2008年10月06日

ラモスのクビはいつ飛ぶ?

  
トッテナム 0 - 1 ハル・シティ 
 
 
…。

……。

………。


新戦力が多数集まって、期待していたトッテナムですが0勝2分5敗。
 
友人は「ポジェとラモスの意見がチグハグ、交代の時の指示出しでおかしくなっていた」という指摘。

他クラブならとっくにクビが飛んでいるはず。
UEFAカップは何とか勝ち進んでいるものの、リーグ戦未勝利で降格なんてなると、暴動すら起こりそうです。
 
哀しいのはプレミアに来て飛躍するかと思われたモドリッチやパブリュチェンコらごと沈んでしまっていること。

どこまで粘るのか?どこでテコ入れをするのか?

posted by batistuta |13:06 | プレミアリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年04月27日

温存、温存、そして…? チェルシーvsマンU

 
 プレミアリーグ、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドの試合が、スタンフォード・ブリッジで行われた。
 35試合を終えた時点で勝ち点は81-78の3ポイント差。ここでマンチェスター・Uが勝つようだと優勝が決まる可能性のある一戦だ。
 前半のロスタイムに入る前後に、ドログバのクロスに頭で流し込んだバラックの得点でチェルシーが先制。55分にはリスタートでのチェルシー最終ラインのミスをルーニーが逃さずゴール、同点に追いつくが、痛めていた足を悪化させ退いた。
 86分、エッシェンのクロスをカリックが痛恨のハンド。PKキッカーはバラック。ここをきっちりと決め、マンチェスター・Uに引導を渡した。
 これでチェルシーはリーグ戦でのスタンフォードブリッジ無敗記録を「81」に伸ばした。この勝敗がチャンピオンズリーグに影響するか?


 ■プレビュー Rest In Peace
 フランク・ランパードの母親が病床に伏していた。ランパードはリーグ戦2試合を休み、チャンピオンズリーグ(以下CL)に出たものの精彩を欠く。そして木曜に母親は天に召された。ご冥福をお祈りしたい。選手達は喪章をつけてプレーした。

 GK ペトル・ツェフ
 DF アシュリー・コール 
    リカルド・カルヴァーリョ 
    パウロ・フェレイラ 
    ジョン・テリー 
 MF ミカエル・エシアン 
    ジョン・オビ・ミケル 
    ミヒャエル・バラック 
 FW ジョー・コール 
    ディディエ・ドログバ 
    サロモン・カルー

 アウェーのマンチェスター・Uの布陣に目を疑った。29日のCLバルサ戦を見据えてのことだろう、ロナウドを休ませてきた。スコールズはベンチ外。首位決戦を甘く見ると痛い目に会うのでは…そんなことを予感させた。
 膝の靭帯を痛めていたダレン・フレッチャーが復帰。

 GK エドウィン・ファン・デル・サール 
 DF リオ・ファーディナンド 
    ウェズ・ブラウン 
    ネマニャ・ヴィディッチ 
    ミカエル・シルヴェストル 
 MF アンデルソン 
    マイケル・カリック 
    ダレン・フレッチャー 
 FW ウェイン・ルーニー 
    ライアン・ギグス 
    ナニ 

 ■前半 チェルシー優勢
 頂上決戦らしく、激しい攻防となった。落としたメンバーのマンチェスター・Uにホームで負けようものならブルーズの誇りに傷がつく。勝ち点差で負けているのもあるが、チェルシーは貪欲に勝ちを求めて攻め込む。マンチェスター・UはCLバルサ戦のように自陣を固めることはないものの、攻撃意識は普段より弱い。
 ジョー・コールがポストに当てる惜しいシュート。バラック→カルーと流れたボールをJ・コールが持ち込むがゴールならず。前線でチャンスを作る。

 ロスタイムが4分、と場内アナウンスが流れた前後、試合が動いた。
 前線右サイドでボールキープしたドログバ。3~4人で囲んだマンチェスター・Uディフェンスだったが、ドログバが反転した際に全員が間合いを取ってしまった。包囲網が緩んだ瞬間、ファーサイドの目標を見つけたドログバはクロス。カルーとそのマークを越えたところに飛び込んだのはバラック!これ以上ないタイミングで「点で合わせた」ヘディングシュートがマンチェスター・Uゴールを破った。1-0、チェルシー先制!
 チェルシーの選手達が掲げるユニホームには「PAT LAMPARD R.I.P.」――パット・ランパード 安らかに眠れ――スタンフォード・ブリッジに奏でられた鎮魂歌。ランパードの母親に捧げるゴール。


 ■不安定な最終ライン
 この試合、両チームの最終ラインが不安定に感じた。
 開始早々、ブラウンがヘッドでGKファン・デル・サールにバックパスを送るも、間合いを間違えたGKファン・デル・サールが弾き、ヒヤリとする。シルベストルは空振りやパスミスなどを犯す。
 ドログバの膝蹴り(もちろん故意ではなかったが)をまともに食らい、ノックアウトされたネマニャ・ヴィディッチに代わり右SBに入ったハーグリーヴスも、判断が甘くチェイシングされ危ない場面が見受けられた。
 
 チェルシーサイドは、アシュリー・コールがとんでもないところにバックパスをし、ツェフに対して不満顔。直接失点に繋がってしまったのは最終ラインミスだった。
 ドログバがセンターライン付近でキープするところに激しく当たりに行ったアンデルソン。ファウルの笛が吹かれると、お互いの健闘を称える握手。美しい光景だ。
 しかしそのリスタートを、パウロ・フェレイラが不用意にカルバーリョにパス。コントロールを失い、ボールはルーニーの元へ。ルーニーは一気に持ち込むと、ツェフの横を打ち抜きシュート。ボールは左ポストの内側に当たり、まるでビリヤードのように美しい跳ね返りの連続を見せた。
 そのルーニーは得点後、ナニが喜んで飛びつく行為を拒否。左足のつけ根を痛めているようだ。この後クリスチアーノ・ロナウドと交代することになる。
 ともあれ1-1。同点に追いついたマンチェスター・U。このまま逃げ切っても問題はない。


 ■内紛
 71分、テリーがマンチェスター・Uゴール前でナニに倒されてFKを獲得。
 ここで何とバラックとドログバがキッカーを争って、ホームサポーター前で大喧嘩。エッシェンがユニホームを被り呆れ顔を隠し、カルバーリョが仲裁。結局ドログバが蹴り、良いコースをついたが、GKファン・デル・サールの好セーブに阻まれる。
 その後、ピッチ横で給水するバラックに言い寄るドログバ。前半のアシスト&ゴールが何だったのかと思わせる光景だ。


 ■グラント采配
 一時期(今も、かもしれないが)、グラントの交代策が酷いと感じたサポーターが「モウリーニョを懐かしむ」チャント(歌)を歌っていた。今日の采配はどうか?
 65分にパウロ・フェレイラに代えてニコラ・アネルカを投入。この交代でエッシェンが右SBに入る。
 そして80分にはカルーに代えてシェフチェンコをピッチに送り出した。残り10分で得点を上げる――ここ最近出番が少ないシェフチェンコにはなかなか厳しいミッションだ。
 83分、左サイドでボールを持ったシェフチェンコがアーリークロス。中央でアネルカがワンタッチでドログバに流すも強すぎた。それでもこのFW3枚は、存在そのものが脅威だ。

 しかし思わぬ形で試合が再び動いた。エッシェンのクロスがエリア内のカリックの手に当たり、これがハンドの判定でPKに。キッカーはバラック。最近の大舞台ではローマのデ・ロッシ、マンチェスター・Uのロナウドが外しているイメージがあった。しかしここはホームだ。バラックは落ち着いて決めてみせた。2-1、再び突き放すチェルシー。

 グラント監督はベレッチを用意していたが、マケレレに切り替え逃げ切りを図る。J・コールが下がる。


 ■マンチェスター・Uに2回の好機 
 その後、マンチェスター・Uに好機が訪れた。
 88分、ファーディナンドのロングフィードを、チェルシーのペナルティエリア内左寄りの場所で、正に「吸い付くように」トラップしたナニ。中央へクロスを送るがこれが潰され、そのままロナウドの元へ。GKツェフの右を破るゴール隅を狙った巧みなシュートだったが、立ちはだかったのはアシュリー・コール。
 91分には左寄りの浅い位置でFKを得たマンチェスター・U。ファーサイドへ大きく蹴り出したボールは中央へ折り返された。そこにダイビングヘッドを敢行したのはフレッチャー!枠内を捉えて万事休すか…と思われたところにクリアを見せたのは、何とシェフチェンコだった!
 こぼれ球を競り合い、ミケルを倒したファーディナンド。焦りからか、ミケルに言い寄り乱闘寸前になる。この騒ぎでファーディナンドとハーグリーヴスはイエローカード。

 残り時間も守りきり、チェルシーが2-1で勝利。マンチェスター・Uの優勝に待ったをかけた。

 
 ■総括
 シュート数、枠内シュート、コーナーキック数、ポゼッションなどチェルシーがマンチェスター・Uを圧倒した。数字以上に「気持ち」で圧倒した試合だったように感じた。
 ミッドウィークにCLを控えるのはお互い様だが、主力を温存したマンチェスター・Uはどうなるか。マンチェスター・Uはここでチェルシーを確実に仕留めておけば、優勝はより確実、残りのリーグ戦2試合を肉体的にも精神的にも余裕を持って戦えたはずだが…。
 そして思わぬルーニー、ヴィディッチの故障。攻守のキーマンを欠きバルサ戦に臨む可能性も考えられる。シルベストル、ブラウンなど不安なプレーを見せた。

 チェルシーは、ランパードが母親を失ったショックで今季どうなるか分からない。戻ってもキレはないかもしれない。内紛もあからさまに出てしまった。しかし出場停止だったエッシェンの動きは良かった。リヴァプール戦でも大いに活躍するはずだ。

 マンチェスター・Uが圧倒的な強さで2冠か、と思われたが予断を許さない状況になった。無冠に終わる可能性もありうる。
 Suvivalか、Drop Outか。火曜日、水曜日にまず一つの答えが出る。

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posted by batistuta |03:28 | プレミアリーグ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年03月24日

GRAND SLAM SUNDAY #2 CHELSEA vs ARSENAL

 プレミアシップ第31節、チェルシー対アーセナルの試合がスタンフォード・ブリッジで行われた。地元で「グランドスラム・サンデー」と銘打たれた4強の直接対決、マンチェスター・ユナイテッド対リヴァプールの試合から2時間半遅れでキックオフ。
 3位チェルシーと2位アーセナル、首位マンUを追走する両チームはどうしても落とせないこの試合。前半は拮抗した試合展開が続きスコアレス。58分、セスクのCKをサニャが頭で合わせ、アーセナルが先制した。
 しかし77試合ホームで無敗のチェルシーが記録を守る。72分にドログバがルーズボールに反応してゴール、80分にはアネルカのバックヘッドを受け、再びドログバがゴールに叩き込んだ。
 師匠モウリーニョの辞任で、今季6ゴールと不振に陥っていたストライカーが高らかに復活宣言。ブルーズがプレミアシップ覇権奪回を目指す。


 ■プレビュー
 ホームのチェルシー、GKペトル・ツェフが足首の負傷のため、クディチーニがゴールマウスを守る。
 前節はカーリング杯決勝を戦ったトットナムと4-4の死闘を演じた。シーズン前半は調子が上がらなかったが、終盤に向け調子は上々だ。
 GK カルロ・クディチーニ
 DF マイケル・エッシェン
    リカルド・カルヴァーリョ
    ジョン・テリー
    アシュリー・コール
 MF ミヒャエル・バラック
    クロード・マケレレ
    フランク・ランパード
    ジョー・コール
 FW ディディエ・ドログバ
    サロモン・カルー


 アウェーのアーセナルは、チェルシーと対照的にリーグ戦では不振。シルバを失って、若いチームにショックを与えたか4試合連続ドロー。
 GK マヌエル・アルムーニア
 DF バカリ・サニャ
    コロ・トゥレ
    ウィリアム・ギャラス
    ガエル・クリシ
 MF エマニュエル・エブエ
    フランセスク・ファブレガス
    マチュー・フラミニ
    アレクサンドル・フレブ
 FW エマニュエル・アデバヨール
    ロビン・ファン・ペルシー


 ■前半 拮抗した試合 集中している守備陣
 実況の西岡明彦氏によると、チェルシーはプレミアシップ77試合ホームで無敗。2004年2月から4年続く大記録、最後に負けた対戦相手はアーセナルだという。
 試合を観ていると攻めるテンポの違いが面白い。チェルシーは最終ラインで整えて、ロングフィードを混ぜながら一気に前線に持ち込む。このスタイルがアーセナルの潰し屋、フラミニにとってはやりづらいかもしれない。CLのミラン戦は、中盤でビルドアップするピルロを封じて勝利に貢献したが、チェルシーはそんなフラミニを超えてゲームが作られる。
 アーセナルは「横一杯ピッチを使う、しかし縦はコンパクト」、いつもの戦い方だ。高い最終ライン、コンパクトな縦のフォーメーション。細かいパスでポゼッションを高め、ジワリジワリとチェルシーゴールに迫る。

 そんなアーセナルの高い最終ライン裏をつくチェルシー。24分、テリーの2段蹴りのようなカンフーキックで前線にロングフィード。ウラへ抜け出したドログバ、しかしファーストタッチで処理を誤り、ボールはGKアルムニアのの元へ。
 40分のチェルシーの攻撃。FKで中央へ送られゴール前が混戦に。ルーズボールにカルーが捉えたかと思いきや空振り。アーセナル、難を逃れる。
 40分過ぎにはお互いゴール前まで攻め込むようにはなるが、決めるまでには至らない。前半はスコアレスで終了した。

 アーセナルのギャラス、チェルシーのカルヴァーリョが素晴らしかった。特にカルヴァーリョは、左右のカヴァーリングを一手に引き受ける。フラミニとの競り合いで頭を負傷、包帯を巻きながらもヘッドで果敢にクリア。勝利への執念が見られた。

 ■後半 チェルシー、無敗は譲らない
 54分にはドログバが再びスルーパスに抜け出す。ここはギャラスが身体を入れて防ぎきる。元チェルシーのギャラスは観客から大ブーイングを浴びるも、落ち着いてプレーできている。

 試合が動いたのは58分だった。左サイドのCKをセスクが蹴る。ニアサイドに低く鋭い弾道で送ると、反応したのはサニャ!カルー・ランパードを出し抜き、難しい角度ながら頭でゴールニアに流し込んだ。0-1、アーセナル先制!

 反撃したいチェルシー、バラックがシュートチャンスを得るがミートせず。グラント監督は2人同時投入で局面打開を図る。マケレレに代えてニコラ・アネルカ、バラックに代えてベレッチをピッチに送り出す。マケレレが不服そうな顔をしてベンチへ座り、バラックは真っ直ぐにドレッシングルームに向かった。プレミアの銀河系軍団、グラント監督は頭が痛いところだろう。

 しかしこの交代が功を奏す。ドログバとアネルカの2トップになり、アーセナル守備陣にプレッシャーを与える。交代から3分、すぐに結果が出た。
 センターラインからのロングパス、ドログバが胸で落として左のランパードへ送る。持ち込むところでトゥレの足に当たりルーズボール。ドログバが反応し、ゴール右へ突き刺した。1-1、同点に追いついた。

 75分にはカウンター、右サイドでフリーになったアネルカが狙うもゴール左へ逸れる。しかし得点の機運は高まるばかり。

 そして80分、右サイドの浅い位置からFKを得てベレッチがゴール前へ送る。アネルカがバックヘッドで後ろへ、ドログバが右足で落としセッティング、右足を振り抜いた。アルムニアは反応したが、止めきれずアーセナルゴールに吸い込まれた。2-1!チェルシーが逆転を果たす。

 その後もチェルシーがチャンスを作り脅かした。アーセナルは前線にうまくボールが収まらない。アデバヨールは髪を切ってからノーゴールだ。何か違うものまで切ってしまったのだろうか。ファン・ペルシーも復帰して全快になるには、まだ時間がかかるようだ。

 2-1でチェルシーが逆転勝利、これでチェルシーは2位に浮上、68pts。アーセナルは67pts、首位をマンUに奪われチェルシーにまで抜かれた。若いチームの失速は止まらないか。

 ■総括 この日の結果が今後に影響大か
 リーグ3位だとCLは予備予選からの参加になる。この差は大きい。
 両チームとも、首位マンU・5位エヴァートンとの試合を残す。まだまだ気が抜けないだろう。

 CLに目を向けると、チェルシーは「相手の情報が少ない未知の相手」「トルコ遠征」「相手は失うものがない」「勝って当然」といわれるフェネルバフチェと対戦する。
 しかしここでドログバの復調は朗報だ。プレミア・CLの2冠を目指すには重要なファクター。そしてアネルカが今季中にどこまでフィットできるかもキーポイントになるはず。

 アーセナルはリヴァプールと対戦する。リーグ戦を含んでの3連戦。4位のリヴァプールは国内試合は捨てて、CLでの対戦で1勝1分に持ち込むようなズル賢さを出すかもしれない。リヴァプールは4位が危うい状況ではあるが、全体的に調子は取り戻してきているし、(簡単ではないが)CLで優勝すれば来季のCL参加が可能になる。 逆にアーセナルは下降傾向だ。ロシツキー復帰の噂も聞こえてこない。

 今日の試合の「逆転」という結果は、両チームにとって大きな明暗となったのではないだろうか。

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posted by batistuta |12:59 | プレミアリーグ | コメント(2) | トラックバック(1)
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2008年03月24日

GRAND SLAM SUNDAY #1 MANCHESTER UTD.. vs LIVERPOOL

 プレミアシップ第31節、マンチェスター・ユナイテッドvsリヴァプールの試合が行われた。4強の直接対決は、地元では「グランドスラム・サンデー」と呼ばれ注目を浴びる。オールド・トラッフォードにて一足早く行われたこの1戦、前半34分にマンUのブラウンが決めて先制。前半終了間際に、リヴァプールのマスチェラーノが審判に抗議し2枚目のイエローカードをもらい退場に。
 勢いを失ったリヴァプールにC・ロナウド、ナニが追加点を挙げ3-0。マンUが容赦なく止めを刺し圧勝した。首位固めするマンU、この後に行われるチェルシーvsアーセナルの3位対2位対決の2チームにプレッシャーをかける。

 ■プレビュー
 「C・ロナウドに得点を依存しすぎている」というのが最近ここ数試合の評価。CLに向けて負担を減らしたいところ。
 赤い悪魔に朗報、ガリーネヴィルの復帰が近い。
 GK エドウィン・ファン・デル・サール
 DF ウェズ・ブラウン
    リオ・ファーディナンド
    ネマニャ・ヴィディッチ
    パトリス・エヴラ
 MF クリスチアーノ・ロナウド
    ポール・スコールズ
    マイケル・カリック
    アンデルソン
    ライアン・ギグス
 FW ウェイン・ルーニー

 アウェーのリヴァプール。ここのところ出番のないオーストラリア代表のハリー・キューウェルは豪州代表合宿に行った模様。ベニテスも引き止めなかったとか。
 どうでもよいが今日はスペイン総動員。
 GK ホセ・マヌエル・レイナ
 DF アルバロ・アルベロア
    ジェイミー・カラガー
    マルティン・スクルテル
    ファビオ・アウレリオ
 MF ディルク・カイト
    ハビエル・マスチェラーノ
    スティーヴン・ジェラード
    シャビ・アロンソ
    ライアン・バベル
 FW フェルナンド・ト-レス

 
 ■マスチェラーノの退場 ベニテスはギャンブルはしない

 強い日差しが射すオールド・トラッフォードに満員の観客がつめかけ、歌が満ち溢れる。観客の強い後押しに支えられ、終始ペースを握ったのはマンUだった。前半5分、まずは挨拶代わりにアンデルソンが前方にスルーパス。レッズCBカラガーの動きをよく見たルーニーがウラを取り、完全に抜け出した。足をかけられたが強いフィジカルで中途半端に踏ん張ってしまったため、バランスを崩してレイナにストップされる。解説の粕谷氏曰く「7番なら間違いなく倒れてたね」 9分にもスコールズのスルーパスにルーニーが反応。これも決められず。

 23分には右サイド45度、3~40m付近の位置でFKを得たマンU。キッカーのギグスは後方上空を振り返り、ゴール前へ蹴り上げた。レッズゴールから見ての、太陽の逆光を計算に入れたのだろう。トーレスがバックヘッドでクリアしたが、ボールはC・ロナウドの足下に。シュートはポストを直撃した。

 リヴァプールのGKレイナ。現在26歳ながら、その風貌と落ち着いたプレイで30代かと思わせる。しかし今日はミスが多かった。味方からのバックパスを前方に蹴るとサイドラインを割ったり、クロスをファンブルしてゴールを割りそうになったり、挙句の果てにはスローイングでアンデルソンにパスを渡していた。らしからぬミスが頻発した。

 そのミスが影響したのだろうか。レッズのCKからカウンターをしかけたマンU。スコールズが左サイドに展開。大きく外れたボールをルーニーが追いかけて拾う。落ち着いて中央へクロス。するとGKレイナとCBスクルテルの意思疎通がうまくいっていなかったようで、微妙な距離ができてしまった。そこを一気呵成に上がっていたマンUのブラウンが、ランニングジャンプで飛び込み身体ごと行くかのように頭で合わせた(実際には肩で当てたようだが)。ボールはレッズゴールにポトリと入った。1-0、マンUが先制した!

 レッズも攻撃を仕掛けるが単発に終わる。左サイドのバベルが独特のリズムで突破するが決定機を作るまでには至らない。焦るレッズ、トーレスが相手プレイヤーを倒してしまい、イエローカード。確かに当たりは浅かったように見えたが、マスチェラーノが主審に詰め寄った。ベニテス監督が止めようとするも、時既に遅し。10分にカードをもらっていたマスチェラーノに2枚目が提示された。マスチェラーノ、SENT OFF―退場。ベニテスの計算が狂った。

 後半になり、数的優位のマンUは無理をせずに、じっくりと攻め上げる。様子を見ていたベニテス監督は、59分にバベルに代えてヨッシ・ベナヨウンをピッチに送り出すが状況を変えることはできない。

 逆にサー・アレックス・ファーガソンは止めを刺しにかかる。ギグスに代えてナニ、アンデルソンに代えてカルロス・テベスを投入。78分のC・ロナウドへのCKはナニ。ドンピシャのクロスでお膳立て。頭で合わせるだけのC・ロナウド、これで25ゴール目。得点王争いにいるトーレスの目の前で、さらに突き放す。
 その2分後の80分、ナニはルーニーとパス交換。楕円を描くように走りこんでパスをもらったナニは、ワンドリブル入れてシュートを叩き込んだ。パス交換からシュート→側転~捻り宙返りのゴールパフォーマンスまでの流れを含めての一連の動きは、「Theatre of Dreams」の役者さながらだった。

 その後マンUはパス回しで時間を消化し、つつがなく終劇したのだった。3-0の完勝だった。ファーガソンの脚本通りだったか。
 ベニテスはリスクを犯すことはなく、大敗を受け入れたかのようだった。

 ■総括
 マンUはこの試合を確実に勝てたことは大きい。勝って勝ち点が73ptsになった。2位、3位の直接対決、チェルシーvsアーセナルはそれぞれ67pts、65pts。アーセナルが勝っても、ここのところ調子を上げているチェルシーの勢いを止める結果になり、チェルシーが勝っても67、68となる。
 マンUはこの両チームとも4月に直接対決を残している。優位な状況で望めるはずだ。

 あとはCLのローマ戦がどう影響してくるかによるだろう。マンUはCLとプレミアの「ダブル」を果たせるか。

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