2007年04月19日

愛顧的CL予想。本命はあのチーム

CLは大詰め、準決勝になってしまいました。その4つのうち3つはイングランド勢。プレミアシップのファンにとっては垂涎のシーズンとなっているでしょう。レアル・マドリーが優勝した99-00シーズンはスペイン勢が4つのうち3つを占め、ミランが優勝した02-03シーズンはイタリア勢が3つを占めました。次はいよいよプレミアの番です。

準決勝までくると、興味はやはり優勝予想。イングランドをはじめ全世界のサッカーファンの間で盛んに議論されているであろうこのネタですが、当然、フットボリスタ編集部においても「あーだ、こーだ」の“CL会議”は活況を呈しています。誰がどこを本命予想に挙げているかはここで言いませんが、個人的な本命はリバプール。

ちなみに、昨季のCLで僕が優勝候補に挙げたクラブはリバプール。ついでにその前もリバプールです。

「なんだ、単なるファンじゃないか」。そう思われても仕方がない。それどころか、むしろうれしいくらい。“リバプードリアン”がリバプールを優勝候補に推さなくてどうしましょう。でも僕のリバプール予想にはちゃんと結果がついてきています。過去2シーズンでリバプールは1度優勝。ということは、予想的中率50%。優勝予想がとにかく難しいCLにおいては、これってかなり上出来な数字ではないでしょうか(笑)

準決勝での対戦がすでに決まっているチェルシーは、CL制覇に並々ならぬ意欲を燃やしている。「バレンシアに負けていたらモウリーニョのクビが飛んでいた」という話からも、チェルシーがどれだけ本気なのかが窺えます。

モウリーニョとベニテスは、なにかと比較される、似たもの同士の監督です。監督就任の時期はともに2004年6月。モウリーニョがわずかに2週間早いだけ。さらにどちらにも選手時代の実績はなく、プレミアには珍しい戦術家であり、保守的な英国メディアからはなにかにつけて批判される外国人監督。それだけでなく、UEFAカップとCLをともに制覇しているという点でも共通です。

そんな似たもの同士の監督が就任してからというもの、チェルシーとリバプールには“因縁”という言葉が頻繁に使われるようになりました。04-05以降の3シーズンの対戦は13回。今回のCLを含めると実に15回という、異常な数字になります。「因縁はUEFAまでもが望んでいる」。そういう声もあるほどです。これまでの13試合の勝敗はチェルシー6勝、リバプール4勝。ですが、欧州に限ればリバプールが1勝3分と無敗。今季の対戦も2勝1敗とリバプールが上回っている。だから僕はリバプールを推すのです。

モウリーニョとベニテスの“舌戦”はCLで四強が出揃った瞬間から早くも始まっています。モウリーニョが「リバプールにはCLしかないから、四冠を狙う我われは不利だ」と話すと、ベニテス監督は「大金を費やしてそれ(四冠)を狙うのは彼らが望んだことだ。我われにはCLしかないが、彼らだってCLを失いたくはないだろう」と言い返した。メディアがおもしろがって煽っていることもあり、この争いは本番まで続くでしょう。

そのチェルシー戦には、“リバプールの隠し球”となるであろう、あの人が帰ってくるかもしれません。かつては「ギグスと双璧」とまで言われたプレミア屈指の左ウインガー、ハリー・キューウェル。ドイツW杯に出場したのを最後に、股関節&足首&右足親指という3箇所を同時に痛めましたが、2度の手術を受けてようやく復帰への見通しが立ちました。当初の10月復帰予想からは大幅にずれ込んだわけですが、順調に行けばチェルシー戦・第1レグの4日前、ウィガン戦で今季初出場を飾ることができそうです。腐らずに過酷なリハビリを最後までやり遂げたキューウェル。このジョーカーを使うことができれば、リバプールにとっては大きな追い風となるでしょう。

決勝の相手は、「2年前のトラウマを葬りたい」(ベルルスコーニ会長)ミランか、「リバプールなんて見たくもない」(G.ネビル)ユナイテッドか。どちらにしても“因縁”満ち満ちた、楽しい試合になることは間違いありません。

『footballista』編集部・宇佐美裕之

posted by ballista |16:50 | トラックバック(0)
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