2007年09月19日

どう見る? 今季のCL

CL開幕。と一口に言っても、グループリーグ96試合+決勝トーナメント29試合。全部合わせて125試合の大規模な大会である。これどう見るか? 全部べったり張りつきで見られる人はいないだろうから、そこには何かしらのピックアップの基準が必要になってくる訳だ。

贔屓のクラブを持っている人は幸せだ。好きなクラブの試合を中心に、ライバルたちの戦いぶりに目配せしながら、先を予想する楽しみがあるのだから。好きな国がある人も、ピックアップは比較的楽なはずだ。

だが、特定のクラブに特別愛情を感じない人間にとって、これはそれなりに厄介な問題である。スレた人間の常としては、弱小クラブのジャイアントキリングに期待してしまう訳だが、近年強豪クラブとの弱小クラブの戦力差は、天文学的な予算の差が示すように、悲しいほどに広がる一方だ。数年前のポルトの快進撃のようなカタルシスは、もう起こらないだろう。

そういえば、デポルティーボがミランを相手に派手な逆転劇を見せてくれたのはいつのことだったか。僕はあの試合を旅行先のスペインで見ていた。汚いペンションの食堂の油まみれのざらざらの画面に映った奇跡は、スペインの空気感と相まって、僕の印象にかなり刺激的に残っている。

それは03-04シーズンの準々決勝のことだった。サンシーロの第1レグを4-1で落としていたデポルティーボが、リアソルでの第2レグを4-0で勝ってミランを蹴落としたのである。続く準決勝、デポルティーボはベスト16でマンチェスターUを下したポルトに敗れ、その裏カードでは、レアル・マドリーを追われたモナコのモリエンテスが、チェルシーをやっつけていた。ジャイアントキリングに満ちた、懐かしいシーズンの記憶である。

今回のCLは何を見せてくれるのだろうか。今週の『footballista』はCL開幕特集。他とはちょっと違う切り口でCLの今シーズンを解剖中です。

posted by 『footballista』編集部・池田孝 |18:16 | トラックバック(0)
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