2008年05月25日
アテネ+名古屋=? 日本vsコートジボワール
キリンカップ2008、日本vsコートジボワールの試合が、大雨の豊田スタジアムで行われた。 日本がいきなり2度の好機を作り出し、3度目の正直は21分、長谷部からのクロスに合わせた玉田のゴール。GK楢崎も何度も好セーブを見せ完封。 期待の松井や長谷部、A代表デビューの長友・香川も良い動きを見せて、日本が1-0でコートジボワールに勝利した。 ■プレビュー 海外組が岡田体制で初招集。サンテティエンヌの松井とヴォルフスブルクの長谷部がスタメンで出場。リーグ逆転優勝を果たしたセルティックの中村俊輔は、パラグアイ戦から出場の予定。 そして注目の長友が左サイドバックのポジションでA代表初登場。 闘莉王の起用にも注目が集まっていたが、岡田監督が戦前に明言していたようにDF起用。中澤と大型CBコンビを組む。 また香川真司が3番目の若さでのA代表デビュー。19歳68日での快挙。 GK 楢崎正剛 DF 駒野友一 田中マルクス闘莉王 中澤佑二(cap) 長友佑都 MF 今野泰幸 遠藤保仁 松井大輔 → 香川真司(後半30分) 長谷部誠 FW 玉田圭司 → 矢野貴章(後半30分) 大久保嘉人 コートジボワールの注目は、アーセナルDFのコロ・トゥレ。しかし左太もも負傷のため、ベンチには入ったもののパラグアイ戦に続き出番はなかった。 GK アリスティド・ゾクボ :FCショルタ(エジプト) DF アルトゥール・ボカ :シュツットガルト アブドラーユ・メイテ :ボルトン ギー・ドメル :ハンブルガーSV →イゴール・ロロ :ゲンク(ベルギー) マルコ・ゾロ :ベンフィカ MF エマニュエル・エブエ :アーセナル シアカ・ティエネ :サンテティエンヌ カンガ・アカレ :マルセイユ →カンディア・トラオレ(ソショー) ディディエ・ゾコラ :トッテナム エメルセ・ファエ :レディング →ドゥンビア(徳島ヴォルティス) FW ブバカル・サノゴ :ブレーメン ■仕掛ける日本 いきなり最初から仕掛けていったのは日本だった。 5分、左サイドのタッチラインぎりぎりをドリブルで仕掛けていったDF闘莉王。「岡田監督から攻め上がり禁止」なる報道も出ていたが、積極的に打って出る。そのまま左サイドでワンタッチパスの交換を繰り返し、最後は深くえぐった長友がクロス、ニアの松井は合わせられず、大久保が飛び込んだがボールと距離があり、苦しい体勢のスライディングシュートはゴール右に逸れていった。 クロスを上げた長友は攻守で活躍を見せる。 対面のエブエとガチンコ勝負を挑んだり、ボールの競り合いで当たってきたCBゾロを吹き飛ばす。170cm/65kgの長友、182cm/75kgのゾロのぶつかり合い、小柄な長友が勝利。Jでフッキともバチバチにやっていたのも頷ける。 15分には左サイド、遠藤のCKに大久保が合わせたが、ポスト内側に立つボカに当たりゴールならず。 そして日本は3度目の正直。21分、右サイドセンターライン上から今野が前方のオープンスペースへスルーパス。抜け出した長谷部がフリーでクロスを送る。するとDF二人を引きつけた大久保が囮になり、最後は玉田が押しこんだ。1-0、日本先制! ■象牙軍団、不調? 17・18日に欧州戦線を終えたばかり、20日に来日。22日三ツ沢(神奈川)でパラグアイ戦、24日に豊田(愛知県)で日本というハードスケジュールのコートジボワール。 第1戦の動きの良さは驚いたが、正直この試合はあまり芳しくなかったようだ。球技に必要な「長距離よりも100mの速さ・瞬発力」というものがある(もちろんサッカーに1試合で10km前後走るタフネスも必要だが)。 この日本戦ではその「スプリント能力」が見えた。日本も不用意ではあったが、松井、そして今野のバックパスをインターセプトする速さには、分かっていても驚かされる。ベストコンディションならどうなっていたか。 松井のパスをインターセプトしたエブエを、闘莉王がファウルで止めたがホームコートアドバンテージか、カードは出なかった。 ■アテネ組、そして名古屋勢 楢崎のポジショニングの良さも手伝い、コートジボワールの枠内シュートはGK正面が多く、ポストを逸れるシュートもまた多かった。クロスボールに対しては闘莉王・中澤の身長・パワーが活きた。 そして運動量が落ちるエブエを複数のDFで容赦なく囲み、長友が追い回す。エブエが途中からサイドを変えていたことは、長友が無関係ではないだろう。 かつて「谷間世代」とも言われたアテネ五輪メンバー、闘莉王・松井・駒野・大久保・今野がこの日の日本を支えた。特に期待度が高かった松井は堂々たるプレー振り。コートジボワール監督をして「松井しか知らない」という知名度もあるが、プレーでもしっかりと欧州での経験を見せつける。 ボールを持った時でも冷静に周りを把握し、ル・マンでFWを務めた経験も活かし積極的に得点機に絡もうとする。守備でもライン際、ルーズボールの競り合いで身体を投げ出して闘っていた。エブエへの的確なタックルには、エブエも健闘の握手を松井に求める。 そして名古屋の二人。ワールドカップ・ドイツ大会、ブラジル戦で得点したように玉田は大物相手で燃えるタイプか。またそれ以上に楢崎の活躍が目立った。大雨でスリッピーだったが、飛び出し・パンチング・キャッチングの判断、フリーキック時の壁の指示・動き出しなど的確だった。 58分のボカの強烈なグラウンダーの直接フリーキックを止め、試合終了間際の中澤のクリアミスを詰められるもコースをふさいでストップ。完封に貢献した。 アテネ・名古屋組ではないが、長友の活躍ももちろん見逃せない。左サイドを縦横無尽…いや「縦無尽」と言うべきか、攻守で激しい上下動を繰り返した。正に文字通りの強心臓、初のA代表という緊張は全く見せることのない精神的な強さ、衰えない運動量という肉体的な強さと両方を見せつけた。 長谷部 誠。シーズン途中加入のヴォルフスブルクで早くもレギュラーを奪った男は、この日も欧州のプレーを鮮度そのまま直輸入。雨で味が落ちることはなく、中盤を絶え間なく動いてチャンスの芽を摘み、得点機には鋭い飛び出しと精確なクロスで演出。 ■総括 日本の課題としては、後半に極端に落ちた運動量。先述のような事情のあるコートジボワール相手に走り負けるわけにはいかないだろう。 「1点を取ってから、ダランとしてしまったところがあった。ああいうところで、もう1点を取りに畳み掛けることが必要になってくる」(G大阪:遠藤) 2度ほどゴールエリア内でチャンスにも関わらず、シュートを打たずに選択したところも日本らしさは変わっていないな、という印象を受けた。 後半に関しては、コートジボワールの選手がスタミナ配分を考慮してやっていた(コートジボワール監督会見より)。そのため日本の運動量が落ちてしまった後はコートジボワールのペースになってしまったとも言える。 CL決勝を闘っていた者、招集に応じなかった者(ケイタやコネ・ブラザーズ?)を含めて7人の主力が不在、監督采配2試合目だったコートジボワール。そのチーム相手にもう少し点を獲りたかった、というのは欲張りな話でもないだろう。 しかしこれまでの試合にあまり見せられなかったワンタッチでの崩しなどが出てきたのは収穫。次は中村俊輔も加わるので楽しみだ。 次戦は27日に埼玉スタジアム2002で、日本vsパラグアイが行われる。
posted by batistuta |00:06 |
日本代表 |
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アテネ+名古屋=? 日本vsコートジボワール
長友、良かったですねぇ。
当たり負けしないし、物おじしないし。
今、いちばん気に入ってます。
posted by yuuki_ono_99 | 2008-05-25 01:57
Re:
yuuki_ono_99さん<
書き込み有難う御座います。
長友凄かったですよね。最近の日本のサイドバック勢にあまり期待していなかったんですが、長友は大当たりでしょう。パラグアイ戦、予選でも活躍に期待ですね。
posted by 管理人 | 2008-05-25 23:35
TBありがとうございます
TB掲載ありがとうございました。
私の方のブログでも掲載承認を行いました。
ひとつひとつの試合が丁寧に取り扱われている
ので今回拝見しました。
トゥーロンはスカパーで放送されているんですね。
やはりスカパーでないと今のサッカー情報を
カバーするのは不便ですね。
posted by nike3 | 2008-05-26 20:37
Re:
nike3さん<
書き込み有難う御座います。
Jリーグや欧州サッカーの放映権のほとんどは、スカパーで契約して民放に貸し出す形ではないでしょうか。
逆に民放で気軽に(無料で)観れないのを弊害とすべきか、サッカー好きを絞り込むべきか…難しい問題ですね。
しかしイタリアなども有料化が普通らしいですしね。
この話はコメ欄では書き切れないことになりますが(苦笑)
また遊びに来て下さい!
posted by 管理人 | 2008-05-26 20:58


