2009年08月25日
今号の表紙:パトの2ゴールでミランが開幕戦に勝利
Sailing of LEO and Company:レオ様とオレ様たちの船出
上から下まで見渡す限り、そろいもそろったエゴイスト。そんな組織の舵取りを任されたレオナルド。高い理想を掲げて臨んだプレシーズンには8連敗を記録。ファンは怒り悲しみ、オーナーと副会長は補強を渋り、チームには全盛期を過ぎたスターが多数。誰も彼も自分のことで頭がいっぱい。突きつけられる無理難題に、あの清廉な笑顔が引きつれば、ふと前任者が偲(しの)ばれる。開幕戦は若いFWの活躍に救われたが、手探りの航海は始まったばかりだ。「試合後すぐに、ベルルスコーニが電話をくれたんだ。彼は僕らのそばにいる。それはとても重要なことなんだ」。地図さえ持たず、暗い海に漕ぎ出したレオナルドとその仲間たちは次節、ミラノダービーに挑む。新人監督は試合後に、もう一度電話をもらえるだろうか。
今週のfootballistaは26日(水)発売です。

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2009年08月18日
今号の表紙:エバートンに大勝。6点目を決めたエドゥアルド
OLD NEW THING:古くて新しいこと
昨季の時点で“3強”に大きく水を開けられ、売却優先の夏を経て、少し前には「理想」だったそのサッカーはもはや古びたものとなるはずだった。大黒柱2人の放出は血を入れ替えるチャンスだったかもしれない。それでもベンゲルは動かなかった。負け惜しみからか「戦力は十分」と繰り返し、必要なはずの新しさは帰って来るロシツキとエドゥアルド、ベンチに座っていた2番手たちでしのげると。たった1勝でも、この開幕戦がアーセナル懐疑論者たちを赤面させたのは確かだ。頑固な指揮官の下で規則正しく頑張る、そんな印象だったヤングガナーズが、どこか開き直った感のあるベンゲルの下で怖いものなし、より自由度を増したアナーキーな集団に生まれ変わる、そんな予感もある。
今週のfootballistaは19日(水)発売です。

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2009年08月11日
今号の表紙:開幕2試合で3得点、オランダで「時の人」の本田圭佑
Whereabouts:エースの居場所
目に力が宿り、表情からは迷いが消えた。移籍をめぐる報道に振り回された開幕前、VVVのエースは苛立ちを募らせていた。自分の力ではどうしようもない無力感。しかし開幕前には、きっちり気持ちを切り替えたことを表明している。そのきっかけは、行動の主体が「周囲」から「自分」へと変わったことなのではないか。開幕2試合の大活躍は明確な目標を見出した迷いのなさが見て取れた。その真意が、ステップアップへのアピールにあるのか、キャプテンとしてVVVを導くことにあるのかはわからない。本田の心の居場所がどこにあるかは、移籍市場が閉まる8月の終わりに明らかになる。
今週のfootballistaは12日(水)発売です。

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2009年08月04日
今号の表紙:ユナイテッドからシティに移籍したテベス
STONE FREE:束縛されない男
禁断の赤から青への寝返りにも、文字通り「普段着」なこの笑顔を見れば、ただ潔さを感じてしまう。いまや選手が無言の商品として並ぶ巨大市場を、テベスは“ブランドイメージ”も何のその、後先考えずに自然体で歩き回る。移籍のたび不透明なカネの動きばかり取り沙汰されてきた男は、実は最もピュアにサッカーを楽しみ、「幸せのため」に決断を下してきたのだ。コリンチャンス、ウェストハム、ユナイテッドとすべてのファンに愛されてきたテベス。「最後は……」と決めている古巣に帰る前の数年、変わらぬ全力の姿勢をシティのために捧げることだろう。
今週のfootballistaは5日(水)発売です。

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