが戦うタイトル戦がある。
2006年にはバルセロナと戦い、3-0でバルサに快勝している(シーズン前でコンディション調整不良、ワンマッチという状況もあるが)
2007年にはセビージャはミランと対戦、アントニオ・プエルタ追悼試合の趣となった。
■今季のUEFAカップ
前置きが長くなった。今年のUEFAカップも準決勝まで来た。
スコットランドのレンジャーズとセリエAのフィオレンティーナの組合せ。
そしてブンデスリーガの雄、バイエルン。昨シーズンはブンデスリーガで不覚を取り4位。そのためチャンピオンズリーグ出場権を逃し、UEFAカップに回っている。順調に準決勝まで進んできた。相手はゼニト…ゼニト?
FCゼニト・サンクトペテルブルク――ロシア・プレミアリーグのクラブである。
国土が冬季積雪に覆われる関係上、リーグ戦はヨーロッパの一般的な秋→春制ではなく、春→秋の暦年制(3月、ないしは4月ごろ開幕~10月、ないしは11月ごろ閉幕)で争われている。西ヨーロッパ諸国(イタリア、ドイツ、イングランドなど)の新年度のリーグ戦が始まる毎年7~8月ごろには主力選手の流出、終盤に向けた戦力の低下も懸念材料とされている。(Wikipediaより抜粋)
ご指摘があった通り、2007シーズン王者のゼニトは来シーズンのCL出場が確定している。よってバイエルンとの対決も大いにありうる。今シーズンは国内では第6節消化時点で10位に沈み、UEFAカップとの兼ね合いに苦しんでいるようだ。ちなみに第30節のスパルタク・モスクワ戦が最終戦の模様(オフィシャルより)
ゼニトは今季のUEFAカップグループリーグをギリギリの3位で通過すると、その後ビジャレアル(現在リーガ・エスパニョーラで2位)、マルセイユ、レヴァークーゼンといったCL参戦経験のある強豪たちを倒し、準決勝に駒を進めている。
2006-2007シーズンからオランダのディック・アドフォカート監督が率いている。近年率いたオランダ代表や韓国代表では結果を残せていないという批判はあるが。この繋がりで、韓国代表から引っ張ってきた李浩、金東進が現在も在籍している。
そしてゼニトのスポンサーが、シャルケ04でもお馴染みのロシアの天然ガス独占企業ガスプロムである。ガスプロムのドミトリー・メドヴェージェフ代表取締会議長が、プーチンの次のロシア連邦第3代大統領に就任する、といえばロシアにおける影響力の大きさが分かるかと。
CSKAモスクワがジョーやヴァグネル・ラヴ、ダニエウ・カルヴァーリョといったブラジル代表(または候補)を引っ張ってきているように、ゼニトも今夏に代表・準代表候補を補強するかもしれない。
■代表とゼニト
ゼニトは旧ソ連国家中心に代表を送り出している。
ウクライナ代表DFアナトリー・ティモシュチュクは、2007年にウクライナの強豪シャフタール・ドネツクからロシアリーグ最大の移籍金で獲得した。またローマやインテルも一時期ティモシュチュクに興味を持っていたようだ。
DFアレクサンダー・アニュコフとMFロマン・シロコフが、先日のルーマニアとの親善試合でロシア代表のスタメンで出場。0-3と大敗した。他にはGKビアチェスラフ・マラフェエフ、MFコンスタンチン・ズリアノフ、FWパベル・ポグレブニアクがメンバー入りしている程度だ。しかしゼニトのUEFAカップの頑張り次第ではさらに招集、そしてスタメン入りするかもしれない。
ロシア代表は、EURO2008予選でイングランドを蹴落とし本大会出場。全てはフース・ヒディンクの手腕、といっても過言ではないだろうが、もちろん選手達の頑張りにも期待である。本大会はグループD、ギリシャ・スペイン・スウェーデンと同組だ。ヒディンク・マジックでグループリーグ突破も不思議ではない。ヒディンクはワールドカップ・南アフリカ大会終了まで契約を延長した。チェルシーなど強豪クラブの誘いもあったというが、ロシア代表育成を楽しみにしているようだ。
■オンライン中継、そして結果は
なおUEFAのサイトで(http://jp.uefa.com/)、UEFAカップ準決勝の模様を無料ライヴ配信した。
第1戦はバイエルンのホーム、アレアンツ・アレナで行われた。
18分、フェルナンド・リクセンがゼ・ロベルトにファウル、バイエルンがPKを獲得。キッカーはリベリー。GKビアチェスラフ・マラフェエフが一度ストップするも押し込まれて、バイエルン先制。
しかし60分にルシオがオウンゴールを献上し1-1。
ロシア代表アニュコフという主力を欠きながらも(あちらはトーニがいなかったが)、健闘を見せた。
ゼニトが貴重なアウェーゴールと引分けという結果を手土産に、サンクトペテルブルグに帰還する。第2戦は5月1日。
posted by batistuta |00:52 |
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2008年04月24日
チャンピオンズリーグ準決勝第1戦、バルセローナvsマンチェスター・ユナイテッドの試合がカンプ・ノウで行われた。
開始2分、エリア内でDFミリートがハンドを犯しPK。しかしこれはC・ロナウドが枠を外してしまう。その後は下がって守備的に戦うマンチェスター・Uと、ポゼッションで攻め込むバルセローナという構図に。両チームに好機はあったが、ゴールは生まれずスコアレスドローに終わった。
全ては29日のオールド・トラッフォードでの第2戦に委ねられた。
■プレビュー
2005年のバロンドールの姿はそこにはない。期待されて加入したアンリもベンチだ。シーズン前に期待された「ファンタスティック4」は機能することなく終盤戦に来てしまった。
カピタン(キャプテン)・プジョルはカード累積のため出場停止。イニエスタがスペイン代表でも同じ、WGのポジションに入る形となっている。
GK ビクトル・バルデス
DF エリック・アビダル
ガブリエル・ミリート
ラファエル・マルケス
ジャンルーカ・ザンブロッタ
MF 'アンデルソン・ルイス・デ・ソウザ' デコ
トゥレ・ヤヤ
チャビ・エルナンデス・クレウス
FW アンドレス・イニエスタ
サミュエル・エトオ
リオネル・メッシ
アウェーのマンチェスター・Uは、CBのヴィディッチが急性の胃炎で直前になっての欠場。ピケ、オシェイ、シルベストルを差し置いて、ハーグリーヴスが右SBに入る。
そして「アウェーの暴れん坊」パク・チソンが今日もアウェーのピッチをかき回す。
98-99シーズンにバイエルンとのCL決勝を戦い、奇跡的なロスタイム2得点の逆転優勝したのはここカンプ・ノウ。再び歓喜を再現できるか。
GK エドウィン・ファン・デル・サール
DF パトリス・エヴラ
ウェズ・ブラウン
リオ・ファーディナンド
オーウェン・ハーグリーヴス
MF パク・チソン
ポール・スコールズ
マイケル・カリック
ウェイン・ルーニー
FW カルロス・テベス
クリスチアーノ・ロナウド
CLでの戦績は2勝2敗3分の五分。マンチェスター・Uのスペインでの戦績は16戦6引分け9敗、勝ったのは対デポルティボのみ。
かつてプレミア・アーセナルにいたアンリが鍵を握るか。マンチェスター・Uとの18度の対戦で9ゴール。スタメンでも悪くなかったか。
■いきなりのPKも…
開始早々、CKを得たマンチェスター・U。ゴール前でC・ロナウドがヘディングで飛び込むところを競り合ったミリートが痛恨のハンド。
PKを蹴るのはC・ロナウド。しかし右ポストの横へ外してしまう。ローマとの準々決勝ではデ・ロッシが外していたが、やはりアウェーの重圧だろうか。今日のカンプ・ノウは異様な盛り上がりを見せている。
その盛り上がりにも後押しされてか、バルサの攻撃陣も活気づく。リーガ・エスパニョーラでここ5試合で1勝3敗1分と、優勝争いをするにはあまりにも不甲斐ない。実際、首位のレアル・マドリーには勝ち点11差をつけられているほどだ。
おそらくマンチェスター・Uの「白い」アウェーユニホームがレアルのエル・ブランコ(白)を連想させるのか、バルササポーターのブーイングにも一層力が入る。
白い壁は8・9枚――アウェーで「まず失点しない」というのはファーガソン監督の思惑だろうか。前がかりのバルサに1発カウンター、とりあえず負けないことを念頭に置いているようだ。4枚×2の分厚い壁。
しかしバルサの攻撃陣は「白いコーン」にするべく、華麗なパスワークを見せる。お馴染みの攻撃だが、最後のフィニッシュの部分に精度を欠く。「そこにいて欲しい」というラストパスに2人目、3人目の飛び込みが少なかった。
バルサの前へ前へ、という圧力がGKファン・デル・サールのミスキックを誘う。そして50分、ウェズ・ブラウンからメッシがボールを奪うと、エトオが一気に右サイド深く持ち込む。しかし自ら打たず大事に行きすぎて得点できない。
その直後、またバルサらしいパス回しからイニエスタがヒールパスでお膳立てをするも、エトオのシュートはサイドネット。
メッシは既にカード2枚。ケガから復帰したてのところもあるだろうし、次節を考えてボージャン・クルキックと交代する。77分にもデコに代えてティエリ・アンリをピッチに送り出すライカールト監督。しかしもっともっと仕掛けていっても良かったのではないか。
結局ゲームは動かず0-0、スコアレスドローに終わった。
■総括
シュート数は21本うち枠内8本、ボールポゼッションは62%。数字だけ見ればバルサが圧倒したに見える。しかしファーガソンは「ハーフタイムに選手たちに言ったことだが、バルセロナを危険なゾーンに入れなかった」と試合後のインタビューで答えている。やはり守備的に行く指示を与えていたのだろう。
何より、マンチェスター・Uは26(土)にはプレミアリーグでチェルシーとの頂上決戦がある。ここで全力を出して消耗するわけには行かなかった。アンデルソン、ギグス、ナニという攻撃のカードをスタメンで使わず温存した。
攻めに攻めたが点を取りきれなかったバルサ。しかしリーガ・エスパニョーラでの優勝は絶望的で、残されたタイトルはビッグイヤーのみ。となるとオールド・トラッフォードでの第2戦は死に物狂いで来るはず。
プジョルが帰ってくるので、守備に1本スジは通るはずだ。0-1でもいいし、1-1でも良い。今日のように「自陣に引き篭もる」ことはないと思われるので、スペースができればバルサのボール回しのスペースはできるはずだ。点の取り合いにでもなればバルサの望むところである。
ファーガソンの守備的な戦い方が吉と出るか凶と出るか?
そしてチェルシー戦の結果が、第2戦に大きく影響するに違いない。
世間で思われているほど、マンチェスター・Uに圧倒的なアドヴァンテージがあるわけではない、そんな第1戦の結果と第2戦への展望だ。
posted by batistuta |12:43 |
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2008年04月23日
チャンピオンズリーグ準決勝第1戦、リヴァプールvsチェルシーの試合がアンフィールドで行われた。
戦前にチェルシーのグラント監督が「1点を争う試合になるだろう」と予想した通り、拮抗した試合展開が続いた。均衡を破ったのはホームのリヴァプール。早いリスタートから右サイドへ展開、クロスを弾かれたがマスチェラーノが前線へ送り、詰めたカイトがゴールを決めた。
その後も両チームが好機を作り出すも堅い守りで防ぎ、1-0で終了と誰もが思った95分、左サイドからS・カルーが上げたクロスをクリアしようとしたリーセがオウンゴール。
あっけない結末、1-1で終了。予想外のアウェーゴールを手土産に、チェルシーは30日の第2戦を「リーグ戦80試合無敗」のスタンフォード・ブリッジで迎え撃つ。
■プレビュー
リヴァプール(以下、レッズ)は、リーグ戦でヒーピアが頭を打ち負傷交代。今日はベンチスタート。
ジェラードも首のケガで欠場していた。「首が右にしか曲がらないなら、左WGで起用しようか」というベニーテス監督が冗談を飛ばせる位、状態は悪くないようだ。ジェラードはスタメンで出場。
今日はアルベロア出場でスペイン総動員の巻。
GK ペペ・レイナ
DF アルバロ・アルベロア
ジェイミー・カラガー
マルティン・スクルテル
ファビオ・アウレリオ
MF シャビ・アロンソ
ハビエル・マスチェラーノ
ディルク・カイト
スティーヴン・ジェラード
ライアン・バベル
FW フェルナンド・トーレス
アウェーのチェルシー。
GKツェフは、14日のウィガン戦から戦列に復帰している。練習中にベン・ハイムと衝突し、唇とアゴに負った50針の裂傷も、新たなプロテクターでしっかり保護。代わりに第2GKクディチーニがCLフェネルバフチェ戦で負傷しベンチ外。
ランパードは、母親が肺炎で入院し、看病のためリーグ2試合を欠場。容態が安定したため、戦列に戻ってきた。
マイケル・エッシェンはカード累積で出場停止。
GK ペトル・ツェフ
DF パウロ・フェレイラ
リカルド・カルバーリョ
ジョン・テリー
アシュリー・コール
MF クロード・マケレレ
ミヒャエル・バラック
フランク・ランパード
FW フロラン・マルダ
ディディエ・ドログバ
ジョー・コール
■光る堅守、CBコンビの貢献
8月19日のレッズホームは1-1。イエローカード合計10枚。
2月10日のチェルシーホームでは0-0。イエローカード合計5枚。
開始早々、ロングボールを受けようとしたドログバに対してのチャージに笛が吹かれ、チェルシーがFKを得た。この時、「今日の主審のジャッジは厳しいか?」と予想された。しかしファウル数合わせて36、イエローカードは1枚であった。
今日光ったのは、両チームのCBコンビだった。
レッズのスクルテルは今冬ロシアのゼニトからやってきたスロバキア代表CB。ダニエル・アッゲルの離脱、サミ・ヒューピアの衰えをしっかりと埋めている。カラガーと協力し、(ケガで不調だったとはいえ)ドログバをハードマークで封じることに成功した。
カルバーリョはチェルシーに加入して4年、テリーとコンビを組んでいると思われるが、フォアチェックとカヴァーリングの補完性はかなり高い。トーレスにほとんど仕事をさせず、存在を消した。
■MOM ディルク・カイト
そしてMan Of The Matchと言うべき活躍をしたのはディルク・カイト。EURO2008でメンバー選考から漏れているのが不思議だが、今日もレッズで豊富な運動量と献身性を見せた。自陣のゴールライン近くまで戻って守備をし、SBの逆の動きをしているのではないかと思わせる。
42分にレッズに先制点をもたらしたのもカイトの献身だった。
センターサークル近くでバベルがファウルをもらうと早いリスタート。右サイドのスペースに蹴り出し、抜け出したのはやはりカイト。クロスは弾かれたものの、こぼれ球を拾ったランパードをX・アロンソと協力してカイトが挟みこんでカット。そのこぼれ球をマスチェラーノがGKツェフとDFラインの間に「落とすような」パス。マケレレのカヴァーリングの動きを制して、カイトがシュート、ツェフの堅守を破った。
カイトはCLで5点目。インテル戦、アーセナル戦とも第1戦で決めているのが興味深いところだ。
■ドログバの不調、ツェフの躍動
不調のドログバはいつもの迫力がない。試合中の接触でさらに痛めたようで、動きに精彩を欠く。しかしグラント監督はドログバを下げることなく、J・コールに代えてサロモン・カルー、バラックに代えてニコラ・アネルカをピッチに送り出す。
レッズは左SBに入っていたアウレリオが、接触のない状態で左の鼠径部(そけいぶ、内ももに近いところ)を痛めて、ヨン・アルネ・リーセと交代するトラブルが。そしてこの交代が運命を決めた。
ドログバが不調にあえぐ一方でGKツェフはキレていた。30分にライン裏を突いて抜け出したトーレス、お得意の左サイド45℃のGKとの1対1の場面だったが、「絶妙の間合い」に詰めたツェフの勝利。
84分には右サイドでカイトからボールをもらったジェラードが、ペナルティエリアに入ったところから強烈なミドルシュートを右上隅に狙うが、ツェフは左手一本でワンハンドセーブ!
追加点だけは許せないロスタイムの93分、左サイドからレッズのCK。ファーサイドにボールが流れ、フリーのトーレスにボールが渡り万事休すかと思われたが、ここにも立ち塞がるのはツェフ!コースをしっかり消した絶妙のポジショニングで失点を許さない。
■「アンフィールド」×「準決勝」 = 「1-0」
04-05シーズンの準決勝、そして06-07シーズンの準決勝でもアンフィールドでは1-0というスコアだったこの対戦。その計算式は今日もその結果に終わるのか…。観客も、ベンチも、そしてピッチ上の選手もそう思っていたに違いない。
ロスタイムは4分。アネルカ投入後もさほどチャンスを作れない。得点の薫りがしないまま、1分、2分と時は刻まれる。
4分がすぎた。チェルシー、左サイドからのスローイン。「これが最後の攻撃…!」という必死さが見えていたわけでもなかった。レッズプレイヤーに囲まれたカルーがクロスを上げる。ドログバが詰める…といえるほどの距離も気持ちも近くなかった。
しかしアネルカにマンマークでついていたリーセが、ワンバウンドするくらい低いボールを足ではなく、ダイビングヘッドで処理した。微動だにできないGKレイナの横を突き刺したゴール。チェルシーゴールに向けられたかと見紛うほどのオウンゴールだった。
「何が起こったんだ?」混沌がアンフィールドを包んだ。狐につままれたような納得の行かない結末だった。1-1。思わぬ「プレゼントゴール」を得たチェルシー。
モウリーニョ政権から続く、リーグ戦80試合無敗という圧倒的な戦績のホーム、スタンフォード・ブリッジへアウェーゴールを持って戻れることになった。
■週末の展望
一気に形成が有利になったように見えるチェルシーだが、週末のことを考えると頭が痛いだろう。35節終了時点で勝ち点3差の首位、マンチェスター・ユナイテッドとの天王山決戦を迎えるのだ。リーグ戦残るは3試合。この試合の負けはリーグ優勝からの負けも意味する。
「二兎を追うもの、一兎をも得ず」か。グラント監督は昨年のプレミア王者に、そして昨年のCLファイナリストに頭を悩ませ続けられる日々が続く。
その後は「解放という辞任」か、「栄光という続投」か。
posted by batistuta |06:49 |
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2008年04月21日
1995年のU-20ワールドユース大会でのオランダ対ホンジュラス戦で、私は90分間戦うべき試合を、77分で中止にしてしまった。試合が終わったあとの私の感想は「退場になるようなファウルをおかした選手が悪かったのだ」というものだった。しかし、その後、冷静になって試合を振り返って考えてみて「いや、責任は選手にあるのではない。自分のレフェリングに問題があったのではないか」と思うようになった。 (「ジャッジをくだす瞬間」あとがきより抜粋)
前々回の記事で、新潟vs京都戦の記事を書き多くのコメントをいただいた。大半は「おかしかったジャッジ」を批判した記事に賛同いただいたものばかり。否定・批判の書き込みも来るかと思われたがなかった。コメントの削除は一切していない。今回、試合から日を置いた上で改めて書いてみる。
審判に関して理解が足らないのではないか、ということで岡田正義氏の「ジャッジをくだす瞬間」を購入し、早速読んでみた。岡田氏は現在もJリーグで笛を吹き、「ジャスティス」の愛称(?)で有名な主審である。岡田氏はワールドカップフランス大会のグループリーグで主審を務め、1997年・2002年・2007年には、Jリーグ優秀主審賞を獲得している。
まだまだサッカーに理解の足らない私なので、発見と共に読ませていただいた。
45歳定年制、1試合に走る総距離、基本的にはアマチュア審判であること、当然ある観客、選手からのプレッシャー。
ワールドカップドイツ大会で、上川徹氏が3位決定戦で主審を務めたのは日本でもニュースになった。この上川氏も優秀な審判だが、今年45歳になるため最後の大会だった(イタリアの有名なコッリーナ氏も年齢で引退している。正しいジャッジができても、だ)
経験が必要だが、積んできたと思ったら審判引退、となる難しい職業である。
そして今回の主役、佐藤隆治氏である。
31歳になりたての若い審判。JFAの審判養成学校卒業生第1号ということらしい。
民放でしかJリーグをチェックしていない方は、「管理人さん、あなたは何を言っているのか?」と思うかもしれない。
なぜなら、TBS「スーパーサッカー」テレ朝「やべっちFC」などのハイライトでは、「荒れた試合展開」の一言で済まされたからである。ではなぜ一部で物議をかもしているかは、スカパー!の「Jリーグ アフターゲームショー」において、野々村芳和がこの試合の不審な部分を取り上げたため。
ログイン制のHPを紹介する形で恐縮だが、ニコニコ動画にアップされている↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3042088
民放では時間も限られているし、視聴率優先のためこのような新潟vs京都戦を細かく取り上げることがないのは理解できる。
今年3月のゼロックススーパーカップでも、家本政明主審のジャッジが議論を呼んだ。こちらは3月1日に行われた唯一の試合だったので、たっぷりと時間があった。あとは鹿島サポーターが乱入したことも取り上げられる要因になったのではないだろうか。
しかもこのジャッジは「ルールをガチガチに守りすぎて余裕がなく、主審と選手の関係が崩れた」と後日の専門誌には掲載されている。GK曽ヶ端のPK飛び出しが早すぎるなど、ルールを遵守していた。選手が細かいルールを理解していなかった、という話もあったくらいだ。
しかし新潟vs京都戦のジャッジは異なる。シミュレーションを見抜けず、京都の選手らとコミュニケーションを取ることもなく、線審とも協力せず、淡々とカードを出して試合を壊していったのだ。
新潟vs京都戦は、Jリーグの中の「ただの1試合」にすぎないかもしれない。しかし、その小さいところから、レベルの高いジャッジをできずに、プレッシャーのかかる大舞台で落ち着いた正当なジャッジができるだろうか?
2002年9月の柏vs名古屋戦以来の3人退場になったこの試合、「荒れた」で済まされるものだろうか?もし京都の退場が正当ならば、「ラフプレーが多すぎる」としてチームに忠告があってしかるべき事態である。「フェアプレーの精神にのっとる」ならば必要なことだ。しかし各ニュースはこの「異常な4人退場」を黙殺している。
岡田氏の著書に「FIFAにはインスペクター(審判評価)があり、イタリア地元紙(おそらくガゼッタ・デッロ・スポルト紙)は審判にも評価をつける」とあった。今回の佐藤氏にはどれほどの点を付けられるだろうか?
野々村氏の指摘の後追いで申し訳ないが、動画を見られない人のために記述する。
序盤の5~15分で、主審はジャッジの一定の基準を定めるという。この日の当たりがこれくらいなら流すかファウルか、それともカードか…。この序盤の見極め時間で、「今のでファウル?」という不可解なものが続いた。
■中山と千代反田の競り合い
そして9分、右サイドのスペースに大きくボールを出した京都。京都の中山と新潟の千代反田が競った。ボールは千代反田が処理を誤り、ゴールラインを割ってしまった。すると中山に激しい接触をされたわけでもないのに、悶絶する千代反田。「目の前の」線審は即座にフラッグをコーナーに指す。コーナーキックだ。しかし、センターサークル付近にいた佐藤主審は「中山のファウル」を宣告したのだ。線審は苦笑いしていた。
■シジクレイの場合
まず最初の34分のファウルシーン。パスを受けるアレッサンドロの後ろから足を出してインターセプトを狙うが、悪質なものではない。あの程度の接触ならばJリーグで日常茶飯事にあるレベルだ。しかし少しの当たりで一回転したアレッサンドロを見てかイエローカードを提示する佐藤主審。回転もリプレイで見れば後付けのようだ。
そして41分、スルーパスに競り合うシジクレイと矢野。シジクレイが半歩か一歩先にいた状態で、コースを保持するために右手を上げた。「故意にヒジを出したもの」ではない。腕は曲がっていない。
これもまるで「後付け」のように、急に痛がり出す矢野。スローモーションで見れば一目瞭然である。ここも線審に確認することもなく、シジクレイに注意することもなく、即座にイエローカードを提示。あの腕もダメだというなら、それこそ加藤監督が試合後にコメントを出した「手錠をかけて戦うしかない」ということになる。
■田原の場合
50分、新潟ゴール前まで持ち込んだ田原がスライディング。明らかにボールに先に足が届いているのは田原。ここも9分の中山と競り合った千代反田が足を痛めるポーズ。線審の視界内だが、主審判断でイエローカード。当然、田原は不満の表情。
■増嶋の場合
1回目の競り合い、2回目の競り合いともに、前半13分などで見せた矢野との競り合いとそう変わるものではない。ファウルは取られても、カードレベルではない。ただ1回目は、増嶋は地面を叩いて抗議の意を示したため、これにカードを出されたと言える。
このレベルの競り合いでカードを出されているようでは、国際舞台で戦う時に一体どうするつもりなのか?「日本にフィジカルはいらない」と鎖国でもするつもりだろうか?
危険なプレーの場合は即、イエローカードやレッドカードで退場すべきである。選手生命を守るためだ。しかしこの日の京都のプレーはいつもと変わらない。むしろ水曜にあったナビスコの浦和戦の方が激しかったくらいだ。
岡田氏は著書でこう語る。
実際に審判にミスがあったかどうかは別にして、このように審判がファンの話題になるのはあまりほめられたことではない。正しい判断をして当たり前なのが、審判の世界なのである。だから、試合後に話題になるほうがおかしいといえる。
(P226より抜粋)
海外サッカー番組には、不当ジャッジを討論する番組がある。日本もこれくらいやれ、とまでは言わないが、せめて専門誌レベルなら取り上げてほしいことではある。エル・ゴラッソには失望した。
逆にスカパー!の「Jリーグ アフターゲームショー」と、野々村芳和氏には敬意を表したい。「正しいものは正しい、おかしいものはおかしい」と言える状況でないと、どう考えても健全じゃないし、今後のサッカーの発展にも関わることだ。野々村氏が司会を外されるような事態にならないことを祈る。
週刊サッカーマガジンや週刊サッカーダイジェストの動向にも注目し、「オブザーバー」役となろうと考えている。取材には「取材申請」というものが必要で、ヘタなことを書くと申請が下りなくなる、ということもある。
日本代表で提灯記事があるのも(今季無得点の高原が招集されてもどのメディアも異論を唱えない)、そのためだ。フランスみたいに「叩きっぱなし」もどうかとは思うが、自由闊達に意見交換できる状態であってほしい。
Jリーグに意見したいとも思ったが、Jリーグオフィシャルに問い合わせの番号やメールアドレスは載っていない。
他はどうなってるのか調べてみると、
ホームページに問い合わせメールアドレス有り
・日本野球機構(NPB)
・セリエA
・リーガ・エスパニョーラ
・ガゼッタ・デッロ・スポルト
ホームページに問い合わせメールアドレス無し
・プレミアリーグ(The FA含め)
・エル・ゴラッソ
試合を壊されて誰が得しただろうか?雨の中、今季初勝利を願って駆けつけた新潟サポーターに、試合後に笑顔はなかった。むしろその8人相手に無様な試合をした選手に怒るサポーターもいたと聞く。
京都からだと片道で10000円かかる。それだけのお金をかけてやってきたサポーターにこの試合を見せて、Jリーグや主審は恥ずかしいと思わないのだろうか?
「イレブンミリオンプロジェクト」と称して、過去最高の集客を目指すJリーグ。もちろん広告やイベントを打つのは当然のこと。しかし内容も伴う必要がある。選手や試合だけでなく、主審もそうだ。
今は名古屋が面白い。面白い、魅力的なサッカーをやっているからだ。
新潟vs京都戦のように、主審が試合を壊すことがあってはならない。
無効試合とか再試合にしろとは言わない。
せめて佐藤氏とJリーグに誤審を認めてもらって、再発防止を心がけて欲しい。
そして面白いサッカーをやって、イレブンミリオンを達成してほしい。
終わりに、参考サイトをのリンクを貼っておく。
メディアを鵜呑みにする危険性を感じてほしい。記者によって、そしてJリーグ本体の書き方でこんなにも印象が変わるのだ。
色々と見た上で、考えて判断してほしいと思う。私は自分の主張はするが、押し付けたくはない。
コメントお待ちしております。
サンガオフィシャル
http://www.sanga-fc.jp/game/score/20080419.html
ニッカン
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080420-350399.html
サンスポ
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200804/st2008042009.html
デイリー
http://www.daily.co.jp/soccer/2008/04/20/0000960706.shtml
報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20080420-OHT1T00028.htm
中坊コラム
http://www.geocities.jp/j1koramu/08/nono.html
J's Goal
http://www.jsgoal.jp/game/2008/20080100010420080419.html
カード配布ランキング(第7節はまだ更新されず)
http://www.geocities.jp/trinitadatahouse/sinpan2008.html
追記
当方、サンガファンですが、公平を期した記事作りをしたつもりです。
家本氏については、京都サンガの職員であった事実は知っております。
家本氏が京都の試合を吹かないことを得と思いませんし、現在研修中ということなので、今後ピッチに立った場合、正当なジャッジをされることを望みます。
posted by batistuta |15:15 |
京都サンガ |
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2008年04月20日
セリエA第34節、ローマvsリヴォルノの試合がスタディオ・オリンピコにて行われた。
最下位リボルノは、FW一人を残しての「9バック」に近いカウンター戦術。ローマは攻めあぐね、しかもトッティが39分に負傷退場。
54分にヴュチニッチの巧みなヘッドコントロールで先制点を挙げるも、83分にディアマンティに直接FKを決められる。追加点を挙げられなかったローマは、最下位相手に痛すぎる敗戦。しかもトッティのけがが「右ひざ前十字じん帯の局部的損傷」と判明した。手術をしなくても復帰まで50日かかるとの見込みも出ており、優勝争いに黄信号どころか赤信号が灯りつつある。
■プレビュー
チャンピオンズリーグでは敗退したものの、首位インテルとは勝ち点4差の2位につけ、優勝の可能性を残すローマ。コッパイタリアでも、森本貴幸所属のカターニアを1-0で降し、2冠も視野に。
GK ドニ
DF シシーニョ
フィリップ・メクセス
フアン
マックス・トネット
MF ダニエレ・デ・ロッシ
ダビド・ピサーロ
ミルコ・ヴュチニッチ
シモーネ・ペロッタ
ホドリゴ・タッデイ
FW フランチェスコ・トッティ
アウェーのリヴォルノは、昨夏の移籍市場でディエゴ・トリスタン(元スペイン代表、デポルティボ)、ヴィカシュ・ドラソー(元フランス代表、ミラン)、ジュリアーノ・ジャンニケッダ(元イタリア代表、ラツィオ)など獲得したがほとんど機能せず。
今日1トップを務めるフランチェスコ・タヴァーノは、エンポリで活躍後ヴァレンシア、ローマと渡り歩くも結果を出せず、リヴォルノに行き着いた。
また、チームが降格した場合イタリア代表の第2GKを務めるマルコ・アメーリアの流出は必至。
ここ5試合で2分3敗と散々な成績に終わっている。
■前半 自陣を固めるリヴォルノを攻めあぐねるローマ トッティの負傷退場
下位チームにありがちな、カウンター狙いの戦術を取るリヴォルノ。FWタヴァーノを前線に残して、3バックに加えてサイドハーフも下がって5バック、2列目も戻って9バックとも言える形になる。
そんな引き気味のリヴォルノに対して、全体をコンパクトにまとめて攻めるローマ。9分、最後尾のフアンがロングパス。ライン裏を完全に抜け出したトネットが受けてGKと1対1!…と思いきや、安全策をとってマイナス気味にトッティにパス。これがクリアされてしまう。
11分、リヴォルノのペナルティエリア内で、リヴォルノDFが足を上げすぎたためにファウル、間接FKを宣告される。シュートを狙ったトッティだったが、DFが懸命にブロック。トッティは足を痛めたようだ。この後も強烈なミドルシュートを放ったトッティだが、この後自らサイドに出て治療を受ける。
しかし良くなることはなく、マンシーニと交代。ヴュチニッチがトップに入ることとなった。
■後半 ローマ先制も…
52分、何とか扉をこじ開けたいローマ。デ・ロッシが中央からドリブルで突っ掛ける。ヴュチニッチにパスを送り、さらに右サイドのシシーニョへ展開される。デ・ロッシがこの一連の動きの間にゴール前に。シシーニョからパスをもらったが、もらいたいところよりも後ろにクロスが来た。崩れた姿勢からのシュートで決めることはできない。
54分、ついに試合が動く。中央でボールをもらったペロッタ、白い壁(アウェーユニフォームのリヴォルノ)を背にして後方のピサーロへボールを預けると、反転してゴール前に迫る。ピサーロがフワリとパス。しかしペロッタより先に反応したヴュチニッチが、身体を捻りながらジャンプしヘディング。ループ気味のシュートはGKアメーリアを超えてリヴォルノゴールに吸い込まれていった。1-0、ローマ先制!
ヴュチニッチは3試合連続、今季7ゴール目を挙げた。
その後もボールポゼッションはローマ。ゴール前の密集地帯でペロッタと、左サイドから来たマンシーニ。2人が注意をひきつけ、右サイドのシシーニョへ展開。52分の攻撃の再現とばかりにシシーニョは中央へクロスを送るも無人。マンシーニがゴール前へ行く際にリヴォルノDFにブロックされて出遅れていた。
ここで実況の西岡明彦氏が興味深いデータを提示した。リヴォルノが先制された試合は今季17試合。負けた試合は16。追いついて引き分けにしたのは、昨年12月のローマ戦だけだというのだ。そして…
82分、途中交代で入ってきたアレッサンドロ・ディアマンティがドリブルで仕掛ける。ローマDFは2~3人で囲んでいたし、リヴォルノ攻撃陣の押し上げも少なかったので無理をする必要はなかった。しかしフアンがスライディングタックル。このプレーにイエローカード。
絶好のポジションでFKを得て、キッカーはディアマンティ。短い助走、コンパクトに左足を振り抜くと、ローマゴールへ完璧な軌道を描いた。1-1、リヴォルノが同点に追いつく。
その後、ローマは何度もリヴォルノ陣内に攻め入るが、焦りからか攻撃の組み立てが甘くなる。ロスタイムに決定機を得たが、GKアメーリアが立ちはだかった。
1-1でゲームは終了した。
■総括 こぼしたミルクは帰ってこない そしてトッティの今季絶望の可能性
自陣を固めたリヴォルノから2点は奪えず、トッティを失うという誤算が生じ、油断から失点。流れからの失点は感じられなかったので、セットプレーの機会を与えてしまったのはミスと言える。
インテルはイブラヒモビッチがケガの療養でスウェーデンに帰国。しかしヴィエラやカンビアッソが復調しており、厚い選手層でチームも上向きだ。日曜日にアウェーでトリノと戦うが、取りこぼしはあまり考えられない。
ローマはインテルやリヴォルノではなく、自分たちに負けた。試合終了後にピッチに崩れたデ・ロッシの態度が正に物語っているだろう。
加えてトッティの今季絶望か。すぐに検査し、右ひざ前十字じん帯の局部的損傷が判明。手術なしで50日、手術をした場合5ヶ月の診断がなされた。来季の開幕に間に合わない可能性もあるということだ。
格下相手としか試合を残していないとはいえ、ピンチを迎えたローマ。コッパイタリアも決勝に進めば、インテルもしくはラツイオと苦しい戦いを強いられそうだ。
ここまで読み進められた方にのみ、タイトルの意味を書く。
「Ciao!Scudetto!」は、「こんにちは、スクデット(優勝)」ではなく、「さようなら、スクデット」である。
posted by batistuta |19:13 |
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