2008年03月08日

幸運な勝ち点1 グランパスvsサンガ

 16年目のシーズン、2008年度のJリーグが開幕した。
 私自身、地元が京都なので今季サンガを追っていきたいと思う。

 豊田スタジアムで行われたグランパスvsサンガの1戦。"ピクシー"から”ミスター"へ。英雄ドラガン・ストイコビッチを監督に迎えた初戦、采配に注目が集まった。現役時代のプレイさながら、今のグランパスでも自由で攻撃的・魅力的なサッカーを目指す。
 一方京都は、昨季J2で3位ながら入替戦に勝利して昇格した。こちらは各ポジションに多くの選手を補強したことで注目が集まった。
 この試合は完全に名古屋が支配した。京都は前半9分にPKを得てパウリーニョが決めるも、名古屋は後半3分にヨンセンがヘッドで決めた。その後も名古屋が幾度となく決定機を作るも決めきれず。京都もロスタイムに柳沢が決定的なチャンスを決めきれず、1-1で終了した。

 ■プレビュー
 ホームの名古屋は、ブラジル人MFマギヌンと、ストイコビッチの秘蔵っ子、セルビア人CBのバヤリッツァらを補強した。またVVVに旅立った本田が抜けた穴をどう埋めるか。
 GK 楢崎 正剛
 DF 竹内 彬
    バヤリッツァ
    吉田 麻也
    阿部 翔平
 MF 小川 佳純
    中村 直志
    山口 慶
    マギヌン
 FW 玉田 圭司
    ヨンセン

 アウェーの京都、シジクレイ、佐藤勇人、増嶋、、アタリバ、そして柳沢らを獲得。要所に人材を得てJ1定着を目指す。
 GK 平井 直人
 DF 平島 崇
    増嶋 竜也
    手島 和希
    渡邉 大剛
 MF シジクレイ
    佐藤 勇人
    中山 博貴
 FW 柳沢 敦
    西野 泰正
    パウリーニョ

 入替戦で活躍した田原はベンチスタート。

 ■前半 幸運なPK&守護神、平井
 この前半を見ていると、前回に書いた「ポルトvsシャルケ」戦に酷似していた。「実力あるチームに一方的に攻め込まれ、GKがファインセーブを連発してチームを救う」京都のGK平井は良いパフォーマンスを見せた。名古屋MF小川と激しく接触して頭から落ちるような場面もあったが、その後も冷静に対処して名古屋の猛攻をことごとく防ぎきった。30分名古屋の攻撃、右サイドの竹内のクロスに中央の玉田が落としヨンセン、さらに左に流して小川、と完全に揺さぶられた京都DFだったが、GK平井は小川のシュートに対してとっさに左足を出してコースを変えた。右ゴールポストに当たってからも、平井は見失うことなくキャッチ。その後も小川の強烈なミドルを横っ飛びでセーブしてみせた。

 京都の得点は幸運なものだった。前半7分、パウリーニョがスルーパスを狙うもバヤリッツァがカット。しかしこぼれたボールにパウリーニョが飛びつき、そのままドリブル突破を狙った。これにバヤリッツァがついていく。そこまでファウル性の激しい当たりではなかったがパウリーニョが転倒。主審の笛が鳴り響いた。PKだ。しかもバヤリッツァにはイエローカードが出された。これをパウリーニョが難なく決めて0-1。

 しかしその後は京都の攻めはうまく行かない。パスが繋がらず、自陣で相手を押し返すのが精一杯の状況になる。パウリーニョ、柳沢の抜け出しもオフサイドトラップとなる。名古屋はマギヌンが中央・左右問わず顔を出し展開を作る。阿部と竹内の両SBも上がりサイドを突破してクロスを上げていく。小川もミドルシュートで積極的にゴールを狙った。

 ■後半 同点
 京都の加藤久監督は「試合のテンポ、雰囲気。これがJ1の洗礼なんじゃないかな」前半は正に雰囲気に飲まれたのか、良い攻めができなかった京都。しかし後半が京都のキックオフで始まると、FW西野に代わって投入された角田誠からパウリーニョ、柳沢と一気に名古屋ゴールに迫った。

 しかし48分、再三のチャンスを作っていた名古屋が点を決める。右サイドを深くえぐった山口が後ろにいた竹内にパス。竹内は中央へクロス。ヨンセンが高さを生かしてヘッドで叩き込んだ。1-1!京都は、この日キャプテンマークを巻いたシジクレイがCBではなくボランチでプレイしたが、この得点シーンを見る限りではヨンセンをケアしていた方が良かったのではないか、と思わせた(CK時にはマンマークでついていたが)

 後半、京都は少し持ち直すも、やはり名古屋ペースで試合は進む。名古屋はベテラン藤田俊哉や片山奨典、杉本恵太などを投入するが得点するまでには至らない。
 京都も田原豊、アタリバを入れたが、こちらも交代選手が決定機を作ることはできなかった。しかし終盤の88分の京都の攻撃、左サイドにいた中山から右へフワリとしたパスに勇人が落として柳沢がつめるもクリアされる。またこの後に勇人は積極的にミドルシュートを放つなど、中盤からの飛び出しに今後期待が持てた。
 ロスタイム、前がかりになっていた名古屋を突いて京都の速攻。スルーパスに左へ抜け出した田原、中央で待つ柳沢に絶好のラストパスを送る。丁寧に左足で「置きにいった」ようなシュートだったが大きく上へ外れてしまった。天を仰ぐ柳沢。
 ここで試合が終了した。

 ■総括 幸運な勝ち点1
 前後半とも名古屋ペースだった。サイドチェンジも効果的にできており、何度もクロスを上げチャンスを作った。2点以上とられても不思議ではなかった。これを1点で耐えきった京都の最終ラインもしっかりやったと思う。
 また京都は大量補強をしたことで、選手間の連携がまだまだのように思う。アウェー・J復帰初戦ということで緊張した選手も多かっただろう。その中ではよくやったと思う。ただやはり厳しい目を向ければ、柳沢の最後のシュートのような決定機を決めていかなければ、また残留争いに晒されるのではないかと思う。今後に期待したい。

posted by batistuta |16:38 | 京都サンガ | コメント(3) | トラックバック(0)
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