2008年10月19日
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第29節のアウェーでの鹿島戦。
京都は1-2というスコア以上に、試合内容で圧倒されて敗北を喫した。
感じた良いポイント、悪いポイントをまとめてみたい。
■悪かった点
・ミスによる失点
最近は「相手に崩されて」というより、自分たちのミスによる失点が多い。マークマンの受け渡し、GKとの連携、凡ミスなどなど…
・枠に飛ばないシュート
ミドルシュートに抑えが効かず、大きく上へ外す場面が目立った。
・流れを変えられない交代メンバー
少しメンバー間で実力差がある。
・7月の第17節との違い
激しい競り合いが少なかった。走り勝つところも少なく。
・サポート意識
ボールを持った選手の、周りの選手の動きがかなり少なく感じた。囲まれた時にもらいに行く周りの動き、カウンターを仕掛ける時の周りの動き。
■良かった点
・サインプレー
スローインなどセットプレーで面白い攻撃を見せた。その後のミドルがマズかったが…
・フェル不在でも
加入以降、京都の攻撃の起点となっているフェルナンジーニョ。この試合では負傷のため不在であったが、少ないながらも攻撃の形が作れていた。
・真っ向勝負
鹿島と比べての京都の現在のチームとしての熟成度、実力を考えると「超守備的な布陣からカウンター」という戦術もありうる。しかし京都はその道を選ばず、真っ向勝負を仕掛けた。
失点シーンを振り返ると、水本・増嶋ともにかなりラインを上げていた。「全体をコンパクトにしていた」と考えると、良い傾向だったと思う。ズルズルと下がるようなディフェンスだと、相手のチャンスが増えるからだ。
残念ながら力負けしてしまったが、大分に次いで失点数2位タイの鹿島から、フェル不在で得点できたことは大きい。
・田原
得点も素晴らしかったが、鹿島の選手も絶賛するほどポストプレーが効いていた。今後の試合で、フェルや柳沢との連携をさらに高めていきたい。2試合連続ゴール、これも継続させていきたいところだ。
次節希望スタメン(極私的):
4-3-3システム
FW
フェルナンジーニョ、田原、柳沢
MF
勇人、大剛、シジクレイ
DF
中谷、手島、増嶋、角田
GK
水谷
控え 林、宮吉、徳重、安藤、水本、大久保、平井
水本には「いくらミスしてもスタメンを外されることはない」という“甘え”があるんじゃないだろうか?
鹿島戦ではストッパー&カヴァーリングタイプの手島が本職ではない左サイドバックに入ったが、案の定オーバーラップはほとんどなかった。しかし守備面の良さは戻ってきている。
左に中谷を入れ、左CBには手島を配置。
右サイドバックを務めたことのある選手の中で、最もフィードセンスがあるのは角田。鹿島戦でも見事なアーリークロスでアシスト。
大剛はいつもは右ウィング、右サイドハーフに入るが、中盤前に置いてみても面白い。大剛の柔らかい縦の浮き球パスが柳沢のゴールを演出することも多いからだ。右サイドラインの縦の関係、柳沢―大剛―角田というのもなかなか面白い。
posted by batistuta |22:19 |
京都サンガ |
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2008年09月14日
水谷の駆け引きシーンは秀逸だった。
posted by batistuta |01:51 |
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2008年08月24日
いや、米粉パンが本当に美味しかったんですって。
激しい雨の中、現地観戦の方お疲れさまでした。
posted by batistuta |18:32 |
京都サンガ |
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2008年08月17日
逆転勝利!!
posted by batistuta |21:20 |
京都サンガ |
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2008年08月10日
移転後、ようやく京都サンガの試合。長かった…
サッカーの都
「実力差 京都vs川崎」
サンガサポの常連の方々、改めて宜しくお願いします。
posted by batistuta |00:07 |
京都サンガ |
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2008年07月27日
Jリーグ第19節、柏レイソル(5位)vs京都サンガ(11位)の試合が日立柏サッカー場にて行われた。
開始直後から京都が攻めたて、シジクレイのミドルシュートが弾かれたところを安藤が詰めて先制点を挙げる。しかし5分の柏の逆襲、左サイドを突破した大谷がクロスを上げて最後は菅沼が決めた。
京都は9分に水が流れるように鮮やかなパス回し、フェルのスルーパスを柳沢が決めた。その後も柏ゴールを脅かすが追加点が決まらない。
ハーフタイムに石崎監督に奮起を促された柏が反撃に出る。そして51分、蔵川のアーリークロスを北嶋がキッチリと沈めた。その後、フランサらを投入してなおも攻め立てる柏。京都も踏ん張りつつ追加点を狙う。
しかし両者譲らず、2-2のスコアでドローに終わった。
■プレビュー
柏は李 忠成が五輪のため離脱。前節、家本政明主審の餌食になった古賀 正紘とポポが出場停止。さらにはMF山根 巌を欠く苦しい台所事情。
GK 菅野 孝憲
DF 蔵川 洋平
近藤 直也
小林 祐三
大谷 秀和
MF 太田 圭輔
永井 俊太
鎌田 次郎
アレックス
菅沼 実
FW 北嶋 秀朗
アウェーの京都は、李と同じく水本 裕貴が五輪のため不在。加藤監督が前節終了後のインタビューで、手島 和希の復帰を示唆していたが間に合わなかったようだ。そして田原の長い、長い夏休み――
京都は珍しい2ndユニフォーム。他サポーターから、また京都サポーターからさえも「あの紫のタスキ掛けが2ndじゃないの?と思われがちだが、黒赤が2ndである。
余談だが、GK水谷の練習着が黄色。今日は昨季まで在籍していた古巣相手の水谷。サポーターが「水谷ィー!黄色いぞ!」と愛のある野次。
GK 水谷 雄一
DF 渡邉 大剛
増嶋 竜也
大久保裕樹
中谷 勇介
MF シジクレイ
佐藤 勇人
角田 誠
安藤 淳
FW 柳沢 敦
フェルナンジーニョ
■お祭り
今回は首都圏開催ということで足を運んだ。当日は「柏まつり」が開催され、駅前は人でごった返していた。京都は16日に祇園祭り(の宵山、クライマックス)と同時開催。集客の観点では、少しズラした方が良いようにも思えたがどうだったか。
ピッチでは「市船祭り」と言えたかもしれない。京都のCBコンビ、増嶋と大久保。そこに立ち向かう柏のベテランFW北嶋。途中交代で入った京都の加藤 弘堅。この4人は地元千葉の市立船橋高校出身プレイヤーだ。地元のピッチで誇りを見せつけるか。
■前半
先に仕掛けたのはアウェーの京都だった。
一気呵成に柏陣内に攻め込む。右サイドの深いところで柳沢がDF二人をひきつけて後ろに戻す。フェルナンジーニョが受け、ドリブルで中に絞ってパス。シジクレイがバイタルエリアに侵入し、フリーの状態でシュートを放つ。柏のGK菅野は反応するも、DFに当たり僅かにコースが変わった。何とか右手を当てたが、こぼれたところに安藤が詰めてゴールに流し込む。
今季リーグ出場3試合目、初スタメンとなった京都の若武者が殊勲の先制弾を決めた。
しかし京都の悪いクセ。決めたら決め返される。
5分、大剛の淡白な守備をかわして、大谷が左サイドを突破。カバーリングの角田の守備も甘くクロスを上げられる。太田はシュートしそこねるが、その浮き球を菅沼が頭で押し込んで柏が同点にする。
意気消沈するかに見えた京都だが、すぐさま反撃。9分、柏陣内の中央で安藤→柳沢→フェルナンジーニョとダイレクトで繋いでいく。柳沢はパスを出してすぐに反転し、フェルナンジーニョのスルーパスを引き出す動き。コースは少ないながら左足一閃、名手菅野を破る勝ち越しゴール。柳沢の真骨頂――。
この後も柳沢+フェルナンジーニョというJ屈指のデュオが躍動する。
中央でフェルナンジーニョが4人のDFの意識を引きつけると、ダイアゴナルに侵入してきた柳沢にスルーパス。シュートが弱くGKの元へ。
この後再び中央でフェルナンジーニョがボールをキープ。柏の最終ラインが柳沢をオフサイドポジションに晒すものの、フェルナンジーニョはそれを察知して、左の外れにいた安藤へパス。フェルナンジーニョの咄嗟の判断が光る。
さらに柏のCKを耐えてシジクレイが前線へ。フェルナンジーニョがヘディングで後ろにすらすと、またもや柳沢がこれに反応。これは小林のハードマークに潰された。
柏も負けじと攻める。
シジクレイの不用意なヘディングパスを蔵川が奪い、そのままアーリークロス。菅沼がヘディングシュートを狙うも、フカしてしまう。
直後には菅沼がアーリークロスの出し手に。左から出したクロスは増嶋をわずかに超える絶妙なもの。北嶋が頭で合わせたがゴール右に。
前半終了間際、京都が猛攻を仕掛ける。
41分、右サイドの大剛から中の安藤、角田と回していく。安藤と角田の間を一気に縦に抜けた勇人へ角田がダイレクトパス。勇人はフワリとしたパスをニアへ送り、ここへ安藤が頭から飛び込むもゴールならず。しかし連動性が見えた良い攻めだった。
この直後の柏のゴールキックを跳ね返し、フェルナンジーニョがまたも後ろにそらす。このボールを安藤が持ち込んでシュートを放つが、守護神・菅野が立ちはだかった。
2-1の京都リードで前半を折り返した。
■後半
「なかなか皆さんの前では言えないような言葉を使って、鼓舞してから送り出しました」(柏:石崎監督の試合後のインタビュー)
石崎監督に発破を掛けられた柏が、京都陣内に攻め寄せる。早速ファウルを誘い、絶好の位置でFKを得た。アレックスの直接狙ったボールをGK水谷が弾き、難を逃れる。
京都はロングボールを前線へ。蔵川の小さなクリアを安藤が奪い、DFに詰められる前にワンタッチで柳沢にパスを出したが、惜しくも通らず。しかし今日の安藤は輝いている。
その安藤が積極的にライン際でプレスを仕掛ける。その縦パスを中谷が奪い逆襲を試みるが、逆にボールを奪われてしまう。蔵川はそのまま右サイドを上がりアーリークロス。大久保がコースに入っており、足を軽く出しかけていたが何故か躊躇するように見えた。結局ボールは北嶋の元へ渡り、GK水谷の横を抜くシュート。
2-2、柏が同点に持ち込んだ。
この後も大久保は、ヘディングでのクリアボールを前ではなく真上に飛ばすなど危ういプレーが続く。
54分、左サイドのライン際でFKを得た柏。アレックスが、GK水谷の手前という絶好のポジションに鋭く強いボールを蹴りこむ。菅沼がこれを合わせられず。
2分後、今度は右サイドのライン際でボールを割らせなかったアレックスが、鎌田へパス。さらに鎌田が北嶋を狙ってパス。大久保はこれをさわれず、増嶋が北嶋を倒してしまうがノーホイッスル。あわやPKの場面だった。
押される京都も反撃。
右サイドのスペースに抜け出したフェルナンジーニョ。中に切り込むがスライディングクリアにあう。しかしこれを勇人が拾い、ペナルティアークのところに動いたフェルナンジーニョへヒールパス。フェルナンジーニョがこれを撃ち抜くが、GK菅野の正面へ。
そして70分、”魔術師”フランサが登場。とはいってもコンディションを崩しているための途中投入のようだ。早速、フランサは京都プレイヤーの間を抜くパスを軽々と通す。
その後、左サイドでボールを持った菅沼のパスを、ペナルティエリア内にてポストとして待ったフランサ。伸ばした右足が「魔術師の杖」のように見えたのは大げさか。軽く当てて、菅沼にワンツーパスの動きを促した。菅沼がリターンで戻したが、これが強く好機を逸した。
74分、京都にアクシデント。
中央で繋いでから左スペースへ展開。中谷がDFに詰められながらも、GKから逃げるようなクロスを送った。しかしGK菅野が勇敢な飛び出しでキャッチ。菅野の後頭部に角田の鼻が激突したようだ。
観戦していた逆サイド、柏サポーター席前のゴールでの出来事なのでよく見えなかったが。某掲示板では「プロレスのような流血だった」という目撃談もある。鼻骨骨折となっていないか心配だ。角田はこのまま担架で運び出され、アタリバと交代した。
80分、逆転を狙う柏が攻勢に出る。
センターサークルから菅沼が京都DFを切り裂くスルーパス。中央右寄りで受けた太田が持ち込んでシュート。ニアのコースを消しにかかったGK水谷の逆をついてファーサイドを狙ったが、角度が悪くゴール左へ逸れた。
京都も途中交代で入った加藤 弘堅がプレーに絡む。中谷→弘堅→中谷とワンツーパスで繋ぎ、中谷が中央へボールを送る。ペナルティエリア内で柳沢が優しくフェルナンジーニョに落としたが、角度が悪くGK菅野の元へ。
この後、勇人のミドルシュートが唸りを上げたが、菅野が横っ飛びでパンチングクリア。
大久保が突進して柏ゴール近くで得たFKも、フェルナンジーニョのシュートはGKの正面に行ってしまった。
2-2のドローで試合終了。お互いが勝ち点1を得る結果となった。
■総括
◆男たちの存在証明
李忠成の躍進、ポポ・アレックスという新加入選手。北嶋と菅沼はベンチに追いやられた。そしてここに来て「シエンシアーノの澤、柏に加入」の報せ。さらなる出場機会の減少に危機感を持った二人の男は、全力でこの試合に臨んだ。
豊富な運動量でピッチをかき回し、大剛との激しいやりあいも辞さなかった菅沼。「足だけじゃなく、全身がつりました」と相手に、そして自分に手加減を考えなかった北嶋。
京都は安藤、弘堅という二人の若武者がピッチに参上。
安藤は初スタメン、3分でゴールという結果を出した。その後も幾度もゴール前に顔を出し、得点機に絡んでいた。「自分がどんどん出て行かないと(攻撃に)厚みがでないと思っていたので、そのあたりは意識してプレーしていました」とコメントし、攻撃・得点を意識。本職はボランチということだが、4-3-3の場合シジクレイの前で勇人と共に3センターの一角をこなせるかもしれない。スカパー!の実況によると、大学時代は「10番タイプ」だったということなので、ゲームメイクの点でも今後に期待が持てる選手だ。
弘堅は浦和を蹴って京都に来た、U-18日本代表にも選ばれた逸材。目立った動きは少なかったものの「練習試合で90分プレーするよりも、今日のような本番の舞台で20分プレーするほうが自分自身、とてもいい経験になった。(中略)ただ、これをいい経験で終わらせるのではなくて、次へ絶対に生かしていきたいと思います」とコメントした。
京都は補強組が多いので、このような若手育成もしっかりやってほしい。その意味では収穫の多い試合だったに違いない。
年代やチームは違えど、それぞれの「存在証明」――
◆京都のポイント
柳沢とフェルナンジーニョの相性は抜群。改めて思い知らされる試合だった。「出してほしいところ、動いてほしいところ」が正に一致している印象だ。
そしてまたしても「今季の柳沢得点無敗記録」が延びた。これで柳沢が得点を挙げた試合は8戦5勝3分。
中谷は左SBが合っているのか、ここ数試合イキイキとしている。パスコースの読みもいいし、インターセプトしてそのままドリブルで持ち込む、という場面がこの試合でも見られた。ただラストパスの精度を上げる必要があるだろう。
大剛は右SBに入ったが、なかなかバランスを取るのが難しかったようだった。気合が入った菅沼や大谷と激しいマッチアップ、1失点目の起点になってしまったことは否定できない。
今季を通して見て、大剛の適性としては「右WG>左SB>右SB」という印象。攻撃的な選手をSBに置く、という形は個人的な好みだが、中谷がセンターよりは左SBが向いているという状況か。
シジクレイはパスの処理に乱れが増えてきている。しかしほぼフル出場の大型ボランチに多くを求めるのは酷だ。何せ36歳。ここまで動けているのが驚きでもある。早めに後継を育てる必要も考えられる。
柏はホーム4連勝中。主力が抜けてはいたが、北嶋・菅沼は気合が入っていた。後半、京都は押しこまれる場面が続いたが、何とか乗り切っている。
勝ち越しても追いつかれて引き分けになってしまう7月の京都。しかし悲観すべきではないかもしれない。以前の京都なら、そのまま崩れて負けということも考えられただろう。
これで7月の戦績は2勝3分。決して悪くない数字だ。ダンゴ状態のJ1の順位表において、しぶとく勝ち点1をもぎとることは重要である。しかも5試合で7得点は悪くない。5失点は少し悪いが。
京都ファンには「悪夢の」第7節の新潟戦から中断前の6試合では、2得点8失点。2勝4敗。あの時を考えると、負けてないだけ粘り強くなっているとは言える。肝心の試合内容も良くなってきているのが明らかである。
ただ不安は毎回話題にしているが、控えの問題。
安藤は戦力になりそうだが、他に試合の流れを変える・得点を奪う・守りきれるといった計算ができるベンチメンバーがいない。アタリバはある意味、予想の範囲内だった。水本が抜けての守備崩壊とも取られかねないこの柏戦。
翌週はJ vs Kリーグオールスターを挟むため、京都は十分な休養と対策がとれるはず。次節は8/9(土)、西京極で川崎を迎え撃つ。第5節のアウェー戦で勝利したものの、川崎はフッキ脱退でゴタゴタ(今もまたゴタゴタしたが…)していた。しかしその後は、ドーピング問題を解決した我那覇 和樹が合流(協会の対応的に、解決したとは思えないが)、そして新加入のヴィトール・ジュニオールが早くもフィットしているようだ。今節の名古屋戦では同点弾を決めて、引き分けに持ち込んでいる。
最後に柏の専用スタジアム(以下、専スタ)、日立柏サッカー場について。
収容人員 : 15,900人(座席12,000。実際には13,000人程度しか入れない)
ヨーロッパの小スタジアムのような雰囲気を持ち、ピッチと観客席の近さは日本有数。そこ得られる圧倒的な臨場感からレイソルのサポーターのみならず、他クラブのサポーターからの人気も高い。(Wikipediaより抜粋)
初めてここに足を踏み入れたが、上の文言に偽りなし。ゴール裏は本当に近く、GKの表情がよく見える。シュート練習ではボールが観客席に飛び込み、阿鼻叫喚とも歓喜ともつかぬ(?)声があがるほど。
下世話な話で申し訳ないが、京都の選手はイケメンが多い。もし京都に専スタができたら、間近で見ようと観客が増えるだろう。女性客は元より、子供も沢山来るだろう。ユース活性化にも繋がる。
もちろん、試合の迫力も感じられる。観客の熱狂は直に選手に伝わるし、その逆もしかりである。
そういえば、スタジアムに隣接してサッカー場があり、試合前の時間に一般解放していたよう。地元のサッカー発展にも一役も二役もかっている印象を受けた。
京都に専スタはない。そのあたりは議論されているところなので、またブログでも機を見て取り上げてみたい。
posted by batistuta |16:24 |
京都サンガ |
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2008年07月23日
京都サンガは第18節のFC東京戦で、後半ロスタイムに追いつかれて勝ち点2を失った。
引き分けになってしまった要因について考察してみたい。
■GK水谷
最後のエメルソンのFK。飛び出した水谷は触ることができず、ファーサイドにいた赤嶺に押し込まれて被弾。確かにこれは大きなミスである。しかも直接失点に繋がったのだから。
しかし平井から正GKの座を奪った後の水谷は安定はしているし、ビッグセーブも何度も見せている。このFC東京戦でも、シジクレイがカボレに奪われた時、GK水谷はしっかりストップした。
GKは辛い仕事だ。日本代表の川口や楢崎らがインタビューで語っていたことだが、FWはシュートミスをしても自分で得点をもう一度トライすることができるが、GKはミスをしたら自分で得点はできない。次を止めることだけだと。
加えて守備での連携にもまだ不安はある。
最近はようやく固定されてきたが、最終ラインを含めてイレブンの顔ぶれは毎試合のように変わっていた京都。ラインコントロールに定評のある森岡は、今季ベンチ外が多い。 頭角を現してきた大久保、新加入の水本の2人をCBに、増嶋・角田を両SBに置く「4CB」「4人のストッパー」に近い形だ。
ここ数試合の京都は、後半になると相手に押しこまれることが多くなっている。
そこでTVでも聞こえてくるGK水谷のダミ声コーチングだ。
「ラインを上げろーッ!!」
EURO2008のチェコもそうだったが、あの堅守国ですら引いて守って守りきれるものではない。
FC東京戦の京都の後半は、GK水谷のミスももちろんなのだが、大久保や中谷らの稚拙なコントロールやクリアミス、前線に繋げられないビルドアップなどにも問題があった。
自ゴールに近いところでプレーが多くなると、必然的に失点機会が増える。むしろあの1点で済んで良かった、という見方すらできるのだ。1-1は結果論にすぎない。
■加藤監督
「交代が遅い」――サポーターに指摘されるポイントはここだろう。
スタメン固定の効果が出てきていると共に、疲労がたまって後半に完全に主導権を相手に握られるようになってきている。
しかし前の記事でも書いたが、FC東京戦の京都のベンチメンバーでは「試合の流れを変える」ことはまず期待できず、逃げ切るにも不安があった。勢いを持ってかき回す若手でもなく、試合を落ち着かせるベテランでもなく、というどっちつかずの印象だ。
早めに代えたところで、さらなる失点があった可能性が否めない。
練習・サテライトなどで見極めた上での人選。サポーターに知ることの出来ない事情も含まれているだろう。
田原・徳重・手島・アタリバ・森岡ら実力的にスタメンである彼らの奮起、コンディション調整に期待したいところだ。疲労がたまるとケガも増えてくるので、スタメンが離脱することも今後出てくるだろう。
■攻撃パターン
良く言えばタメを作れる、キープできる。悪く言えば持ちすぎる。そんなフェルナンジーニョのプレースタイルは紙一重。しかし京都では柳沢という相棒を得たことで、両者の良さが引き立っている。
現在の京都のシーズン総得点は17点。最下位千葉の13点に次ぎ「ブービー」である。今の11位という順位は守備に助けられている(そしてGK水谷の力も含まれるはずだ)。
京都の攻撃力は低い。リーグ戦で2点以上取ったのは、最近では4/13の第6節の神戸戦、その次が7/16の第17節の鹿島戦だったのだ。
このFC東京戦、もう1点を取れていれば逃げ切れたという見方もできた。もちろんこれも結果論にすぎないが…。
古都ナチオとも言われる「堅く守ってカウンター。フェルを中継地点として、柳沢らが飛び出す」という形が出来てきている。しかし上位を狙う、もしくは中位に踏みとどまるには攻撃のオプションを増やすことが必要だろう。連携が深まってきた今、加藤監督も着手しているに違いない。
京都は、リーグ戦でセットプレーによる得点は少ない。面白いことに、第3節のFC東京戦@味スタで、角田がCKを沈めて以来のセットプレーでの得点だったのだ。
ここでフェルナンジーニョのキック精度の高さが徐々に活きてきている。FKで得点の期待感を漂わせるシュートを放つし、CKでも相手に嫌なポイントに蹴りこんでくる。FC東京戦の水本へのクロスボールは見事だった。ニアに走りこむ水本の動きに遅れることなく、強く速いボールを蹴りこんだフェルナンジーニョの素晴らしさである。
ここで考えるのはフェルナンジーニョが抜けたらどうするのだ?というものだ。ケガでの離脱は元より、彼が今年いっぱいのレンタル移籍だということを忘れてはならない。1年後、2年後といった先を見据えた場合、攻撃の軸・オプションは今から作っておくべきである。
個人的には「田原のポストプレー」「中山のゲームメイク」「宮吉の成長」の3点が、今後のサンガのキーポイントにすべきだと考えている。終盤に入り、ある程度順位が確定してきたら試せる事項ではあるだろうが…。今は余裕がないだろう。
■サポーターの意識
京都の人間はあまり感情を表に出さない、というのはよく言われることだ。
佐藤勇人が、京都の携帯公式サイトでのインタビューでこんなことを話している。
「京都(のファン)は試合が終わったときに、勝っても負けてもすごいあっさりしてるなって」
「見に来た人も、"お客さん"(もちろん悪い意味だろう)っていう感じがして、さみしいなって思った」
そんなところから、千葉時代からやっていたあの"万歳"のようなパフォーマンスを、京都でも勝利の時にやっている。ドイツ・ブンデスリーガでよく見られる光景だ。高原のHSV在籍時のニュースで何度か見られた方もいるのではないだろうか。
第12節、勇人の古巣の千葉戦で京都は全てがうまく行かなかった。未勝利の千葉相手に不甲斐ない試合内容で0-1で敗戦、千葉に今季初勝利を"プレゼント"してしまったのだ。
試合後「おそるおそる」といった雰囲気で京都サポの前にやってきたイレブン。私はそこにいたが、異様な雰囲気だった。罵声や野次、ブーイングが飛ばないのだ。無言の圧力。
浦和や南米のような、ひたすらブーイングでプレッシャーをかけるスタイルを否定はしない。何でもかんでもブーイングすれば良いものでもない、という京都の応援スタイルは好きだ。
相手でも良いプレーをしたら拍手を送りたい。G大阪戦はそんな気持ちになった。
次節は水谷の古巣相手。これまでの京都加入組のリヴェンジ街道は、増嶋がドロー続き、勇人が敗戦、柳沢は自ら決めた。フェルは決めたがチームが敗れた。
さて水谷は?完封を期待したい。
京都が好調なため、集客は少しずつ伸びてきているようだ。新スタジアムに建設を推進するには、「具体的な数字」は必要不可欠だろう。
■柏戦プレビュー
リクエストがあったので簡単に…
柏は李が五輪出場、古賀とポポが警告累積のため出場停止。前節のFC東京戦でのカボレ―平山という縦ラインと同様、フランサ―李ラインは脅威だと思われたが、幸いにも李はいない。
柏は鹿島に引き分け、浦和・G大阪相手に連勝。しかし前節はフッキがいなくなった東京V相手に敗戦。次節での主力3人の不在は、正に「飛車角落ち」。京都は勝っておきたいところ。
おそらくキーポイントは「フランサの位置」ではないだろうか。1トップか、トップ下か。
そして京都はフッキ、マルキーニョス、カボレ、ウェズレイら外国人ストライカーに一歩も引かなかった水本が五輪出場のため不在。
フランサがトップ下で来たらシジクレイのハードマークと、抜かれた場合のマークの受け渡し。フランサが1トップで来たら、おそらくCBに入るであろう増嶋と大久保の2人がどのように対応するか。技巧派のフランサに、巧みにマークを外される事態は避けたいところ。またフランサには、DFやGKの逆をつくようなミドルシュートもある。
あとは柏のGK。正GK南 雄太から完全にポジションを奪った新加入GK菅野 孝憲の牙城を崩せるかどうかがポイントになる。
菅野は2007年の新人王に輝き、昨季のJ1横浜FCのゴールマウスを守り続けた。クラブは降格してしまったが、菅野の評価は高い。
加えて、京都のベンチ入りするメンバーにも期待したい。
田原・徳重・アタリバ・手島・森岡――手島はケガからようやく戻れる、といったことをFC東京戦の後に加藤監督は話していた。
posted by batistuta |22:29 |
京都サンガ |
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2008年07月21日
Jリ-グ第18節、京都サンガ(11位)vsFC東京(10位)の試合が、西京極にて行われた。
前節、首位の鹿島を下して勢いに乗る京都、中断明けから勝ち星がなく不振にあえぐFC東京。前半はそんな両チームの情勢を反映するような試合。しかし京都が何度もチャンスを作るも、FC東京が凌ぎきる。
そして後半50分、左CKを水本が合わせて京都が先制。しかしその後はFC東京が主導権を握り、京都は押される試合展開に。FC東京のシュートミスや、クロスバーに助けられるなど「運」が続いたが、ロスタイム3分を過ぎた最後のFC東京のFKを赤嶺が合わせて同点弾。
京都がすんでのところで勝ちを失う形となった。
■プレビュー
京都は東京V、鹿島を下して2連勝。柳沢が4試合連続の得点を狙う。
スタメンは固定された。
GK 水谷 雄一
DF 増嶋 竜也
大久保裕樹
水本 裕貴
角田 誠
MF 佐藤 勇人
シジクレイ
中谷 勇介
FW 渡邉 大剛
柳沢 敦
フェルナンジーニョ
対するFC東京は、浦和・鹿島・G大阪という上位陣を相手にした苦しい日程。中断明けは2分3敗と苦しい状況が続き、中断前は3位だったが、あっという間に10位に転落してしまった。
鹿島に続き、FC東京のアウェーユニフォームもフランスのクラブ、リヨン風味である。
GK 塩田 仁史
DF 長友 佑都
佐原 秀樹
今野 泰幸
徳永 悠平
MF 浅利 悟
梶山 陽平
石川 直宏
羽生 直剛
FW 平山 相太
カボレ
■北京に行く者、行けない者
梶山、長友、水本。北京五輪出場18人枠に入った3人を、五輪代表の反町監督が視察に来た。
そして予選で"軸"であった平山。中山、増嶋含めた3人は招集の差こそあれ、最終メンバーに入ることができなかった。
「選ばなかったことを後悔させたい」――そういう気概がほしいところだ。
■前半
第3節の対戦で、3-3の逆転・同点を繰り返した両チーム。この試合にいなかった石川が、今日のFC東京攻撃の軸だった。
開始早々、石川のスルーパスを、スペースに走りこんだ梶山が受けて深いところからクロス。ゴール前で待ち受ける平山が、右足ヒールで巻き込んでシュートを狙うが空振り。カボレも詰めるがゴールならず。
巧みなシュートを見せた平山は続いて、3人の京都DFの間を抜くパス。カボレがクサビとなり、角田を振り切った石川が抜け出してシュートも、GK水谷がストップ。
この後、再び角田の判断のマズさが出る。
角田から中谷へのスローインを石川に奪われ、クロスまで持ち込まれる。これを角田がクリアするが、相手の元へという場面も。
石川が梶山・長友とうまく絡み、京都左サイドを攻め立てた。
奮起した角田は自陣でハードマーク、ボールを失わせると柳沢が拾って後ろのフェルナンジーニョへ。フェルナンジーニョもワンタッチで角田に繋ぐ。この時に柳沢が前線へダッシュを仕掛けていたが、角田が持ちすぎた。左サイドへ回って走りこんだフェルへラストパスも、シュートはGK正面へ。
ハーフタイム時の京都の加藤監督のコメント「もっとシンプルに前線の選手を使っていこう」は、特にこのプレーに向けられたものだったか。シンプルにワンタッチで繋いで良いところだった。
柳沢は足だけでなく、色んなところを使うのが巧い選手だ。自陣からのロングボールを胸で落としたり、低いボールを頭で丁寧に落としたりする。東京V戦ではヒザを使った柔らかいパスを見せていた。
前半最後、自陣ゴール前からのFKで水谷が大きく蹴り出した。ワンバウンドして、FC東京ペネルティエリアに入ったところを、柳沢がボレー!しかしこれは角度が悪く、ゴール左へ逸れていった。
前半のシュート数は京都:11、FC東京:7。京都が少し上回る形でチャンスを作ったが、両チームのGKの好守により無失点でハーフタイムを迎える。
■後半 水本初ゴール
後半、FC東京が最終ラインで消極的なパス回しをすると、京都の前線がプレスを仕掛ける。これが功を奏し、不用意なサイドチェンジを中谷がインターセプト、ドリブルで持ち込む。しかしラストパスに精度を欠き、クロスボールはGKの懐へ。
しかしなおも京都が攻め込む。左サイドでフェルナンジーニョがボールをキープ。2人に囲まれても失うことはない。そこに大剛がサポートに駆けつけ、ボールをもらいクロスを狙う。これがDFに当たり、ゴールラインを割りCKを得た。
するとこのCK、ゴール前の一団から水本がギアを入れたようにニアへ走り出す。柳沢がコーナーへ駆け寄り、長友を引き連れる。出来たスペースに水本が入り込むと、フェルナンジーニョが速いボールを蹴り込み、水本が頭で豪快に叩きこんだ。
1-0、京都先制!北京へ旅立つ水本、嬉しい今季初ゴールを挙げた。サポに背番号を誇らしげに見せつける。
この後、平山がすくい上げるような蹴り足で浮き球を出し、カボレがシュートまで持ち込む。すると得点に満足しない水本が「本職を蔑ろにはしない」とばかりに、しっかり身体を寄せてシュートコースを切った。
■変わる流れ
京都は先制点を挙げたことで、少し意識が後ろ向きになってしまったようだ。
4-3-3に近い布陣から、中盤フラットの4-4-2に近くなり引き気味になる。
FC東京は後半、SBをポジションチェンジする策に出る。前半は左:徳永、右:長友だったがこれをチェンジ。長友の運動量豊富で強気なポジション取りが、4-4-2の右SHのポジションに入った大剛を押し込める。
逆に京都は角田を高いポジションに置きミドルシュート、速攻に絡ませることで2得点目を狙うが、決めきることができない。
京都は中断明け後、積極的な交代策に出ていない。それも悪影響となったか、または得点後の安心感からか、運動量が落ちていく。攻撃の組み立てが雑になる。FC東京の流れになるのは必然だろう。
FC東京は積極的に京都の最終ライン裏のスペースを突くパスを繰り出す。大竹 洋平、エメルソンを同時投入して攻撃を活性化する。さらにはハードマークに苦しみ、イライラからイエローカードをもらっていたカボレを下げて赤嶺 真吾を投入した。
83分、大久保のクリアミスが大竹に渡り、大竹は即座にクロス。赤嶺がセオリー通りに叩きつけるようなヘディングシュート、しかし角度が悪くバウンドしてクロスバーの上へ。
さらにこの後に中谷が浮き球を見失い、大竹にボールを奪われる。大竹が中央へドリブルで切り込み、待っていたエメルソンが受けてシュート。しかしこれはバーを直撃。
終盤はFC東京の一方的な試合展開。
大久保のクリアボールが相手に渡るなど、京都は前線にパスが繋がらず自陣でのプレーを強いられる。時間が経つのを待つだけの、消極的な戦い。相手が攻め終わるのを待つだけの、消極的な守り。
ロスタイムは3分。
93分を少し過ぎたところで、FC東京が左45度でFKを得る。全員がペナルティエリアに入り、キッカーポジションに大竹とエメルソン。エメルソンがフワリとしたボールを送ると、大きく上方に伸ばしたGK水谷の手をスルリと抜けて、ファーサイドへ。赤嶺が詰めてヘディングで押し込んだ。
訪れる静寂――真夏の夜の悪夢か。
京都が勝ち点3を逃し、重い雰囲気で後半戦の第1戦を終えた。
■総括
負けに等しい引き分け、か。またこのようなところで「お家芸」とも言える試合終盤での同点を喫してしまった京都。第3節を彷彿させるような終盤でのミスによる失点。しかしこれはチーム全体の"敗戦"だ。様々な観点から、引き分けに至ったかを考える。
◆コンディション
安藤 淳、石井 俊也、加藤 大志、中山 博貴、林 丈統、西野 泰正――今季の出場時間、そしてその内容を考えると効果的な交代策をできる控え選手ではない。
田原も徳重も手島もアタリバも、ベンチにすらいない。かつてスタメンで出場していた4選手はケガやコンディション不良で不在。平島・斉藤らは放出してしまった。
スタメン11人は固定できてきたものの、効果的な後半の戦い方ができていない。全てが「逃げ切り」「時間つぶし」のための交代だ。そしてスタメンの連携強化のため、疲れていても限界まで使い切っている。
「京都という盆地のの暑さは想像を上回る。これに慣れている京都が、相手チームを迎えることは有利」という見方もできなくもないが、京都生まれはスタメンでは角田と中谷くらい。
そしてホーム2連戦となったこの試合、ホームコートアドバンテージは有利だが、コントロールできない暑さと、16(水)からの一週間空かない中では疲労も溜まる。
加藤監督は今日も粘り、最初の交代は83分の柳沢と安藤の交代だ。安藤を高めの位置に置いて、プレスをかけさせるつもりだったかもしれないがパワープレーを仕掛けるFC東京には効果は薄かった。
出ている者だけに引き分けた責任はない。出られていないベンチ外の4選手にも、きっちりとコンディションを整えてもらってうまくローテーションをしてほしい。
◆ウィークポイント
加藤監督の試合後のコメント。
「立ち上がり10分に関しては、今までで一番の集中をしようという形でいきましたが、すぐに右から崩されて、ゴール前を横切ったボールがあったように、少し集中力が欠けていた部分があったと思います」
(途中、略)
「前半、特に角田、中谷のサイドが少しえぐられていたので、後半は、そこにブロックを作ってサイドをえぐられないように形を変えました」
中谷と角田の左サイド。攻守の場面、相手に合わせてなど状況に置いてポジションを交換している二人だが、守備に置いて少し不安定の印象。角田はよく前線に進出し攻撃に絡んだ。中谷もインターセプトからそのままドリブルで持ち上がるも、ラストパスで精度を欠いた。決定的なコントロールミスでピンチを招いてもいる。
◆加藤采配
掲示板での話題では、疑問を呈する声が多い加藤采配。この試合でも交代時間は遅かった。ピッチ上は明らかに運動量・集中力が落ちており、後手を踏んだ格好だ。しかし先述通り、切るカードに不足がある印象も拭えない。スタメンにも負担がかかる悪循環に陥りかねないだろう。
◆運で勝たない
後半、京都の得点後はFC東京がペースを掴んだ。赤嶺のシュートミス、エメルソンのバー直撃など運に助けられる場面があった。対するサンガは攻撃の組み立て・パスが雑になっており、クリアボールも中途半端で何度もピンチを作った。
GK水谷がいつものダミ声で「ラインを上げろ~!」と怒るが、京都の最終ラインはズルズルと下がるばかり。「引けば守れる」ものではなく、ポゼッションも高めないことにはいつか失点するもの。
そういう意味では、折り返して後半戦の初戦で「勝ち点3」を失ったことは今後に繋げるべき。そのまま勝って良かった、で済ませるより課題としては良かったのではないか。
ここ数試合で良かったのは「相手より走り勝っていたこと」。この試合では後半、ルーズボールの競り合いでも消極的な印象を受けたし、システム的にも精神的にも引いてしまった。
失点シーン、水谷の浮き球の目測ミスももちろんだが、赤嶺をフリーにしてしまった増嶋のマークも責められるべき要素ではある。
「必然」であった引き分け。これを糧として、課題として、後半戦を戦っていってほしい。
posted by batistuta |23:13 |
京都サンガ |
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2008年07月16日
Jリ-グ第17節、京都サンガ(12位)vs鹿島アントラーズ(1位)の試合が、西京極にて行われた。
柳沢が古巣相手に見事なゴールを決めて京都が先制。しかし21分に野沢がミドルシュートを決めて、鹿島が同点に持ち込む。
前半は京都が主導権を握っていたが、後半から鹿島ペースに。そしてダニーロ、興梠と攻撃のカードを次々と切り、前節のFC東京戦「4-1の逆転勝利」の再現かと思われた。しかし京都の守備陣が踏ん張った。その奮闘に、佐藤勇人がリーグ戦初ゴールで応えた。この勇人のゴールが決勝点となり、京都が2-1で勝利。
京都は、最高の形でリーグ戦を折り返すことになった。
■プレビュー
京都は同じ布陣。開幕当初は「猫の目のように変わる」選手起用と布陣で、注目を集めた加藤采配だった。現在は実戦で連携を鍛えるべく、固定される流れになっている。
GK 水谷 雄一
DF 増嶋 竜也
大久保裕樹
水本 裕貴
角田 誠
MF 佐藤 勇人
シジクレイ
中谷 勇介
FW 渡邉 大剛
柳沢 敦
フェルナンジーニョ
鹿島は、復帰した中田浩二がベンチスタート。しかし今日出番はなかった。
GK 曽ヶ端 準
DF 内田 篤人
岩政 大樹
大岩 剛
新井場 徹
MF 青木 剛
小笠原満男
本山 雅志
野沢 拓也
FW マルキーニョス
田代 有三
■前半
◆京都に新戦術?
京都の取った戦術は面白かった。攻撃と守備の時、極端にシステムを変えていたのだ。増嶋と角田という(あまり純粋な)SBではない2人が左右にいる(増嶋はストッパータイプな気がするし、角田は昨季CBを務めていた)。ともすれば「4CB」になりかねない。
しかしこの試合、攻撃時には角田が中盤に上がり中央にも侵出していた。その穴は中谷がバランスを取ってカバー。シジクレイが下がって3バックっぽくなったり、鹿島はマークマンを絞れなくなっていたのではないか。
そして京都の左サイドで角田と中谷が高い位置でポジション取りをしていたため、鹿島気鋭の右SB内田が押しこめられる場面が多かった。実際、今日の試合ではあまり効果的な攻め上がりを見せることができずじまい。
ここでふと頭に浮かんだのは「オシム語録」。
「これは極端な話だが、バルセロナと試合する時、ロナウジーニョにマンマークしたとする。その場合はマークする選手が、必要以上におびえる。相手を消すプレーしかしない。でもロナウジーニョをマークする選手が前線に走った時、ロナウジーニョがその選手の守備にいけば、もはやロナウジーニョではない。そんな対策もある」
内田の良さを消した戦術に感じた。
◆鹿島のキープレイヤーは?
さて内田消しに成功した京都。しかしそこは昨季チャンピオンであり、現在も首位の鹿島だ。小笠原、本山、そしてマルキーニョスというJリーグ屈指のチャンスメイカーがおり(前者2人はなぜ今の代表にいないか不思議だ)、起点の的を絞らせない。そしてフィニッシャーの田代が、ペナルティエリアで脅威になる。
パスミスは少なく、サイドを使ってシンプルに攻める鹿島。逆に京都の大久保はマルキーニョスに「ヘディングでパス」するなど、不安を拭えない。
◆京都、先制
一進一退の攻防の中、決めたのはあの「役者」だ。
右サイドで大剛が仕掛け、深くエグってクロス。ゴール前で待ち受ける柳沢は、「二枚岩」岩政と大岩の間で巧みにポジションを取りジャンプ。まるでマイケル・ジョーダンのように「空中で静止」した柳沢がヘディングシュート!空中戦で完全に勝利し、先制点を挙げた。3戦連続ゴール、京都に歓喜をもたらす。
ちなみにこの場面、角田がしっかりと詰めていたことも書いておきたい。前節の柳沢のゴールシーンには勇人が詰めていた。こういう「無駄走り」は重要である。
◆決めたら、決められる京都
負ける時は点を決められる時。当たり前な話だが、調子の悪い京都は得点後にすぐ失点するケースが多かった。
5分たち少し安心すると、10分後に決められることになってしまった。
自陣で浮き球に身体を入れた柳沢。後ろから小笠原に潰されるもノーホイッスル。ここで京都の集中が少し途切れたに違いない。ボールを回され、バイタルエリア(注:DFとMFのラインの間、もしくはペナルティエリアのすぐ外あたりを指す)でボールを持った野沢がフリーに。右足を振り抜くと、水谷の手をすり抜けてゴールへ。
鹿島が同点に持ち込む。
◆一味違う京都
鹿島、前節のFC東京戦では1点先制された後に4点を取っての快勝。もし京都の集中力が切れようものなら、その再現になるに違いない。
しかし今の京都は強い気持ちを持っているようだ。
28分、鹿島のバックパスを勇人が奪い角田へ。フリーになった角田が思い切り良くシュートを狙うと、これはクロスバー直撃。
さらに右サイドで大剛がキープした大外を、増嶋がオーバーラップ。大剛が勇人に戻し増嶋へ展開。増嶋のクロスが絶好の位置に供給されるが、フェルナンジーニョが飛びこんでヘディングもバーの上へ外れる。
京都は攻撃のペースを崩さぬまま、ハーフタイムを迎えた。
■後半
◆鹿島の勝利パターン?
後半になると鹿島ペース。ボールポゼッションの天秤がが明らかに鹿島へと傾き、シンプルに前方スペースへとパスを出していく。大久保のセーフティミスなどでCKになる場面もあり、セットプレーに弱い京都を脅かす。
さらに野沢に代えてダニーロ、田代に代えて興梠を投入し、鹿島の勝ちパターンに持ち込むつもりのオリベイラ監督。
サンガはボールキープがままならず、前線へ運べない。押し込まれて下がる守備陣をGK水谷が「上げろッ!上げろッ!」とラインを上げるよう、お馴染みの「ダミ声」を張り上げてチームを鼓舞。
◆決勝点
鹿島の猛攻を耐え凌いで迎えた84分。パスをゆっくりと回して形を作ろうとする京都。すると、何故かポッカリとバイタルエリアにスペースが空く。決めきれない鹿島、集中力が切れたのか。
角田からボールをもらうと、勇人が思い切り右足で撃ち抜いていった。ゴール左へ、ワンバウンド。まるで鹿島の野沢の得点シーンのリプレーを見ているかのような錯覚に陥ったゴール。
勇人はナビスコで得点していたが、リーグ戦では京都移籍後、嬉しい初ゴールとなった。
この後、89分にフェルナンジーニョを下げてDF安藤 淳を投入し、逃げ切った京都が見事な勝利を挙げた。
■総括
◆MOM 柳沢 敦
今日「も」Man Of the Matchは、やはり柳沢。10年近く在籍し、鹿島の11冠を成し遂げた男(柳沢がイタリアに渡っている間、鹿島は無冠に終わっている)。古巣のDFのクセを知り尽くしているであろう男は前半、積極的にライン裏を狙って何度もオフサイドにかかるも諦めない。
巧みなポジション取り、空中でのボディバランスなどが見事に結集した得点シーンもさることながら、京都に来てから常に見せる「諦めない姿勢」は称賛に値する。
確認できただけでも岩政を相手に3度、ボールの競り合いに勝利。浮き球での身体の入れ方、ライン際でのスライディングを使ったセーフティ。気持ちと技術が結実したプレーだった。
柳沢は3戦連続ゴール。今季公式戦、柳沢がゴールを決めると無敗というデータがある(リーグ7戦5勝2分け) 。柳沢が決めた時「これで今日負けはないな」と思ったほどだ。
◆主審 ジョージ
第7節の新潟戦で不可解な判定が続き泣かされた京都。
そして今日は柏原丈二。調べると、なかなか悪名高い主審のようだ。Googleで検索すると、2006年の鹿島vs京都戦が出てくるところは面白いが…。
前述したが、鹿島の得点の前の柳沢に対する小笠原のプレー。後ろから完全に押し潰しているがノーホイッスル。
31分には京都ペナルティエリア内で、野沢が高く足を上げるもこれも笛は吹かれず。67分には増嶋のロングスローを内田がクリアした際も、高く足を上げていた。
87分に鹿島が明らかにラインを割ったプレーで、副審が鹿島ボールを宣告。「副審までもか…」と思わされたが、これは主審が訂正して京都ボールに。
◆今回の加藤采配は?
京都の選手は、暑い中よく走った。球際、競り合いでしっかりと詰め、ラインを割らんとする時は身体を投げ出していた。思いつくところでも柳沢、大剛、中谷、大久保…。
そんな運動量豊富な状況でも、加藤監督は動かなかった。3度目になるが「連携を考えて」交代を控えたのもあるだろう。バランスを崩したくなかったのだろう。交代は89分の1度のみ。しかも今季リーグ戦で出場のない安藤 淳を入れてきた。
今日の相手、鹿島のように交代選手を効果的に使うことも必要になってくるだろう。おそらく、まだまだ模索中ということか。
しかしここに来て、内容・結果を出せてきている京都サンガ。
全34節、この17節で折り返すことになった。明日にも他チームの試合があるので変動はあるものの、京都は「7勝3分7敗」と五分の内容で10位に。降格した2006年の最終勝ち点「22」を越えて、現在「24」。この第17節の殊勲の勝利は、今季の京都を語る上で文字通り「ターニングポイント」になることだろう。
そして今日は伝統行事、祇園祭りの宵山だった。今年は約44万人を集めたとのこと。そんな中で西京極に集まった15,081人に「お疲れ様」「ありがとう」そして「羨ましい」と言いたい。今日は間違いなく、今季の京都のベストゲームだった。
京都市内は「宵山」だったが、西京極は「良いヤマ」「(勝利に)酔いヤマ」といったところか。
posted by batistuta |22:22 |
京都サンガ |
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