2008年04月29日
暗闇の中で 磐田vs京都
Jリーグ第9節、ジュビロ磐田vs京都サンガの試合がヤマハスタジアムで行われた。 開始早々にFKを田中誠が押し込み、磐田が先制。36分にも上田の見事なスルーパスを、抜け出した西がゴールに結びつけた。 京都も反撃したが決めきれずに2-0で磐田が勝利。京都はリーグ戦無得点の3連敗を喫し、トンネルに入ってしまったかのようだ。ベストメンバーが揃わない苦しい戦いが続く。 ■プレビュー 13位の磐田。かつての勢いはなく、今シーズンも勝ち負けを繰り返している。今日はFW前田 遼一、カレン・ロバート、DF茶野らを欠く。好材料は新加入のジウシーニョが早くもフィットし、5ゴールを挙げてリーグ得点王首位タイにつけていること。 GK 川口 能活 DF 鈴木 秀人 田中 誠 加賀 健一 MF 駒野 友一 河村 崇大 上田 康太 村井 慎二 西 紀寛 FW ジウシーニョ 萬代 宏樹 アウェーの11位京都は、エース・パウリーニョが長期離脱。田原、アタリバが欠場とベストメンバーを組めない日々が続く。前節の浦和戦では0-4と大敗を喫した。その失点の1点目がGK平井の飛び出しミスだったためか、今日は新加入GK水谷 雄一が先発起用。柏から来て初起用。期待に応えられるか。 GK 水谷 雄一 DF 手島 和希 増嶋 竜也 森岡 隆三 MF 斉藤 大介 平島 崇 シジクレイ 佐藤 勇人 渡邉 大剛 FW 林 丈統 柳沢 敦 ■早々の失点 京都の悪いところが出た。「開始早々」の「セットプレー」での失点だ。 3分、左サイドで磐田がFKを得る。上田が左足を振りぬき、GKと最終ラインの間という定石通りの所へ放り込む。そこに集団で飛び込み、ボールを押し込んだのは田中!磐田が先制点を挙げた。 前半、磐田がゲームを支配。その中心的役割を担ったのは、日本代表に招集されている西。トップ下を基本ポジションとしつつも、ワイドにピッチを使い、得点機にも積極的に絡んでいく。 それが形になったのは36分の場面。自陣左サイドのライン際で村井が囲まれながらも粘りパス。その後、上田が抜け出して右前方へ太刀を落とすかのようにスルーパス。西が反応し、GK水谷と1対1の状況に。GKの動きを良く見て、京都ゴールに流し込んだ。2-0、磐田が突き放す。 ■得点の薫りがしない京都 京都はリズムを作れない。パサーと受け手の意思疎通が今日はかなり悪かった。柳沢が「そこじゃないだろう」と両手を上げる場面も見受けられた。 京都が調子の良い時、勝っている時のパターンは、独断ではあるが、 ・ポストプレイヤーの田原に当て、そこから展開 ・中山のゲームメイク ・流れを変える交代 だったと思う。古巣相手に頑張りたかった林だが、気持ちとポジションが前がかりになりすぎて何度もオフサイドにかけられた。林のスピードは、全体的に運動量が落ちる終盤に投入することで、アクセントとなると思う。 コンディションが悪かったのか中山に出番はなし。 パウリーニョ、田原とFWの不在が続く中で、69分に入った西野 泰正に期待したいところであるが、今シーズンの出場時には全く良いところを見せていない。西野も古巣相手ということだったが、少々気負っていたようだ。京都が「田原のポストプレー」を戦術として活用するならば、同じくポストプレーを売りとする西野が成長すれば大きな武器になるはず。スタメンを奪うくらいの気持ちで、下からの突き上げを期待したい。 後半には少し盛り返し、磐田陣内に攻め込む場面を増やした京都だったが、GK川口をヒヤリとさせる攻撃とまでは行かなかった。 磐田が2-0で勝利し、2連勝。一方の京都は3試合連続無得点に終わり、3連敗を喫す。 ■総括 今シーズン初登場のGK水谷は、可もなく不可もなくといった印象。リーグ戦やナビスコでもっとローテーションで使ってもいいかもしれない。こちらも「突き上げ」があることで、平井と競争をさせ両者のレベルアップを図りたい。 京都に特別大きなミスがあった試合ではなかった。ただ2点を取られ、時間が過ぎ去ったという印象の試合だった。 システム変更などがクローズアップされる加藤采配。結果を出せば持てはやされるが、負けると「複数ポジションをこなせる器用貧乏な選手が多い」と言われかねない。 またこの「無得点続き」は非常に悪い傾向だ。これでズルズルと行ってしまうようだと、降格争いに加わってしまうことになるだろう。加藤監督の修正に期待したい。 5月3日(土)はホームの西京極で札幌を迎え撃つ。J2昇格組の対決。負けが先行している苦しい札幌。徹底した守備戦術で昨季のJ2を制覇した札幌相手に、京都の攻撃陣が得点を挙げられるか。 京都は田原、札幌はダヴィと攻撃の柱を欠く。 両チームにとって、浮上のきっかけとなる一戦となるだろう。
posted by batistuta |17:39 |
京都サンガ |
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