2012年02月07日
Daje che continuiamo cosi!:お前ら、この調子で行こうぜ!
カリアリ相手に4失点の大敗――。このショッキングな結果にローマの街は揺れた。ルイス・エンリケのポゼッションサッカーへの議論が再燃し、地元メディアの疑惑の眼差しの中でインテル戦を迎えた。この危機に立ち上がったのは、今や指揮官の最大の擁護者となったトッティ。激しい檄でチームを鼓舞し、試合でも別人のような献身的な守備参加でボールを奪い取る。35歳の主将がこれだけ奮闘すれば、仲間も燃えないわけがない。三歩進んで二歩下がる我慢の道のり、おそらく今後も外野からの圧力は減らないだろう。しかし、彼がこう言えばすべて解決してしまう気がするから不思議だ。「お前ら、この調子で行こうぜ!」

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2012年02月07日
Anfield where they go:アンフィールド、彼らが来る場所
ようやく、あるべき熱を取り戻したようだ。リーグ戦でボルトンに惨敗後、カップ戦で“マンチェスター・ダブル"達成。しかも、決勝ゴールはゲーム終盤、決めたのはチームの献身を象徴するベラミーとカイトだ。プレミアでは11戦7分と、今季の停滞感を際立たせる場所だったアンフィールドを、再び包んだ高揚感。“カップ・ダブル"への挑戦権をつかんだリバプールはそして、リーグ戦での巻き返しに挑む。トッテナム、アーセナル、エバートン、チェルシー……。彼らがやって来るのは、魔力が甦った聖地だ。
今週のfootballistaは2月8日(水)発売です。

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2012年01月24日
so close and so far:近づいて、そして遠く離れた
味わうべきだった恥―― そのはずだった。昨年8月、トッテナムはシティに1-5、アーセナルはユナイテッドに8-2で大敗。しかしこの屈辱が、両者に補強を決断させ、その後は新顔がけん引車となって無敗街道を突き進む。前者は首位と勝ち点5差、後者はCL圏内まで4差に迫り、迎えた5カ月後だった。だが、結果は覆らず。試合前に3ポイントの価値を語り、試合中には一度は追いつく前回との違いを見せただけに、無意味な1点差への接近には試合後、ただむなしさが際立った。
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2012年01月17日
A un pelo:間一髪
54分、エリア内左の得意のゾーンから左足を振り抜いたミリートのシュートは、ゴール右隅の本当にギリギリへと吸い込まれた。彼にめぐってきたチャンスは、これ一度きり。カウンター狙いに徹したインテルは、小さな可能性をたどって勝利にたどり着いた。そもそも限界説すらささやかれていたベテランFWの調子が戻ってきたのが、ちょうどこの試合の直前。同じくチームも間一髪のタイミングで浮上し、ミラノダービーの有名無実化を防いだ。これで首位との勝ち点差は6。一時は完全に消滅したかに思えたスクデットへの道も、実はまだ途絶えていないのかもしれない。
今週のfootballistaは1月18日(水)発売です。

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2011年12月26日
A SIGN:変化の兆し、新しいスタート
オイルマネー流入から過去3季の、やや期待外れは、プレミアリーグの旧来の価値観による一種の拒絶反応だったのだろうか。だが、資金力という絶対的な強さを認めざるを得ない時が、ついに来たようだ。マンチェスターCは82年ぶりにクリスマスを首位で終えた。マンチェスターU、チェルシー、アーセナルの世代交代と重なる幸運にも後押しされて。ただ、そんなシティもユナイテッドと肩を並べCL敗退。イングランドと欧州全体の力関係は明確でなくなってきている。11-12前半の欧州、何かが変わり始めた。
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2011年12月20日
Los Reyes y Magos:西方の王とマジシャン=スペイン版サンタ
強くて美しい。彼らが触ったものはすべて黄金に変わる。王様は魔法を携えて、西方からやって来た。難解になり過ぎたサッカーを“ボール遊び"の原点に回帰させ、東方の異人たちも楽しめるクリスマスショーを披露するために。横浜は、誰もが予感していた事実を確認する場に過ぎなかった。「バルセロナが世界一」。サッカーを知る者にも知らない者にも、異論はないだろう。
今週のfootballistaは12月20日(水)発売です。

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2011年12月13日
今号の表紙:敵地で逆転、完勝。バルセロナの王座は揺るがず
Paseo a Japon:ちょっと日本まで
あの慎重なグアルディオラに「意外に簡単だった」と言われてはかなわない。“1点ハンディをやるから"って感じだったのに、それでも勝てなかった。最強メンバーで撃ち合いを挑んだモウリーニョの決断を支持したフロント、メディア、ファンは途方に暮れ、言葉を失っている。「さよならマドリッド、そして、こんにちは東京」。欧州最強の看板を軽く磨いて、次に目指すは世界一の金看板。誰か止めてくれ! 誰も止められない?
今週のfootballistaは12月13日(水)発売です。

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2011年12月06日
今号の表紙:FCWCに臨む、南米王者サントスのブラジル代表ネイマール
Joia:100億円の宝石
モヒカンで痩せっぽちで子持ちの19歳は、サントスの、ブラジルの看板になることを選んだ。先輩たちの歩みに反し、8月にはスペインの2強から届いた移籍金6000万ユーロ(約66億円)のラブコールを拒否。そして11月上旬、14年W杯までの残留を宣言した。今や悪童成分もだいぶ薄まったFWは、ペレの“メッシより上"発言にも「比べられて光栄」、欧州王者との激突にも「まずは準決勝」と謙虚に、「最初の目標」FCWCへ臨む。新契約で9000万ユーロ(約99億円)に高騰したとも言われる移籍金。10日のエル・クラシコ後、バルセロナはもちろん、レアル・マドリーも釘づけになるだろう日本で、宝石の価値はいくらまではね上がるか?
今週のfootballistaは12月7日(水)発売です。

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2011年11月29日
今号の表紙:ハットトリック後の沈黙…カバーニの真価とは?
L'atleta di Cristo.:キリストのアスリート
ミラン相手にハットトリック―― 今季のカバーニの滑り出しは、これ以上ないくらい順調だった。しかし、そこから6試合ゴールから見放され、次第に批判の声が目立つようになる。その中でもマッツァーリ監督は、一貫してエースをかばい続けた。彼の価値は、ゴールだけでないとわかっていたからだ。「キリストのアスリート」というNPO団体に名を連ねる敬虔なクリスチャンはエゴとは無縁のストライカーで、どんな試合でもチームのためにハードワークする犠牲心を持っている。一躍ヒーローになったCLマンチェスターC戦では、守備面の奮闘も光った。CLでの2ゴール、残りワンプレーで追いついた第13節アタランタ戦での奇跡の同点ゴールは、献身的なFWへの神様からのご褒美だったのかもしれない。
今週のfootballistaは11月30日(水)発売です。

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2011年11月22日
今号の表紙:バレンシア戦のMOM、燃える男セルヒオ・ラモス
Esta que arde:復讐の炎で一丸となるRマドリー
見慣れぬ赤いユニフォームは怒りの炎の象徴か。「ベッケンバウアーを引き合いに出されるなんて光栄」と照れていたセルヒオ・ラモスは、高い打点から2点目を叩き込むと一目散にベンチのモウリーニョに駆け寄り抱きついた。すると次々と選手が集まり、Rマドリーベンチ前には歓喜の何重もの渦が広がる。決勝点となったロナウドの3点目には、モウリーニョ自身がウォーミングアップ中のカジェホンの背中に飛び乗る派手なパフォーマンス。CBとしてスケールアップしたS.ラモスに代表される、Rマドリーのワンランク上の強さ。チェルシーでもインテルでも繰り返された、モウリーニョの2季目のポジティブなジンクス。今季こそ、がいよいよ現実味を帯びてきた。
今週のfootballistaは11月24日(木)発売です。

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