2008年05月20日

ロニー退団?、そして注目の「降格」移籍市場

 
 ロナウジーニョ退団のカウントダウンが始まったようだ。しかし最有力候補と見られていたミランはチャンピオンズリーグ出場権を逃し(フラミニは「ユヴェントスにしておくべきだったか」と後悔?)、インテルのモラッティ会長は「高すぎる」と言い、マンCに対してはロナウジーニョが嫌がっている、といった状況だろうか。

 しかしもっと気になるのは「降格チームからの脱出選手」である。昨季のユヴェントスや、フィオレンティーナ時代のバティストゥータ、サンフレッチェ広島の佐藤寿人のように、一緒に降格して捲土重来を目指すより、有力チームに移籍することが多いだろう。

 そこで今回は「降格移籍市場」を見ていきたい。長くなったので、今回はセリエAに絞って見ていく。


■18位 エンポリ
 ユヴェントスからのレンタル武者修行組が4人在籍。
・セバスティアン・ジョヴィンコ
 「デル・ピエロの後継者」「ジャンフランコの再来」と称される、U-21イタリア代表。トゥーロン国際出場は決まっており、そのまま北京五輪代表メンバー入りなるか?
 ジョヴィンコには、ユーヴェに戻る話がエンポリ降格が決まる前に噂はされていた。しかしユーヴェの夏の補強次第では、レンタル続行も有り得る。そうなるとセリエ中位チームに移籍か。ユーヴェと繋がりの強いシエナあたりに置いておいたら、ユヴェントスが1月の移籍市場で呼び戻す、ということもできそう。

・クラウディオ・マルキージオ
 トゥーロン国際にメンバー入りしているボランチ。

・レイ・ヴォルパート
 U-18などに選出されていたFWだが、トゥーロン国際にはメンバー入りならず。

そしてDFフェリーチェ・ピッコロを加えた4人。

 ミランからのレンタル組も。
・リノ・マルゾラッティ
ミランのプリマヴェーラ出身でマルディーニの後継者と言われているDF。U-20イタリア代表で2005年のワールドユースではベスト8に貢献した。トゥーロン国際にメンバー入りしている。

・ニコーラ・ポッツィ
17歳の時にチェゼーナからミランに引き抜かれたストライカー。サイドMFもこなせるとのこと。U-21代表、トゥーロンは×。北京五輪に滑り込めるか。

・イニャツィオ・アバーテ
モデナを経てのレンタル修行中のサイドアタッカー。トゥーロン○。

 おそらくレンタル組ではないが、GKダヴィデ・バッシもトゥーロンの代表に選抜。

 改めてエンポリの面子を確認すると、U-21代表経験者が目立つ。降格してしまったのは若さ故か。トゥーロン国際、北京五輪で活躍を見せられれば、セリエAチームへの吸い上げもあるだろう。
 トゥーロン国際はスカパー!で中継があるが、予選リーグは日本戦のみ。5/27以降の決勝トーナメント放送に、イタリア代表が進出することを願う。


■19位 パルマ
 遂に落ちて、堕ちてしまった名門。FWジュゼッペ・ロッシを引き抜かれたことが大きな要因か。来季すぐに戻ってくることに期待。

 こちらもU-21代表経験者が3人。パルマのプリマヴェーラ(下部組織)出身の
・ダニエレ・デッセーナ
・ルカ・チガリーニ
・マルコ・ロッシ
 である。デッセーナ・チガリーニがトゥーロンに選抜。

・イゴール・ブダン
 クロアチア代表FWとしてEURO2008本大会に臨む。アーセナルのエドゥアルド・ダ・シルバがケガで不在のため、ブダンの活躍も上位を目指すには不可欠だろう。

・ベルナルド・コッラーディ
・クリスティアーノ・ルカレッリ
この大型CFはまだまだやれるはず。コッラーディはマンチェスター・シティからのレンタルだが、戻る可能性の方が低そうなのでセリエAチームで探すかもしれない。

・フェルナンド・コウト
ポルトガルの”ゴールデンエイジ”。今季限りで引退したマヌエル・ルイ・コスタのように、そろそろ母国凱旋→引退の道を辿るかもしれない。


■20位 リヴォルノ
 昨夏の大量補強で期待感を漂わせたが、気づけば真っ先に残留が確定。精神的支柱であり、4年で92ゴール、得点王も獲得したクリスティアーノ・ルカレッリの移籍が痛かったか。あとはビカシュ・ドラソオが期待を裏切る結果も。

・マルコ・アメーリア
 今回挙げた中で、最もビッグクラブへの移籍の可能性が高いアズーリの第2GK。ローマユース出身でパルマ、レッチェ、リヴォルノと渡り歩いた。本人も前々から退団を口にしていたようで、降格が決まったとなれば迷うことはないだろう。
 フィオレンティーナのGKセバスティアン・フレイとFWアルベルト・ジラルディーノの交換を考えているミランだが、フレイがフィオレンティーナ残留を希望しているよう。フィオレンティーナのCL出場権、ミランがUEFAカップ出場を考えれば、フレイ残留は決まったも同然か。
 そう考えると、ミランの標的はアメーリアが妥当。一時期チェルシーのペトル・ツェフ獲得の話もあったが、高すぎるしツェフが首を縦に振るとは思えない。モウリーニョがミラン監督就任ならサプライズもあるかもしれないが…。
 
・ディエゴ・トリスタン
元スペイン代表のCF。00-01シーズンにはリーガ・エスパニョーラ得点王を獲得。リヴォルノでは全く存在感を示せなかった。コウト同様、母国に戻るのが第一選択肢か。

・フランチェスコ・タヴァーノ
エンポリで名を上げたストライカー。バレンシア→ローマと渡り歩いたがパっとせず。29歳、もう一花咲かせたい。

・ジョバンニ・パスクアーレ
U-21代表経験もある、インテルユース出身の左SB。テクニカルな26歳SBを放っておくことはないはずだ。

 他国のリーグはまた改めて書いてみます。

posted by batistuta |00:12 | サッカーその他 | コメント(3) | トラックバック(0)
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ロニー退団?、そして注目の「降格」移籍市場

クローゼやリベリはCL出場権を得たクラブを蹴って、バイエルンへの移籍を決断しました。
選手はもっと長期的な視野に立っていると思いますよ。

posted by Aje | 2008-05-20 12:44

ロニー退団?、そして注目の「降格」移籍市場

ミランのGK補強としてはPSVのゴメスやセルティックのボルツなどの名前も挙がっています。他にも最近ではニースのロリスを狙っているという噂もあります。

posted by osugi | 2008-05-20 17:51

Re:

書き込み有難う御座います。

Ajeさん<
クローゼやリベリと違って、夜遊び大好き・クラブ大好きなロナウジーニョやアドリアーノは長期的な視野を持っているとは到底思えません。ミランはブラジル・コミュニティがありますが、街としてはロナウジーニョには危険な街かもしれないです。もちろん金銭的には最も獲得の可能性が高いクラブでしょうけど。
それに選手側だけでなくクラブ側としても、リーグ戦とUEFAカップの二足の草鞋では高年俸のロナウジーニョを獲るべきか、いやシェバにするかといった議論もあるようですね。

osuiさん<
ニースのロリスはニュースで出てましたね。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20080518-00000003-spnavi-socc
ただ若いGKですし、第1GKには考えず育成を考えてるんでは、と思っています。
ゴメスとボルツは初耳です、情報ありがとうございます。

ゴメスなんかは、クーマンがどこかに就職口見つけたら真っ先に呼ぶかもですね。バレンシアにいた時も欲しがっていたみたいですし。

posted by 管理人 | 2008-05-20 18:04

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