2007年04月12日
欧州チャンピオンズリーグ予想……になるはずだったもの
文章はエンターテインメント、予想大好きな木村編集長(詳細は下記リンクを参照)に触発されて、不肖ながら私、浅野賀一も今夜の欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2レグ2試合の予想をさせていただきます。えっ、賞味期限が短い? こういうのは外れたものを後で見るから面白いんです! http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0607/eucup/column/200702/at00012360.html 予想スコア:マンチェスターU 1-2(Total2-4) ローマ 第1レグはローマの圧勝。マンUは得点シーン以外、チャンスらしいチャンスすら作れませんでした。魔物が棲むといわれるオールドトラッフォードでマンUの巻き返しが必至といわれていますが、第1レグの内容の差は単純なチームの完成度の差だと思います。 マンUの強さはルーニー、C.ロナウドの個の強さです。欧州最高峰の舞台で勝ち進むためには彼らのような「違い」を作れるタレントは必要不可欠ですが、それもベースとなる組織があってのもの。マンUは選手間の連係や個々の経験値は素晴らしいのですが、トップダウン型の命令系統が働きにくいチームなので、戦術的な駆け引きに弱点を抱えています。 決勝トーナメント1回戦で対戦したリールは、明らかにマンUとは選手のレベルに差がありましたが、C.ロナウドは常に二人のマークに晒され自由にボールを持たせてもらえず、ビルドアップが機能しないのでルーニーも試合から消えていました。数的優位を作ることで、戦術的に個の能力差をキャンセルされた訳です。特に第1レグは疑惑の判定がなければ、マンUは負けていたかもしれません。 そしてローマはリール同様に監督を中心としたトップダウン型の命令系統が明確にある駆け引きのうまいチーム。しかも、個の能力はリールよりも上です。第2レグ、勝たなければならないマンUは前に出てくるでしょうが、そうなればローマのカウンターが威力を発揮します。決勝トーナメント1回戦、リヨン戦の再現も十分あり得ると思います。 予想スコア:バレンシア 1-2(Total2-3) チェルシー シェフチェンコ、バラックを組み込んだ[4-4-2]を採用した今季、チェルシーは不安定な戦いに終始しています。昨シーズンまでの攻撃の生命線は、カウンターに転じた際の両ウイングのスピードでした。それがなくなった今季、はっきり言って攻撃はドログバ頼り。計算が立たないため、勝敗は運に左右される要素が増えています。守備陣の層の薄さもそれに拍車をかけています。 ただ、今季のチェルシーは不確定要素の大きいチームになってしまいましたが、逆に言えばモチベーションが上がった時は強いということ。事前のコメントを聞く限り、チェルシーのバレンシア戦に懸ける意気込みは相当なものがあります。この状況は特に今季のチェルシーにとってはプラス材料になるでしょう。 また攻撃は相変わらずですが、ここにきて守備には十分な目処がついてきました。何だかんだで国内リーグ8連勝。チーム状態は間違いなく上向きです。先ほどトップダウン型の命令系統の話をしましたが、勝負師モウリーニョ率いるチェルシーはその最高峰に位置するチーム。紙一重の勝負になるCLで、彼の存在は心強いです。 ロッベンを欠くのは痛手ですが、J.コールの復帰は朗報です。彼の投入のタイミングは勝敗を分ける1つのポイントになるでしょう。第1レグをケガで欠場したエシアンの復帰が濃厚な点もプラスです。後半、点が欲しい場面では彼を右SBに移す攻撃オプションも使えますしね。際どい勝負は必至ですが、わずかにチェルシーがバレンシアを上回るとみます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■勝敗予想は難しい… という記事を試合前に書いたのですが、諸事情あって試合後の公開になってしまいました。ということで、結果発表も兼ねて試合後の感想など。 実は自信があったのはマンチェスターU対ローマの方でした。それが、まさかこんな結果になろうとは。負け惜しみですが、基本的な考えは試合が終わった今も変りません。ただ、ローマがアウェイにもかかわらず、妙に前に出たのは不用意としか言いようがありません。結果的にはキャリックの先制点がすべてでした。あとはさらに前に出たところをカウンター、というローマがやりたかったことを逆にやられてジ・エンド。経験の差と言ってしまえばそれまでですが、慎重に戦えば結果は違っていたのではないでしょうか。 バレンシア対チェルシーはスコアまでピタリ正解でしたが、こちらは反対に全然自信がありませんでした。モウリーニョの采配も当たりましたが、それ以上に後半のバレンシアは足が止まりましたね。選手層の厚さが勝敗を分けたのでしょう。チェルシーはJ.コールが入って、攻撃に幅が出ました。次のリバープル戦(おそらく)が山場ですね。 結果的には1勝1敗。まあまあじゃないでしょうか。それにしてもローマの大敗は驚きました。あれだけ完成度の高かったローマの守備組織が完全に破綻している姿をみると、人間のやるスポーツの奥深さを感じずにいられません。だからこそ、面白いともいえますが…。 『footballista』編集部・浅野賀一
posted by 『footballista』編集部・浅野賀一 |15:34 |
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