2007年10月31日

日本シリーズ第4戦(繰り返された展開)

日本シリーズ第4戦、中日対日ハムが名古屋ドームで行われた。
結果は4対2で中日が勝利し、圧倒的優位に立った。

日ハムにとってはチャンスが多い試合だった。
初回、エラーで先頭バッターが出塁。
名手井端のエラーがからんだ出塁だ。
「打者の得意なところから少しずれたところに弱点がある」とはよく言われることだが、中日の要である、井端・荒木。
そこが絡んだエラーだからこそ、つけこむことができれば、大敗した2戦を払拭できていただろう。
送りバントで確実にランナーを進めるが、結局無得点。
痛すぎる。

その裏、冬の空のシリウスのように光り輝く荒木が内野安打。
負けた2戦と違い、四球でなかったのはまだ救いだったが、2番井端に死球を与えてしまう。
こうなると、中日の勢い、つけこむすべを知っている野球が始まってしまう。
エラーも絡んで2点を先制されてしまう。

「今日も日ハムはだめか・・・」と思っていたが、今日の日ハムは違う。
4回、5回と追加点を挙げ同点。
得点の入らなかった回もチャンスがあっただけに、一度は逆転して試合の主導権を握りたかった日ハム。
だが、勢いの差か、同点に追いつくが頭ひとつ抜け出せない。

5回、1アウト満塁で先発吉川が暴投で勝ち越し点を奪われる。
吉川は6回で交代したが、ルーキーで3失点は立派である。
ただ、今の日ハムには3点は重かった。
今日は投手を責められないだろう。
「責める」よりは中日の、ハイエナのようにすきのない攻撃をほめるべきだ。
こういう試合展開のできる中日は強い。

追加点を取って、9回。
守護神岩瀬の投球はすばらしかった。
日ハムのバッターが手も出ず、追い込まれる。
結局三者凡退でゲームセット。

勢いの差は歴然。
中日は老獪な試合運びが光り、日ハムはチャンスを生かすことができず、元気の無さが目立つ。

中日絶対有利。
日ハムはダルビッシュの第1戦を彷彿とさせるような投球が求められる。
願わくは、ワールドシリーズ第1戦のベケットのように、相手にダメージを与えるような、萎縮させるような投球まで望みたいところである。
明日日ハム勝利で、本拠地に戻れば、暖かい応援が日ハムナインの背中を押す。
そうなるとチャンスは増えるだろう。

ここ数年、パ・リーグの制覇が続いているので、中日にはがんばってもらいたいが、この熱戦をもっと長く見たい、という気持ちもちらり。
明日の第5戦、好ゲームを期待したい。

posted by ballgame |23:32 | プロ野球 | コメント(2) | トラックバック(2)
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2007年10月31日

キーワードは復活?

先週の話になるが、日本シニアオープン選手権で青木功が優勝した。
最近、男子ゴルフをあまり見なくなっていたが、久しぶりに見たこの試合、聞き覚えのある名前がたくさんあった。
中島、友利、デビット石井・・・。
昔は、日曜日競馬中継を見た後、チャンネルを変えて、ゴルフ中継を見ていた時に、軽くタイムスリップするような感覚があった。
ゴルフも、その時はコースを回ったことは無かったが、とにかく面白くてよく見ていた、僕の中ではゴルフの黄金時代のような時だ。

優勝した青木は最終日、65を出して逆転優勝した。
65歳の青木、自分の歳以下のスコアで回ることを「エージシュート」というそうだ。
寒くなってきて、少々ゴルフの時期ではないが、今度回ったときには、ハーフラウンド後の食堂で、この言葉を良く聞くことになるかもしれない。
ハーフでまわれたら・・・自分はベストスコアを大幅に更新することになるが、年齢のほうが早いかもしれない(笑)

青木といえば、パター。
独特の構えから、ヘッドで打つパッティングは有名だ。
僕も実家にいたころ、それほど広くない庭に植木鉢を埋めて、どこから手に入れたのか記憶にないが、青木と同じパターで、パターゴルフをしたものだ。
ゴルフボールは自転車で15分ほど行ったところにあるゴルフ場脇の小川にOBボールがたくさんある。
「これを入れれば全英チャンピオンです!」なんて心の中で実況しながら、暗くなってもやっていた記憶がある。
雨上がりなんかは泥からうまく打つのに、パターの裏側で打ってたりしてたな~。
少し角度がついていて、アイアンの変わりになったりする。

A(青木)O(ジャンボ尾崎)N(中島)なんていわれていたころからの青木ファンである僕は、この優勝をうれしく感じた。
情報に疎くなっていたので、青木は全英の解説者で人を食ったような(笑)軽い口調で解説していることから、解説者としてほとんど引退に近い形だと思っていたのだ。
会見では飄々とした解説でおなじみの口調で言っていたが、この優勝は実力もさることながら、やはり精神力の強さにもあるだろう。
「これからも、あきらめないでゴルフをやっていきたい」
ゴルフにかける熱さは口調とはうらはらである。

復活といえば、丸山茂樹も先週の大会で2位に入り、シード権をほぼ手中にしたそうだ。
最近は丸山大輔の活躍もあって、あまり名前を聞かなかったが、あきらめずに自分の力を最大限に引き出す努力を怠らず、それで最後に結果をだした、丸山茂樹もすごい。
最近は結果が振るわないが、まずは怪我をしっかり治して、まんまるのお月様のような暖かい笑顔を見てみたい。

青木、丸山の「復活」とくれば、今週久しぶりに宮里藍が日本でプレーする。
ドライバーの調子が悪いらしいが、ゴルフは特に精神的な部分が大きいスポーツ。
技術的には日本トップクラスの技術があると思うので、先週から続いた復活劇・・・この波に乗って、きらきらした黒目に喜びが浮かべばいいのだが。

巻き返しといえば、上田桃子も、先週のツアーを休んでリフレッシュにまわした。
こちらも精神的なもろさが最近でて、勝負弱さが目立つ。
はかなげな強さ・・・上田桃子の魅力にもなっているが、今週も優勝争いに絡んでくることは間違いない。
上田、宮里、横峰での最終組となれば盛り上がるだろう。
キーワードは「復活?」
日曜日が楽しみだ。

posted by ballgame |22:49 | ゴルフ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月31日

日本シリーズ第3戦(違和感)

日本シリーズ第3戦、中日対日ハムが行われた。
結果は9対1と中日の圧勝。
初回がすべてだった。

荒木の積極性がチームを引っ張っている。
ワールドシリーズでも感じたことだが、頂点を目指すような両チームの戦いではミスがすべて。
ミスが得点に繋がる。
ミスにつけこむ、悪気のないずるがしこさが必要になる。
第1戦の日ハム、第2戦、第3戦の中日といずれも四球(死球)からの得点となっている。
日ハムの場合はホームランという形だが、中日の場合は荒木の盗塁という積極性で、チームに勢いを与えている。

第4戦は、四球で荒木を出さないことがポイントとなるだろう。
最悪ヒットでもいい。
四球は味方チームへのダメージが大きい。
野球の神様にみはなされるから。

中村紀は野球を楽しんでいる。
ダーティな、わがままなイメージが抜けきらないが、このシリーズは野球ができることを体いっぱいに喜びを表しているのが印象的だ。

試合は1回で決まってしまったので、BSのアメフトとザッピング。
試合内容からだろうか、アメフトからだろうか、日本シリーズの映像がうるさく感じる。
1プレーに集中することなく、途切れないトランペット、決まっている応援方法。。。
MLBでの熱狂とはまた違う、ファンの試合内容にかかわらない盛り上がり方に、違和感を感じてしまうのは僕だけだろうか。
ちょっと一歩引いてみてしまうのは・・・。

posted by ballgame |01:06 | プロ野球 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年10月30日

MBLワールドシリーズを振り返る(ナイン対ファミリー)

MBLワールドシリーズは4連勝でレッドソックスがロッキーズをスィープした。
アメリカンリーグの第7戦までの盛り上がりを見ると、4戦のみで終わってしまったのは残念。
点差がついた試合もあったが、それ以上に試合内容はとても面白いものとなった。
日本シリーズも同時進行していて、野球ファンとしては「まだまだ続く!」と思っているが、少々寂しくなるところも正直なところ。
気持ちを日本シリーズに向けるため、4戦通して感じたこと、気づいたことを書き連ねてみたいと思う。

・レッドソックスの強さ
レッドソックスはプレイオフを通じて成長してきた唯一のチームではないか。
高校野球、高校サッカーなど、まだ大人になりきっていないチームでは、トーナメントを戦うごとに成長することは多々ある。
最近でいえば、夏の甲子園で優勝した佐賀北を思い出せばうなずく方も多いはずだ。

レッドソックスは3番オルティース、4番ラミレスを中心とした打線のよいチームだ。
しかし、このシリーズは日々入れ替わりでヒーローが出た。
後半ラミレスの調子が悪かったが、他の選手が変わって打つ。
上位打線で作ったチャンスを下位打線がつなげる。
一旦繋がると、それは一本の太い線となって続く、まさに「打線」。

レッドソックスのイメージは(古くて申し訳ないが)乗りのいいチーム、勢いに乗ると怖いチームと認識していた。
その分、淡白な面があり勝負弱い、そのイメージが残っていた。
今年は違う。
レッドソックスを見ていると、そのつながりの強さを感じる。
野球は「○○ナイン」という呼び方をするが、レッドソックスの場合は「ファミリー」という言葉まで昇華しているのではないか。

グランパ(フランコーナ監督)の下、打線ではしっかりもののパパ(オルティーズ)。
マイペースのママ(ラミレス)に、ガッツのある人気者の半そでおじさん(ユーキリス)。
しっかりものの長男(ローウェル)に、大家族をまとめるその奥さん(バリテック)。
しっかりものの次男(ドリュー)、全力で動き回り、家族の笑顔の元の三男(ペドロイア)。
走り回って用をこなす四男(エルスブリー)、ハラハラさせる末っ子(ルーゴ)

投手陣もそうだろう。
奥さん(バリテック)、経験豊富でたよりになるおじさん(シリング)を中心とした家族。
おじさんの家の大黒柱(ベケット)と、日本から来た養子(松坂)が同じ年で切磋琢磨する。
同じく日本から来た養子(岡島)とやんちゃな息子(パペルポン)。
同じくおじさんが(ウェィクフィールド)人とは違う技術でうならせる。

ロッキーズ「ナイン」とレッドソックス「ファミリー」。
おのずと結束の差が出てしまったように感じる。

レッドソックスは「覇者」のチームイメージである。
ヤンキース「王者」に対する「覇者」。
このケミストリーが続くようであれば、新王朝としてレッドソックスが君臨することになるだろう。

・ベケットの恫喝(エースの条件)
展開予想でも書いたことだが、ベケットの「エース」としてのチームの貢献は想像以上だった。
変化球1球のみの全球ストレート、三者三振。
感覚が空いたロッキーズの勢いをさらにそぐには十分だった。
ロッキーズがいまいち波に乗れなかった、4連勝した一番大きな要因であったろうと僕は思う。
6割、いや7割はこれで決まった。
悪くたとえるなら風邪明けで調子がいまいちの病人に、ステーキ、てんぷら、お好み焼きを無理やり食わせたものだろう。

日本シリーズ第1戦のダルビッシュはエースの投球をしていた。
それは間違いない。
しかし、あくまで現段階では「大」エースへの途中段階だろう。
「大」エースは、チームへの勝利だけではなく、相手チームに長くダメージ、恐怖を与えねばならない。
野球を見始めて長くたつが、今までで一番の衝撃を受けた。
「大エース」と呼ぶ以外見当たらない投手をはじめてみた。
「エース」ではなく、「ジョーカー」という言葉でもおかしくはない。
シリーズを決める大きな大きな初回の投球だった。

・野球の基本
プロ野球でも、僕達がする草野球でも変わらない共通のものがある。
それは「相手のミス(エラー、四球)から点が入る」ということだ。
草野球のほうが多いであろうが、程度の差はあれ、それは変わらない野球の基本。
そしてそれは「相手のミスにつけこむチームは強い」といもいえる。

レッドソックスはそのチャンスにつけこみ、それを打線という「線」に変え、勢いをつけた。
ロッキーズもチャンスにきっちり点を取っていたが、「ミス」という点では数を多く与えられていた。
やはり、チャンスの回数が多いほど、得点のチャンスも多い。
レッドソックスの勝利は、その点で言えば基本どおり、ルールどおりだったのだろう。

・松坂の強運
松坂は、シーズンのもやもやを最後に(ほぼ)吹き消した。
インディアンスとのプレイオフ第7戦、ワールドシリーズの第3戦をともに勝利した。
特に、第3戦では、自らのフィールディングでピンチを脱し、自らの打撃で追加点を奪う。
ピッチングだけではなく、野球の基本動作である「打って、守って、投げて(走るはさすがに入っていないが)」を実践した。
まさに高校時代、エースであり打撃の中心でもある、という「俺はできるんだ!」という気持ちでプレーしていたのではないだろうか?

1年間を通して、松坂はアジャストすることに熱中して縮こまっていた印象がある。
アジャストではなく、「自らできること」は何か?
それを突き詰め、出た行動が第3戦での、バリテックとのベンチでの話し合いであり、サインに首を振った行動に出ていたように思う。
「自らできること」それは岡島がずっと続けていたことである。
1年目、慣れない環境という言い訳は、岡島も同じ条件だ。
少なからず触発されたことは間違いないだろう。

松坂は強運の持ち主だ。
大事な場面でまわってくる、それは自らの努力によるものが大きいが、それでも場面場面、今までやってきたことを振り返ると、明らかに松坂につ

いている星はひときわ輝いている。
「もっと!もっと!」という声の中、プレッシャー・期待は大きくなっていくだろう。
才能あるものの義務として受け入れなければならないことなのか。
しかし、それに今後も答えてくれる松坂であろう。

ちなみに、ワールドシリーズでの投手での2打点は、過去二人しかいなく、ベーブ・ルースとサイ・ヤングだそうだ。
その中に名を残す松坂・・・恐ろしい。

・岡島のピッチング
シリーズは打たれてしまったが、それでも岡島の輝きは消えることはないだろう。
第2戦でのピッチングは、その試合のMVPだった。
そして、シーズンを通しても、MVP級の活躍をしていたのは間違いない。
ドジャースの斉藤もそうだが、MLBの水があっているのか、ピッチングに凄みが出ている。
見ていて楽しい投手、日本を飛び越え、すでに世界の「岡島」である。
「ヒデキ」は今まで松井となっていたが、今年は完全に「岡島」の名前である。

・松井の不運
松井の調子は悪くは無かった。
特に第3戦は3安打。
立派にリードオフマンとしての仕事をきっちり果たした。
セフティーバント、果敢な盗塁でチームに流れをよびこもうと、自らできることをきっちりやっていた。
しかし、後続が倒れ、それが生きることは少なかった。
去年までのマリナーズ・イチローのように孤軍奮闘ぶりと、どうしてもオーバーラップしてしまう。
ロッキーズが先制点をとった試合が1試合では・・・。

ワールドシリーズの松井は、精悍な顔つきをしていた。
野球ができる楽しさを感じながらプレーをしていた。
勝ちたいという気迫を出し、全力でプレーをしていた。
それは届くことがなかったが・・・。

優勝が決まった後、ベンチで、はしゃぐレッドソックスの選手達を見る松井の目。
それは、うつろではなく、しっかり目にやきつけようとする鋭い目だった。
チームメイトに肩をたたかれ、チームメイトはベンチ裏に去っていく。
しかし、松井はちらっとチームメイトを見ると、視線はまたグラウンドに戻っていった。
松井のあの目があれば、来年も活躍が期待できる。
松井はコロラドで復活した。
いや、生まれ変わったのか。
来年もやってくれるのであろう。

解説者のコメント、観客の応援なども試合を楽しみが増えた1つでもある。
4戦で終わってしまうのが名残惜しい。
それでも・・・いつかは終わるワールドシリーズ。
毎年続けられるこの思い。
あぁ、楽しかったな~。

振り返るのはこれくらいにして、明日からは日本シリーズだ!
日本シリーズで、まだまだ野球を見る喜びが続く、日本人である僕は幸せ者だろう。

posted by ballgame |01:12 | MLB | コメント(2) | トラックバック(1)
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2007年10月30日

MBLワールドシリーズ第4戦(あと一歩、されど一歩)

MLBワールドシリーズ第4戦、ロッキーズ対レッドソックスが行われた。
ロッキーズの先発はクック。レッドソックスの先発はレスターと、ともになじみの無い投手。
世界一の称号を賭ける試合で、両投手とも比較的無名の投手に運命を賭けるのは面白いと思った。

1回表、レッドソックスの攻撃。
先発のクックは8月以来の登板、久しぶりの登板がこの大舞台。
少なからず影響があったのか、先頭打者にツーベースを許す。
これもバントを警戒し、サードが前に来ていた脇を抜けた。
守備のいいといわれていたロッキーズだが、このシリーズは目に見えないミス、不運が続く。
1アウト3塁となり、3番オルティーズは初球をライト前ヒット。
あっさりといっていいほど、レッドソックスが先制点を奪った。
オルティーズの場面では、1回で珍しい前進守備を引くが、その采配が裏目に出る。
ロッキーズにとっては、ぜひとも先制点を!と思っていた試合、そのチャンス(打席が回ることなく)を迎えぬままの失点は、「またか・・・」という暗い気持ちにさせる展開。

レッドソックスの先発レスターは重いストレートを投げる左腕。
先制点を取った後、きっちり三人で討ち取る。
右バッターの内角にくいこむクロスの球が打ちづらそうである。

2回裏、ロッキーズのチャンス。
先頭バッターが二塁打で出塁。
クアーズ・フィールドは広い球場のため、外野の前に落ちても二塁打となる。
人工芝メインの日本では考えられない二塁打だが、ランナーの判断、外野の守備との駆け引きが出る、観客も目を離せないところである。

あぁ、ぜひ天然芝の球場(神戸グリーンスタジアム)で草野球をやって経験したいものだ。
僕は、マリンスタジアム・横浜スタジアムでプレイした経験があるが、人工芝は打球が死なない。
特に内野を守っていると、打球がバットから離れた瞬間のスピードで守備位置まで来る。
土のグラウンドの感覚で守っていると、あれよという間にグローブの脇を抜けてしまう。
話がそれた。。。

ノーアウト二塁のチャンスだが、次打者はショートゴロ。
第3戦でいいプレイをしたルーゴだが、ファーストへの送球はワンバウンド。
なれないファーストのオルティースがうまくさばく。
その後、3塁までランナーが行くが、チャンスを生かせない。
先制点を取られ、肩に重くプレッシャーがのしかかっているように点が取れない。

2回以降、レスターは2シームを駆使し、3者凡退を重ね、味方の反撃を待つ。
ロッキーズは3回にも松井が変化球をうまくすくいあげるツーベースでチャンスを迎えるが、得点ならず。
テンポのいい投手戦となるが、回を重ねるごとに重い、もどかしい雰囲気が球場を覆う。

次の1点は、レッドソックス。
欲しいところでの得点は、この4戦を通してすべてレッドソックスのものだ。
5番ローウェルのツーベースの後、7番バリテックのライト前ヒットでローウェルは果敢にホームへ。
ライトは肩が良くないが、当たりも浅い。
タイミングはアウトだが、ローウェルはキャッチャーの脇をヘッドスライディング。
体は右打席後方を滑りながら、左手を横に伸ばし、ホームに触れる。
ナイスプレー!まさに野球の醍醐味。
うまいランニングで追加点を奪う。
ロッキーズにとっては、重すぎる追加点。
ワールドシリーズ前の8日の間以上、8月以来の先発クックを責めるのは酷であろう。

6回裏、ツーアウトから四球を出したところで先発ローウェルを降板させる。
第3戦と同様、早めの継投を見せる。
短期決戦さながらではあるが、少々あせりを感じる。
だが、無難に押さえ、この回も無失点。

7回表、先頭の5番ローウェルがレフトスタンドへホームラン。
3番オルティース、4番ラミレスと勝負しなければならないのは、彼がチャンスで確実に打つからだ。
3対0。すっかり球場は静かになる。
ホームの投手が2ストライクに追い込んでも静かだ。
あきらめ、絶望の重い雰囲気。
幕間のような、映画の始まり前に席に座っているようなざわざわした様子に近い。
ホームの声援がすごいアメリカの球技、3対0という大差でもない展開での、このスタンドの静けさは珍しい。
数年前、悲観的といえばボストンのファンの心理を表すものだったが、このシリーズに関してはコロラドファンの心にへばりついている。

7回表が終わり、恒例の「God bless America」「Take me out the ball game」が流れる。
ロッキーズにとってはいい間である。
盛り下がったファンが立ち上がり歌う。
その行動か、はたまた野球の神様のいたずらか。
おそらくは、ロッキーズの実力なのだろう。
ここから試合はかすかに動き出す。

7回裏、先頭バッターがライトへの文句無しのホームラン!
1アウト後、ヒットで松井に回る。
昨日は3安打。惜しむらくはランナーがいなかったところ。
絶好のチャンスだったが、なんとかみ合わせの悪いことか。
松井は空振三振。後続も倒れ、1点を返す。
予想できなかったが、これが松井のワールドシリーズ最後の打席となった。

8回表、レッドソックスはとどめとばかりの、ソロホームランで4対1。
ロッキーズは抑えのコルパスをつぎ込み、なんとか必死の抵抗を図る。
ホームランの場面で、盛り上がっていたのはボストンからのファンが多く来ていることを裏付ける。
運のいいファンだと思うとともに、その熱狂にうらやましさも覚える。

8回裏、最後の試合であろうというこの展開に出てくるのは、この二人しかいない。
そう、岡島だ。
珍しく、ブルペンから走ってマウンドへ。
投球練習後、マウンド後方でしゃがみこむ。
少し息が切れているが、いつものように帽子のつばに目をやり、最初の打者に備える。
この時点では、試合を決めるために登板したが、野球の神様はきっとシーズン通してレッドソックスを支えてきた彼へのご褒美なのだろう、粋なことをするものだ、と感じていた。
いつもランナーを背負って投げる岡島。
今日は違う。3点差、ランナー無し。
野球の神様はいる、と。
確かに野球の神様はいた。
ただ、岡島の登板の意味は違ったものとなった。
野球の神様は意地悪だった。

1アウトを簡単に取った後、4番ヘルトンを追い込む。
しかし、追い込んだ後、討ち取れない。
高めのストレートをレフト前に運ばれる。
1アウト1塁。
5番アトキンスには1-3。
岡島のスプリットは、重力に逆らうように落ちない。
真ん中に・・・そしてバットの反発を利用して、レフトスタンドへ・・・。
神様は茶目っ気がある。
岡島にそんな役目を渡すとは。。。

1点差。
盛り上がる球場。
すでに、オルティース、ラミレスを下げているレッドソックスは追いつかれると厳しい。
ここで守護神パペルポン登場。
2人を討ち取り、1点を守りきる。

そして9回。
つまったセカンドゴロで1アウト。
そして、次打者も簡単に追い込み、渾身のストレートは真ん中に。
打球はレフトへ・・・打った瞬間、行ったと思った。同点だと。
しかし、打球は急速に勢いが衰え、フェンス2m程前でグローブの中へと入った。
マウンドで気合をいれ、手をたたき納得いかない顔をするパペルポン。
気迫を前面に出す、自らの炎で相手打線の息の根を止める守護神。
この日は、その炎を制御することができていない。
2人の打者への2ストライク後の球は甘いものだった。

女房役のバリテックは落ち着いていた。
変化球を交え、最後は高めストレート・・・空振り三振。
マウンドで、飛び上がるパペルポン。
羽が生えたような高さだ。
マウンドに集まるレッドソックスの選手。
今年のチャンピオンはレッドソックスに決まった。

4戦とも、点差以上に試合内容が面白く、見ごたえのあったゲームだった。
ロッキーズは勢いだけのチームではなかったのは、プレーを見ていた方はお分かりだろう。
最後は息切れしたが、最後まで喰らいつくロッキーズ。
迫力のある追い上げ。
決して勢いで、フロックでここまで勝ち上がってきたチームではないことを、この戦いで証明した。

お互いの実力の差はわずかだったと思う。
だが、その1歩は大きな1歩だった。
まるで巨人と間違えられたガリバーの1歩のように。
四球、エラーなど相手からもらったチャンスを確実に取るチームは強い。
そして、そのチャンスを途切れることなく自らのものとする。
レッドソックスは強かった。
「覇者」ではなく「王者」。
このシリーズに関しては、ヤンキースからその立場を奪ったのは間違いないだろう。

レッドソックスが横綱、ロッキーズが大関。
そんなたとえがぴったりくるような4戦だった。
土俵際まで追い詰め、場内は盛り上がる。
もろ差し、出し投げ、足を取る。
さまざまな手を使いながら、横綱を追い詰める大関。
ただ、その横綱は屈指の横綱だった。
慌てることなく受け止め、つかれたところで決めに出る。
千代の富士、全盛期の朝青龍のように強かった。

おめでとう、レッドソックス!
面白い戦いを見せてくれてありがとう、ロッキーズ!
初めて通して見たワールドシリーズは想像以上のものだった。

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2007年10月29日

先発松坂、中継ぎ岡島、松井のリードオフマン

MBLワールドシリーズ第3戦、日本人3人が出場した。
もう出るのは慣れてきた贅沢になりつつあるファンはどれだけ活躍したか?というところが知りたい。
試合の振り返りは別ブログで書いているので、ここでは松坂、岡島、松井について振り返りたい。
(「MBLワールドシリーズ第3戦(古くからの決まりごと)」お時間あればご覧下さい!)

・松坂について
先発松坂は、プレイオフ第7戦から変わってきた。
球速が10kmの上がったとか、変化球のきれが増した。
そういったことではなく、気持ちを押し出す、球に乗せるというところだ。

試合前に松坂のインタビューが流れていた。
「残り少ない力を全力をつくして・・・」
本人も調子がよくないのを自覚していたのではないか。

アメリカでは「1億ドル」という金額で、日本では「過去の実績」で期待される。
それに答えようと、必死にアジャストを繰り返してきたように思う。
それが、今日の試合では、明らかに球数、点差を気にせず投げていた。
自分の投球をすることだけを考えて。

初回から三振を奪っていくが、いい当たりを飛ばされていた。
しかし、それも気にせず、自分の信じたストレートを多投していた。
気持ちの乗ったストレートはそうそう打たれることの無い力強さを持っていた。

変化球投手として認識されているであろう松坂。
ロッキーズ打線は明らかに戸惑っていた。
それは日本で見ていた僕達の知っているパワー勝負の松坂だった。

2回が終わると、バリテックとベンチで話し込む。
そして4回、筆者は初めて見た。
バリテックのサインに松坂が首を振ったのだ。
2ストライクと追い込みながら、粘るバッターに対して、松坂が選んだボールはスライダー。
ストレートに目が慣れていたバッターは、空振りに倒れた。

松坂はいままでチームのために・・・ということでアジャストしようと懸命になっていた。
この日は違う。
自らタクトを振るう指揮者となり、チームに貢献しようとしていた。

松坂の勢いはピッチングだけにとどまらない。
1回のセンターに抜けるようなゴロをさばき、2塁ランナーを挟んでアウトにする。
桑田のような、華麗なフィールディング。

(今でも、投手のプレーで印象に残っている。ヤクルト戦でのバント小フライをサード際でダイビングした桑田だ。)
(それで怪我をしてしまったが、守備範囲の広さを物語るプレーであろう。話がそれました。。。)

そして、自らのタイムリーヒット。
3回打席が回ってきたが、いずれもスコアリングポジションにランナーを置いての打席だ。
松坂のもっている強運がわかるものだが、そこで2点タイムリーで追加点を取った。

松坂は自分のできることをしようとし、最大限に発揮した結果が今日の自分を通すピッチングに繋がったのではないか。
そして気づく。
それ以外でも貢献できるのではないか、と。
それが、1回のナイスフィールディング、3回のタイムリーになって表れたといったら考えすぎだろうか。
「投げて、打って、守る」という野球の基本を通して、松坂は立て直しを図った。

ここまで書くと、100点!と言いたいところだが、あえて苦言を言いたい。
(それもひとえに期待の高さからである)
6回、1アウト後連続四球で降板したことだ。
ワールドシリーズという短期決戦の場、ピンチでの降板はしょうがないが、今日の展開では6回、7回までいって、岡島・パペルポンは使わない完璧な試合にしたかった。
松坂の信頼度の表れかもしれないが、連続ヒットだったら、あるいは降板は無かったかもしれない。

結局6回に2点を返されたことで、ロッキーズの火の出るような勢いに繋がってしまった。
結果論だが、あの回乗り切れたのならば、6対0で勝利していたのならば、ほぼ間違いなくレッドソックスはスィープしていたのではないだろうか。

試合を引っ張っていただけに、「点睛を欠く」 となった点だけが残念である。


・岡島について
肉体的に疲労がたまっている岡島は、持ち前の強い精神力で今日も登板した。
6回ノーアウト1塁、3塁。バッターは3番。前の回に2点を返され、勢いに乗っているといういつもながらきつい場面だ。
結果は初球を3ランホームラン。
1点差に詰め寄られた。

岡島を責めることはできない。
今までチームを散々危機から救ってきたのだから。
その後もヒットを打たれ、ノーアウト1塁。
同点のランナーを出した。
明らかにコントロールが甘く、乱れている。

しかし、ここからが岡島の真骨頂だ。
カーブを多投し、カウントを稼ぐ。
いつもと違う投球で踏ん張る。
それでもロッキーズの粘りで、フルカウントまで追い込まれる。
そこからチェンジアップで三振、三振!
最後のバッターはピッチャーゴロに討ち取った。

岡島の精神力の強さ、適応力の高さがすごい。
バリテックとの呼吸も合っているのだろう。

岡島のこの踏ん張りに打線もこたえた。
次の回、3点を追加したのだ。
まさに「チーム一丸」。
打たれはしたが、信頼は変わらない。
岡島のために・・・という信頼感はむしろ増したのではないかと思われる投球だった。

第2戦は間違いなくMVPだった。
第4戦以降も、胃がきりきりする場面でつかわれること間違いないだろう。
レッドソックスに欠かすことができない選手、大きな存在感が打たれたことで感じられた。


・松井について
5打数3安打。
今日は1番に入ったが、立派にリードオフマンとしての役割を果たした。

圧巻は7回裏、先頭バッターでの場面だ。
6回に得点を取り、7回表は三者三振に味方が討ち取った。
先頭バッターとして、やるべきこと・・・それは先頭バッターとして出ることだった。

仕掛けは初球。
サード前に絶妙なセフティーバント。
レッドソックスのサードも警戒していたが、それでもファウルになれと見送ることしかできなかった。
初球、そしてセフティーと、自分がなにをすれば、相手チームにダメージを与えることができるかわかってなければできないことだ。

さらに、流れを、勢いを手に入れるために仕掛けた。
危険な賭けといってもいいだろう。
4点差、ノーアウトでのセオリーを無視し、二盗を仕掛けた。
ノーマークだった松井は二塁セーフ。
盛り上がりは最高となり、レッドソックスの投手にプレッシャーをかけ続けた。

セオリー無視の盗塁、失敗したら戦犯になっているであろう盗塁。
だが、失敗を恐れるより成功した効果のみを考えて、果敢にチャレンジした結果、その後の3ランホームランに繋がった。
さすがに野球というゲームを知っている。
メッツで屈辱を味わった松井は、ロッキーズで今、輝いている。

残念ながら、出塁したすべてで得点することはできなかったが、松井も自分ができる精一杯のことにチャレンジしている。
凡打となったあたりも、悪い当たりではなく、球もカットし粘るなど、調子は上向きだ。
第4戦以降、松井の前にランナーがいたら、面白い展開となる。

残念ながら、松坂に関してはこのシリーズ、見ることはできなそうであるが、岡島、松井を見る機会はこれからも続く。
この試合のように、「自分のできること」を通して、チームに貢献する二人をこれからも応援していきたい。

第4戦は明日、両チームともピッチャーが絶対的エースではないので予想が難しいが、見ごたえある試合となることであろう。

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2007年10月28日

MBLワールドシリーズ第3戦(古くからの決まりごと)

MLBワールドシリーズ第3戦、ロッキーズ対レッドソックスが行われた。
場所はロッキーズの本拠地、クアーズ・フィールド。
打者有利と評判の高地にある球場。
先発の松坂にとっては、不利な条件ではあるが、日本人にとってはそんなに縁起の悪いところではない。
小雨の振る中、野茂がノーヒット・ノーランをやったではないか。

解説の長谷川は高地での投球について「意識しないこと。意識すると自ら崩れていく」といっている。
うなずきながら、試合開始を待つ。
1、2戦の田口も良かったが、長谷川の解説もまろやかな口調ではあるが、鋭いことをコメントする。
こちらもまさに聞き手を意識しながら、といったところで解説もあわせて楽しみだ。

選手紹介。レッドソックスはユーキリスが使えない。
ロッキーズは松井、トゥロウィッキーと二遊間コンビを一、二番にすえた。
ホームの大歓声とレッドソックスの打線、ロッキーズにとっては好条件だ。
なんとかそれを生かしたい。

1回表、ロッキーズの先発はフォッグ。
内野安打2つでノーアウト1、2塁。いきなり先制されると、とてつもなく苦しくなる。
しかし、3~5番の強力打線を何とか抑える。

1回裏、松坂のマウンド。
投球練習では、あまり顔色が冴えなかった。
寒さか、乾燥するのか、しきりに右手に息を吹きかける。
1番は松井。初球のストレートをいきなりライト前へ。
ライトがもたつく間に一気にセカンドを陥れる。
盛り上がる観客。
ワールドシリーズで初めてロッキーズへの大歓声がおこる。

2番は三振に打ち取るが、2ストライク後、あっさり討ち取ることができず、もどかしい。
3番、ホリデーの当たりはピッチャー右横への当たり。
素晴らしい松坂のフィールディング。
その後も素晴らしい動きが続く。
抜けると思った松井は塁を飛び出しているのを確認すると、慌てず松井を追い詰め、タッチアウト。
桑田にも負けないフィールディング力。
4番を三振に討ち取る。

2回表、ランナー2塁とチャンスで松坂に回る。
ワールドシリーズの大舞台で、まわってくるチャンスにもしや先制点・・・と期待したが、そんなに甘くない。
変化球に腰が引け、2ストライクまでバットを振れず、最後も変化球で三振。
タイミングを計っているようにも見えたが。。。

2回裏、いきなり先頭打者への頭部への死球。
しかし、動じない。
次の打者は三球三振。
変化球をうまく救われるが、レフトフライ。
ストレートに詰まったショートゴロに討ち取る。
ベンチに戻った松坂は、ベンチでバリテックと何か話している。
組み立てについてだろうか。
シーズン中に見られなかった、松坂の主張。
この試合でも、2ストライク後の組み立てに「?」と思うことがあったので、逆に頼もしい。

3回表、レッドソックスの打線が爆発する。
1番エルスブリーがレフト線へのヒット。
快速を飛ばし2塁へ。
タイミングはアウトだが、果敢な若者に女神は微笑む。
2番ペドロイアの送りバントが送球が高く、1塁セーフ。
ここでのミスは痛い。
レッドソックスは相手のミスに漬け込む強さを持っている。
3番オルティーズが初球あっさりライトへの2塁打で先制。

4番ラミレスを敬遠、満塁にするが、ノーアウト満塁で内野はゲッツー体制。
指揮が中途半端で迷いが感じられる。
試合のキーポイントだ。
5番ローウェルはプレイオフで何度もこういう場面での勝負強さを見せてきた。
カウントが悪くなってのストレートをセンター前にはじき返し追加点。
1アウト後、7番バリテックがレフト前ヒットを打つが、ホームでラミレスがタッチアウト!
巧みな走塁でセーフに見えたが(その前にも、微妙な判定があり)意識しないホームアドバンテージが動く。
8番ルーゴは四球。
次がピッチャーなのであえて勝負しなくても・・・という感じの四球だった。

2アウト満塁で松坂。
やはり松坂は強運を持って生まれてきた。
ワールドシリーズでの大舞台、試合を決める大事な場面。
こういったチャンスを与えられるのは主役と決まっている。
前の打席でのタイミングを計るような見逃し方はやはり伏線だった。
初球のスライダーをレフト前ヒット!
2点タイムリーとなった。
バッティングがいいとはいえ、この場面でのタイムリー。
試合は完全にレッドソックス。そしてタクトを振るうは松坂だ。
その後、続いてタイムリーがでて、一挙6点を奪う。

3回裏、ストレートが増え始め。
初回からストレートが大目だが、この回は特に感じる。
変化球投手というレッテルを張られている松坂だか、明らかにパワーで押す日本での投球がよみがえる。
ストレートに体が躍動する。
ストレートに手が出ない、前に飛ばない。
松井を含めて、三者凡退に討ち取る。
松井は粘ったが、低めのストレートで三振!
初回のヒットといい、球は見えているのだろう。
調子が上がっている証拠だが、松坂の球の勢い、気持ちが上回る。
得点を取った後の回をぴしゃり抑えた。

4回裏、松坂のストーリーを感じるピッチングが続く。
主役はストレート。ストレートを続けるピッチングは、松坂の気迫を感じる。
ファーストゴロ、三振、四球、シュートゴロ。
特にこの回の三振はこの試合にかける松坂を見た。
バリテックのサインに首を振る松坂。
観戦した試合数は多くは無いが、初めてではないか。
自分の意思で投げたスライダー。
バットはむなしく空を切った。
今日の松坂は違う。
自分の投球を貫き通す、自分が試合を作るんだという強い意志を感じる。
そして実際に試合を作っている。

5回裏、先頭バッターがストレートをセンター前ヒット。
変化球が甘く入るが、ストレート中心のピッチングに手が出ない。
いい当たりだが、レフトフライ。
代打が、ストレートにつまりながらライト前。
1アウト1、2塁で松井が打席に。
前の打席で討ち取られたところへの変化球を、うまく捉え打球は三遊間へ。
ルーゴがなんとか追いつきサードへ、フォースアウト!
ビックプレーがでた。
レッドソックスで唯一パッとしなかったルーゴのナイスプレー。
これで、流れは完全にレッドソックスへ行く。
次打者をショートフライに追いつき、このルーゴのプレーがロッキーズの息の根を止める・・・はずだった。

6回裏、解説者がどこまで松坂が投げるか、という話で3番をあっさり討ち取る。
4番ヘルトンは2-0から粘りに粘って四球を選ぶ。
ヘルトンは本当にいい打者だ。
5番アトキンスにはストレートの四球。
最後は明らかに置きにいった球だったが、それでも明らかな四球。
ここで松坂は降板。
点差もあり、少し早いような気がするが、二連続ヒットならともかく四球ではしかたないか。
この点差なら、岡島・パペルポンは使いたくないだろうに。

連敗しているとはいえ、ロッキーズもワールドシリーズに出るようないいチームだ。
相手からもらったチャンスはきっちりものにする。
2番手ロペスから連続タイムリーで2点を返す。
たまらず3番手ティムリンにスイッチ。
流れはロッキーズで、ミラクルの再現を期待し、声援は最高潮。
代打スピルボーグスは大きなセンターへの当たり。
打った瞬間、1点差!と思うよな当たり。
しかしここはクアーズ・フィールド。
あと1Mあればというセンターへの大飛球で2アウト。
続く代打ベイカーもいい当たりをショートへ放つ。
またもや、ルーゴがジャンプ一番、ナイスキャッチ!

2点に終わったが、巨大なレッドソックスの堤防にひびが入り始める。

7回表、ハージェスが三者三振でさらにひびをつつき始める。
盛り上がるクアーズ・フィールド。

7回裏、先頭は松井。
味方の得点→投手の好投とくれば、やることはひとつ。
それは塁に出ることだ。
初球を絶妙なセフティーバント。
ノーアウト1塁、ここで偉大なる賭けにでる。
4点差でありながら、盗塁を試みたのだ。
セオリーではありえない、しかし流れを確実にするための賭け。
見事に成功し、さらに堤防には亀裂が入る。
打者はセンター前ヒット。
結果論だが、ランナー1塁ならばゲッツーコースだった。

勢いという水流が強さを増しはじめ、ここで岡島を投入した。
シーズン中、幾度もこういった場面でアウェーの観客を静めてきた岡島。
ただ、今日の展開で、監督は使いたくなかったはずだ。
また、岡島の気持ちもそのような気持ちは少しはあったのかどうか。
岡島の体は満身創痍。
相手は勢いに乗るロッキーズ。
ロッキーズファンがこの試合の台本を書きえる立場なら、当然描くであろう結果。
初球のストレートをバックスクリーンへ特大の3ランホームラン!
顔をしかめる岡島に、さらなる試練が襲う。
4番ヘルトンにレフト前ヒット。

岡島に匹敵するセットアッパーがいたならば、迷わず替えているであろうこの場面。
しかし、代役はいない。
なら、自分が変わるしかない。。。
そう考えたかどうか、岡島は踏ん張りを見せる。
カーブを多投し、カウントを稼ぐ。
5番アトキンス、2-3・・・三振!
6番ハウプ、2-3・・・三振!
7番トレアルバ、ピッチャーゴロ!
なんとか、同点を許さず、1点差で流れをせき止める。

岡島が打たれた。
いつも、顔色を変えず抑えている岡島が。。。
中盤以降眠っていたレッドソックスの打線が、ショックを引きずるわけでもなく、逆に闘志を燃やした。
1アウト後、この試合乗っているルーゴの四球を足がかりに一挙3点を取る。
9回にも1点を追加し、最後はパペルポンが締める。

結果は10対5と大差で勝ち、レッドソックスが3連勝で王手をかけた。
試合結果とは別に、流れを、勢いを手に入れようと、お互いのシーソーを倒そうとする好ゲームだった。

キーポイントは2つ
・ミスからの得点
3回のレッドソックスの得点、6回のロッキーズの得点は相手エラー、または四球から始まっている。
両チームとも隙があると漬け込むことができるチーム。
野球は昔から「エラー、四球から得点が入る」といわれているし、実際にもそうだということを今日の試合が証明した。
「古くからの決まりごと」これが目に見えて感じる点だった。
完全なエラーではないにしろ、ロッキーズのほうが目に見えないミスにつけ込まれた。
この試合だけではなく、実力差が小さい両チームでは、おおきなポイントとなるだろう。

・流れの流動、チームの一体感
流れがこんなにも目に見える試合も珍しい。
ロッキーズのシーズン終盤、プレイオフの勢いは本物だった。
それを手に入れるために、ロッキーズは毎回努力した。
結果を手に入れるためには、まず自分のできるところから・・・打てなければファウルで粘り、中継ぎが点差よりもその回の0点を追い求める。
レッドソックスのピッチャーは、2ストライクから散々苦労した。
ホームに帰り、水を得た魚のように、ロッキーズは勢いを手に入れかけた。。。
レッドソックスの堤防は崩壊寸前だった。。。

しかし、レッドソックスの堤防は1つだけではなかった。
壊れたと思った堤防の奥には、それを食い止めるもう1つの堤防。。。
そう感じるほど、レッドソックスの戦力は強大だった。
いつもチームを救っている岡島の敵とばかり、すぐ点を取り返す。
まさに「one for all,aii for one」だ。
レッドソックスはプレイオフ、ワールドシリーズでチームとして成長している。
全員が勝利のために。
目に見えるほどの成長だ。
いい選手がそろっているとはいえ、1+1=2にはならないことは、数年前の巨人を見ても一目瞭然だ。
レッドソックスは1+1=3にも4にもなっている。
強力な個々の力に一体感。
レッドソックスの打線はまさに「線」。
太く一本の「線」である。

ロッキーズが弱いのではない。
レッドソックスが強すぎるのだ。
そんな言葉が口から漏れるほど、ため息がでるほど強い。
このままレッドソックスは優勝するだろう。
それは想像したような「勢い」、ではなく「強さ」で。

ロッキーズは打線が活気づいてきたのは強み。
一時は、逆転まで・・・と思えるほどの勢い、ホームの強みを生かして、第4戦はぜひ先制点をとりたいところだ。
まずは1勝・・・それでも、その道は遠く感じる。。。

点差以上に面白い好ゲーム、明日も注目のゲームが続く。
長くなったので日本人3人の活躍は別ブログで!

posted by ballgame |21:21 | MLB | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月28日

日本シリーズ第1戦(1チャンス。スミ3)

日本シリーズ第1戦、日ハム対中日が札幌ドームで行われた。

結果は3対1で日ハムの勝利。
すばらしい投手の投げあい、エース同士が己の力を十分に発揮すると、このような展開しかないというような試合だった。

古くて恐縮だが、投手王国時代の広島対巨人(しかもナイターに虫が集まっている広島球場)を思い出した。
広島は北別府、川口、大野。巨人は斉藤、桑田、槙原。
狭い広島球場ではあるが、点が入らない。

いつも1対0、あるいは2対0・・・といった両投手が最後まで投げきるような試合。
緊迫した試合で、応援しているチームの攻撃を見ている、というより守備・投球を見ているといったあの試合。
それでいて退屈せず、野球の醍醐味を味わうことができる。
草野球で、両チームが高校野球のピッチャー出身ならそのような展開もままあるが、久々に見る熱のこもった投手戦だった。

日ハムはまさに1チャンスを生かした。
展開予想でも書いたが、まさにシーズン中の戦い方そのまま、あるいはもっと特化した戦いだったのかもしれない。
二つの四球の後、セギノールのホームランで3点。
2回以降、日ハムはまったくのノーチャンス、唯一8回に追加点のチャンスはあったが、ここはご愛嬌。
うがった見方をすれば、あとはダルビッシュに任せるため、緊張感をもたせるためによかったのかもしれない。
「スミ1で勝つ(初回の1点だけで勝つ)」といった言葉があるが、この試合は「スミ3」だ。

日ハムの勝てる試合はきっちり勝つという、シーズン通りの試合展開ができ、ダルビッシュの力投も光る、文句のつけようの無い試合だったろう。
打線は2安打だが、今日の川上のできでは仕方がない。
注目してみていたセギノールの3ランで勝つ当たり、「エースが投げ、主軸が打つ」という言葉通りの試合。
セギノールのCS第5戦のホームランを思い出させるような活躍。
MBA・日本シリーズとも自国の選手ではなく、チャレンジに来ている選手が活躍しているのが面白い。

中日の先発、川上は初回の四球が痛かった。
主審の判定にアジャストする前に打たれたような感覚が残る。
どうしても、川上には「悲運」というイメージがつきまとってしまう。
去年の日本シリーズでも勝っていて、いい投球もする。
だが、なんとなく大事な試合で負けているようなイメージ。
どうしても、西武の西口(ノーノーを何回も逃している)と同じような勝負弱さを感じてしまうのは、期待の大きさゆえんでもあろう。

川上の登板は、もう一度必ずある。
落合監督の試合運びからして、7戦全体で捉えているはずなので、このままあっさりとは行かないだろう。
大げさにいえば、第1戦は今後の調整とばかりに、よい方に捉えているかもしれない。
川上で落としたのは痛いが、必ず修正して、第2戦以降の戦いに望む。

日ハムは、文句なしの試合運び。
できうるなら、続けてホームの試合で連勝したい。
やはり、ホームアドバンテージはいつみても日ハム、ロッテ、阪神は大きい。
シーズン中とは違い、トランペットでの応援が目立っていたが、それさえなければ、MLBと遜色ないのではないか。

試合とは別に、感じたことがある。
試合展開がワールドシリーズの第1戦、ロッキーズの戦い方に両チームの戦い方がダブって見えた。
ロッキーズは大敗、こちらは好ゲームだが、なんとなく試合にふわっと入っているような、なんとなく終わってしまったようなイメージがする。
どうしても、日程が空いてしまうと、実戦感覚を取り戻すのはやはり難しいのであろう。

戦力の違いはあれど、やはり勢いとは怖いものだ。
ぜひ、日程の調整を行って、試合間隔が空かないようにすることができないのだろうか?
まぁ、どのアイディアにも功罪があり、選手の怪我や調整に使えるというメリットはあるが、今のところ、罪のほうが大きいように感じる。

明日は、第2戦。朝は松坂が登板するMBAワールドシリーズ第3戦。
競馬の天皇賞にゴルフ。台風一過で天気がよくなるだろうが、TVの前にかぶりつきになる方も多いであろう。
僕もそうなる・・・はず。
明日以降の戦いが楽しみだ。


posted by ballgame |00:44 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(3)
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2007年10月27日

こちらも開幕!日本シリーズ

MLBワールドシリーズも2戦を消化して、いよいよ盛り上がってきたが、こちらも負けない。
いよいよ、日本シリーズが始まった。
正直、日程の間延び間があり、「あれ?まだやってなかったっけ?」などと少々思うようなことも。
ただ、今日からとなると、その間も楽しく想像できる期間となる。

新聞やコラム、スポナビでの熱い応援や予想を楽しく読んでいるが、ファンの楽しみのひとつ、僕なりの見所も語ってみるのもまた面白いのでは。

中日はそつない野球できっちりとCSシリーズを勝ち上がってきた。
巨人戦については、リードすると追いつかせない、という安定感がある。

日ハムは、ホームでの圧倒的な応援を背に、ロッテを振り切った戦いが光る。
シーズン成績はチーム打撃部門が低調だが、勝つべきところはしっかり勝つといった野球はCSシリーズでも健在だった。

ポイント、見所は
・監督対決
落合監督について、とやかく言われることがあるが、それも好みの問題である。
好き嫌いがはっきり2つに分かれる、全員から好かれるタイプではないように思う。
ただ、選手からの信頼は厚く、選手起用についても、納得できることが多い。

ヒルマン監督は、残念ながら今期で退団となってしまうが、こちらも選手のハートをがっちりつかんでいる。
「日本の野球」+「純粋にプレーを楽しむ」で、プレッシャーとは一段高い段階に上り、この日本シリーズの舞台でも普段着の野球ができるのではないか。

チームはやはり監督の色が出る。
中日は「職人」、日ハムは「PLAY=楽しむ」ことで、シーズンと変わらないきっちりした野球が見れるはずである。

ヒルマン監督の最後ということ、途中渡米したりしたことの不安の声が出ているが、最後の花道を飾らせたいという想いはプラスに転じると思っている。

・ホームアドバンテージ
中日、日ハムもともに熱狂的で、チームを支えようという気持ちの強いファンが多い。
それでもやはり、札幌ドームでの応援は選手の背中を後押ししてくれる大きな存在であろう。
CSシリーズでも感じたが、応援がJリーグやMLBほどのアドバンテージを与えるであろう声援。
「おらがチーム」に期待する応援、1つのプレー、1つの投球に球場すべての視線が注がれる喜び。
そういった環境でプレーできる日ハムの選手は幸せである。
日本の野球チームでは珍しいホームアドバンテージを感じることができるチームである。

中日は、応援で浮き足立ったりするチームではないので、そこの不安はないはず。
ただその声援は、マイナスにはならないが、日ハムには大きなプラスとなる。
そのホームで、1試合多くできるメリットは大きいのでは。
アメリカのスポーツ(野球、バスケ、アメフトなど)でのホームアドバンテージは大きいものと再認識させられるが、日本でもこういった形ができるのは、とてもうれしいものである。

・助っ人の存在
レッドソックスの岡島、松坂。ロッキーズの松井。
いずれもチームの中心となっている。
(MLBでは「助っ人」という認識はないはずだが)
同じような視点で、両チームの外国人選手に注目するのも面白い。
中日は、ウッズ・李の存在。日ハムは、セギノール・グリンの存在。
誰もが、中心として活躍している。
MLBの流れからも、彼らの活躍が、勝ちの絵を描く上で、少なくないピースのひとつになるはずだ。

・守備力
両チームとも守備がよい。
守りを見ていても、金が取れるといっていいだろう。
中日は井端・荒木の二遊間コンビ。
日ハムは外野守備。
どちらも鉄壁であり、なおかつ魅せる。
えてして、こんなときは、思いもよらぬエラーなどが決勝点となったりするので、注意が必要かもしれない。

今回の日本シリーズは「玄人が好むシリーズ」といわれている。
1球1球目の離せない、細かいところで勝負が決まるはずなので、片時も目の離せない好ゲームが期待できる。
またMLBとは違った試合内容が面白い。
玄人以外にも、ウッズ・ダルビッシュ・落合・ヒルマン・中村紀・森本など注目される選手・監督がそろい、みんなが楽しめるゲームとなろう。

お互いのチームが、勝ちゲームをものにする、というしっかりした戦いをする反面、負けゲームはもろい印象がある。
第4・第5戦であっさり優勝が決まってしまうということはありえないだろう。第7戦までもつれる可能性が大きい?

中日は谷繁、日ハムはマイケルに注目してみたい。
この時期、MLB・日本で熱い戦いが毎日見れることが幸せだ。
終わると一気に寒さが増すような気がしてしまう。
冬に向けて、「アリとキリギリス」のアリのように冬にむけて貯蓄するわけではないが、ずっと思い出になるような戦いを期待したい。

第1戦は、もうすぐ。18:15から行われる。
ヒルマン監督の花道、ファンの熱狂がもう一度みたいということで日ハムの応援もしたいが、落合監督率いる常勝チームといってもよい中日の悲願達成も見たい・・・。
どちらにせよ非常に楽しみ。

posted by ballgame |15:14 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(3)
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2007年10月27日

岡島と松井、そして松坂・・・

あまりにMBLワールドシリーズ第2戦の振り返りが、熱がこもってしまったため、それとは別に、3人の日本人選手の話を。

ワールドシリーズでの日本人初対決は松坂対松井の元西武ライオンズ同士ではなく、岡島対松井だった。
この試合の1打席だけに限れば、ほぼ岡島の完全勝利だったのではないか。
松井は状態があまりよくないのか、ツーストライクまでスイングすることができなかった。
しかし、松井の調子だけの話ではないだろう。
岡島の狙い球を絞らせない緩急をつけたピッチングが上回ったのだ。

ストレートは150kmを超えない岡島が抑えることができたもの。
それは、岡島の精神力のタフさ、強さだろう。
松井は野手として、毎試合出ている。
岡島はピッチャーなので、当然毎試合出るわけではない。
しかし、試合ごとに準備し、心臓が飛び出るほどのピンチ、抑えて当たり前、打たれれば叱責を受ける中継ぎという場面で、勇気を振り絞り、マウンドに立つ。
最近、日本の僧の荒行がニュースになっていたが、心弱き人ならそう思えるような場面であろう。

岡島本人はそんなことも思っていないのかもしれない。
あくまで自分のすべきこと、できることを毎試合行っている。
レッドソックスという常に注目されるチームで、常に好成績を求められるチームでプレッシャーを受け続けることで、精神的なタフさを、知らず知らずのうちに得たものかと思う。

それに劣らず、監督からの絶対的な信頼も大きい。
むしろ、こちらのほうが岡島を動かす原動力となっていることだろう。
長年所属した巨人時代には無かったであろう大きな信頼。
監督、チームからの愛情、信頼。
疲労している体を動かす精神的な、うちから湧いてくる力。

去年、日ハムの日本一の原動力となり、そして今、レッドソックスが世界一を目指す上で、欠かすことのできない存在になっている。
特にこの1年で、岡島は精神的なタフさ、自分のできることをするというプロフェッショナルな姿勢が、今の松井から三振を奪うような投球に表れたのだと思う。

以前、岡島は「自分は松坂の影でよい」といった内容を読んだことがある。
影は確実に濃く、大きくなっている。
まさに、ひまわりが大きく育つ真夏の太陽に照らされたように。
影が濃くなれば、当然光も力強く輝かなければならない。

岡島のピッチングは緩急をうまく使い、丁寧なコントロールを使うことで、ストレートで見逃しの三振を奪っている。
バッテリー間での呼吸がうまく言っていないような感じがするが、ぜひ岡島を上回るようなピッチングを第3戦で見てみたい。
今の季節のような暖かい太陽ではなく、まさにぎらぎらする太陽となって、寒いであろうコロラドの地で輝いてもらいたい。
いや、見れるはずだ。

松井は、絶好調とはいえないだろう。
そつなく守備をこなす松井ではなく、連勝中に大事なところで打つクラッチヒッターぶりを見てみたい。
ただ、次の試合は・・・うーん、難しい。
松井がヒットで、松坂に勝ちがつく。。。
そんな展開を望むのが、日本の一般の野球ファンでしょうか(笑)

第3戦は日曜日。
仕事も休みだし、注目度は高まる。
こういう注目される日程で出場する、松坂、岡島、松井はやはり強運の持ち主なのだろう。
いまから楽しみだ。

マニア的な見方だが、松坂のバッティングが見れるのも、今後あるかどうかといったところなので、ひそかに注目。
まさか、中日の川上のように・・・なんていったらドラマティックすぎますね(笑)


posted by ballgame |01:51 | MLB | コメント(4) | トラックバック(2)
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