2008年06月08日
M・ジョーダンとC・ロナウド ポルトガルvsトルコ
EURO2008の第1戦、グループA・ポルトガルvsトルコの試合がスタッド・ドゥ・ジュネーブにて行われた。 ポルトガルがボールポゼッションで勝り、16分にはショートコーナーからのクロスにペペが合わせるもオフサイドで幻のゴールに。しかし61分にはペペが中央を強襲し、ヌーノ・ゴメスとのワンツーで抜け出してゴールに先制弾を叩きこんだ。 その後トルコは決定機を作れないままロスタイム。前がかりになったところでポルトガルがボールを奪うと一気にカウンター。C・ロナウドが左サイドを持ち上がり、中央のモウチーニョへ。そして右サイドを駆け上がったラウール・メイレーレスが決めてタイムアップ。 ポルトガルが2-0でトルコを下し、優勝に向けて好発進となった。 ■プレビュー ポルトガルはボシングワのチェルシー加入により、最終ラインの3/4がチェルシーに。マニシェ落選など驚きがあったものの、スターティングイレブンを見る限り、ベテランと若手のバランスの良い組合せとなった。 スタンドではルイス・フィーゴ、エウゼビオが見守る。 GK リカルド DF パウロ・フェレイラ リカルド・カルバーリョ ペペ ジョゼ・ボシングワ MF ジョアン・モウチーニョ プティ シモン・サブローサ デコ クリスチアーノ・ロナウド FW ヌーノ・ゴメス 怪我人の多いトルコ、セルヴェトとハミト・アルティントップは何とか間に合った。 しかしEURO2004、ワールドカップ・ドイツ大会を逃しており代表経験の少ない選手が多いのが気がかり。 予選では失点が予選通過チーム中、下から2番目(ワーストはポーランド)。 GK ヴォルカン・デミレル DF ハカン・バルタ セルヴェト・ジェティン ギョクハン・ザン ハミト・アルティントップ MF トゥンジャイ・サンリ メフメト・アウレリオ エムレ・ベロゾール カズム・カジム FW ニハト・カフヴェチ メヴリュト・エルディング ■前半 スイスvsチェコ戦はホームのようだったが、こちらの試合は両チームとも(おそらく)同じくらい来てたようだ。ただ、熱狂的なトルコファンの声援が大きく聞こえ、特にC・ロナウドへのブーイングは凄かった。 第1戦なだけに、慎重な立ち上がりと様子の探り合い。しかしやはりボールポゼッションはポルトガルに分がある。 そして試合が動いた、かに見えた16分。 ポルトガルは左コーナーからショートコーナーを使うと、シモンがゴール前にクロス。CBのペペが頭で流し込みポルトガル先制!……かと思いきやオフサイド。トルコプレーヤ、CK時にはゴールライン上にいたが、ショートコーナーで回している間にスルスルッと上がり、オフサイドトラップを仕掛けていた。 20分、トルコのCKから、ポルトガルはカウンターを仕掛ける。自陣の右サイドからデコは左前方に大きくサイドチェンジ。受けたシモンが中に切れ込んだが、ハミル・アルティントップにクリアされてしまう。 ポルトガルはこの後、2度のFKを得るが最初はシモンが蹴った。そして2度目はC・ロナウド。左45度の位置から低めのボールを蹴る。ゴール手前でワンバウンドした難しいボール、しかもGKヴォルカンは逆をつかれたが何とか手と、そしてポストに当てて失点は免れた。 トルコの左サイドバック、ハカン・パルタの出来が良かったのか。C・ロナウドは前半途中から左サイドでのプレーをするように。このポジションチェンジが功を奏したようだ。 ■後半 スコアレスで迎えた後半。ポルトガルは高い位置からプレッシャーを仕掛ける。ハミト・アルティントップがヘディングでバックパスしたところを、シモンがすかさずインターセプト。突っ込んできたシモンをギョクハン・ザンが倒すも、こぼれ球に反応したヌーノ・ゴメスがシュートを放った。しかしこのボールは左ポストを直撃。 トルコはメヴリュトに代えてサブリ・サリオール、ギョクハン・ザンに代えてエムレ・アシクをピッチに送り出すも、劇的な変化は得られない。 前半に続き、C・ロナウドが左サイドでプレーし、ハミト・アルティントップをかわしてシュートに持ち込む。これはGKヴォルカンがストップ。 そして61分。ペペがハーフライン近くでセルヴェトの縦パスを奪うと、左に張るC・ロナウドへ。一旦「自分の持ち場」へ下がろうとしたが、C・ロナウドが軽く中央へドリブルで切れ込みDFの意識を引きつけると、再びペペにパス。ペペはギアが変わったかのように、中央を抜けていく。右にいたヌーノ・ゴメスに預けると、ワンツーパスで視界は開けた。左後方からエムレ・アシクが迫るのを気にせず、GKヴォルカンの倒れこみながらのセーブを超える浮き球でゴールに流し込んだ。 ペペ、今度こそゴールを決めた!1-0、ポルトガルが先制する。 その後もC・ロナウドが左サイドでDFを2人を引きつけてから中央へクロス、ヌーノ・ゴメスがヘディングで合わせるもバーを叩くという場面が。今日のポルトガルはバーやポストに嫌われるシーンが多かったが、諦めず何度もトライしていった。 そしてナーニを投入する際に、ヌーノ・ゴメスからC・ロナウドにキャプテンマーク継承式。 75分にトルコはハミト・アルティントップに代えてセミヒ・シェントゥルクを投入、最後の交代。ポルトガルもハードワークをこなしたシモンを下げて、ラウール・メイレレスを入れる。 トルコは「ニハトの右CKにエムレ・アシク」「セミヒが落としてトゥンジャイ」と2度の好機を得たが、得点に結びつけることはできなかった。 ロスタイム、勝ち点1が欲しいトルコは当然前がかりに。ポルトガルは高い位置でボールを奪うと、左サイドのC・ロナウドに。モウチーニョがポストに入りタメを作ると、右サイドをラウール・メイレレスが駆け上がりボールをもらう。混沌としたトルコゴール前で、ラウール・メイレレスは落ち着いてシュート、ポルトガルに追加点をもたらした。 ■総括 第1戦が行われる間、しばらく出すと思うが優勝の法則。 開幕戦勝利の国が優勝? W杯2006ドイツ イタリア ○ EURO2004ポルトガル ギリシャ ○ ギリシャvsポルトガル(開幕戦同カード) W杯2002日韓 ブラジル ○ EURO2000オランダ フランス ○ W杯1998フランス フランス ○ EURO1996イングランド ドイツ ○ ドイツvsチェコ(開幕戦同カード) W杯1994アメリカ ブラジル ○ EURO1992スウェーデン デンマーク △ イングランドと引分け EURO1992のスウェーデン大会以来、開幕戦に勝った国が優勝している。このデンマークは緊急出場だったので、例外とも見て取れる。 グループリーグで1敗でもすると、優勝どころかグループリーグ突破が危うくなるので当然の結果とも言える。しかし難しい第1戦を「引分けではなく勝ち」、これができたチームが当然優勝候補になりうる。ポルトガルは第1関門を突破したと言えよう。 C・ロナウドにマークが集中するのは当然。バスケで例に挙げると、「マイケル・ジョーダンとシカゴ・ブルズ」の関係に近い。マンUでは「ウェイン・ルーニー&カルロス・テベス」が「スコッティ・ピッペン&ホーレス・グラント(orデニス・ロッドマン)」のようなもの。リーディングスコアラーが気持ちよくプレーするための「献身・ハードワーク」が必要だ。この日の献身はシモンであり、ボシングワであり、モウチーニョだった。 そして93年のNBA FINALで決勝点となる3ポイントを決めたジョン・パクソンのように、周りが勝負を決定づけることも必要。 その意味でこの試合のスコアラーが、ペペとラウール・メイレレスというのは興味深い。 楽しみにしていたリカルド・クアレスマが見られなかったのは残念だが、全体のバランスを考えればやはりベテランのシモンがファーストチョイスか。 多くのメディアではミゲウ・ヴェローゾをスターティングに予想していたが、ジョアン・モウチーニョの調子が良いようだ。この日も何度もゴール前へ顔を出し、積極的にミドルシュートを放っていた。まだ若いが、デコやプティというバランサーとの相性が良いかもしれない。 グループAの第2戦は6/11。ポルトガルの次戦はチェコ、トルコの次戦は乱闘があった因縁のスイス戦だ。
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posted by batistuta |08:13 |
EURO2008 |
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M・ジョーダンとC・ロナウド ポルトガルvsトルコ
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ポルトガルはバランスイイですね。トルコはなすすべなし。
しかしいつもポルトガルにのしかかる問題はCFの得点力の無さ。強豪との戦いでそれが浮き彫りになります。それをモウチーニョ、凸あたりでカバーしきれるか。
優勝候補には間違いないですね。
posted by パティ | 2008-06-08 09:58
M・ジョーダンとC・ロナウド ポルトガルvsトルコ
コメント投稿者ID :
ポルトガルは実に手堅いサッカーをしていました。かつて無いほど最終ラインに豊富な人材を抱えるのでかなり守備は計算できますね。堅い守備からのカウンターがしっくり来るチームかもしれません。
ロナウドに代表される攻撃陣はやはり人材不足ですね。バランスが悪い。CFが不足しています。フィニッシャーが不在の感は否めません。シモンやクアレスマなど優秀なウイングを活かす為にもブレイクする新顔が欲しいですね。それとモウチーニョ、予想以上に良かった。守れて走れてパスも出せる、デコみたいな選手ですね。
それとデコ。流石の一言です。今季は不調でしたが、代表ではやはり重要な選手ですね。デコがいなくなったらロナウド以上の損失かもしれません。
トルコはDFラインががアキレス腱ですね。特に途中出場したエムレ・アシュクは乗り切れないまま失点を重ねてしまった。ダメージが心配ですね。反面、セルベトは良かった。屈強でした。精神的な柱でしょうね、彼は。
あとはカズム・カズムも良かった。コリンという可愛い名前に反比例するあのガタイの良さに突破力。彼がいなかったらゾッとします。去年の活躍がフロックじゃないことを証明しました。フェネルバフチェ以上のビッグクラブに移籍するかもしれませんね。
あと終盤のロングボール攻撃にはトルコの混乱が見えました。パワープレーに走るなら何故シュキルを召集しなかったのか、テリムの判断に疑問が残るところですね。
これで次のスイス対トルコは死闘になりそうです。楽しみが増えました。
posted by チラウン | 2008-06-08 11:18
M・ジョーダンとC・ロナウド ポルトガルvsトルコ
コメント投稿者ID :
昨日のロナウドはハードマークにあっていましたが、うまく周りを使えてましたね。
Mジョーダンも若いころは個人突破が目につきましたが、成熟して組織の中で活躍できるようになり、その結果あれだけのタイトルを獲得したわけで。
ロナウドの成長が楽しみです。
posted by BJ | 2008-06-08 15:45
M・ジョーダンとC・ロナウド ポルトガルvsトルコ
コメント投稿者ID :
C・ロナウドのコンディションが懸念されましたが
予想以上によいみたいですね。
CFがいない分はユナイテッドと同じように
C・ロナウドがCFを勤めるゼロトップシステムで
十分機能すると思います。
posted by フェリポン | 2008-06-08 18:02
Re:
コメント投稿者ID :
皆様、書き込み有難う御座います。
パティさん<
>ポルトガルにのしかかる問題はCFの得点力の無さ
<昨日の試合を見る限りでは、C・ロナウドとN・ゴメスの相性は悪くないみたいですよね。CFの得点力が急に目覚めるのを期待するよりは、CFのハードワーク(前線からの守備など含めて)が勝利への近道なんでしょうね。
優勝も狙えると思います。
チラウンさん<
デコとモウチーニョは確かにカギになりそうですね。ミゲウ・ヴェローゾをまだじっくりと見たことがないので楽しみではあります。
ウーゴ・アウメイダ、エルデウ・ポスティガのC・ロナウドとの相性は?興味はつきないですね。
セルヴェトはケガを抱えているようで不安ですね。ハミト・アルティントップも攻守に良かったですが、C・ロナウドが左サイドに移ってから、手を焼いたイメージが。
トルコvsスイスは、スイスホームも相まってどんな雰囲気になるのか。楽しみですね。
BJさん<
正直に言えばマンUより総合力で劣る印象のポルトガル代表にあって、C・ロナウドがどのような選択をしていくのか?まず第1戦は成功したようですね。
フェリポンさん<
>C・ロナウドのコンディションが懸念されましたが
<フルシーズン戦って元気ですね。恐るべしです。
>ゼロトップシステム
<同意です。CF含めて前線にハードワークが求められますね。
posted by 管理人 | 2008-06-08 18:46
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