2008年05月19日
セリエA第38節、とうとう最終節となった。17位カターニアと2位ローマの試合が、スタディオ・アンジェロ・マッシミーノで行われた。
首位インテルとの勝ち点11差を、最終節を前に「1」まで縮めたローマ。他会場のパルマvsインテルの結果次第という、自力優勝はないがここで勝つことは必須の試合。対するカターニアも残留争いの真っ只中であり、引分け以上は欲しいところ。
8分にヴュチニッチが個人技で決めてローマ先制。しかし後半から森本を投入したカターニアが後半の間、ローマゴールを脅かし続け40分、森本のシュートのこぼれ球を押し込んだマルティネスの同点弾で、ホームを狂気に導く。
その後、インテルが2点リードしたという報が伝わったようで、ローマの選手たちは意気消沈。主審も後半はロスタイムを取ることなく終了。
インテルが優勝、カターニアは見事残留を遂げた。ローマはイタリアカップでリヴェンジを果たせるか。
■プレビュー
プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラと比べて、上位チームと下位チームの差が少ないように見えるセリエA。最終節でドラマティックな組合せとなった。
首位インテルが18位パルマと、2位ローマが17位カターニアと。そして19位エンポリが降格確定の20位リボルノとの対決になった。一つだけでなく、二つの会場の結果を気にする必要がある複雑な状況になっていた。
ホームのカターニアはエースFWスピネージを欠き、コンディション不良のマスカーラはベンチスタート。ワルテル・ゼンガ監督の就任後は、勝利の波に乗れるでもなく、「踏ん張っている」といった成績だ。
森本貴幸は「幾分」出番が増えたか。少なくとも前任の監督よりは信頼されているようだ。そしてこの大事な最終節で、森本はベンチに入ることができた。
GK ビサッリ
DF ロッコ・サバト
ロレンツォ・ストヴィーニ
クリスティアン・シルヴェストリ
クリスティアン・テルリッツィ
MF フアン・ヴァルガス
ダヴィデ・バイオッコ
ジャコモ・テデスコ
マルコ・ビアジャンティ
FW ジュゼッペ・コルッチ
ホルヘ・マルティネス
アウェーのローマ。トッティを長く欠いているものの、粘り強く勝ち点を積み上げ「11差」から「1差」まで持ってきた。「果報は寝て待て」全力を尽くしカターニアに勝って、インテルの結果を待つしかない。
この日はホドリゴ・タッデイも欠場。フアンはサブに回る。
ローマサポーターは数々の暴動事件を考慮されてか、最終節の観戦は禁止された。
GK ドニ
DF マルコ・カセッティ
クリスティアン・パヌッチ
フィリップ・メクセス
マックス・トネット
MF ダビド・ピサロ
アルベルト・アクィラーニ
ダニエレ・デ・ロッシ
シモーネ・ペロッタ
マンシーニ
FW ミルコ・ヴュチニッチ
■感情露わのカターニア、冷静なローマ
試合開始から、感情・闘志をむき出しにするカターニア。顕著なのはキャプテン・バイオッコだった。しかし対峙するローマプレイヤーたちは冷静さを失うことなく対処していく。
9分にいきなり試合が動く。
ペロッタがインターセプトし、右サイドに張り出していたヴュチニッチにパス。ヴュチニッチはバルガスをかわし、ビアジャンティも巧みなボールさばきでかわし、最後はスライディングで止めに来たストヴィーニの足の下を射抜いて、GKが触れないコースへシュート。ゴール左ポストの内側に当たりゴール!1-0、ローマが先制点を挙げた!
先制されてもカターニアのプレイヤーが意気消沈することはない。ヴュチニッチと競り合ったテルリッツィが、ボールがラインを割った後に小競り合い。両者にイエローカードが出る。
■両者譲らず
31分、ローマは左から右へカターニア最終ラインを舐め回すようにボールを回していく。点を取ったためか、落ち着いてボールを回せるようになった。
左サイドに来たところでトネットがヴュニッチにパス。クサビになったヴュチニッチからマンシーニへパスが渡ると、たちまちGKとの1対1に。しかしコースが狭く、シュートは枠を捉えられない。
カターニアも右サイド45度の位置からFK、ライン裏へテデスコが身体ごと飛び込んだが、GKドニの正面でゴールはならなかった。
■流れを変えた森本
後半開始からカターニアは選手交代。左SBのサバトを下げてFW森本を投入。ゼンガ監督は森本に耳打ち。秘策を与えているようだ。
後半はカターニアがずっとローマ陣内に攻め込んでいた。そう言っても大袈裟ではないくらいだ。51分のバイオッコの力んだシュートは枠を外れ、ストヴィーニのロングフィードに森本が合わせるがバーの上。70分のビアジャンティのシュートはDFに当たりバーを直撃、71分のマルティネスのオーバーヘッドシュートはゴール左へ逸れる。
81分に右サイドからのCKを得たカターニア。途中交代で入ってきていたジュゼッペ・マスカラが頭で合わせたが、無情にもオフサイド。
しかし諦めないカターニアに女神は微笑んだ。その後再びCKを得て、そのセカンドボール、サードボールと狙い、最後は森本のシュートがトネットに当たり、こぼれ球をマルティネスが押し込んだ。1-1、同点!
その後はインテル2点リードの報がピッチにも届いたか、覇気のないローマ。残り時間も少なく、主審もロスタイムをとることなく90分で試合を終えた。
引分けで勝ち点1を加えて残留できたカターニア、サポーターがピッチに雪崩れこんでまるで優勝したかのような騒ぎになった。
■総括
カターニアのワルテル・ゼンガの一人勝ちか。かつてインテルの不動の守護神として活躍したゼンガ。インテルを離れた後も、インテルティフォージ(サポーター)であることを公言し、試合結果は常にチェックしていた、という逸話がある。自分のチームも残留し、インテルが3連覇を達成となるとこれ以上の喜びはなかっただろう。
後半は森本の動きが目立った。チームも残留できた上に、良いアピールができて来季に繋げられるのではないだろうか。まずは目の前のU-23日本代表トゥーロン国際大会、そして北京五輪での活躍に期待したい。
残留を決めたが「超攻撃的SB」としてビッグクラブから目をつけられているバルガスの移籍は免れないようだ。彼の行き先も注目。
ローマは残念ながら優勝はできなかった。しかしトッティを欠いてからも安定した戦いを続け、勝ち点差を1まで縮めたことは高く評価できるだろう。今夏はFWの補強が噂され、「ゼロトップシステム」が変わるのか楽しみである。
セリエAに関してはまた改めてまとめたいと思う。
posted by batistuta |00:56 |
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2008年05月12日
セリエA第37節、インテルvsシエナ戦がジュゼッペ・メアッツァにて行われた。
前節でのミラノダービーを落とし優勝を持ち越していたインテル。昨季に優勝を決めた験の良い相手シエナ、そしてホームのインテリスタの目の前で歓喜を味わう予定であった。
インテルが殆ど試合の主導権を握っていたが、要所要所でマテラッツィが不用意なプレイを見せた。その結果2-2の引分けに終わり、優勝の行方が分からなくなった。
■プレビュー
ホームのインテル、前節のミラノダービーで勝っていればライバルの目の前で、アウェー扱いとはいえジュゼッペ・メアッツァで歓喜の瞬間を迎えるはずだった。しかし2-1で敗北。
ダービーに負けることを屈辱としか捉えないティフォージ(サポーター)に対して「コッパ・イタリアもあるし、ホームで優勝を決めれば良い」と言うマンチーニ。監督は、理想よりも2冠という現実路線を選んだ。
GK ジュリオ・セザル
DF マイコン
ニコラス・ブルディッソ
マルコ・マテラッツィ
マクスウェル
MF ハビエル・サネッティ
エステバン・カンビアッソ
パトリック・ヴィエラ
ルイス・ヒメネス
FW フリオ・クルース
マリオ・バロテッリ
そして今日は12位のシエナ。降格に関係のない中位におり、「降格したくない必死さ」はないだろう。しかも9回対戦中、インテルの6勝3分という抜群の相性の良さを見せる。ただ不気味なのは、シエナは前節に3位のユヴェントス相手に1-0で勝利したこと。そして昨季はシエナのホーム、スタディオ・アルテミオ・フランキにおいて、目の前でインテルの優勝の瞬間を目の当たりにしたのだ。あのような屈辱は受けたくない――そんな思いもあっただろう。
GK アレクサンダー・マニンガー
DF シモーネ・ロリア
アンドレア・ロッシ
ダニエレ・フィカーニャ
ダニエレ・ポルタノーヴァ
MF パウル・コドレア
フサイン・ハーリヤ
シモーネ・ヴェルガッソーラ
ダニエレ・ガッロッパ
トマス・ロカテッリ
FW マッシモ・マッカローネ
控えメンバーを見て2点驚いた。大ベテラン、エンリコ・キエーザの名前がない。そしてクリスティアン・リガノ。財政破綻したフィオレンティーナ(その当時は「フロレンティア・ヴィオラ」と名乗ったり)でセリエC~B~Aという昇格にリガノは大きく貢献した。そのリガノはリーガ・エスパニョーラのレバンテに行っていたが、セリエAに戻ってきていたのは知らなかった。レバンテが給料未払いで大揺れなのは耳に入っていたが…。
■目に見える差
豊富な資金力のビッグクラブのインテル。今の順位が過去最高になるかならないかのシエナ。スタジアムにいた観客、TVの前にいた観客の誰もがインテル優勝の瞬間はこの試合後、と思っていたはずだ。
開始1分、インテルが早くも2本シュートを放ち、シエナゴールを脅かす。個人能力、総合力、組織など全ての面でインテルが上回っているように見える。シエナはなかなかボールが繋がらない。インテルはたやすくボールを前線にボールを運び、何と得た試合合計CKは14。対してシエナは「ゼロ」だ。
インテル最初の決定的な場面は9分、左CKをマテラッツィが頭で合わせたが、クロスバーを直撃した。
そして得点は逆の右CKから。ヴィエラがドンピシャで合わせて先制点を挙げた。
その後もインテルが押し気味に試合を進めていたが、流れを変えたのはマテラッツィだった。29分、カウンターで攻め上がっていたロカテッリに対してスライディングタックルを敢行し、イエローカードをもらった。
その後、シエナは右サイド深い位置からのスローインで攻撃を展開。狭いところでボールを回し、最後はブルディッソのマークにつかれながらもマッカローネがライン裏を狙い、見逃さなかったハーリヤが絶妙なスルーパス。角度の少ないところで受けたマッカローネだが、GKセーザルの股を抜く見事なシュート、1-1の同点に追いついた!あまりにあっさりとしたゴールで、スタジアムは呆気に取られる。
31分、インテルの左サイドスローインからの攻撃。セカンドボールでヒメネスがライン裏でボールをもらいシュートを放ったがGKマニンガーがストップ。しかもオフサイドの判定だった。
ピンチの後はチャンス。40分、シエナがカウンター。自陣右サイドから左サイドのスペースに大きく蹴り出すと、ロッシが追いつきGKセーザルとの1対1に持ち込んだがここはセーブされた。
1-1で前半を終えるには苦しいインテル。44分、右サイドスローインをマイコンがロングスロー。ヴィエラが頭で後ろにすらしたところを、バロテッリがフリーでヘディングで叩き込んだ。2-1、インテルが突き放す!ここで前半が終了した。
■後半 バロテッリ+マテラッツィ
リードされたシエナのマリオ・ベレッタ監督は、ハーフタイムに2人を交代。
コドレアを下げてマヌエル・コッポラを投入。マテラッツィのタックルで負傷したと見られるロカテッリを下げて、アウベルトをピッチに送り出した。
シエナのキックオフで始まった後半、軽快なパス回しでインテルゴールに迫ったがボールを奪われる。逆にカウンターを食らい、バロテッリからクルスへ決定的なパス。DFフィカーニャをかわしてクルスがシュートを放ったが、ゴール左へ逸れた。
後半も押し気味に試合を進めるインテルはCKを得ると、キッカーがバロテッリ、そしてファーサイドのマテラッツィを狙う戦術をシンプルに推し進める。シエナのDF陣に高さが無いのは一目瞭然。この戦術は効果的だったように見えた。
■裏目に出たマンチーニの交代策
やがて得点が動かないまま62分。前線で激しく動き、プレースキック全般を任されていた17歳のバロテッリが足をつる事態に。準備していたダビド・スアーソと交代。しかしこの交代が転換点だったかもしれない。
対するシエナも最後の交代枠、ガロッパに代えてクリスティアン・リガノを送り出し、前線の枚数を増やす。
68分、シエナの攻撃。オーバーラップしていたフィカーニャが右サイドの浅いところから中央へクロス。リガノが飛び込んだが、ブルディッソが文字通り「一足先に」足を出してカット。しかしこのボールが中途半端なところに転がり、ハーリヤがそれを見逃さなかった。ペナルティエリアの少し外あたりから、豪快に右足を降りぬくとインテルゴール右隅に突き刺した。2-2、ここでシエナが同点に追いつく!
インテルプレイヤー、マンチーニ監督の耳に入っていたかは分からないがローマが勝っているとの途中経過。同点で終われば今節の優勝はない。
シエナは前節ユーヴェを完封したように、この試合、特に後半に高い集中を見せた。苦しい場面でもラインを上げてオフサイドトラップの網にかける。尤も、バロテッリがピッチを去ってから単調になったインテルの攻撃を守るのは、少し易しくなったかもしれない。
■主演男優賞 マルコ・マテラッツィ
この試合のハイライトと言っていいかもしれない。
75分、カウンターで攻撃を仕掛けたインテル。シエナのディフェンスがバラけてスペースは出来上がっている。縦パスを繋いで、最後はペナルティエリア内にドリブルで持ち込んだクルスがシュートを放つ。
そこには信じられない光景があった。クルスのシュートの先にあった「障害物」――それはマテラッツィだった。セットプレーの場面ではなかったが、おそらくパワープレーを考え、マテラッツィは前線へ一気に攻め上がっていた。クルスがボールを持った前を横切り、シュートコースに入ってしまうと感じたマテラッツィは四つん這いで伏せる。しかし完全にクルスのシュートコースを塞ぎ、しかもオフサイドポジションだった。
この直後、CKを得たインテル。おそらくはリガノを挑発したであろうマテラッツィは2人で揉みあいとなり共倒れ。主審はPKスポットを指差した。リガノは猛抗議をしてイエローカード。
キッカーはそのマテラッツィ。「違った」期待感が頭をよぎったが、マテラッツィは裏切らなかった。GKマニンガーがコースを完全に読みきりストップ。
その後も中央突破に固執してしまうインテル。マクスウェルに代えてクレスポ、負傷したカンビアッソに代えてペレを入れるが、試合は動かない。
むしろプレースキッカーのバロテッリを下げたことで、CKの精度が落ちたような気がした。ヒメネスも決して悪いキッカーではなかったが。
ロスタイムは4分あったが、インテルは攻めきれないまま試合終了のホイッスルを聞くこととなった。2-2の同点、優勝はならなかった。ピッチを大ブーイングが包む。
■総括
圧倒的なインテルの強さ、というか「圧力」を感じた試合だったが、ゴールシーンを振り返れば両方ともセットプレーから。脈々と続く「個人能力に任せた単調な攻め」が後半にまた出てしまった。逆にシエナには少ないチャンスをモノにされてしまった。40分のロッシのチャンスで決められていたら…。
そして不用意なプレイを続けて試合を壊してしまったマテラッツィ。インテルホームページのサポーター評価でも平均「4.55」とチーム最低。モラッティ会長は戦犯としてマテラッツィを名指しで批判していた。
この節の他の試合を見るとリボルノの降格が決定した模様。シーズン前にクリスティアーノ・ルカレッリを放出、その穴埋めがうまく行かなかったようだ。
そしてインテルの最終戦の相手となるパルマが降格圏の真っ只中。パルマのホームであり、死に物狂いで向かってくるはずだ。
インテルを追う2位ローマの最終戦の相手も、残留争いのカターニア。こちらもカターニアホームで行われ、一筋縄では行かないだろう。
5位フィオレンティーナがパルマに快勝、4位ミランがナポリに負けて順位が入れ替わる事態に。首位争い、4位のCL出場権争いとセリエAの最終節は目が離せない展開となった。
posted by batistuta |15:33 |
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2008年05月05日
セリエA第36節、ACミランvsインテルの試合がジュゼッペメアッツァにて行われた。
試合は終始ミランペース。現在の順位に関係なく白熱した戦いになるダービー。来季のCL出場権を勝ち取るミランの心意気が、インテルの「今日逃しても優勝できる」という油断に近い気持ちを上回ったか、ミランが幾度もインテルゴールへ攻め入った。
前半はスコアレスに終わったものの、51分にカカからインザーギが決め、56分にはルーズボールを奪ったカカーが持ち込んで自ら決め2-0。76分にクルスが見事な直接FKを決めるが、その後続かず2-1で終了。
インテルの優勝は、2位ローマが勝ったため次節以降に持ち越し。一方のミランは、フィオレンティーナが負けたために4位に浮上した。
■プレビュー
ホームのミラン、パオロ・マルディーニやエメルソンがスタンド観戦。マレク・ヤンクロフスキがベンチスタートとコンディションが整わない。
しかしここ4試合で3勝1敗、合計14得点を挙げている。敗れたユヴェントス戦もアウェーでの3-2であり、決して後ろ向きなものでもない。
そしてフィリッポ・インザーギが正に”スーペル”な活躍。5日のカリアリ戦と12日のユヴェントス戦ではドッピエッタ(2得点)、27日リボルノ戦ではトリプレッタ(3得点、ハットトリック)を含む、ここ4試合で8得点の「固め取り」。悔やまれるは、この調子をシーズン序盤から出せていたら…。
GK ジェリコ・カラチ
DF カハ・カラゼ
アレッサンドロ・ネスタ
ジュゼッペ・ファヴァッリ
ダニエレ・ボネーラ
MF ジェナロ・ガットゥーゾ
アンドレア・ピルロ
マッシモ・アンブロジーニ
クラレンス・セードルフ
カカー
FW フィリッポ・インザーギ
アウェーのインテルは、ケガのイブラヒモビッチを長く欠いているが、特に問題を感じさせない選手層の厚さ。優勝が決まる一戦だっただけに、スタンドにはフィーゴ、セーザル、サムエル、ダクール、ソラーリが駆けつけていた。
GK ジュリオ・セザル
DF マイコン
マルコ・マテラッツィ
ネルソン・リバス
クリスティアン・キヴ
MF ハビエル・サネッティ
パトリック・ヴィエラ
エステバン・カンビアッソ
マニシェ
FW フリオ・クルス
エルナン・クレスポ
ミラノ・デルビーは今日で267回目。通算成績はミランの103勝91敗72分。
ロゼッティ主審は、チャンピオンズリーグのチェルシーvsリヴァプールの第2戦に続いて、この重要なゲームを裁く。
■前半 ミランペース
序盤は激しいボディコンタクトが続いた。カカーは特にハードマークされ、競り合いで顔にヒジが入っているような場面もあった。
前半はほとんどの時間をミランが圧倒。左SBのファヴァッリが積極的に上がり、クロスを供給し続ける。しかしインテルの守備陣は集中しており、クロスボールをことごとく弾き返していく。
19分、中央でボールを持ち、「ためにためた」カカーがライン裏のインザーギに決定的なパス。インザーギがシュートを放ったが、これはGKセーザルがストップ。頭を抱えるインザーギ。しかし今日も得点の薫りを発散させている。
36分、今度は右SBのボネーラがオーバーラップ。中央のインザーギにクロスと見せかけて、ニアのカカーへ。これは呼吸が合わず足につかなかった。
41分、ファヴァッリは、22分にリバスから受けたタックルの痛みが引かず、マレク・ヤンクロフスキと交代。
ミランは攻め続ける。
45分、インテルプレイヤーが7人戻っている状態。セードルフは中央でボールを持ちつつ様子を窺うと、右サイドに走りこんだカカーへ。カカーはワンタッチで中央へ折り返すと、インザーギがダイビングヘッドで合わせた!…しかし無情にもゴール左へと逸れていった。
■後半 インテルが逆襲も…
後半になっても流れは変わらなかった。そして試合が動き出す。
50分、センターサ-クルあたりでヴィエラがアンブロジーニを倒すと、ミランが早いリスタート。中央をセードルフがドリブルで持ち上がると、右サイドを上がっていたボネーラへと展開。ボネーラは、中央から前方に流れてきたカカーにボールを預ける。カカーはゴールライン近くまでドリブルで深くえぐりクロス、ニアへ飛び込んできたインザーギが頭で流し込み、そのままカカーに飛びついた。
1-0、ミラン先制!インザーギはこれで5試合連続ゴール!
この後、セードルフがミドルシュートを狙い、追加点の雰囲気を漂わせる。
そして55分、ヴィエラのボールキープをアンブロジーニが激しくチェイシング。ルーズボールをカカーが拾い、一気にゴール前に持ち込む。インザーギがゴール前で存在をアピールしたが、カカーが落ち着いて流し込んだ。
2-0、ミランが突き放す。このゴール後、ガットゥーゾがアンチェロッティの元へ行き指示を仰ぐ。その表情に浮かれたものはない。
良いところがないインテル。しかし流れを寄せつつある。
61分、縦パスのロビングボール(浮き球)に競り合った2人、カンビアッソの後頭部とネスタの顔面が接触。その後インテルのチャンスとなったので、演技か意識が飛んだかは分からないが、後ろに倒れこむネスタ。
しかしノーホイッスルでプレイは続き、ヴィエラがパスを送るとクレスポがGKカラッチと1対1の状況に。しかしここはカラッチがコースを消して難を逃れた。
63分、右サイドのマイコンのクロスに、クレスポとカンビアッソが飛び込むが、それぞれボネーラとガットゥーゾのファウルを主張。この後のCKでは、セカンドボールをマイコンがシュートに持ち込むがGKカラッチの好セーブに阻まれる。
なかなかゴールを奪えないインテル、マニシェに代えてマリオ・バロテッリ、クレスポに代えてダヴィド・スアソと攻撃のカードを切る。
そして75分、クルスがペナルティエリア手前の位置でアンブロジーニに倒されFKを獲得。ここ最近のインテルのプレースキッカーはキヴかバロテッリだが、キヴがスルーすると蹴ったのはクルス!吸い込まれるような弾道が、ミランゴールゴール右に。2-1、インテルが1点差に詰め寄る。
83分、75分に得たところから少し遠い位置のFKをインテルが獲得。今度はキヴが蹴り、ゴール左上の枠内をギリギリ捉えたがGKカラッチがファインセーブ。先ほどのシュートでは逆を突かれただけに守りたかったFKだろう。
87分、カウンターでスアソが左サイドをドリブルで駆け上がるが、ネスタが「完全なる」スライディングでストップ。
時間が過ぎてゆく。インテルには短く、ミランには長く。
ロスタイムは4分。何が起こるか分からない長さだ。しかしミランは守備で集中しており、攻撃ではカカーが無理に持ち込まず、冷静にゲームをコントロールしようとする。
そして残り数十秒、というところでインテルが右寄り25mの地点でFKを獲得した。
同点弾を挙げれば、引分けでもスクデット(優勝)が決まる。
ジュゼッペ・メアッツァに緊張が走った。しかし最も緊張していたのは、当然だがキヴだった。大きく上にフカしてゲームオーバー。
2-1でミランが勝利した。
■総括
ミランが調子を取り戻しているとはいえ、インテルに気迫が感じられないゲームだった。前半のハイライトはほとんどミラン、インテルは後半になってようやくエンジンがかかったかという戦い方だった。欧州カップ戦もさっさと敗退し、コンディションは悪くないはずだが。次節はホームでシエナを、最終節はアウェーでパルマ戦だ。ホームで文句なしの優勝を決めたいというところと、今節引分け以上で優勝という油断もあったかもしれない。しかし最後まで何が起こるか分からない。
12位のシエナは今節、ユヴェントスを破る金星。インテル戦でも「何か」やってくれるか。
ミランは見事ダービーに勝利し、このままCL出場権の4位を固めたいところ。今節、フィオレンティーナがカリアリに敗退。フィオレンティーナはUEFAカップレンジャーズ戦からのコンディション不良、精神的ショックを引きずってしまっているかもしれない。
CL出場如何によって、来季の予算編成・今夏の移籍市場の動き方が大きく変わってしまう。残るアウェーのナポリ戦、最終節のホーム・ウディネーゼ戦は絶対に落とせないところだ。
スペインではレアル・マドリー、ドイツではバイエルンが2位に10ポイント差をつけてのリーグ優勝を決めた。7日のバルサ対レアルの「エル・クラシコ」が消化試合になる懸念もある。セリエAは最終節まで優勝争いをもつれこませて面白くしてほしい。
トッティ不在の中、ここ2試合で4・3と7得点を挙げるローマ。まだスクデットを諦めてはいないはずだ。
首位争い、4位争いにまだまだ目が離せない。
posted by batistuta |19:20 |
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2008年04月28日
セリエA第35節、フィオレンティーナvsサンプドリアの試合が、アルテミオ・フランキで行われた。4位と6位の対決で、欧州カップ出場権争いに大きく影響する一戦だけに、地元では注目度が高かったようだ。
前半はお互い決定的なチャンスを作れずに0-0。しかし63分、カッサーノのスルーパスに抜け出したマッジョが先制弾。サンプドリアは逃げ切りを図ったが、フィオレンティーナは78分にヴィエリのゴール、85分にムトゥがPKと逆転に成功。このままフィオレンティーナがチャンピオンズリーグ出場権に王手かと思われたロスタイム、ガスタルデッロに押し込まれ、2-2の同点で終了した。
お互い勝ち点1を獲得したが、ミランが快勝したため4位争いはさらに混沌としてきた。
■プレビュー
UEFAカップ準決勝を戦うフィオレンティーナは厳しい日程が続く。またプランデッリ監督はターンオーバーを積極的に用いていないので、スタメン組の疲労がかなりたまっている。13日のインテル戦はコンディション不良が顕著に出ていた。
FWパッツィーニがカード累積のため出場停止。
アウェーのサンプドリアは、スター選手が少ないながらも6位と健闘している。EURO2004で「アズーリで唯一活躍」と言われた後、伸び悩んだアントニオ・カッサーノをレンタルで獲得。自分で勝手に交代を告げ下がるなど、問題児ぶりは相変わらずだがプレーについては申し分ない。
FWモンテッラ、ボナッツォーリがケガで苦しみ、厚くない選手層がさらに厳しいことになっている。
■同じ形
4位のフィオレンティーナと6位のサンプドリア。順位を反映しているかのような前半の攻防だった。個の能力でも、組織でも勝るフィオレンティーナ。しかし決定的なチャンスとまでは行かず得点は生まれない。
27分と35分に見せた「同じ形」。左サイドで持ち込むムトゥの大外をオーバーラップする左SBのパスクァルが受け中央へクロス。そこへクズマノビッチが飛び込むが、1つ目はポストに嫌われ、2つ目はヘッドで合わすも枠の外へ。
右SBに入ったマルティン・ヨルゲンセンは、バランスを取りつつゲームメイクに加わる。パッツィーニの代わりに入ったオスバルドは、攻撃に絡むことができず存在感を出せない。
それでもペースは依然としてフィオレンティーナにある。
■先制点はサンプドリア
後半に入ってもフィオレンティーナペースが続く。ヨルゲンセンがドリブルで仕掛け、ペナルティエリアに侵入。絶妙なクロスを送ったが、速いボールにムトゥが合わせきれず。
引分けで終わりたくない両チームは同時に選手交代、流れを変えるつもりだ。
サンプドリアはジェンナーロ・デルベッキオに代えてパオロ・サンマルコを投入。フィオレンティーナはオスワバルドを下げて、クリスティアン・ヴィエリをピッチに送り出す。
この交代後にゲームが動く。
サンプドリアが攻め込んだところをしのぎ、フィオレンティーナがカウンター。大きく左スペースに出すと、受けたヴィエリがボールをキープ。しかしこのボールを奪われ、フィオレンティーナは逆にカウンターを食らう。カッサーノが絶妙なスルーパスを出し、反応したのはクリスティアン・マッジョ。GKフレイの股を抜く見事なシュートで先制点を挙げた。0-1。
流れを引き寄せたサンプドリア、この後にはミルコ・ピエリが左サイドからミドルシュートを放ち、フレイの牙城を脅かす。
■フィオレンティーナ逆転
プランデッリ監督がどんどんカードを切る。ズラフコ・クズマノビッチに代えてファビオ・リベラーニ、アルベルト・サンターナに代えてフランコ・セミオーリを投入。攻撃の選手を入れ替え、得点を狙う。
一方のサンプドリアは殊勲のアシストを挙げたカッサーノを下げて、かつてのキャプテン・セルジオ・ヴォルピがピッチに入る。
しかしこの「逃げ切りの交代策」の直後だった。
78分、ヴィエリとムトゥが中央でサンプドリアDFを引きつけると、右サイドのスペースに出してヨルゲンセンへ。ヨルゲンセンのクロスは大きすぎたが、ムトゥがしっかり追いつき、再び中央へ。ここにヴィエリが最高のタイミングでヘディングで押し込んだ。1-1、フィオレンティーナが追いついた!
主導権を取り戻したフィオレンティーナ。82分にムトゥがDFルッキーニにドリブルを仕掛けて倒される。足がかかってはいるものの、少しシミュレーション気味だった。しかしこの試合でムトゥに対するファウルを、細かくとっていたロゼッティ主審は近くでこのファウルを確認すると、迷うことなくPKスポットを指差した。
リゴーレ(PKキッカー)はムトゥ。GKミランテの逆をつき逆転ゴール!
■落とし穴
すかさずダニエレ・フランチェスキーニを下げてエミリアーノ・ボナッツォーリを投入したワルテル・マッツァーリ監督。この采配が的中した。
ロスタイムは4分と表示。おそらくフィオレンティーナイレブンは勝利を確信していた。CKを弾き返すと、その緊張の糸が緩んだだろう。しかしサンプドリアは諦めない。左サイド浅い位置からアーリークロスを送ると、ボナッツォーリがヘッドで軽く浮かし前に送った。ダニエレ・ガスタルデッロが抜け出し、頭でフィオレンティーナゴールに押し込んだ。
残り30秒を切っていたところで、まさかの展開。2-2となり勝ち点1を分け合う結果となった。
■総括
5月1日にホームにレンジャy-ズを迎えUEFAカップを戦うフィオレンティーナ。しかし戦力は落とさずこの試合に臨んだ。パッツィーニ不在が響いたのもあったが、集中力を持って、失点さえしなければ4位はモノにできていただけに痛い。
ミランがアウェー・リボルノ戦に1-4と快勝。これで
4位:フィオレンティーナ 60pts
5位:ミラン 58pts
6位:サンプドリア 56pts
7位:ウディネーゼ 54pts
となった。ミランはインテルとのミラノダービーを次節に控える。最終節にはウディネーゼと戦うため、順位が入れ替わる可能性もある。
サンプドリアは次節でローマ戦、最終節でユヴェントス戦を残すため、かなり厳しいだろう。
CL出場権、UEFAカップ出場権争いはますます激しさを増している。
posted by batistuta |02:43 |
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2008年04月20日
セリエA第34節、ローマvsリヴォルノの試合がスタディオ・オリンピコにて行われた。
最下位リボルノは、FW一人を残しての「9バック」に近いカウンター戦術。ローマは攻めあぐね、しかもトッティが39分に負傷退場。
54分にヴュチニッチの巧みなヘッドコントロールで先制点を挙げるも、83分にディアマンティに直接FKを決められる。追加点を挙げられなかったローマは、最下位相手に痛すぎる敗戦。しかもトッティのけがが「右ひざ前十字じん帯の局部的損傷」と判明した。手術をしなくても復帰まで50日かかるとの見込みも出ており、優勝争いに黄信号どころか赤信号が灯りつつある。
■プレビュー
チャンピオンズリーグでは敗退したものの、首位インテルとは勝ち点4差の2位につけ、優勝の可能性を残すローマ。コッパイタリアでも、森本貴幸所属のカターニアを1-0で降し、2冠も視野に。
GK ドニ
DF シシーニョ
フィリップ・メクセス
フアン
マックス・トネット
MF ダニエレ・デ・ロッシ
ダビド・ピサーロ
ミルコ・ヴュチニッチ
シモーネ・ペロッタ
ホドリゴ・タッデイ
FW フランチェスコ・トッティ
アウェーのリヴォルノは、昨夏の移籍市場でディエゴ・トリスタン(元スペイン代表、デポルティボ)、ヴィカシュ・ドラソー(元フランス代表、ミラン)、ジュリアーノ・ジャンニケッダ(元イタリア代表、ラツィオ)など獲得したがほとんど機能せず。
今日1トップを務めるフランチェスコ・タヴァーノは、エンポリで活躍後ヴァレンシア、ローマと渡り歩くも結果を出せず、リヴォルノに行き着いた。
また、チームが降格した場合イタリア代表の第2GKを務めるマルコ・アメーリアの流出は必至。
ここ5試合で2分3敗と散々な成績に終わっている。
■前半 自陣を固めるリヴォルノを攻めあぐねるローマ トッティの負傷退場
下位チームにありがちな、カウンター狙いの戦術を取るリヴォルノ。FWタヴァーノを前線に残して、3バックに加えてサイドハーフも下がって5バック、2列目も戻って9バックとも言える形になる。
そんな引き気味のリヴォルノに対して、全体をコンパクトにまとめて攻めるローマ。9分、最後尾のフアンがロングパス。ライン裏を完全に抜け出したトネットが受けてGKと1対1!…と思いきや、安全策をとってマイナス気味にトッティにパス。これがクリアされてしまう。
11分、リヴォルノのペナルティエリア内で、リヴォルノDFが足を上げすぎたためにファウル、間接FKを宣告される。シュートを狙ったトッティだったが、DFが懸命にブロック。トッティは足を痛めたようだ。この後も強烈なミドルシュートを放ったトッティだが、この後自らサイドに出て治療を受ける。
しかし良くなることはなく、マンシーニと交代。ヴュチニッチがトップに入ることとなった。
■後半 ローマ先制も…
52分、何とか扉をこじ開けたいローマ。デ・ロッシが中央からドリブルで突っ掛ける。ヴュチニッチにパスを送り、さらに右サイドのシシーニョへ展開される。デ・ロッシがこの一連の動きの間にゴール前に。シシーニョからパスをもらったが、もらいたいところよりも後ろにクロスが来た。崩れた姿勢からのシュートで決めることはできない。
54分、ついに試合が動く。中央でボールをもらったペロッタ、白い壁(アウェーユニフォームのリヴォルノ)を背にして後方のピサーロへボールを預けると、反転してゴール前に迫る。ピサーロがフワリとパス。しかしペロッタより先に反応したヴュチニッチが、身体を捻りながらジャンプしヘディング。ループ気味のシュートはGKアメーリアを超えてリヴォルノゴールに吸い込まれていった。1-0、ローマ先制!
ヴュチニッチは3試合連続、今季7ゴール目を挙げた。
その後もボールポゼッションはローマ。ゴール前の密集地帯でペロッタと、左サイドから来たマンシーニ。2人が注意をひきつけ、右サイドのシシーニョへ展開。52分の攻撃の再現とばかりにシシーニョは中央へクロスを送るも無人。マンシーニがゴール前へ行く際にリヴォルノDFにブロックされて出遅れていた。
ここで実況の西岡明彦氏が興味深いデータを提示した。リヴォルノが先制された試合は今季17試合。負けた試合は16。追いついて引き分けにしたのは、昨年12月のローマ戦だけだというのだ。そして…
82分、途中交代で入ってきたアレッサンドロ・ディアマンティがドリブルで仕掛ける。ローマDFは2~3人で囲んでいたし、リヴォルノ攻撃陣の押し上げも少なかったので無理をする必要はなかった。しかしフアンがスライディングタックル。このプレーにイエローカード。
絶好のポジションでFKを得て、キッカーはディアマンティ。短い助走、コンパクトに左足を振り抜くと、ローマゴールへ完璧な軌道を描いた。1-1、リヴォルノが同点に追いつく。
その後、ローマは何度もリヴォルノ陣内に攻め入るが、焦りからか攻撃の組み立てが甘くなる。ロスタイムに決定機を得たが、GKアメーリアが立ちはだかった。
1-1でゲームは終了した。
■総括 こぼしたミルクは帰ってこない そしてトッティの今季絶望の可能性
自陣を固めたリヴォルノから2点は奪えず、トッティを失うという誤算が生じ、油断から失点。流れからの失点は感じられなかったので、セットプレーの機会を与えてしまったのはミスと言える。
インテルはイブラヒモビッチがケガの療養でスウェーデンに帰国。しかしヴィエラやカンビアッソが復調しており、厚い選手層でチームも上向きだ。日曜日にアウェーでトリノと戦うが、取りこぼしはあまり考えられない。
ローマはインテルやリヴォルノではなく、自分たちに負けた。試合終了後にピッチに崩れたデ・ロッシの態度が正に物語っているだろう。
加えてトッティの今季絶望か。すぐに検査し、右ひざ前十字じん帯の局部的損傷が判明。手術なしで50日、手術をした場合5ヶ月の診断がなされた。来季の開幕に間に合わない可能性もあるということだ。
格下相手としか試合を残していないとはいえ、ピンチを迎えたローマ。コッパイタリアも決勝に進めば、インテルもしくはラツイオと苦しい戦いを強いられそうだ。
ここまで読み進められた方にのみ、タイトルの意味を書く。
「Ciao!Scudetto!」は、「こんにちは、スクデット(優勝)」ではなく、「さようなら、スクデット」である。
posted by batistuta |19:13 |
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2008年04月14日
セリエA第33節、インテル対フィオレンティーナの試合がジュゼッペ・メアッツァにて行われた。
フィオレンティーナは10日にUEFAカップ準々決勝を戦い、アウェーながらエース・ムトゥの2得点の活躍で勝利したベスト4に駒を進めた。
その代償は大きく、コンディション不良で精彩を欠いたフィオレンティーナに攻撃の迫力は見られない。GKフレイのファインセーブ連発に助けられ、前半はスコアレスで終了。しかし55分のカンビアッソ、62分のバロテッリのゴールでインテルが2点リード。インテルがゲームをコントロールし勝利した。
ローマ(2位)とインテル(1位)が勝ち、ミラン(5位)とフィオレンティーナ(4位)が負けたため、それぞれの勝ち点4差は変わらず。サバイバルレースはまだまだ続く。
■プレビュー
インテルはエース、イブラヒモビッチがケガのためメンバー登録せず。ロベルト・マンチーニは監督業をフィオレンティーナからスタートさせ、コッパ・イタリアを勝ち取っている。
GK ジュリオ・セザル
DF マイコン
ニコラス・ブルディッソ
マルコ・マテラッツィ
マクスウェル
MF ハビエル・サネッティ
パトリック・ヴィエラ
エステバン・カンビアッソ
デヤン・スタンコヴィッチ
FW フリオ・クルース
マリオ・バロテッリ
アウェーのフィオレンティーナは、ミッドウィークの10日にUEFAカップ準々決勝を戦った。オランダはアイントホーフェンに乗り込み、PSVに0-2で勝利。24日には準決勝、レンジャーズとの試合がある。
GK セバスティアン・フレイ
DF マッシモ・ゴッビ
トマーシュ・ウイファルシ
アレッサンドロ・ガンベリーニ
マルティン・ヨルゲンセン
MF ファビオ・リヴェラーニ
ズドラフコ・クズマノビッチ
リッカルド・モントリーヴォ
FW マリオ・サンターナ
ジャンパオロ・バッツィーニ
アドリアン・ムトゥ
元インテルの選手が3人。フレイ、ムトゥ、ヴィエリだ。
ムトゥは'99年にルーマニアから初めての海外挑戦でインテルに加入したが、無得点に終わり失意のシーズン。その後はエラス・ヴェローナで、そしてパルマで中田英寿とアドリアーノの"トリデンテ"(三叉の槍の意味)を形成し活躍したが、ドーピングが発覚。紆余曲折を経て現在はフィオレンティーナのエースに君臨している。EURO2008ではイタリア、フランス、オランダと同居する「死の」Cグループにルーマニアが入ったが、ムトゥの活躍に注目だ。
フレイはインテル、エラス・ヴェローナ、パルマとムトゥと縁があるようだ。デビューが18歳と早く、3月に28歳になったばかりで今後も活躍が期待できる。ミランがジラルディーノとの交換で狙っているという話もある。
ヴィエリのインテルでの活躍は語るまでもないだろう。割愛する。
■前半 フレイのファインセーブ連発
チャンピオンズリーグは水曜開催、UEFAカップは木曜開催である。1日の違いは大きい。しかもこのシーズン終盤戦なら、コンディションを戻すのは難しいだろう。フィオレンティーナの動きは精彩を欠く。集中力も落ちているようで、パスミスが目立つ。
10分あたり、インテルが押し込む展開に。CKを弾き出されてもなお、ペナルティエリアにボールを放り込むと振り向きざまにシュートを放っていったのはヴィエラ。DFウイファルシに当たりまたCK。今度はCKに直接ヴィエラが頭で合わせるも、GKフレイが掻き出してラインに逃れる。正に「CK無間地獄」だ。
32分にはインテルのキャプテン、サネッティが意表を突いてミドルシュートを放っていく。クルスとガンベリーニがいてGKからは死角になっていたが、ここもGKフレイがCKに逃れる。この右サイドからのCKを蹴るのはバロテッリ。ニアでクルスが合わるもまたもやフレイ。
41分にはスタンコヴィッチが右サイドからアーリークロス、クルスがGK頭上を破らんとしたが、フレイが左手でワンハンドセービング!これにはインテルサポーターもどよめく。
しかしPSV戦第2戦で負傷していたフレイの足の状態は良くないようで、足を引きずったりゴールキックを任せている時があった。フィオレンティーナはフレイの踏ん張りで前半を無得点で乗り切った。
■後半 襲い掛かるインテル
後半になってもフィオレンティーナの調子は上がらない。
55分、ついにインテルが仕掛ける。ヴィエラがペナルティエリア内右寄りのところで、リヴェラーニに1vs1を挑む。巧みに抜き去ったところに、ウイファルシとガンベリーニが必死のスライディング。ヴィエラも倒れこんだが、その姿勢のまま中央へパス。カンビアッソが落ち着いて合わせゴールした。大事な試合が一通り終わると活躍しだすのが、ヴィエラの最近のイメージだ。
すかさずフィオレンティーナはバッツィーニに代えてクリスティアン・ヴィエリを投入。インテル在籍時に優勝争いに貢献していた重量FWをブーイングでお出迎えだ。そのヴィエリ、早速左サイドをエグり中央へクロス。クズマノビッチが左足で合わせるも大きく外してしまう。
少ないチャンスを決められないフィオレンティーナを尻目にインテルの追加点。62分、中央の下がった位置でクルスがボールをもらい、前方をルックアップ。スルーパスを出すと、バロテッリがスルスルと抜けて完全フリーの状態に。GKとの1対1を落ち着いて決めて2-0に。リプレイを見ると、左端のDFゴッビがライン上げを怠っていたためにオフサイドにかけられなかった。
フィオレンティーナは、攻撃の柱のムトゥに「ボールが収まらない」「下がってくる」「取られる」の悪循環に陥り、攻撃が単調になる。インテルも落ち着いて守備陣を整えるために、少し攻撃のテンポが遅れると「青黒の壁」が出来上がる。
攻撃ヴァリエーションを増やすために、SBのヨルゲンセンを本職のSHに上げるなど試しても良かったプランデッリだが、モントリーヴォを左SB本職のマヌエル・パスクアルに代える消極的采配。中盤底でゲームメイキングするリヴェラーニも今日はあまり輝くことは出来ず、FWのオズワルドと交代。しかしこの状態でFWを増やしても、状況は変わらなかった。
ロスタイム、フィオレンティーナは絶好のポジションでFKを得て、ムトゥが蹴るもGKセザルの好セーブ。その後のCKにヴィエリが合わせるが、これもセザルが反応。この日あまり仕事がなかったセザルだが、最後のピンチをきっちり完封し、インテルが2-0で勝利した。
■MOM セバスティアン・フレイ
チームは負けたが、GKフレイをMan OF the Matchに挙げたい。前半、ことごとくインテルのシュートを枠から弾き出した。バロテッリにキックをお見舞いされてケガをさらに悪化させ、第2GKのヴラダ・アヴラモフがアップを始め、すわ交代かと思われた。しかし、
「僕は僕のやるべきことを努めた。残念ながら、この間のカップ戦(UEFAカップ準々決勝、対PSV)で、ひざを打ったんだ。そして、今夜は太ももを打った。0-0の間は交代を願い出ることも考えていたんだけど、後半10分で失点を喫した。それで、最後まで試合を続ける方がいいと言ったんだ」
と試合後に語ったフレイ。フィオレンティーナのゴールマウスに最後まで立ち続けたフレイの男気と責任感に拍手を送りたい。
■総括
コッパ・イタリアも残してはいるが、CLで早々に敗退したインテルにとってスクデットは至上命題だ。一時は2位と勝ち点9差があったが、ローマが4差に迫っている。強豪フィオレンティーナとの対戦だったが、UEFAカップ2戦を「戦い尽くした」後というタイミングはインテルのとってラッキーだったと言える。残り5節、天王山はミラン戦で他を取りこぼしさえしなければ3連覇は目の前だ。
気になったのはインテルのプレースキッカーの不在。キヴがいなかったためか、バロテッリが蹴っていた。普段のイブラヒモヴィッチにしてもキヴでも「得点の期待感」があまりないが、バロテッリもそうだった。実況の倉敷保雄氏は「普通ですね」と一言。
またバロテッリが起用され、出番の少ないエルナン・クレスポの胸中やいかに。ローマが獲得という小さな噂もあったが、今夏の移籍はあるか。そして89分という消化時間でのフィーゴの投入。このあたりのベテラン選手の今後の動向も注目だ。
posted by batistuta |18:22 |
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2008年04月13日
セリエA第33節、ユヴェントス対ミランの試合がトリノのスタディオ・オリンピコで行われた。デル・ピエロの先制弾、インザーギの2得点、サリハミジッチが詰めて得点と、シーソーゲームの様相を呈したが、65分にボネーラがレッドカードで退場し流れがユヴェントスに。78分にまたもやサリハミジッチが得点を挙げて、ユーヴェが3-2で逆転勝利を果たした。
チャンピオンズリーグ出場権の4位を目指すミランにはあまりにも痛い敗戦。一時リードを奪っていただけに悔しさが残るものとなった。暫定5位ではあるが、4位フィオレンティーナ、6位サンプドリア、7位ウディネーゼが日曜に試合を控えるため、さらに順位を落とす可能性がある。インテルとのミラノダービーを残すミラン、チャンピオンズリーグどころか5・6位のUEFAカップ出場権も危うくなってきた。
■プレビュー
現地TVではこの対戦カードのOBと言える、ジャンルカ・ヴィアッリとズボニミール・ボバンがゲスト解説者が登場。
3位のユーヴェは、2位ローマとも4位フィオレンティーナとも勝ち点が少し離れており3位確定といった状況か。この日の欠場メンバーは、前節のパレルモ戦で頭部を負傷し退場したネドヴェド。その左サイドの穴を埋めるのは、ユーティリティプレイヤーのハサン・サリハミジッチ。右サイドが主戦場だが、左も担当できる。
デル・ピエロは前節のパレルモ戦で、ユーヴェ歴代出場記録を塗り替え更新中。ブッフォンはセリエA出場記録350試合を達成した。
アウェーの5位ミランはアレシャンドレ・パト、マッシモ・オッド、マレク・ヤンクロフスキを欠く苦しい台所事情。今季は選手層が厚くないだけに一層深刻だ。また高齢化が激しいために、控えに期待できるものが少ない。加えてアレッサンドロ・ネスタ、カハ・カラーゼを出場停止で欠場。CBマルディーニの相棒には、ダリオ・シミッチが登場。
■前半 シーソーゲーム
序盤から高い最終ラインを保ち、インザーギを次々とオフサイドトラップにかけるユーヴェ守備陣。攻撃陣もそれに早速応えた。11分、中央でクサビとなったトレゼゲが、右サイドのカモラネージに流す。トレゼゲを追い越すように、ボールニアの右サイドに流れてきたデル・ピエロへボールが渡る。巧みに右足でファーサイドへ流し込むデル・ピエロ。GKカラッチが触れない絶妙なシュートコースでサイドネットを揺らした。1-0、ユーヴェが先制した。
得点直後には失点が多い。ミランはもちろんここを狙う。カウンターを仕掛け、左サイドのオープンスペースにSBファヴァッリが追いつき、中央へクロス。フリーでインザーギがニアで合わせたが、ゴール左へ逸れる。今日のインザーギの動きは悪くない。得点の香りがする。
すると直後の13分、ユーヴェの攻撃を防ぎマルディーニがセードルフへ。優しく戻すとピルロが前線左サイドへ。今度はファヴァッリではなくカカーが走りこんだ。カヴァーに来たキエッリーニと対峙すると、フェイントを入れつつ左へワンドリブル。絶妙のクロスを送ると、「点で」合わせた"ピッポ"インザーギがゴール!ポジショニングの妙だ。そしていつも通り、喜びを爆発させクルヴァ前を疾走する。
※クルヴァ:ゴール裏の熱狂的サポーター席
その後は両者譲らない展開だったが36分、右サイドのCKを得たミラン。弾かれ、また弾かれたところを拾ったのはボネーラ。中央のアンブロジーニに預けるとゴール前へダッシュ。すかさずユーヴェは最終ラインを押し上げるが、ギリギリのところでアンブロジーニがフワリと浮かせてボネーラへ送る。飛び出したブッフォン、しかしボネーラはマイナス気味に左へ折り返し、詰めたのはインザーギ!無人のゴールに押し込んでこの日2得点目を挙げた。
ただ気になったのが、インザーギは明らかにオフサイドポジションだったこと。ボネーラはユーヴェDFラインを入れ替わる様に飛び出したのでオフサイドではないのは明白だった。2~3人残っていたミランのプレイヤーは「攻撃に加わる意思がなければ」問題はないのだが、インザーギはボネーラが受け取った瞬間に反転している。
このままミランリードで前半終了かと思われた44分のユーヴェの攻撃。混戦になった右サイドからカモラネージが中央へクロスを送る。ほとんどの時間消えていたトレゼゲがヘッドで合わせるとGKカラッチが弾く。そこをトレゼゲの左後ろから来ていたサリハミジッチが足を出し、ミランゴールに押し込んだ。2-2、同点!
■後半 ボネーラの退場、そして
セリエを代表する強豪チームの試合はシーソーゲームとなり、2-2で後半を迎えることになった。前半終了間際にカカーとの接触で足を痛めたレグロッターリエが下がり、ステンダルドが入る。
ユーヴェの中盤に君臨していたのはモモ・シソコ。中盤のフィルター役となり、ミランの攻撃の眼を潰していった。しかしこのシソコが攻撃でも貢献する。右サイドで巧みにファヴァッリをかわすと中央へクロス。入ってきたステンダルドにドンピシャかと思ったが、ボネーラがヘッドで軌道を変えていたために、ミートしなかった。
65分、転換点が訪れる。シソコがボールを持ったところで、アフター気味にボネーラがタックル。足裏がシソコのふくらはぎに突き刺さり、主審はレッドカードを提示。ボネーラは退場に追い込まれた。思わぬ展開にインザーギを下げてカフーを投入するアンチェロッティ監督。3バックにしてリスクを負うよりは、4バックをキープした方が得策と考えたのだろう。
しかしこれが裏目に出る。78分、右スペースに展開されたボールにグリゲラとマルディーニが競り合う。マルディーニのファウルが宣告された。絶好のポジションからFKを蹴るのはカモラネージ。エリア内でカフーを完全に振り切ったサリハミジッチがクロスに飛び込み頭で合わせた。3-2、ユーヴェが逆転を果たす!
焦るアンチェロッティ。ガットゥーゾに代えてジラルディーノ投入は分かるが、何とピルロに代えてブロッキをピッチに送り出した。対するユーヴェのラニエリ監督はカモラネージを下げてノチェリーノを投入し、逃げ切りに入る。
ロスタイムは5分。94分に自陣でカカーがインターセプト。セードルフを使ってワンツーで抜け出し、右サイドを突破。再びこのコンビでワンツー、そしてニアサイドへ入ってきたジラルディーノへラストパス。しかしコントロールミスで懐に収められなかったジラルディーノはチャンスを逃してしまった。
そして右サイド45度のあたりで最後のFKを得たミラン。時間はもうない。GKカラッチも前線へ挙がる。しかしプレースキッカーのピルロはすでにピッチにいない。セードルフが蹴るものの、弾き出されゲームオーバー。3-2でユーヴェが激戦を制した。
■MOM カモラネージ
Man Of the Match、このゲームのMVPは2得点のサリハミジッチ…ではなく3得点全てでアシスト(2点目はトレゼゲが触ったが)をしたマウロ・カモラネージを挙げる。浮かせたパスもグラウンダーパスも、「合わせるだけ」というフィニッシャーに優しいパスを供給し続け、中盤での守備も厭わない。22日のインテル戦同様、この試合でも豊富な運動量と高いクロスの技術で勝利に貢献した。
■総括
一昔前に比べれば地味な顔ぶれかもしれないが、堅実な試合運びとラニエリ監督の采配でセリエAの上位に戻ってきているユヴェントス。今夏のさらなる補強で来季のセリエA、そしてチャンピオンズリーグを面白くしてくれるはずだ。
ネドヴェドの穴をキッチリ埋めてみせたサリハミジッチ。デル・ピエロも左右サイドに顔を出し、先制弾を決めた。彼の「フォア・ザ・チーム」の精神が、ユヴェントスの強さを際立たせている。
一方のミランは、インザーギの復調が救いではあるが時期的に遅すぎる。注目したのは「碧眼の防人」ダリオ・シミッチだ。今日はカウンターをストップしたり、良いカヴァーリングなど好守を見せていた、出場機会の少なさから移籍を志願している時もあった。現在32歳、今夏のEURO2008ではクロアチア代表の不動のCBとしてチームを牽引する。トゥドールのように母国クラブへ戻る道を選ぶのかミラン残留か。契約は来季いっぱい。
途中交代で入ったカフーは確かに良い動きを見せてはいたものの、「常勝」を目指すには心許ない。やはり高齢化が激しい最終ラインのテコ入れをどうするかが、今夏の移籍市場のポイントだろう。
攻撃面で、控えに流れを変えられる選手が少ないのも現在のミランの弱みか。ピルロを下げてブロッキというアンチェロッティ采配に疑問が残るが、可能性のあるグルキュフが伸び悩みのため難しいところだろう。
またロナウジーニョがミラン確定か、という報道が最近活発化している。「総入れ替え」が話題だが、やはり入れ替えると連携から何からやり直す必要が出るため、「どの位選手を入れ替えるか」という「度合い」も重要になってくるのではないか。
そしてカップ戦出場権の順位である。現在UEFAカップでベスト4に進んだフィオレンティーナが4位で踏ん張っており、ウディネーゼがここ5戦で3勝2分、サンプドリアが4勝1分と、調子を上げている。20日にはこのウディネーゼとサンプドリアの直接対決を控えている。
ミランは5月4日にミラノダービーを残しており、苦しい状況。チャンピオンズリーグどころか5・6位のUEFAカップ出場権も危うくなってきた。昨年王者はクラブワールドカップを制したが、セリエAでは失意のシーズンに終わる可能性も大きい。
posted by batistuta |14:35 |
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2008年04月07日
セリエA第32節、ローマvsジェノアの試合が行われた。14分、17分に立て続けに得点したローマがそのまま逃げ切るかと思われた。しかしローマの気の緩みか57分、58分とこちらも立て続けにジェノアが得点を挙げた。引き分けに終わると優勝争いが難しくなるローマ、80分にPKを得て何とか3-2の勝利で切り抜けた。
ローマは9日チャンピオンズリーグ準々決勝の第2試合、マンチェスター・ユナイテッドホームに乗り込む。
この試合、フランチェスコ・トッティとアルベルト・アクイラーニはスタンド観戦。トッティは第2戦出場はかなり微妙な状況なのが気がかりだ。最悪の状況を考えて、スパレッティ監督はこの試合を「主力を休ませる試合」ではなく、「マンU戦に向けてのテスト試合」に位置づけたようだ。
以前のここの記事に「トネットを前目で配置してはどうか」と書いた。今回はその形が適用されていた。
ワントップにミルコ・ヴュチニッチ。2列目は左からマックス・トネット、リュドヴィク・ジュリ、ホドリゴ・タッデイ。ダブルボランチにシモーネ・ペロッタとダニエレ・デ・ロッシ。トネットの後ろにはマルコ・カッセッティ。故障明けのフアンの穴はクリスティアン・パヌッチが埋める。
ジェノアは現在得点王のマルコ・ボリエッロを中心とした好チームだ。現在8位、(ユヴェントスはともかく)とても昇格組とは思えない躍進ぶりである。この日は決定的とは言えないまでも、何度かローマゴール前まで迫っていた。
試合が動いたのは14分。デ・ロッシが左サイドへロングフィード。受けたトネットが深い位置から中央へクロス。ペロッタが詰めたが合わせられず。しかしペロッタがブラインドになったか、GKルーベンス・ルビーニョがボールを弾いてしまう。そこをタッデイが抜け目なく詰めた。1-0、ローマ先制。ペロッタの後ろにヴュチニッチも詰めていた。ペロッタを欠いたマンU戦はこういう2列目の飛び出しが少なかった。やはりペロッタの穴も大きかったようだ。
そしてわずか3分後。ポストプレーでボールを受けたヴュチニッチ。少しファンブルして浮かせてしまったが、その落下点に合わせて反転、ハーフボレーを放った。ボールはジェノアゴール右隅に吸い込まれていった。2-0!
その後、ジェノアが押し込む展開とはなったが、ローマが防ぎきった。また左WGに入っていたダニーロが負傷、フリオ・セザル・レオンと交代した。レオンは右WGに入っていたジュゼッペ・スクッリとポジションチェンジ、右に入りスクッリが左に。
この交代がジェノアに得点を呼び込んだか。後半になり58分、ローマエリア内はローマDF陣が6人いるという正に「鍵をかけた」状態だったが、ジェノアの大泥棒たちにはたやすい鍵だったようだ。
左でボールキープしたスクッリの左をMFファビアーノが追い越した。ボールをもらい中央のボリエッロへ。ボリエッロがシュートを放つも、近距離ながらGKドニが好セーブ。しかし右サイドの仕掛け人、マルコ・ロッシが詰めておりローマゴールは破られた。2-1。
「まだ安全圏…」と思っていたローマ陣営を嘲笑うかのように、1分後中央でボールを受けたレオン、距離があったが躊躇せずシュート。これがローマゴール右隅に突き刺さった。扉はまだ開けっ放しだったようだ。2-2。あっという間に追いつかれてしまった。
この後、ボールに絡めていないジュリを下げてマンシーニを投入。この試合ではあまり機能しなかったジュリのトップ下。おそらくマンUとの第2戦ではペロッタが入ることになるだろう。ピサーロを今回使わなかったので、おそらく第2戦はピサーロとデ・ロッシのダブルボランチが濃厚。
3分後にはトネットを下げてマッテオ・ブリーギ。これはトネットを休ませる交代だろう。この交代でペロッタがトップ下、ブリーギはボランチに入る。
このまま同点で終了か…と思わせた80分、CKのこぼれ球を蹴りこもうとしたタッデイの足下にボリエッロがスライディング。ファウルをもらうためにキックタイミングを遅くしたかは分からないが、タッデイがPKを獲得した。この大事なPKをデ・ロッシが決めた。3-2。方向は読まれていたが、GKの上を狙った良いシュートだった。
82分、「逃げ切ること」「故障明けの調整」と二つを含めたDFフアンの出場。前線で精力的に動いていたタッデイをベンチに下げ、シシーニョを右SHに上げた。
■総括
ジェノアは決して弱いチームではないが、失点シーンはローマDF陣の集中力の欠如を感じさせた。何より完封することが勝ち抜けるための第1ステップなだけに、ロ-マDF陣の奮起を期待したい。
トッティ不在だとしたら益々勝ち抜く確率が低くなる。先週は火曜日開催、今回は水曜開催だ。この1日の違いでトッティが戻ってこられたら幸運ではあるが…。
マンUはネマニャ・ヴィディッチが欠場。これが「決壊の穴」になるか?これまで「奇跡的な」ことが数多く起こってきたチャンピオンズリーグ。オールドトラッフォードで何かが起こるか。それとも大勝再びか。
スクデット争いに関しては、インテルが4試合ぶりに勝ち星。まだ混沌とした状況だ。しかし追ってきていたユヴェントスが、パレルモに敗戦を喫したのでローマ2位以上は確定したと見ていいだろう。
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2008年03月30日
セリエA第31節、カリアリ対ローマの試合がカリアリホームのスタディオ・サンテリアにて行われた。ホーム4連勝中、勝ち点マイナス3の処分取消で最下位脱出という、「ローマにとっては最悪」のカリアリのモチベーションの高さに引き分けに持ち込まれた。
開始早々の2分、集中力がなかったフェラーリが相手CKでオウンゴール。前半終了間際にトッティが直接FKを決め、後半は流れをつかみ攻めたてたものの、追加点を奪えず痛恨のドロー。1-1で終了した。
しかしインテルもアウェーのラツィオ戦で引き分けたため、勝ち点差は4のまま。スクデット争いはまだ終止符が打たれていないようだ。
■プレビュー
ホームのカリアリはホーム4連勝中。また3月1日に内部告発により勝ち点3ポイントがマイナスされていたが(http://news.livedoor.com/article/detail/3534067/)、取消となった。このため最下位を脱出。残留戦線は大混戦のため、残留に向け一気にモチベーションが高まったようだ。
GK マルコ・ストラーリ
DF フランチェスコ・ピザーノ
ミケーレ・カニーニ
ディエゴ・ロペス
アレッサンドロ・アゴスティーニ
MF アンドレア・コッス
アンドレア・バローラ
ミケーレ・フィーニ
ジェダ
FW パスクアーレ・フォッジャ
ロベルト・アクアフレスカ
アウェーのローマはペロッタ、デ・ロッシ、ヴュチニッチがカード累積のため出場停止。またペロッタは水曜日のチャンピオンズリーグ(以下CL)のマンチェスター・ユナイテッド戦も累積のため出場停止。このシミュレーションも兼ねてジュリをトップ下に置いてきた。
デ・ロッシは先日、代表でスペイン戦を戦ってきたので良い休みにはなるかもしれない。トッティは右膝の負傷の話が尽きないが、テーピングをして出場。ヴュチニッチもいないので代役も不在だ。
GK ドニ
DF シシーニョ
フィリップ・メクセス
マッテオ・フェラーリ
マックス・トネット
MF マッテオ・ブリーギ
ダビド・ピサーロ
マンシーニ
リュドヴィク・ジュリ
ホドリゴ・タッデイ
FW フランチェスコ・トッティ
■前半 あっけない失点
先述の通り、カリアリは高いモチベーションで臨んできた。つい先日まで最下位だった彼らだが、「負け犬の眼」をしていない。全体が躍動的にローマゴールに迫りCKを獲得。2分、CKをゴール前に送ると集中力を欠いていたフェラーリの足下に。処理するでもなくただ「足に当たった」ような、気の抜けた雰囲気でローマゴールに吸い込まれていった。0-1。
その後も、ワントップ気味に位置するカリアリFWアクアフレスカが貪欲にライン裏を狙いつつ、カリアリ攻撃陣が盛り立てる。しかしローマもこの失点で集中し、追加点を許さない。
ジュリは積極的にゴールを狙うが、少し精度に欠ける。またGKストラーリも今日は「当たり日」のようだ。ストラーリは今季途中加入。給料未払いで揺れたスペインのレバンテを離れ、セリエA最下位のチームを救いにやってきた。どちらも降格圏内だが、地元イタリアで気持ち良くやれているようだ。
トッティは怪我の影響を感じさせないプレイ。21分に右サイド浅めの位置からニアにクロス。切り込んだトッテイがバックヘッドで中央へ。ジュリが空振りしたものの、後ろで詰めていたマンシーニがシュートもバーの上。
43分にはトッティがポストプレーをして反転、左サイドのジュリに流すもシュートまで持ち込めず。「周りを生かすプレー」を惜しみなく出すトッティ。
しかし44分に自らが決めた。一度FKを外したがセカンドチャンスが巡ってきた。中央25m付近からカリアリゴールの左下隅を狙った。ワンバウンドするくらいの低い弾道は、みるみる吸い込まれていった。壁で死角になっており、ストラーリの反応が一瞬遅れてしまったようだ。1-1、同点に追いつき、前半が終了した。
■後半 ローマ、流れを掴むも…
後半54分にはトネットを下げ、マルコ・カッセッティを送り出すスパレッテイ監督。トネットもCLにおいてカードが累積しているため、不在の時を考える必要がある。トネットは大事な攻撃のオプションである。
57分にフェラーリが、失点にはならなかったものの決定的なパスミス。集中力を取り戻していたかに見えたが…。
ここでミランファンに朗報。カリアリの司令塔、フォッジャがイエローカードをもらい次節のミラン戦出場停止になった。確実に叩いておきたいところだ。
後半は完全にローマがペースを掴んだ。決定機はほとんどローマ。ただそれを決めきれなずに試合が進んだ。
65分にカッセッティのクロスをトッティが落としてジュリがシュートもゴール左へ逸れる。 ブリーギと交代で入ってきたアクィラーニが、シシーニョのアーリークロスをフリーでの状態で頭で合わせようとするも、ゴール左へ流れる。右サイドを突破したピサーロのクロスに、ニアにいたアクィラーニがヒールで流し込もうとするが、GK正面に行ってしまう。
82分にはシシーニョがインターセプトし、中央のトッティへ。前を向き、右前を走るジュリにパス…と思わせておいて、ボールを預けたシシーニョが走りこみトッティがパス。シシーニョがシュートを放つも、バーの上へ。
最後はマンシーニのクロスにファーでトッティがヘッドで合わせるも、ストラーリがブロックした。
結局後半は得点が入らず、1-1で終了した。
■総括 内容は悪くない
贔屓目で見れば「運が悪い」、悪く言えば「決めきれない」「集中力がなかった」。「GKの当たり」というのはバーやポストに助けられることも含むと思う。そういう意味ではストラーリは正に今日「当たって」いた。
しかしローマの出来は決して悪くない。前のエンポリ戦の出来の悪さは悪夢だったが、今日は良かった。中でもトッティの出来は特筆に値する。
バイタルエリア、つまり「ゴールに繋がるラストパスの起点となる重要なエリア」をトッティは完全に支配していた。以前より言われる「背中に眼があるのでは」という通り、仲間の動きを予測・把握しておりヒール、ヘッドなどを使い、ワンタッチもしくはタメを使ってと、状況に応じて決定的なチャンスを作り出す。
昨季はゴールデンシューを獲得し得点力の高さを見せつけたが、今季は周りを使うプレーに特化している。それがチームの好成績に繋がっていることは本人の望む通りだろう。
幸いインテルが引き分けたため、勝ち点さは4ポイントのまま。このあたりでもまだまだローマは、運に見放されてはいないようだ。
4/1に対戦するマンチェスター・ユナイテッドは、4-0でアストン・ヴィラに快勝した模様。相手にとって不足なしだ。
posted by batistuta |11:48 |
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2008年03月23日
セリエA第30節、ジュゼッペ・メアッツァにてインテル対ユヴェントスの「イタリア・ダービー」が行われた。ピッチを縦横無尽に駆け回ったユヴェントスのマウロ・カモラネージが勝利に貢献。先制点を挙げ、2点目も決定的なパスを供給した。インテルも交代で入ったマニシェがねじ込むも追加点ならず。1-2でユヴェントスの勝利。インテルはジュゼッペ・メアッツァで初黒星を喫してしまった。これでローマとの勝ち点差は「4」。CLでリヴァプールに敗戦して以降、調子の上がらないインテル。セリエ首位争いが激化する。
■プレビュー
インテルはエステバン・カンビアッソ、パトリック・ヴィエラが怪我で欠場。
GK ジュリオ・セザル
DF マイコン
ニコラス・ブルディッソ
マルコ・マテラッツィ
マクスウェル
MF クリスティアン・キヴ
デヤン・スタンコビッチ
ハビエル・サネッティ
ルイス・ヒメネス
FW フリオ・クルス
ズラタン・イブラヒモビッチ
アウェーのユヴェントス。中盤のリンクマン、クリスティアーノ・ザネッティを怪我で欠き、カモラネージが中盤センターに入り、サリハミジッチが右サイドに入った。
GK ジャンルイージ・ブッフォン
DF ズデネク・グリゲラ
ニコラ・レグロッターリエ
ジョルジョ・キエッリーニ
クリスティアン・モリナーロ
MF ハサン・サリハミジッチ
マウロ・ヘルマン・カモラネージ
モモ・シッソコ
パヴェル・ネドヴェド
FW ダヴィッド・トレゼゲ
アレッサンドロ・デル・ピエロ
イタリアダービーの戦績はインテルの50勝83敗43分。
■前半はGKが主役 後半は流れを掴んだユーヴェに
背後にローマが迫るインテル、3位固めをしたいユーヴェ。いやもちろんこのダービーは意地でも勝利したいはずだ。引き分け狙いではなく勝ちを。前半は様子を見ての滑り出しだった。ブッフォンとセザルという世界最高峰のGKのぶつかり合い。あまりにストップが鮮やかなので簡単に見えるが、両チームの攻撃陣はかなり際どいコースを狙っている。
元ユヴェントスのイブラとキエッリーニが絡む。前回の11月4日の戦いの時も激しくやりあっていた。前半はスコアレスで終了する。
後半入ってユーヴェが流れを掴んだ。右サイドのグリゲラのクロス、クリアが甘いところにネドヴェドが狙いすましてシュート。至近距離だったがGKセザルが反応してCKに逃れる。「これは選手交代で流れを変えないと、得点は生まれないか…」と思った矢先のことだった。
ユヴェントス、右サイドの深い位置でファウルもらいデル・ピエロがFK。クリアされてモリナーロの元へ。モリナーロは一気に前線にパス。このパスがスルスルっと渡りペナルティエリア右でフリーになっていたカモラネージに渡る。GKセザルと1対1になり、落ち着いてニアに決めた。0-1、ユーヴェ先制!横からのリプレイ映像ではオフサイド気味だったが…
インテルのマンチーニ監督は反撃にダビド・スアーソを投入。ユヴェントスのCKを防いでのカウンターで、抜け出したスアーソが一気にドリブルで攻め上がる!速すぎてゴールラインを割ってしまう勢いだった。この後もイブラヒモビッチのヒールパスの落としに反応するなど、良い動きを見せるスアーソ。
しかし試合の流れを掴んでいたのは、ユヴェントスのカモラネージだった。普段は右サイドで今日は慣れないセンターながら、しっかりと守備をこなしていた。運動量豊富なシッソコが相棒だったため、信頼して左右両サイドを動き回れたカモラネージ。ユーヴェの2得点目はカモラネージの左サイドからのパスが起点だった。カモラネージはペナルティエリアライン中央にいるデル・ピエロにパス。デル・ピエロはそのパスの勢いを軽く殺して、フワリと浮かせた。CBブルディッソは完全に振り回されヘッドでクリアするも浅い。そこにトレゼゲが飛び込み、左足を振り切った。0-2!ユーヴェが追加点。笑顔が弾けるトレゼゲ。前半はボールが渡らず完全に消えていたが、ここで仕事をやってのけた。このダービー同様、ジェノアのボッリエッロとの得点王争いにも負けられない。17ゴールで並んだ。
前半はインテルが押し気味でペースを掴んでいたが、決定機は少なく決め切れなかった。逆に後半からペースを掴んできたユヴェントス。デル・ピエロが右サイドでマテラッツィを完全に手玉にとる。デル・ピエロ、トレゼゲとでGKセザルとの2対1の場面もあった。
83分インテルの攻撃。右サイドのスアソからマイコン。マイコンが右サイドライン際までドライブし、ゴール前のマニシェが合わせてゴール。この後に再びマニシェにチャンスが訪れたが、ユーヴェ守備陣も集中しており同点弾は生まれなかった。
1-2で終了、インテルが今季ホームで初黒星となった。
■総括 展開を作れないインテル
中盤の底から攻守に貢献できるカンビアッソが今日は欠場。流れの中での得点が、1/20のパルマ戦以来ない(以降はPKのみ)というストライカー、イブラヒモビッチは今日も点を奪えない。マニシェが良い動きをしていたが、冬の移籍市場で獲得してから出場機会を与えず、チームにフィットできないままここまで来てしまった。うまく使えばカンビアッソと併用できる攻守のリンクマンとなれたはずだが…。「イタリアダービー男」クルスも今日は沈黙。ここのところ元気がない。ブルディッソとマテラッツィのCBコンビは見ていてハラハラする。デル・ピエロに「してやられた」試合だった。
次はアウェーでラツィオと対戦するインテル。ムトゥ復帰で調子の上がっているフィオレンティーナ戦、ミラノダービーも残っている。ローマとの勝ち点差「4」は決して安心できる数字ではない。
今日のユーヴェは、インテル攻撃陣に簡単にウラを取らせなかった最終ラインと、中盤を制圧したシッソコが良かった。セリエA復帰の初年としてはかなり良い出来であろう。今夏は移籍市場で精力的に動くような噂もあり、来季はスクデットとCLの2冠を狙ってくるに違いない。老貴婦人(ユーヴェの愛称)の復活が、セリエAをさらに面白くする。
posted by batistuta |13:55 |
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