2008年04月07日
ローマ、ジェノアに辛勝
セリエA第32節、ローマvsジェノアの試合が行われた。14分、17分に立て続けに得点したローマがそのまま逃げ切るかと思われた。しかしローマの気の緩みか57分、58分とこちらも立て続けにジェノアが得点を挙げた。引き分けに終わると優勝争いが難しくなるローマ、80分にPKを得て何とか3-2の勝利で切り抜けた。 ローマは9日チャンピオンズリーグ準々決勝の第2試合、マンチェスター・ユナイテッドホームに乗り込む。 この試合、フランチェスコ・トッティとアルベルト・アクイラーニはスタンド観戦。トッティは第2戦出場はかなり微妙な状況なのが気がかりだ。最悪の状況を考えて、スパレッティ監督はこの試合を「主力を休ませる試合」ではなく、「マンU戦に向けてのテスト試合」に位置づけたようだ。 以前のここの記事に「トネットを前目で配置してはどうか」と書いた。今回はその形が適用されていた。 ワントップにミルコ・ヴュチニッチ。2列目は左からマックス・トネット、リュドヴィク・ジュリ、ホドリゴ・タッデイ。ダブルボランチにシモーネ・ペロッタとダニエレ・デ・ロッシ。トネットの後ろにはマルコ・カッセッティ。故障明けのフアンの穴はクリスティアン・パヌッチが埋める。 ジェノアは現在得点王のマルコ・ボリエッロを中心とした好チームだ。現在8位、(ユヴェントスはともかく)とても昇格組とは思えない躍進ぶりである。この日は決定的とは言えないまでも、何度かローマゴール前まで迫っていた。 試合が動いたのは14分。デ・ロッシが左サイドへロングフィード。受けたトネットが深い位置から中央へクロス。ペロッタが詰めたが合わせられず。しかしペロッタがブラインドになったか、GKルーベンス・ルビーニョがボールを弾いてしまう。そこをタッデイが抜け目なく詰めた。1-0、ローマ先制。ペロッタの後ろにヴュチニッチも詰めていた。ペロッタを欠いたマンU戦はこういう2列目の飛び出しが少なかった。やはりペロッタの穴も大きかったようだ。 そしてわずか3分後。ポストプレーでボールを受けたヴュチニッチ。少しファンブルして浮かせてしまったが、その落下点に合わせて反転、ハーフボレーを放った。ボールはジェノアゴール右隅に吸い込まれていった。2-0! その後、ジェノアが押し込む展開とはなったが、ローマが防ぎきった。また左WGに入っていたダニーロが負傷、フリオ・セザル・レオンと交代した。レオンは右WGに入っていたジュゼッペ・スクッリとポジションチェンジ、右に入りスクッリが左に。 この交代がジェノアに得点を呼び込んだか。後半になり58分、ローマエリア内はローマDF陣が6人いるという正に「鍵をかけた」状態だったが、ジェノアの大泥棒たちにはたやすい鍵だったようだ。 左でボールキープしたスクッリの左をMFファビアーノが追い越した。ボールをもらい中央のボリエッロへ。ボリエッロがシュートを放つも、近距離ながらGKドニが好セーブ。しかし右サイドの仕掛け人、マルコ・ロッシが詰めておりローマゴールは破られた。2-1。 「まだ安全圏…」と思っていたローマ陣営を嘲笑うかのように、1分後中央でボールを受けたレオン、距離があったが躊躇せずシュート。これがローマゴール右隅に突き刺さった。扉はまだ開けっ放しだったようだ。2-2。あっという間に追いつかれてしまった。 この後、ボールに絡めていないジュリを下げてマンシーニを投入。この試合ではあまり機能しなかったジュリのトップ下。おそらくマンUとの第2戦ではペロッタが入ることになるだろう。ピサーロを今回使わなかったので、おそらく第2戦はピサーロとデ・ロッシのダブルボランチが濃厚。 3分後にはトネットを下げてマッテオ・ブリーギ。これはトネットを休ませる交代だろう。この交代でペロッタがトップ下、ブリーギはボランチに入る。 このまま同点で終了か…と思わせた80分、CKのこぼれ球を蹴りこもうとしたタッデイの足下にボリエッロがスライディング。ファウルをもらうためにキックタイミングを遅くしたかは分からないが、タッデイがPKを獲得した。この大事なPKをデ・ロッシが決めた。3-2。方向は読まれていたが、GKの上を狙った良いシュートだった。 82分、「逃げ切ること」「故障明けの調整」と二つを含めたDFフアンの出場。前線で精力的に動いていたタッデイをベンチに下げ、シシーニョを右SHに上げた。 ■総括 ジェノアは決して弱いチームではないが、失点シーンはローマDF陣の集中力の欠如を感じさせた。何より完封することが勝ち抜けるための第1ステップなだけに、ロ-マDF陣の奮起を期待したい。 トッティ不在だとしたら益々勝ち抜く確率が低くなる。先週は火曜日開催、今回は水曜開催だ。この1日の違いでトッティが戻ってこられたら幸運ではあるが…。 マンUはネマニャ・ヴィディッチが欠場。これが「決壊の穴」になるか?これまで「奇跡的な」ことが数多く起こってきたチャンピオンズリーグ。オールドトラッフォードで何かが起こるか。それとも大勝再びか。 スクデット争いに関しては、インテルが4試合ぶりに勝ち星。まだ混沌とした状況だ。しかし追ってきていたユヴェントスが、パレルモに敗戦を喫したのでローマ2位以上は確定したと見ていいだろう。
posted by batistuta |15:32 |
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