2008年02月28日

Inter vs Roma


 第25節、インテルvsローマがインテルホームのジュゼッペ・メアッツァで行われた。インテル60pts、ローマ51ptsの9ポイント差という1・2位の直接対決。引分けでも良いインテルと、スクデットを諦めないためにはどうしても勝ちたいローマ。過去記事にも書いているが、ローマは正に地獄ロード。正念場を迎える。

 まずはスターティングメンバーを。インテルは、GKにJ・セーザル、DFはマクスウェル、ブルディッソ、キヴ、マイコン。MFはカンビアッソ、サネッティ、ヴィエラ、スタンコビッチ、フィーゴ、FWはクレスポの1トップ。イブラヒモビッチとクルス、コルドバが欠場。スアソがスタメンか、という報道もあったが、まずは中盤を厚くして様子見、といったところか。
 対するローマはGKドニ、DFはトネット、メクセス、フェラーリ、カセッティ。MFはピサーロ、デ・ロッシ、ヴチニッチ、ペロッタ、タッディ、FWはトッティの1トップ。自分はここ1連の試合に注目してか、ローマの試合を観る機会が多いが、ローテーションとしてうまく回せていると思う。トッティの疲労が心配だが…。

 ロゼッティさんが主審を務めキックオフ。2分に早速インテルが仕掛ける。左サイドからマックスウェルがフィーゴとのウノ・ドゥエ(ワンツー)で抜け出し、中央のスタンコビッチへ。これは大きく外れる。ローマもピサーロ→ペロッタ→トッティ→ペロッタと流れるようなパスワークでインテルゴールに迫るも、最後のパスが長くペロッタ追いつけず。
 今日はスタメンのピサーロ、最近の凡ミスの多さが指摘されるところだが、今日も自陣でスローインを受けた際にファンブル。インテルの攻撃を食らってしまう。
 17分にインテルのチャンス。右サイドからマイコンがロングスロー。エリア右で受けたヴィエラが、フェラーリを背にしつつも浮き球をハーフボレーで中央へ折り返し!クレスポがボレーで合わせるも、GKドニが触ってポストに当たりゴールならず。活気づくインテルサポーター。
 ローマは狭いエリア・スペースがない中でも鮮やかなパス交換、スルーを交えた面白い展開を見せる。しかし詰める段階で、マイコン・サネッティがうまく身体を入れるポジショニングの良さで対応される。

 しかし37分に先制したのはローマだった。左サイド、センターライン付近でボールを持ったトネットが仕掛けてからヴチニッチにパス。ヴチニッチをマイコンとヴィエラが囲む。そこをトネットがオーバーラップし、パスを受ける。ヴィエラがマークの受け渡しを見失った形だ。フリーのトネットは中央へ左足でクロス。キヴの死角から飛び込んできたトッティが巧みにキヴの前に回りこんだ。キヴも足を出すが、トッティが飛び込んできた速さの分か、ほんの少し早く左足を出した。直前でワンバウンドしている難しいボールだったが、完全にコントロールしたトッティは左隅に突き刺した。
 0-1。一瞬いつもの親指を加える赤ちゃんパフォーマンスをしかけたが、ネット裏のインテルサポーターを挑発か、もしくはローマサポーターがいたのかは分からないが、両耳に手を当て観衆を煽る。逆サイドのローマゴール裏では発炎筒が炊かれ始めた。興奮と緊張が一気に増す。
 何としても引分けには持ち込みたいインテル。42分にはスタンコビッチのクロスにクレスポがあわせようとするもフェラーリが身体を寄せしっかりと対応する。45分、右サイドからフィーゴがCKを蹴り、ブルディッソが飛び込んできて頭で合わせたがクロスバーの上。フリーなので決めておきたかったシュートだった。

 そして前半が終了。0-1でローマがリードした。

 後半からスアソが入った。スタンコビッチが下がる。スアソが入ったので2トップに移行。フィーゴが左に回り中盤フラット4-4-2のような形になった。
 48分、ヴィエラがインターセプトしてカウンターに持ち込むも最後が合わず。インテルはこのヴィエラとフィーゴがあまり全体との連携が良くないように見える。元々が「オールスターがそのままチームになった」という印象だが、悪い時には攻撃の単調さが一気に噴出す。組織的に動くローマなどと比べるとよく分かる。
 57分には"スーペル・マリオ"マリオ・バロテッリ、60分にはペレを投入。17歳のFWと20歳のMFを入れてきた(カンビアッソとフィーゴが代わる)。ローテーションの意味もあるだろうが、1点ビハインドがある中で思い切った采配をとってきたマンチーニ。マニシェやヒメネスもベンチ入りはしているのだが。そんなバロテッリ、ライン際でボールをファンブルし相手ボールに。「自分の息子の成長を見守るかのような」観客はそれでも暖かい拍手を送る。イタリアカップでの活躍が記憶に新しいのだろう。しかしマンチーニはベンチから出てきて、激しく怒り叱咤する。
 ここでインテルにトラブル。右サイドの突破を狙ってきたカセッティと競り合っていたマックスウェルが、エンドラインまで走りこんだ際に左足首を強く捻ってしまった。これで退場することに。交代枠を使い切っていたので代えることができず、残り時間を10人での戦いを強いられる。50分にはブルディッソがイエローカードをもらい次節出場停止に。中盤から前は人材豊富なインテルだが、最終ラインが野戦病院と化しローテーションに影響が出そうだ。
 一方のローマはピサーロに代えてアクィラーニを。さっそくアクィラーニがゴールに絡む。相手陣内右サイドでボールを受けたトッティ。左腕で相手DFを牽制、間合いを取り、右足でボールコントロール。ヒールで前線に飛び出したペロッタにスルーパス!ペロッタは中央へショートクロスを上げ、そこにアクィラーニが飛び込む。J・セーザルは右に反応していたが、左足を残し当てて難を逃れた。絶好のチャンスを逃し頭を抱えるアクィラーニ。
 70分、クレスポが相手陣内で倒れる。ノーホイッスル。フィーゴも前半に同じように倒れこんでいたが接触はなく、主審は冷静な判断を保っていた。
 ローマが次々とインテルゴールに襲い掛かる。ヴチニッチはポストプレーをこなしたり、右に流れたりと精力的に動く。守備陣も、インテルの前線スアソとバロテッリに送るロングフィードに対して、フェラーリとメクセスがしっかりと対応していた。
 しかしこのゲームの転換点がここで訪れる。メクセスがイエローカードをもらう。ゴール前の競り合いで倒れこみ、レスキューがやってきたがそのまま試合に戻るという動きをした。遅延行為ととられたかは分からないが、主審はイエローカードを提示。おそらく1回ピッチを出て治療を受け、審判の了承を出てから戻る、という手順を踏まなかったからかもしれない。そしてその2分後、メクセスはクレスポを突き飛ばしてしまい、2枚目のイエローカード。一瞬にして退場になってしまった。そして次節出場停止。これで10人対10人になった。タッディに代えて怪我明けのファンが入る。何とか逃げ切りたいところ。
 インテルに大きなチャンス。86分に右からマイコンのクロスが上がり、クレスポがヘッド。しかしここもフェラーリがうまく身体を寄せていたのでクリーンヒットはせず、ドニがファインセーブ。
 CKはしのいだが、インテルのスローインから中央にクロスが送られる。入ったばかりのファンが頭で外に弾き出し、この交代はうまくいったか…と思ったのも束の間、サネッティがルーズボールにいち早く反応。ボールが浮き、ローマDFに囲まれている難しい状況だったが、右足一閃振り抜いた。ドライヴがかかったボールはローマゴールに吸い込まれた。さすがのドニもこれは止められない。インテル、土壇場で追いついた!1-1!普段は冷静なインテルのバンディエラ(旗頭。チームに長年いる象徴的存在)もこの時ばかりは喜びを爆発させた。今季初ゴール。
 ロスタイム4分が表示されるも、発炎筒が今度はピッチに投げ込まれたり、バロテッリとペロッタがイエローをもらうなど荒れた展開になってしまう。またカセッティはサネッティと右サイドで競り合った際に肩から落ちて負傷してしまった。
 後味の悪い雰囲気の中、長い笛が吹かれた。1-1のドロー。インテルにとっては大きな引分け、ローマには寸前で手からこぼれていったかのような引分けになってしまった。インテルはリーグ無敗を堅守、直接対決を制したことでスクデットに大きく近づいた。しかし来週のチャンピオンズリーグの結果によってはまた大きく戦い方が変わってくるはず。この数週間の試合は、正に大きな転換点となるはずだ。

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posted by batistuta |12:05 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年02月27日

Fenerbahce vs Sevilla

 遅くなりましたが、録画で観ました。フェネルvsセビージャ戦。
 
 個人的にはセビージャに注目している。リーガで目下得点王トップをひた走るルイス・ファビアーノ、背が高くも柔らかいプレーのフレデリック・カヌーテ、中盤の汗かき潰し屋のクリスティアン・ポウルセン、フランス代表にも定着してきたジュリアン・エスキュデ、超攻撃的サイドバックのダニエル・アウベス、GKアンドレス・バロップ。要所に人材を持ち、UEFA CUP2連覇という実績を引っさげCLに臨んだ。
 中でもバロップは、レアルのGKイケル・カシージャスが「昨シーズンのパフォーマンスを見たら、パロップが頂点に立つべきなのに、彼には何の賞もなかったじゃないか。誰が考えたってブッフォンじゃなく彼がベストキーパーだよ。だってブッフォンはイタリアのセグンダ(2部)でプレーしていたじゃないか。だからベストイレブンとか、ベストプレーヤーなんて議論がいかに馬鹿げたモノだかわかるってものだよ」と語ったほどの実力者GK(もちろん、バロップが戦ったのはリーガとUEFA CUPだろうという意見もあるかとは思いますが)

 グループリーグ終盤戦、アーセナルが勝ち抜きを決めたと見るや戦力を温存したため2位に。セビージャが1位通過になったがその実力は高いはず。カピタン(キャプテン)、CBハビ・ナヴァーロが今季絶望なのは痛いがドラグティノビッチらが穴を埋めるべく気張っている。
 もちろんプエルタの死やファンデラモスの裏切りなどもあった。しかしそれらを乗り越えての1位通過。注目せざるを得ない。

 さてラインアップ。フェネルバフチェはGKヴォルカン、DFはロベルト・カルロス、エドゥ、ルガーノ、ギョハン。MFはM・アウレリオ、セルチェク、ウール・ボラル、アレックス、デヴィッジ。1トップにケズマン。アレックスがゴール前からハーフラインまで精力的に動き回りゲームコントロールをしていたのが印象的だった(こちらはアッピアが膝の血栓のため今季絶望)。
 対するアウェイのセビージャ、GKはバロップ。DFはアドリアーノ、ドラグティノビッチ、エスキュデ、D・アウベス。MFはドュダ、ポウルセン、ケイタ、J・ナバス。FWはカヌーテ、L・ファビアーノの2トップ。

 1st legはフェネルのホーム、シュクリュ・サラチオール・スタドゥにて行われた。熱狂的なトルコのファン。黄色と紺(黒と思ってました…)、トルコ国旗、ビッグイヤーを掲げる選手の絵など各種様々な横断幕が次々と現れる。観客は大いに歌い後押しする。
 そしてゲームが始まった。歌がピッチを包み込む。セビージャがボールを持った途端に大ブーイング。しかしやはりカップ戦に慣れているのかセビージャは落ち着いてボールを回しポゼッションを高める。守備も激しくプレスに行っているようには見えないが、ファウルを犯すことなく綺麗に奪っていく。
 しかし先手をとったのはフェネルだった。16分、左サイドのセンターライン付近から、ウール・ボラルがセルチェクとのワンツーパスで一気に抜け出した。D・アウベスに追いつかれたところを切り返して右足でクロス。ゴール前のケズマンは頭で合わせるだけの高精度クロスだった。1-0。
 得点したことで落ち着いたかのように見えたフェネルだが、GKがパスミス。L・ファビアーノに奪われエリア外からシュートを打たれるもバーの上。
 しかし22分に右サイドを駆け上がってJ・ナバスからボールをもらったD・アウベスがクロスを上げる。セビージャのFW2人は反応できなかったが、DFエドゥがクリア…と思いきやミートできず、ボールが浮いてしまいそのままファーサイドへ。GKを超えてゴールに吸い込まれてしまった。まさかのオウンゴール。茫然と立ち尽くすエドゥ。これで1-1になった。
 33分にはフェネルのチャンス。アレックスのCK、こぼれたところにウール・ボラルが左サイド深いところからクロスを上げた。ファーサイドでアウレリオが頭で合わせたが、バロップが飛び込んできてセーブ!しかもバロップは、サイドネットに背中を預けて、その反動で戻りサードアタックに備えるという「ワザ」を魅せてくれた。
 39分には先程オウンゴールを献上してしまったエドゥがミス。セビージャの攻撃を守りきり、前線に配球しようとしたところを、後ろからJ・ナバスにカットされてしまう。被得点にはならなかったが、不用意で先程のミスを引き摺っているかに見えた。

 そして前半が終了、1-1。ボールポゼッションで56対44とセビージャが上回り、コーナーでも6-4と数字上でも押していた。

 後半になってからもデュダとカヌーテのミドルシュートと、セビージャが押す。しかし効果的に相手DF陣を崩せてもいない。
 そんな流れの中、フェネルに得点が生まれる。56分、左サイドコーナーからのCKをアレックスが蹴る。そのボールは中央にいたCBルガノの頭にドンピシャの、お手本のようなクロスだった。ゾーンで守っていたセビージャ、ルガノを完全にフリーにする失態を犯してしまった。2-1。
 セビージャは慌てない。デュダに代えてディエゴ・カペルを投入。U-20ワールドカップで注目された新鋭ドリブラーだ。このカペルが早速の大仕事。左サイドからのCKをカペルがニアに蹴った。ポウルセンは頭でファーへ流しエスキュデが左足で蹴りこんだ。これで2-2!
 フェネルは得点とともに、左翼を失った。エスキュデの着地点にR・カルロスの足があり踏まれてしまった。不慮の事故だったが、これで交代を余儀なくされる。ヴェデルソンが投入された。77分に35m付近でFKを得たが、もしR・カルロスがいて蹴っていたらどうなっていただろうと思わざるを得なかった。
 2-2のドロー。アウェイゴールを考えればこれを引き分けてしまうのはあまりにも痛い。勝ちに行かなければならない。ジーコはケズマンに代えてFWセミフを投入した。このジーコ采配が見事に的中する。
 86分、セビージャが攻めたてたところを耐え忍びフェネルのカウンター。相手陣内でアレックスが囲まれるもかわし、右サイドのセミフに全てを託した。セミフは対応してきたDFと1対1になるも股を抜いた。またニアサイド(右)を気にしていたバロップの逆をつくシュートだった。3-2とフェネルが3度突き放した。
 残る時間、セビージャは攻めたてたが明確な攻撃の形を作りきれずタイムオーバー。フェネルがまずは先勝した。2-2に追いつかれてからは、客席の歌声の「音量」が明らかに落ちていたが、逆転してからは息を吹き返し、試合終了後はお馴染みの黄色い紙吹雪が舞う中を歌い続けた。

 試合を振り返り、気になったのはフェネルのカードの多さだ。ホームにも関わらず5枚ももらうようなディフェンスでは覚束ない。ここを勝ち抜いたとして次戦かなり影響するのではないだろうか。試合運びもトータルではセビージャが勝っていた。セビージャはグループリーグではホーム無敗、リーガでもわずか2敗だ。2nd legはホームが有利とも言われる。早くも楽しみだ。

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posted by batistuta |13:35 | UCL・UEFA CUP | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年02月26日

ROMA vs FIORENTINA

 第24節、ローマ対フィオレンティーナの試合がスタディオ・オリンピコで行われた。

 ローマは現在2位、ユベントスと激しい2位争いをしている。3位に入るとチャンピオンズリーグ(以下CL)予備予選からになるので負担が大きく変わるのだ。スターティングメンバーはGKドニ、DFはシシーニョ、メクセス、フェラーリ、トネット。MFはデ・ロッシ、アクィラーニ、タッディ、ジュリ、ブチニッチ、FWにトッティ。CLで怪我をしたファンが休み。マンシーニはカード累積のため出場停止。
 ローマは厳しい日程が続く。
 2/24 フィオレンティーナ 
 2/27 インテル
 3/1  パルマ 
 3/5  CL 2nd leg レアル
 解説者の原博実氏は、「強いチームと連戦していた方が集中力が続く」と語った。18位パルマといえど、最近ミランが引き分けたばかりだし油断すると落としかねないゲームだ。 
 一方のフィオレンティーナはUEFA CUPでローゼンボリを下して2回戦進出。こちらも楽な日程ではない。この日のスターティングメンバーはGKフレイ、DFはウィファルシ、ガンベリーニ、クロルドルップ、ゴッビ。MFはヨルゲンセン、モントリーヴォ、クズマノビッチ。FWはムトゥ、ヴィエリ、セミオーリという布陣。
 
 前半はフィオレンティーナのペースだった。右サイドからゲームを組み立てる。開始3分、セミオーリのFKにガンベリーニが合わせるもドニがファインセーブ。12分にはゴール前に侵入してきたムトゥにクロスを送るもミートせず。
 ローマは攻撃的な両サイドバックのシシーニョとトネットが前線まで上がり、ドイスボランチのデ・ロッシとアクィラーニも広い視野で良いサイド展開を見せる。しかししっかり引いて守るフィオレンティーナDFを崩せない。スペースを効果的に潰され、決定機まで持っていくことができなかった。
 35分にはヴィエリがフェラーリを背負いつつパスを受け、反転して左足でシュート。GKドニが好反応を見せる。37分、フィオレンティーナのCKのこぼれ球をトッティがドリブルで上がりカウンターを狙うもフィオレンティーナDFの戻りは早く3人が囲む。ローマの押し上げがあまり早くない。しっかりとフィオレンティーナDF陣が戻ってしまったが、トネットが左サイドからクロス。こぼれ球をシシーニョがミドルシュートを放つもフレイがセーブ。今日は両GKの調子が良いようだ。
 2分後、フィオレンティーナにアクシデント。ハーフライン手前のヨルゲンセンからのスルーパスに、絶好のタイミングで抜け出したムトゥ。1対1になりドニが飛び込んでくる。ムトゥが倒れる際に左足を捻ってしまった。残念ながらここで交代することに。パパワイゴが入る。この交代でセミオーリが左、右にパパワイゴが入ることになった。45分にヴィエリがイエローカードをもらい次節出場停止に。ムトゥの怪我が重いとローテーションに影響が出るが…。

 前半はこのままスコアレスで終了した。

 後半になると、一転してローマペース。特に左サイドに入っていたブチニッチが輝きだした。後半開始早々、エリアに侵入してシュート。ここにトッティが詰めたが明らかにオフサイド。その後も2回良い突破を見せる。
 そしてついに試合が動いた。度重なるブチニッチの突破に翻弄されていたフィオレンティーナDF。またもや左サイドのエリアに侵入してきたブチニッチ。4人に囲まれながらもシュートを放った。するとDFの足に当たり浮いた。そこへ中央に入り込んでいたシシーニョが左足でファーサイドへ。フレイが飛びつくも届かずゴール!ローマが先制点を挙げた。
 すぐにフィオレンティーナが逆襲。パパワイゴが右サイドでキープしていたところに、クズマノビッチが走りこみパス。ミドルシュートを打ち込んだが、クロスバーを直撃した。
 段々とローマの持ち味が出てきた。左に張ったブチニッチがライン裏に抜け出したトッティにスルーパス。そのまま左にドリブルで流れて角度のないところからシュートを狙うもフレイが弾き出した。
 ローマの攻撃は止まない。タッデイに代えてトップ下にペロッタが入る。ジュリが右サイドへポジションチェンジ。ブチニッチとトッティのウノ・ドゥーエ(ワンツーパス)、トッティからジュリへスルーパス。交代によって前線が活気づき次々とゴールへ迫る。スパレッティ監督はさらにカセッティを投入して(ブチニッチと交代)、トネットをSBからSHに上げた。後にはシシーニョも前に上げてきた。残念ながら追加点はならなかったが、後半の見所ある攻撃はほとんどローマによるものだった。
 84分、ファウルでゲームが止まった。笛が吹かれたにも関わらず、シシーニョが大きく蹴りだした。この行為は主審に悪印象を与え、一発レッド。この日貴重な得点を挙げたものの、少し余計なことをしてしまった。
 ロスタイムは4分。フィオレンティーナが最後の攻撃に出る。ゴッビが左サイドからクロスを上げたところに、クズマノビッチが飛び込んできて頭で合わせた。ボールは左に逸れてしまったが、完全にフリーにしてしまった注意不足の不甲斐ないローマDF陣に怒りを表すGKドニ。ポストを思い切り蹴っていた。
 そして試合終了。後半になって「らしさ」を出したローマが勝利した。フィオレンティーナもしぶといDFでよく守っていたが、ムトゥが抜けてからは攻撃の形を作れずに沈黙してしまった。
 注目の順位争いは、ユベントスがレッジーナに敗れたため、ローマとの差は51-47の4ポイント差に。ミランがパレルモに勝利し、フィオレンティーナはポイントで並ばれ得失点差で抜かれてしまった。
 
 まだまだ上位争いから目が離せない。

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posted by batistuta |13:49 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年02月24日

そろそろ「山瀬ゴール」みたいな呼び方がされるのか

 2月23日、中国は重慶で東アジア選手権の第3試合、日本対韓国戦が行われた。リーグ戦だが、勝った方が自動的に優勝という事実上の決勝戦だった。
 岡田監督は結局この東アジア選手権3試合においてスターティングイレブンを固定することなく、常に変えてきた。この日はGKは川口、DFは加地、中澤、今野、内田。MFは鈴木、中村(憲剛)、遠藤、山瀬、橋本。FWは田代の1トップ。
 日本は攻めている時、ドリブルしている選手に味方が近くを走って、スペースを潰している場面が何度か見られた。今日初めてスタメンで起用された橋本はしっかり相手にプレスをかけるなど守備面で貢献していたが、「いつものポジショニングで入らなかったこともあって、バタバタした」と落ち着かなかったようだ。
 一方の韓国はキム・ナミルがミドルシュートを放つなど、攻撃の形を作れていた。そして15分に試合を動かす。1度トライしたが日本DF陣にはね返されると、センターサークル付近にいたMFチョ・ウォンヒが左サイド前方に向けて柔らかいロングパス。そのパスに追いついたパク・ウォンジェがエンドライン付近まで切り込み、マイナス気味にクロス。ゴール前に戻った日本DF陣の背後にボールが行ってしまい、ワンバウンドしたボールをヨム・ギフンが左足ボレーシュートで決めた。0-1、韓国が先制した。
 取られたらすぐに取り返したいところ、2分後には日本にチャンスが巡ってくる。韓国ゴールエリア手前で田代が韓国DFと競り、橋本が拾った。さらに落としたところに憲剛が飛び込みミドルシュート。しかしゴールポストの右に外れてしまった。
 その後、韓国が攻めの形を作り日本ゴールに迫るが、今日の中澤はファウルすることもなく止め続けた。得意の空中戦は元より、足下でも巧みに身体を入れるポジショニングの良さで、韓国攻撃陣に仕事をさせなかった。
 33分には遠藤のFKから壁に当たり憲剛がミドルを放つも、韓国GKキム・ヨンデが好反応を見せた。また中盤ではキャプテンのキム・ナミルがプレッシングを統率した。43分には左サイドに両国のプレイヤーが密集したところを、中央、右サイドの内田とテンポ良く展開した。切り込んだ内田は中央の山瀬とワンツーでつなぎゴール前に迫るがDFにクリアされてしまう。前半は結局、0-1で韓国リードで折り返した。
 後半になっても中澤の堅守が光る。同点では優勝が不可能な日本は、ダブルボランチから鈴木のワンボランチにして攻撃的な姿勢で戦う。後半11分、右サイドの遠藤のCKに田代が頭で合わせるが、大きく左に逸れる。18分には中村に代えて安田を投入。前の試合のGKとの接触による怪我が心配されたが、「けがの問題はない。本来の状態」と言っていた通り、はつらつとした動きだった。ピッチに入って3分後には右サイドからクロスを上げるもGKにクリアされてしまった。
 そして後半23分、ついに同点弾が生まれた。中澤のヘッドを警戒していたであろう韓国選手の意表をついた。右サイドのCK、遠藤が内田にショートパス。さらに中央に流したところを、山瀬がミドルシュートを放った。ゴール右上に突き刺した文句の無いゴールだった。
 その後、橋本に代えて矢野、山瀬に代えて播戸を投入して、勝ち越しゴールを狙うが、韓国のディフェンスが堅い上、うまくボールも前線に繋がらなかったり、攻撃の形が作れなかった。そのまま試合は終了し、1-1のドローに終わった。
 試合後、中澤と川口は「闘う姿勢が足りない」と試合を振り返った。岡田監督は「まだまだ甘い。足先で行くか、体ごと行くかという、ボール際の強さが足りない」と語った。
 この後の試合結果により、日本は3大会連続で二位となった。怪我人を多く抱えながらも、「結果として負けてはいません。まだまだ、われわれには進歩の余地が残っている」と岡田監督は今後を見据えていた。

~以下、個人的な感想~
 重慶に行く前も行ってからも怪我人の多い大会だった。その中にはもちろん理不尽な怪我の仕方もあった。アウェーの厳しさを経験できただろう(もっと厳しいのもあるだろうが) また、オシムから引き継いで間もないのもあるだろうが、今回は「タイトルを照準に」ではなく、選出メンバーのテストマッチをしていた感があった。
 FWは田代が今回全3試合に出場したが、得点することはなかった。潰れ役で点に絡むことはあったが、直接決めることはなかった。最早日本のFWは「そういうもの」なのだろうか。これはもちろん今回外されてしまった高原に奮起してもらいたい、という意味もある。
 3月26日には3次予選の第3戦、バーレーン戦がある。次の戦いにまた改めて期待したい。

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posted by batistuta |02:27 | 日本代表 | コメント(9) | トラックバック(1)
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2008年02月22日

CL First Knockout Round 1st leg on 19(Tue)

 少し時系列がおかしくなりますが、折角書いたレポなのでアップします。今週末の深夜にはフジでCLハイライト放送予定なのでチェックです。


 ローマvsレアルマドリード 

 フルメンバーのローマに対して、ロビーニョ・スネイデル・ペペ・メッツェルダーを欠く。しかし試合開始早々8分にグティが放ったミドルシュートをラウールがコースを変えてアッサリ先制。 
 しかし24分には左サイドからのセンタリングにトッティが体勢を崩しながらも落とし、飛び込んできたピサーロがゴール!後半になって58分に、ショートカウンターで2対2になるローマのチャンス。トッティがキープしている間に、マンシーニがDFカンナヴァロの裏へダイアゴナル(斜め)に走りぬける。そこへトッティの極上のスルーパス。マンシーニは受けた後もカシージャスの動きをよく見てかわし、無人のゴールに流し込んで逆転! 
 両チームとも華麗なパス回しが魅力のテクニカルな試合展開だった。次節、セルヒオ・ラモスが累積により欠場が決定。左サイドをマンシーニに掻き回されることになるのか?はたまたロッベン(今日、左右エリアで良い動きをしていた)・ロビーニョ(復帰予定)の両WGがローマを脅かすのか? 


 リバプールvsインテル 

 予選や国内リーグでは「アンフィールドの魔力」なるものが薄れていたようだが、今日は違った。CLにおいては「レッズはレッズであり、インテルはインテル」なのか? 
 シュート数が23-3とあるようにインテルはほとんど攻撃を組み立てられなかった。個人の能力に依存した戦い方の悪い点が今日全て出てしまったようだった。 
 キブ・マテラッツィと立て続けにイエローカードが出て、前半30分にはマテラッツィに早々に2枚目が出て退場。しかし判定としては疑問が残るものだった。この試合中、いくつかのハンドを見逃していたように、審判のジャッジが全体的に良くなかった。インテルの国内リーグでの「審判のインテル贔屓」がこんなところでしっぺ返しで来たとしたら皮肉なことだ。 
 キブがCBに入り、左SHのマクスウェルが下がって4-3-2になり、後半55分にはクルスに代えてビエラを投入。イブラを残して4-4-1と守備的な布陣を敷くマンチーニ。インテルからすればアウェイで、しかも一人退場者を出してスコアレスなら上々との判断だろう。82分にカウンターになった時、ビエラが相手陣内でキープした時、後ろから押し上げが全くなかったことからも、インテルに得点を取る気はないことが分かった。 

 しかし紅い熟練工達は蒼い八枚の壁を鑿(のみ)で打ち続けた。85分に遂に決壊する。辛抱強くサイドからクロスを上げ続け、クラウチが囮になってマイコンをつり出したところを、ファーサイドでフリーになったカイトがシュートを叩きこんだ。 
 「0-1ならまだ行ける」と思っていたネラッズーリだが、90分にキャプテン・ジェラードがペナルティエリア右手手前でグラウンダーを放つ。その球の速度で不思議な時間が流れ、そのままスルスルとインテルゴールの左下隅に吸い込まれていった。0-2。 
 ジュゼッペ・メアッツァではインテルは本領を発揮できるのか、それとも― 

 以下の2試合は結果だけ… 

 シャルケvsポルトはシャルケのFWクラニィが早々にゴールを決め守りきった。 

 オリンピアコスvsチェルシーはスコアレスドロー。試合を観ていないので何とも言えないが、チェルシーがアフリカネーションズカップの影響で本調子が出なかったか、引き分けで良しとしたか…

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2008年02月22日

ガンバがLAギャラクシーを破る

 播戸、遠藤、橋本、安田、加地のいないガンバに負けたベックスイレブン…メジャーリーグサッカーはまだまだ発展途上なのでしょうか?

 それともあちらも代表召集?まさか。

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2008年02月22日

なでしこ強い!

 苦戦続きの男子とは違い、早々に2連勝。有利な状態で最終戦を残すのみとなった。戴冠は近いだろう。
 FIFAランキングは最高位9位、現在11位というのは驚いたが、北朝鮮が6位というのにも驚き。

 男子は土曜に最終戦の韓国。「岡田ジャパン、初のタイトルへ!」とTVは煽るが、スターティングイレブンを見るとどう見てもテストマッチにしている気も。頼むから怪我にだけは気をつけて。ってそれは相手に言うことか。

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posted by batistuta |00:52 | サッカーその他 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年02月21日

初めまして&CL First Knockout Round 1st leg on 20(Wed)

 初めまして。ブログ参加してみます。拙い文ですが、どうぞ宜しくお願いいたします。
 早速今朝見たCL2試合を書いてみたので載せます。

 アーセナルvsミラン 

 アーセナルスタジアムで行われた。エミレーツじゃないのか?と思ったら「UEFA主催試合の場合は公式スポンサー以外での広告露出が禁止されている」らしい。豆知識。呼び方が違うだけで勿論同じ。 

 メンバーから見ていこう。怪我のアルムニアに代わりレーマンがゴールマウスを守る。DFは左からクリシ、ギャラス、トゥレ、サニャ。MFはフラットで左からフレブ、セスク、フラミニ、エブエ。FWはダシウバとアデバイヨルの2トップ。ファンペルシー・ロシツキを怪我で欠く。 
 ミランはGK2人の怪我が懸念されていたが、「当日決めた」とカラッチを起用。DFはマルディーニ、カラーゼ、ネスタ、オッド。お馴染みクリスマスツリー型で左からアンブロジーニ、ピルロ、ガットゥーゾ。2列目にはセードルフ、カカ。1トップにはパトを起用してきた。ガットゥーゾが怪我で欠場濃厚との噂だったが間に合ったようだ。 
 開始4分、いきなりガナーズにトラブル。パトがミドルを放ったところ、ボールが直撃したのか分かりづらかったがDFトゥレが倒れこみ、そのまま担架で運ばれた。代わりにセンデロスが入る。 
 しかし前半圧倒したのはホームのガナーズだった。前半のボールポゼッションが56対44と少し上回るくらいだが、見た目では圧倒的に支配していた。中盤の豊富な運動量でプレッシングをかけ続け、パトやカカにほとんどボールを入れさせなかった。DF陣も高いラインを保ち、パトを数度オフサイドに陥れた。 
 攻撃面でもアデバイヨルが巧みなポストプレーをこなし、右からエブエ&サニャ、左からフレブ&クリシのサイド駆け上がりを促していた。また今シーズンの特徴である中盤センターの二人、セスクとフラミニも効果的な飛び出しを見せる。 
 しかし老練なミランDFはこれを守り続ける。アデバイヨルのフィジカルの強さに臆することなく、ネスタやカラーゼは身体を入れるポジショニングの妙を見せる。またカラッチが派手なセービングはないものの、落ち着いたキャッチングでロッソネロ最終ラインに安心感を与える。前半、0-0で終了した。 

 後半開始してすぐの50分、ミランDFにも怪我が襲う。(重度の怪我ではなかったが)ネスタが退いた。ヤンクロフスキが入る。マルディーニがCBに入り、左SBにヤンクロフスキが入った。1分後ヤンクロフスキはアーセナルゴール前まで上がるも逆にその右サイドを突かれる。フレブはカヴァーしてきたピルロと対峙しつつ、中央に切れ込んできたエブエにマイナス気味にパス。今シーズン、プレミアでよく見られるゴールシーンだが、ここで決めることはできなかった。 
 その1分後にもまたガナーズパターン。中央の密集地帯でセスクとフレブがワンツーで崩し、中央左寄りにいたアデバイヨルが右隅に流し込んだが、オフサイドの旗が無情にも揚げられる。53分にもアデバイヨルが抜け出すがカラッチの正面。好調な攻撃陣の中、波に乗れないダシルバが下がりベントナー投入。74分には中央PAエリア前でセスクがフリーになるも、またもGKカラッチの正面。 
 ガナーズが猛攻を見せるも得点に結実しない。 

 76分右サイドから、自ら前にボールを落として走りこもうとしたパトが足をつってしまう。交代としてジラルディーノが投入される。しかし試合は動かず、残り5分を切ったところで、アンチェロッティはセードルフに代えエメルソンを。守備固めでアウェイでのスコアレスドローを狙う作戦に出る。 
 アーセナルはエブエに代えてウォルコットを。そしてロスタイムになり最後の攻撃。そのウォルコットが右サイドからヤンクロフスキとの1対1に勝ち、クロスを上げる。アデバイヨルにドンピシャだったが、何とこれをバーに当ててしまう。決めきれない悔しさに倒れこむアデバイヨル。プレミアでは7試合連続で得点を挙げるも、CLでは5戦連続で得点がない。ツキに見放されてしまったか。 

 終了後、アデバイヨルに歩み寄ったカラッチの満面の笑みが、この試合を物語っていた。アーセナルは再三の猛攻にも関わらず1点を挙げることもできなかった。それは「華麗なるスコアレス」であった。アーセナルは「欧州で今最も面白い」と言われるフットボールを魅せつけた。シュート数は16対7の倍だった。が、勝ちには結びつかなかった。 
 アーセナルのベンゲル監督は「ミランのような勝者のチームを相手に、やや気後れしたんだろう」と言いつつも、「最初に狙った戦略プロジェクトという点では満足しているよ」と次への準備はできているようだ。 
 ミランのアンチェロッティは、無失点で切り抜けたことに安堵しつつも、次節のアウェイゴールを警戒している。 


 リヨンvsマンチェスターUtd 

 リヨンは復帰したGKクペ、DFはグロッソ、ブムソング、スキラッチ、レベイエール。中盤は逆三角形で底にトゥララン、左にシェルストレム、右にジュニーニョ。ゴブ、ベンゼマ、クレルクの3トップという布陣。 
 対するマンUも珍しく4-3-3を敷いてきた。GKファンデルサール、DFはエブラ、ビディッチ、ファーディナンド、ブラウン。中盤底にはハーグリーブス、左にアンデルソン、右にスコールズ。ギグス、ルーニー、ロナウドという布陣。アウェイなので、テベスやキャリックという攻撃的な選手よりは、ハーグリーブスで守備をしっかり固め、スコールズ・ギグスというベテランで、経験を活かしてしっかり戦っていこうという意図が見てとれる。 
 下馬評では調子を落としているリヨンが圧倒的に不利とあるが、ホームではサポーターが彼らを後押しした。ロナウドがボールを持つとブーイングし、攻撃時には歌と声援がリヨンプレイヤーを包み込む。前線ではフィジカルの強いベンゼマに、ゴブが衛星のように効果的に走る。リヨンは40mあたりの長距離のFKを得ると、CBコンビのスキラッチとブムソングがゴール前まで上がる。キッカーとしてジュニーニョが立つと緊張感が一気に高まる。 
 マンUはいつもとシステムが違うからか、攻撃に迫力が無い。ロナウドの仕掛けにもリヨンはしっかり対応していた。唯一気がかりなのは、右SBルベイエールがイエローカードをもらって次節出場停止になった。 

 後半に入り、ついに試合が動いた。54分リヨンの攻撃。MFトゥラランがセンターサークル付近からPAエリア手前のベンゼマにパス。マンUのDF5人がいる密集地帯だったが、ゴブが前を走りDFの気を引いたところ、ほんのわずかなスペースが出来上がった。そこを見逃さず、コンパクトに鋭く左足を振り抜いた。速い球足にファンデルサールが追いつかず、右隅に突き刺さった。リヨン先制! 
 これで攻撃的に出る必要が出てきたマンUはスコールズに代えテベス、ギグスに代えナニを投入。その5分後には右からナニのクロスにテベスが頭で合わせるも惜しくもオフサイド。得点の香りが漂う。 
 82分にはPAエリア左のところからマンUの直接FK。角度がないながらロナウドは直接狙うもクペが好セーブ。最高のタイミングで帰ってきたリヨンの守護神はルーニーとの1対1を完璧な飛び出しで止めるなど、今日良い動きを見せていた。 
 しかし赤い悪魔は諦めなかった。右サイドからのCK、ファーサイドで待っていたキャリック(アンデルソンと交代)がシュートもDFに当たってしまう。再び右サイドからセットアップし、ナニがクロスを上げる。テベスがジャンプするも届かず。しかしファーにいたリヨンFWフレッジの足に当たりイレギュラー。幸運にもテベスの元に舞いこみ、頭で押し込むだけだった。貴重なアウェイゴール、1-1。 
 ロスタイムも3分あったがそのまま終了。 
 ファーガソンは「ヨーロッパの舞台で戦うとき、アウェーで0-1なら受け入れられるものだ。ドローというのは有利に働くだろう」と試合後に語った。全てはファーガソンの計算内か。 

 以下は結果のみ。 

 セルティックvsバルセロナ 2-3 
 セルティックが先行する展開も逆転されたよう。アウェイゴールを3つも献上し苦しい展開。 

 フェネルバフチェvsセビージャ 3-2  
 こちらも点の取り合いになた模様。 

 戦前に予想してみましたが難しいですな。しかし沢木耕太郎さんの言葉を引用。 
 「予想は一つの仮定を立てることを意味する。まず、その仮定を立てることを楽しむ。次に実際の試合を見て当たった外れたを楽しむ。予想を裏切られたことをまた楽しむのだ」 

 あなたはいかがでしたか?アウェイゴールなんて素敵なシステムを気にかけつつ、2nd legも楽しみましょう。 

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posted by Bati-gol |13:38 | UCL・UEFA CUP | コメント(10) | トラックバック(0)
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