2008年03月04日

今宵のCLの展望

 さぁ遂にUCL Knock Out Round 2nd legが始まります。
 主観混じり、勝手な予想をしていきたいと思います。

 ■ミラン vs アーセナル  1st leg 0-0
 シルバの怪我は若いチーム全体にショックを与えてしまった。バーミンガム戦、アストンヴィラ戦と2戦続けてドロー。
 守備の要のトゥレまで怪我で今回欠場する。ロシツキーも間に合わなかった。このゲームで復帰するファンペルシに何かを期待するのは酷というもの。
 対するミランもセリエAでのラツィオ戦で引き分けたりしたが、ローテーションで選手は休めている。個人的には、「出場するかすら分からないが」フィリッポ・インザギのゴールが見たい。
 http://news.livedoor.com/article/detail/3537735/
 アンチェロッティは2トップで行くと宣言しているが、おそらくはスターティングはパトとジラルディーノだろう。インザギは交代で大仕事をやってくれると期待するが…
 1-0でしぶとくミランが勝つと予想。

 
 ■セビージャ vs フェネルバフチェ  1st leg 3-2でフェネルバフチェの勝利
 マイナーながら注目しているカード。「カップ戦の戦い方を見せてやる!」とセビージャが勝つと予想するが、そんな「カップ戦の鬼」ファン・デ・ラモス前監督はトットナムで早速仕事をし…(カーリングカップで優勝)
 フェネルはロベルト・カルロスが怪我で欠場とのこと。アウェイでもあまり良い成績を残していない。
 2-0でセビージャの勝利と見る。 


 ■マンチェスターU vs リヨン
  1st leg 1-1
 リヨンの3センターに仕事をさせないというところで、不慣れな4-3-3を敷いた前節のマンU・ファーガソン監督だが、今回はいつもの布陣で点を取りに来るはず。プレミアでも好調なだけに、オールドトラッフォードで勢いそのまま戦うはず。
 リヨンは右SBルベイエールが累積により出場停止。左サイドのグロッソが攻撃的なだけに、マンUのいつもの4-4-2で来られるとC・ロナウドとナニ、ギグス(ギグスが今回欠場という記事を見た気がするが思い出せない…)らに切り裂かれるのでは、と思う。
 2-0以上のスコアでマンUが快勝すると予想。

 
 ■バルセロナ vs セルティック  1st leg 2-3でバルサの勝利
 中村選手も自覚しているように、総合力で完全にバルセロナが優位。前節で2点とれたのもセルティック・パークの魔力のように思える。
 今回の救いは右SBにウィルソンが復帰したことか。前節は弱冠19歳のポール・カディスを据えたため、中村が援護して守備に追われてしまった。プレースキックのチャンスを得られれば良いが、バルサ守備陣は無理してこないはず。3点というアウェーゴールがあり、ヤヤ・トゥーレも復帰してくる。自分達のペースで進めれば、また「慢心」さえ顔を出さなければ、8割9割勝ち抜けるのはバルサだろう。
 

 …と勝手な予想をしてみました。ちなみに1st legの予想はあまり当たっていません(苦笑) とりあえず今日予定分だけ予想しました。
 皆様のご意見・予想なども下さい。累積・怪我などの欠場情報もいただけたら有難いです。
 楽しみましょう!
 

posted by batistuta |18:39 | UCL・UEFA CUP | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年03月04日

UCL出場権争い、激化の一途 -ヴィオラがロスタイムに逆転、ユーヴェを下す

 レガ・カルチョ第26節、3位ユベントスvs4位フィオレンティーナの試合が行われた。フィオレンティーナは先制するも後半に逆転される。しかし名将チェザーレ・プランデッリの好采配によりロスタイムで逆転。交代で入ったパパ・ワイゴ、オズワルドが得点に絡むという最高の形で勝利した。5位ミランを加えたUCL出場権争いは激化の一途を辿る。

 ■プレビュー

 両チームとも「左翼」を失った形だ。
 ホームのユーベは、SHネドヴェドとSBキエッリーニをカード累積で欠いた。この二人の左サイドの縦の関係がないのは苦しいところ。
 スターティングメンバーはGKブッフォン、DFはゼビナ、レグロッターリエ、グリゲラ、モリナーロ。MFはカモラネージ、シッソコ、ザネッティ、パッラディーノ、FWはトレゼゲ、デル・ピエロ。

 アウェーのフィオレンティーナは、ムトゥがローマ戦で負った膝の状態が思わしくなく、3月末まで欠場の見込み。またセミオーリも怪我で欠場。こちらは「両翼を欠いた」と言ってもいいほどか。
 スターティングメンバーはGKフレイ、DFはウィファルシ、クロルドルップ、ガンベリーニ、ゴッビ。MFはドナデル、クズマノビッチ、モントリーヴォ、FWはサンタナ、パッツィーニ、ヨルゲンセン。
 3月6日にUEFA CUPのエヴァートン戦を控える。これまでシーズン14得点を叩き出している「柱」のムトゥを欠いてどこまでやれるか。このまま失速してミランに抜かれるのか…。

 また余談ですが、この日行われた会場は「スタディオ・オリンピコ」。自分は無知なので、「デッレ・アルピじゃないの?」と思いましたが、ただいま改装中ということで、トリノFCが使っているホームを使用しているとのこと。ローマ・ラツィオのスタジアムは「スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ」であり、こちらは「スタディオ・オリンピコ・ディ・トリノ」で別物です。


 ■前半 組織のフィオレンティーナ、個のユーベ

 23℃。選手も半袖、観客は上半身裸の男性が多い。イタリア北部のトリノにしてはかなり暑いようだ。
 主力2人、攻撃の要のムトゥとセミオーリを欠くフィオレンティーナだが、守備は磐石だ。何せ今季1試合2得点以上取られた試合がないという。キャプテン・ウィファルシの統率の下で堅守を誇る。オフサイドトラップも積極的にかけにいき、センターライン近くの高い位置から低い位置まで、ユーベの前線の選手をことごとく陥れた。
 対するユーベの最終ラインは不安定。ゼビナがファンブルでサイドラインを割ったり、バックスでのパス回しでも不安定だった。世界最高の守護神、ブッフォンがいてもこのラインでは…と思わせるものだった。

 フィオレンティーナ、そのユーベ最終ラインをついたのが18分の攻撃。左サイドのスローインから、左SBマッシモ・ゴッビがヨルゲンセンとのワンツーで抜け出した。ブッフォンが飛び出した瞬間、モーションが少ない左足のショートリリースとでも言おうか、軽く押し出すかのようにファーサイドへ流しこんだ。ユーベの最終ラインの足は止まり、練習に使うコーンと化していた。0-1、フィオレンティーナが先制点を挙げる。
 その2分後にもフィオレンティーナが崩しにかかった。クリアが浅いボールにヨルゲンセンが素早く反応、軽く折り返したところにモントリーヴォが詰めた。ブッフォンがセーブ…したところ弾いてポストに当たりまたブッフォンのところに戻ってきた。あわや、という場面だった。

 28分、ユーベがチャンスを得た。左サイドからのコーナーキック、フレイが弾く。しかし当たりが浅く上に浮いてしまう。フィオレンティーナDF陣に囲まれていたが、モモ・シッソコが反転してオーバーヘッドキック!これがユベントスに移籍後初ゴールとなった。
 この後大きな動きはなく、1-1で前半が終了した。シッソコの個人技で返したものの、フィオレンティーナは巧みなパス回しで崩していた前半戦だった。

 ■後半 監督の采配の差に明暗

 上位チームで唯一国際カップ戦に出ていないユーベ。今季は何としても2位に食いこんで予備予選なしで来季のUCLに出たい。夏の補強も集中して行える。上位直接対決は落とせない。引分けでもいけない。後半56分、ユーベ勝ち越しゴールが生まれた。左サイド、パッラディーノがキープしたところに、モリナーロが追い越してボールをもらう。そして中央へ大きくクロス。2トップを警戒していたフィオレンティーナ守備陣の憶測を超えてファーに流れた。そこにカモラネージが飛び込んだ!難しいボールだったが、抑えて右足でしっかり枠に入れた。2-1でユーベ逆転!前半であわや交代か、という交錯をして足を痛めていたが、指揮官の期待に応えた。上機嫌のカモラネージはゴルフスィングパフォーマンス。

 ここで、フィオレンティーナの指揮官が動く。何と、DFの要でありキャプテン・ウィファルシを下げた。決して不調だったわけではない。右サイドを何度も駆け上がっていたし、怪我をしたわけではない。しかしここでパウロ・オズワルドに代えてきた。ここで左WGを務めていたデンマーク人、マルティン・ヨルゲンセンを右SBにコンバート。オズワルドが左WGに入る。
 また右WGで良い動きを見せていたサンタナに代えてパパ・ワイゴを投入。前節リボルノ戦で決勝ゴールを挙げたセネガル代表FWを右WGに配置した。
 74分、ユーベエリア前が混戦になる。ユーベ選手が5人ひしめいていたが、右にスペースを見つけたパパ・ワイゴが、ボールをもらってモリナーロとの1対1。右にワンフェイクを入れ右足を振り抜いた。モリナーロの股を抜き、ブッフォンの右をスルリと抜けていった。2-2の同点!
 またも追いつかれてしまったユーベが反撃に出る。83分、トレゼゲの落としに飛び込んだパッラディーノが、中央PAエリア手前からゴール右隅に強烈なミドルシュートを放つもフレイが横っ飛びでファインセーブ!89分には、デル・ピエロと交代で入ったイアクィンタがエリア内でボールをもらうが、ガンベリーニが巧みに足を入れてクリアした。ここでもやはりフィオレンティーナが集中した守備を見せた。

 そしてロスタイムは4分。
 92分、ユーベゴール前でルーズボールの競り合い。高く浮いたボールに集中して奪ったのはフィオレンティーナだった。2点目のようにまたもや右サイドへパパ・ワイゴにボールが渡る。ニアに速いクロスを上げ、そこにオズワルドが身体ごと突っ込むようにダイビングヘッド!ブッフォンもこれを止める術はなかった。2-3!ロスタイムに劇的な逆転を果たした。
 ゴール後、喜びを爆発させたオズワルドはユニフォームを脱ぎ、観客にマシンガンを見舞った。フィオレンティーナファンなら有名すぎるこのパフォーマンス。そう、彼はかつての英雄ガブリエル・バティストゥータと同郷のアルゼンチン出身であり、背番号も「9」を受け継いでいるのだ。ただすでにイエローをもらっており、このユニフォームを脱ぐパフォーマンスで退場になってしまった。
 ここで試合終了!ユーベはノチェッリーノ、イアクィンタを投入したが目立った働きができなかったが、フィオレンティーナは交代した二人が逆転の2点にしっかり絡み、右SBにポジションチェンジしたヨルゲンセンは落ち着いたゲームメイクを見せた。正に監督采配に明暗が出た格好となった。

 ■総括 今後の争い
 これでユーベが勝ち点48のまま、フィオレンティーナが47と1点差に迫った。しかも5位のミランがラツィオと分けて勝ち点43止まり。
 内容でもユーベを圧倒し、ムトゥ不在がFWの競争を活性化させる良い流れになっているように見える。守備がしっかりしているチームは強い。このまま大崩れしなければ4位以内、いや3位も十分射程距離圏内だ。

posted by batistuta |14:02 | セリエA | コメント(0) | トラックバック(0)
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