2008年03月30日
味の素スタジアムに行って参りました。今季の初ナマサンガです。
関東サポの皆様、はるばる来られた京都サポの皆様、お疲れ様です。
第3節、FC東京vs京都サンガの試合が味の素スタジアムにて行われた。中盤に多くの怪我人を抱える東京が、昇格組ながら調子良く来ている京都を迎え撃つ。試合は点の取り合いとなった。東京が先行する形だったが、81分の田原の倒れこみながらの難しいゴールで逆転。しかし87分に今野にゴールを決められ3-3の痛み分けで終了した。
■プレビュー
京都は中山博貴が欠場。
GK 平井 直人
DF 平島 崇
増嶋 竜也
手島 和希
渡邉 大剛
MF シジクレイ
角田 誠
佐藤 勇人
FW 柳沢 敦
徳重 隆明
パウリーニョ
東京はエメルソン、石川らを欠く苦しい台所事情。昨季チーム得点王ルーカスがガンバ大阪に流出も、韓国リーグ得点王のカボレを補強。
GK 塩田 仁史
DF 徳永 悠平
吉本 一謙
茂庭 照幸
長友 佑都
MF 今野 泰幸
金沢 浄
羽生 直剛
大竹 洋平
FW 赤嶺 真吾
カボレ
開始早々、京都GK平井がミスをした。足下に来たボールを大きく蹴り返そうとした際にキックミス、上に跳ね上げてしまう。カボレはボールを奪いシュート。ここは平井は防いだがCKを獲得。CKから競ったこぼれ球を吉本に詰められてしまった。1-0、東京が先制する。悔やみきれない失点だった。
しかし京都も食らいつく。左サイドでCKを得ると、徳重が上げたボールを角田が競り合いに勝利し、頭で叩き込んだ。1-1の同点。
その後勝ち越しを狙い、必死にボールを追う東京。エリア内でカボレが増嶋の首を掴み倒す。しかし主審はこれに気づかず、東京のCKを宣告。動揺した京都イレブンを尻目に、CKに赤嶺がヘッドで合わせた。平井が1歩も動けないベストのタイミングだった。
この日の京都は、ルーズボールに対する執着が足りなかった気がした。赤嶺がバックヘッドですらし、無人のスペースに転がった際に京都の選手が誰も行かなかった場面。左サイドで羽生がループ気味にシュートを狙い、「タッチラインを割る」とほっとしていると、カボレにボールをさらわれたりした場面があった。
前半は2-1、東京リードで折り返す。攻撃システムを代えて後半の逆転を狙う京都は、怪我明けで調子の悪いパウリーニョを下げて田原豊をピッチに送り出す。そして角田を下げてアタリバを投入。シジクレイが最終ラインに入り、アタリバが中盤底に入るという最近の戦術だ。
後半開始して膠着状態が続いた。57分もそんな攻めあぐねていた場面だったが、左サイドでボールを持った渡邊大剛が、右にワンドリブルしてマークを外し、思い切り右足を振り抜いた。ボールはゴール右上を突き刺す!2-2、京都が同点に追いついた。
東京は後半から大竹洋平が躍動する。ユースからの生え抜きで今季から昇格してきた若武者は、ベテランを差し置き積極的にプレースキックを蹴る。60分には直接FKをゴール右上を狙う。しかしここはGK平井のワンハンドセーブ。
65分過ぎには雨が降り始める。足を痛めた柳沢が下がり、林丈統が入る。スピードと運動量で相手陣内をかき回す林は面白い存在だ。守備でも相手を追い回す。左サイドからループ気味の柔らかいクロスを中央に供給し、田原が合わせる場面があった。
また今季の京都らしい攻めの崩しが出た。シジクレイが最終ラインからロングフィード。徳重が頭で落としたところにアタリバ。すかさず右に展開して平島へ。平島が中央へ折り返すと、先ほど落とした徳重がワンテンポ遅れで飛び込んできてヘッド。惜しくもバーの上へ外れたが、形としては面白いものだった。加藤監督の「相手に走り負けないように」という指示を形にした、連動して走りこむスタイルだ。
80分、相手のトラップミスをアタリバがインターセプト。前方をルックアップし、山なりのボールを送る。反応した田原が倒れこみながらボールの落下地点に合わせてシュートを放った。おそらくGK塩田は、このタイミングでシュートを狙うと予想していなかったようで反応が遅れてしまった。3-2、京都が逆転を果たす!
このまま逃げ切りたかった京都だったが、気を抜いてはいけなかった。右サイドの徳永の大きなクロスを処理しようとした平井が、落下地点の憶測を誤る。思ったより伸びたボールを後ずさりしながらジャンプし掻き出した。しかしその掻き出しが浅く、今野が詰めており万事休す。3-3、同点に追いつかれる。
その後は緊張感が走ったまま終了した。点の取り合いで、痛みわけの勝ち点1となった。
■総括
この試合には2つの再会があった。ジェフからの移籍組である羽生と佐藤勇人の「再会」、そして増嶋が敵となって東京に戻ってきた「再会」である。羽生と勇人はユニフォームを交換し、今後の健闘を誓った。増嶋は出場機会を求めて昨季は甲府、今季は京都に加入した。拍手もブーイングもあった。定位置を確保した京都にはレンタルで来ている。来季はどこにいるのか。「増嶋のロングスロー」は武器の一つになっているので、京都としては手放したくないところであろう。
京都は「負けない」までも、引き分けが続いている。J1昇格組は得点力不足に悩み、そのままズルズルと負けていくパターンが多いのだが、幸い得点力は高い。ただ、この2試合で6失点(ナビスコ浦和戦と今回)はいただけない。GK平井は神がかったワンハンドセーブを見せたと思いきや、とんでもないミスをしたりする。DF陣は渡邊、増嶋と得点に絡むプレイを見せているが、守備でも一層の集中が必要だろう。シジクレイの高さでかなり助けられているところもある。クロスを上げられないようにプレスに行く必要もある。あとは森岡隆三の復帰で状況がどう変わるかである。
サンガは水曜にホームで柏レイソルを迎え撃つ。週末は等々力に乗り込み川崎戦。川崎はフッキが退団したが、逆に攻撃の的が絞れるかもしれない。試合は観ていないが、千葉に勝利したようだ。
posted by batistuta |18:48 |
京都サンガ |
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2008年03月30日
セリエA第31節、カリアリ対ローマの試合がカリアリホームのスタディオ・サンテリアにて行われた。ホーム4連勝中、勝ち点マイナス3の処分取消で最下位脱出という、「ローマにとっては最悪」のカリアリのモチベーションの高さに引き分けに持ち込まれた。
開始早々の2分、集中力がなかったフェラーリが相手CKでオウンゴール。前半終了間際にトッティが直接FKを決め、後半は流れをつかみ攻めたてたものの、追加点を奪えず痛恨のドロー。1-1で終了した。
しかしインテルもアウェーのラツィオ戦で引き分けたため、勝ち点差は4のまま。スクデット争いはまだ終止符が打たれていないようだ。
■プレビュー
ホームのカリアリはホーム4連勝中。また3月1日に内部告発により勝ち点3ポイントがマイナスされていたが(http://news.livedoor.com/article/detail/3534067/)、取消となった。このため最下位を脱出。残留戦線は大混戦のため、残留に向け一気にモチベーションが高まったようだ。
GK マルコ・ストラーリ
DF フランチェスコ・ピザーノ
ミケーレ・カニーニ
ディエゴ・ロペス
アレッサンドロ・アゴスティーニ
MF アンドレア・コッス
アンドレア・バローラ
ミケーレ・フィーニ
ジェダ
FW パスクアーレ・フォッジャ
ロベルト・アクアフレスカ
アウェーのローマはペロッタ、デ・ロッシ、ヴュチニッチがカード累積のため出場停止。またペロッタは水曜日のチャンピオンズリーグ(以下CL)のマンチェスター・ユナイテッド戦も累積のため出場停止。このシミュレーションも兼ねてジュリをトップ下に置いてきた。
デ・ロッシは先日、代表でスペイン戦を戦ってきたので良い休みにはなるかもしれない。トッティは右膝の負傷の話が尽きないが、テーピングをして出場。ヴュチニッチもいないので代役も不在だ。
GK ドニ
DF シシーニョ
フィリップ・メクセス
マッテオ・フェラーリ
マックス・トネット
MF マッテオ・ブリーギ
ダビド・ピサーロ
マンシーニ
リュドヴィク・ジュリ
ホドリゴ・タッデイ
FW フランチェスコ・トッティ
■前半 あっけない失点
先述の通り、カリアリは高いモチベーションで臨んできた。つい先日まで最下位だった彼らだが、「負け犬の眼」をしていない。全体が躍動的にローマゴールに迫りCKを獲得。2分、CKをゴール前に送ると集中力を欠いていたフェラーリの足下に。処理するでもなくただ「足に当たった」ような、気の抜けた雰囲気でローマゴールに吸い込まれていった。0-1。
その後も、ワントップ気味に位置するカリアリFWアクアフレスカが貪欲にライン裏を狙いつつ、カリアリ攻撃陣が盛り立てる。しかしローマもこの失点で集中し、追加点を許さない。
ジュリは積極的にゴールを狙うが、少し精度に欠ける。またGKストラーリも今日は「当たり日」のようだ。ストラーリは今季途中加入。給料未払いで揺れたスペインのレバンテを離れ、セリエA最下位のチームを救いにやってきた。どちらも降格圏内だが、地元イタリアで気持ち良くやれているようだ。
トッティは怪我の影響を感じさせないプレイ。21分に右サイド浅めの位置からニアにクロス。切り込んだトッテイがバックヘッドで中央へ。ジュリが空振りしたものの、後ろで詰めていたマンシーニがシュートもバーの上。
43分にはトッティがポストプレーをして反転、左サイドのジュリに流すもシュートまで持ち込めず。「周りを生かすプレー」を惜しみなく出すトッティ。
しかし44分に自らが決めた。一度FKを外したがセカンドチャンスが巡ってきた。中央25m付近からカリアリゴールの左下隅を狙った。ワンバウンドするくらいの低い弾道は、みるみる吸い込まれていった。壁で死角になっており、ストラーリの反応が一瞬遅れてしまったようだ。1-1、同点に追いつき、前半が終了した。
■後半 ローマ、流れを掴むも…
後半54分にはトネットを下げ、マルコ・カッセッティを送り出すスパレッテイ監督。トネットもCLにおいてカードが累積しているため、不在の時を考える必要がある。トネットは大事な攻撃のオプションである。
57分にフェラーリが、失点にはならなかったものの決定的なパスミス。集中力を取り戻していたかに見えたが…。
ここでミランファンに朗報。カリアリの司令塔、フォッジャがイエローカードをもらい次節のミラン戦出場停止になった。確実に叩いておきたいところだ。
後半は完全にローマがペースを掴んだ。決定機はほとんどローマ。ただそれを決めきれなずに試合が進んだ。
65分にカッセッティのクロスをトッティが落としてジュリがシュートもゴール左へ逸れる。 ブリーギと交代で入ってきたアクィラーニが、シシーニョのアーリークロスをフリーでの状態で頭で合わせようとするも、ゴール左へ流れる。右サイドを突破したピサーロのクロスに、ニアにいたアクィラーニがヒールで流し込もうとするが、GK正面に行ってしまう。
82分にはシシーニョがインターセプトし、中央のトッティへ。前を向き、右前を走るジュリにパス…と思わせておいて、ボールを預けたシシーニョが走りこみトッティがパス。シシーニョがシュートを放つも、バーの上へ。
最後はマンシーニのクロスにファーでトッティがヘッドで合わせるも、ストラーリがブロックした。
結局後半は得点が入らず、1-1で終了した。
■総括 内容は悪くない
贔屓目で見れば「運が悪い」、悪く言えば「決めきれない」「集中力がなかった」。「GKの当たり」というのはバーやポストに助けられることも含むと思う。そういう意味ではストラーリは正に今日「当たって」いた。
しかしローマの出来は決して悪くない。前のエンポリ戦の出来の悪さは悪夢だったが、今日は良かった。中でもトッティの出来は特筆に値する。
バイタルエリア、つまり「ゴールに繋がるラストパスの起点となる重要なエリア」をトッティは完全に支配していた。以前より言われる「背中に眼があるのでは」という通り、仲間の動きを予測・把握しておりヒール、ヘッドなどを使い、ワンタッチもしくはタメを使ってと、状況に応じて決定的なチャンスを作り出す。
昨季はゴールデンシューを獲得し得点力の高さを見せつけたが、今季は周りを使うプレーに特化している。それがチームの好成績に繋がっていることは本人の望む通りだろう。
幸いインテルが引き分けたため、勝ち点さは4ポイントのまま。このあたりでもまだまだローマは、運に見放されてはいないようだ。
4/1に対戦するマンチェスター・ユナイテッドは、4-0でアストン・ヴィラに快勝した模様。相手にとって不足なしだ。
posted by batistuta |11:48 |
セリエA |
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