2008年04月11日

CLの展望、そして

 
 ベスト4が出揃ったところで、それぞれのチームの過去のCL実績、そして兼ね合いとして重要な国内リーグの様子を見つつ、展望なんかを書いてみます。調べながらやってますが、「ここは事実と違う!」など指摘あればお願いします。


リヴァプール
 過去5回の優勝実績。中でも「イスタンブールの奇跡」と言われた04-05シーズンは、3点を引っくり返す奇跡的な試合展開だっただけに、記憶に残る試合だった。
 昨年も決勝まで残っており、欧州では抜群の強さを誇る。

 今季は「国内リーグは不振」は相変わらず、加えてグループリーグで1分2敗という最悪のスタート。第4~6節で「8-0」を含む16点を挙げて2位通過を果たす。優勝候補の一角のインテルを退け、国内リーグ含めて3戦連続となったアーセナル戦は「1勝2分(内アウェー2試合)」という、狡猾な戦い方で勝ち抜いた。

 国内リーグは現在4位。5位エヴァートンと勝ち点差3であるが、これからの対戦相手には恵まれている。しかもCL準決勝チェルシー戦の間の試合は、

19日 リーグ戦  フルアム(現在19位、下から2番目) 
22日 欧州CL   リバプール  - チェルシー  
26日 リーグ戦  バーミンガム(現在17位)   
30日 欧州CL   チェルシー  - リバプール  

と、最下位に近いチームとの試合を挟む。ベニテス監督お得意のローテーションで、クラウチ大暴れが理想か。ただ残留争いで必死になって向かってくるのと、両試合ともレッズにとってアウェー戦であることが気にかかる。

5位のエヴァートンは逆に厳しく、
チェルシー戦(首位マンUを猛追中)
アストンヴィラ戦(現在7位だが、UEFAカップ出場権をかけて6位を狙う)
アーセナル戦
ニューカッスル戦("キング・ケヴ"ケヴィン・キーガン監督の復帰後、しばらく勝ちがなかったが最近調子が良い)
を残している。レッズの4位は堅いだろうし、4位以下でもCLで優勝すれば来季は予選から出られる。この特例はレッズが作ったものだ。

2004-2005シーズンで優勝したリヴァプールは、FAプレミアリーグではリーグ5位に終わり、本来ならば2005-2006シーズンはUEFAカップに回る事となるはずだったが、特例としてノーシードでの出場となった。2006-2007シーズンから前年度優勝チームはグループリーグにシードされる事となった。 (Wikipediaより抜粋)

国内リーグである程度の算段がついて、CLに集中できるのは大きい。強さを取り戻しつつあり、優勝候補になったといっても過言ではない。23日のリーグ戦では3-0とマンUに大敗したが、「欧州戦」では結果が正反対に変わりそうなのがレッズだ。


チェルシー
 怪我人が戻り、国内リーグでの順位を上げてきている。現在、首位マンUと勝ち点3差に詰め寄っている。直接対決も残しているため、十分チャンスはある。しかし未だにモウリーニョの亡霊がファンにもチームにもついている。

 レッズ戦の第1戦と第2戦の間は、運悪くマンUとの頂上決戦だ。チェルシーは、ホーム・スタンフォード・ブリッジでのリーグ戦不敗記録を確か80試合記録更新中だが、ここで止まるかもしれない。
 守護神ツェフがカカトのケガから戻ってきたと思ったら顔を50針縫う大ケガ。第2GKクディチーニもまたケガしたようで、8日のフェネルバフチェ戦ではまた第3GKイラーリオに出番が回ってきた。またジョン・テリーがGKをやる羽目になるのか。
 
 CLにおいてはバルセロナとライバル関係だったが、近年はリヴァプールに移りつつある。レッズが優勝した04-05シーズン、準決勝で激突し「たった1つのアウェーゴール」に泣いた。昨季の06-07シーズンはまたも準決勝で。それぞれホームで1-0で勝利し、PKでチェルシーは涙を飲んだ。ちなみに間の05-06シーズンは「事実上の決勝」と言われ、バルサとベスト16で対戦し敗北、バルサが優勝している。

 今回も準決勝で当たる事になった2チームだが、今回大きな違いはチェルシーが第2戦がホームということだ。前の2回とも第2戦がアンフィールドだった。


マンチェスター・ユナイテッド
 圧倒的な強さでローマを退けたマンU。国内リーグではチェルシーに迫られているが、選手層の厚さでローテーションは安心して回せそうだ。
 また絶不調のバルサと当たることは組合せ的には幸運かもしれない。ホーム有利と言われる「第2戦ホーム」はマンUだ。ローマシリーズのように、アウェーゴールを奪いホームを守備的に戦うかもしれない。そうすれば国内リーグ優勝争いも見据えてローテーションも可能だ(つくづくCLの試合をローテーションに使える選手層は羨ましい)。

 CLでの栄光だが、最も印象深いのは98-99シーズンのバイエルン戦だろう。ロスタイムだけで2得点を奪ったドラマティックな試合だ。
 01-02シーズンはベスト4で躍進のレバークーゼンにアウェーゴールで敗れた。まだミヒャエル・バラック、ルシオ、ゼ・ロベルト、オリバー・ノイビルがいた頃のレバークーゼンだ。
 05-06シーズンはまさかのGL敗退。
 07-08シーズンはC・ロナウドを誰も止められないと思われたが、ACミランのイヴァン・ガットゥーゾとマッシモ・オッドの2人がかりで封じられた。

 しかし今回はロナウドはさらに「アンストッパブル」な存在になっており、ナニ、アンデルソン、テベス、ルーニーなど若手もいるし、スコールズとギグスのベテランコンビもコンディションは良いようだ。失点数も国内リーグ最小、ローマ戦でも2戦通じて完封。
 「敵は我にあり」、慢心さえなければダントツの優勝候補だ。
 

バルセロナ
 夜遊び、練習サボり、仮病で試合に出ないロナウジーニョ。数年前は想像できなかった元バロンドールの凋落――いや、「バロンドールの呪い」が正しくかかっているのか。
 かつてマイケル・オーウェンはバロンドールを受賞後、「CLで優勝できるチームで戦いたい」とレアルに移籍。翌年リヴァプールが優勝した――これは他にも沢山あるので、Wikipediaの「バロンドール」にて。

 閑話休題。ロナウジーニョはかつての輝きを失った。盟友ティエリ・アンリは、04-05シーズンのバルサとの決勝でユニフォームを渡されるイタズラをされながら、今季移籍してきた。しかし9日のシャルケ戦にて、あまりに試合から「消えて」いたことから、「ああ、彼はロンドンに帰っていたんだろう。見えなかった」とスペインの地元紙に書かれる始末。ヤヤ・トゥレのゴール時も喜びを分かち合うことなく、茫然としていたという。
 ロナウジーニョの今夏の移籍が話題であるが、アンリもありえなくもない話だ。

 国内では、日の出の勢いのビジャレアルに勝ち点差で並ばれている。デコやザンブロッタなども移籍話が浮上しており、ライカールト更迭論も根強い。スペイン国王杯も凋落気味のヴァレンシアに準決勝で負けたバルサ。これまではセルティック、シャルケという、明らかにCLに勝ち慣れていないチームとの組合せに救われてきたが、マンU相手では分が悪い。


 禁断のたら、れば

 ローマvsアーセナル
 欧州屈指の攻撃チームの対戦を観たかった。ローマは最後マンUに完封されたが。

 アーセナルvsバルサ
 「アンリとアーセナルの再会」もまたドラマティックかと思ったが、今のアンリの状態では虚しいか。

 インテルvsレアル・マドリー
 金満球団、基、銀河系軍団の対決を観たかったが、レアルはもう銀河系ではないか。

 ユヴェントス、バイエルン
 やはりこの2チームがいないと寂しい。来季は期待できるので(現在3位のユーヴェは予備予選からか)、楽しみにしたい。バイエルンは現在UEFA CUPで準決勝に進んだ。是非とも優勝して、UEFA SUPER CUPに参戦し、CL王者を破り来季に期待を持たせてほしい。同じく準決勝に進んだフィオレンティーナも選手層はあまり厚くないが、現在セリエAでは4位につけ出場できそうなので楽しみな存在だ。代わりにミランが消えることになるが…。

posted by batistuta |22:36 | UCL・UEFA CUP | コメント(2) | トラックバック(0)
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