2008年04月24日
想い出の下敷き~それは星・・・
今、世を賑わすオリンピック聖火ランナー。 第一走者に星野仙一さんが選出されたとのニュースを耳にした。 星野監督・・・。 幼少の頃の記憶が、また甦る・・・。 私は、地方の田舎の出身である。 娯楽といった娯楽も特にない。 町には電車すら走っていない。 バスすら廃線となる程であった。 そんな地方の片田舎で、 遊ぶと言えば、 やはり野球であった。 学校から帰っても野球。 長期の休暇中も野球。 当時は、休暇中にラジヲ体操というものがあって、 毎朝、早朝から近くの神社へラジヲ体操をしに行くのが日課であった。 ラジヲ体操と、 多少のゲーム(レクリエーション)を終えた後に、 そのまま野球。 野球と言っても、 「お遊び」の野球だ。 グラブもない。 ボールも「ゴムのカラーボール」だ。 バットだって木の棒きれかプラスティックのバット。 懐かしく思われる方もいるやもしれないが、 三角ベース。 レフトはスグそこに工場(こうば)。 センターには、怖いおじさんの家。 ライトは・・・ 異様に距離がある。 そんな感じだ。 必ずしもそこだけとは限らないが、 そんなところで、 草野球とも呼べない、 「そんなの野球じゃないっ!!」 と言われてしまうかもしれないが、 それでも、 みなと「野球」を楽しんだ。 夢中になって走り回った。 先にも書いたように、 田舎であるから、 ロケーション柄、特に「ここ」と言ったファン球団もない。 俺は、巨人。 私は、阪神。 ワシは、中日。 御前は、ヤクルト。 勿論、広島・大洋も。 みなが、 「昨日は、○○が勝ったぜ~。」 「今日は俺が○○だ~。」 「ホームラン打ったるぜ~。」 と、 様々な選手の真似をして、 毎日毎日、そんな草野球とも言えない「野球」を楽しんだ。 朝の、 ラジヲ体操から始まって、 昼も忘れ、 夕方まで、 親父や、おかんや、爺ちゃん、婆ちゃんが、 「あんた達!!いい加減にしなさいよ~ッ!!」 と怒られても、 それでも毎日、毎日、明け暮れた。 そう、当時は「コンピューターゲーム」もなく、 遊ぶと言えば、 それしかなかったのかもしれない。 特に、 玩具屋さんや本屋さんもない。コンビにもない。 それこそ、 こち亀に出てくるような、 バラエティに富んだ駄菓子屋さんでもあればよいが、 それもない。 今、私は仕事もあり、上京して東京に住んではいるが、 改めて振り返ってみると、 想像以上に何もなかった。 自分たちで、何か遊ぶ事を考えなければ何もない。 と、 何もないとは言いつつも、 毎日、 特に考えもせず、 野球をメインに、 ぱっぱと色々遊んでいたものだ。 さて、若干話しが逸れてはしまったが、 そんな特に何もない町で、 時折、 「プロ野球」がやってきた。 やって来たとは言っても、 近郊の、それなりに大きな都市部へ。 だから、 「プロ野球」が来たからと言って、 毎度毎度、観にいける訳ではない。 たまに、 ごく稀に、 親父が連れて行ってくれた。 「おいッ。今日は野球観に連れてってやるぞッ!!」 て、 年に、一回・・・。 いや、 記憶では数年に一回行ったか・・・。 数える程である。 いつもは、テレビで観ている、 あの選手を、 本物を観れるッ!! 堪らなく嬉しかったのを今でも忘れない。 観にいった記憶でも、 内野席なんかで観た事はなかった。 外野席。 たまにしか来ない。(いや、実際はシーズンに何回かは試合が行われていたかもしれないが・・・) たまにしか来ないのに、 比較的空いていて・・・、 外野から、 ちっちゃく見える、 「本物」の選手達を見て、 ワクワクしていたものである。 当時は、中日ドラゴンズのファンであったから、 (親父の影響でしょうね。) 観に行くとなれば、 兄貴のお下がりのユニフォームデザインのTシャツを着て、 野球帽を被るのがお決まりのスタイルだった。 今、東京にいると、 娯楽は選びきれない程あり、 行きたい時に行ける。 がしかし、 「あの頃」の観戦の感動に勝るものはない。 思えば、 おそらく親父も、 仕事で(肉体労働で) 疲れていたに違いない。 それでも、そうしてたまに連れて行ってくれる、 「本物」の野球が、 楽しかった。 と、また想い出話に逸れてしまったが、 それはだいぶ幼少の頃の話で、 その後、暫くして、 中日ドラゴンズの監督に星野さんが就任した。(1985年頃だったか?) 「星野って男はな~。」 と、 これまた、もっと昔から野球を観ていただろう親父は、 テレビを見ながら、 いつも話していた。 そして、 程なく、 中日ドラゴンズは優勝した。(1987年頃か?) その当時、 ロケーション的には「東海地方」であった為、 中日新聞だか、 中日スポーツと言う新聞を購読していた為、 「ドラゴンズ優勝!!」の記念下敷きを貰った事も忘れられない。 ※残念ながら日本シリーズ制覇はできなかったのだが・・・。 その下敷き、 そう。 その下敷きは新聞紙面をモチーフにしたものであったが、 そこに胴上げされていたのが、 星野監督その人だった。 私は、その下敷きを、 自慢げに(他の人も、誰でも持っていたんでしょうけれど・・・笑。) 誇らしげに、 いつまでも眺めていた事も忘れられない想い出である。
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posted by baseball-fan |23:49 |
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