2007年04月02日
編集長のソルイソンブラ(光と影)
木村編集長から始まったこのブログ。編集部4人目の僕がしんがりを務めさせていただきます。と言っても、もちろんこれで終わりではありません。僕を最後に再びバトンは編集長に回っていく。熱狂的な“木村ファン”の方々は、もう少しだけお待ちください。 さて、木村編集長がスペインサッカーに愛情を注いでいることは今さら言う必要もないでしょう(「いやいや彼はサッカーだけじゃなくスペイン全体を愛しているんだ。そんな小さい男じゃない」と言われる方もいるかもしれませんが)。彼は、スペインサッカーを愛するがゆえに「贔屓チームはない」と公言しています。 しかし、レアル派かバルサ派の色分けはできるのではないか。スペインに住んでいた以上、どちらかが「最愛」ではないにせよ、必ずそこに愛情の差はあるはずだ、と僕は確信しています。それはなぜか。 彼は、本誌第9号(12月20日発売)の巻頭言で「マクマナマンをマッカと呼ぶこと」について言及しています。彼は選手を愛称で呼ぶことを意識的に避けていて、“マクマナマン”を“マッカ”とも、“ロナウジーニョ”を“ロニー”とも呼ばない。それは一つのメディアに携わる人間として、至極当たり前のことだと思います。 ですがそれはあくまで“木村編集長”の話。では素顔の“木村浩嗣”はどうなのか。 僕が気になったのは、選手を愛称で呼ぶことを「意識的」に避けている点。もちろん“木村編集長”としては「意識的」であるのが当然です。けれども、素顔の“木村浩嗣”はそうではない。彼は10年以上もスペインに居を構え、しかもそこでの生活はサッカーにべったりとマンマークされていた。もちろんレアル戦もバルサ戦も、何度も観戦しているでしょうし、直接話を交えた選手も多いでしょう。そんな彼が、レアルとバルサを平等に見られるはずがない、と僕は思うのです。日本のファンの中でさえこんなに相容れない両者なのに…… で、どっち派なのか。 初めはレアル派だと踏んでいました。なぜなら、彼が住んでいたのはマドリッド近郊のサラマンカだったから。だけど、メッシなどの活躍を語る時の彼うれしそうな顔を見ると、「うーん、バルサ派か?」と疑問が湧くし、それを言ったらラウールの写真を選ぶ時もうれしそうだし……。こういう感じでまだ結論は出ていません。もはや彼自身に公表してもらうしかないのか。 では正面から尋ねて反応を見ましょうか。 サッカーに対して、読者に対して、そして自分に対して真摯であろうとしている編集長。そんな彼が嘘をつくはずはないでしょう(笑)。素直に「実はレアルが好きです」なんて告白することはなく、「なに言ってやがんでぃ」と一蹴されそうだけど、顔色を見るだけでも、彼が実はどっち派か、を知るためには確実な前進です。 本誌でもお馴染みのコラム、“ソルイソンブラ”を書く際には、バルサ寄りの新聞『ムンド・デポルティーボ』を好むと好まざるとにかかわらず読まなければならないのですが、自宅で記事を探している時には意外と「“マッカ”は今なにしてんのかな」なんて呟いているかもしれませんね。 『footballista』編集部・宇佐美裕之
posted by ballista |11:08 |
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