2007年11月18日
女子バレーを振り返る(悔しさと楽しみと)
ワールドカップ日本女子バレーの挑戦は、6勝5敗の7位に終わった。 最終戦のブラジル戦前でオリンピックへの切符への望みは切れてしまった。 いわば消化試合とも呼べるものだったが、こういう試合こそ次に繋がる試合をして欲しかった。 (言い方は悪いが)どうでもいい試合に勝たなければ本当に勝ちたい試合で力は出ない。 ブラジルと日本、立場的には一緒だったが、チーム全体の勝利への意識が明確な差となっていたように思う。 技術的には詳しくないが、大会を通じて感じたことを振り返ってみたい。 ・選手個人の意識の差 選手は一人ひとり、持てる力を振り絞って戦っただろう。 しかし、チームとしてはどうだったのか。 選手個人のチームへの思い、勝利への欲望には差があったように思う。 強豪と当たったときの、恐ろしくもろい負け方。 個々人で、なんとか1点もぎ取ろう・・・という気持ちで統一できていたのかな、と思ってしまう。 レギュラーと控えにも温度差を感じた。 レギュラーを押しのけて・・・ではないが、チーム全体で勝利を目指す気持ちが欲しかったように思う。 ・リーダーの不在 チームは高橋、竹下を中心としたチーム。 しかし、自ら声を上げて士気をあげるようなタイプではないだろう。 プレーで貢献し、そのたくましい背中を見て、チームを鼓舞するタイプだ。 ベテランの多治見はブラジル戦は良かったが、それでもキャプテンタイプではない。 タイムアウトの監督の指示の後、または連続失点をしたコート内など、選手全員で声かけがないことでびっくりしたことが何度もあった。 バレーは特に流れの上下が激しいゲーム。 個々人でなんとかしようという気持ちよりは、チームの統一性で戦ったほうが強いはずだ。 オシム監督の病状で心配するサッカー界だが、サッカー代表が脱却しつつある「言われないとできない」チームへの変貌。 監督とコートが近く、指示が聞きやすいとはいえ、子供のようにすべて従うのではなく、大人のチームへの成長が必要に思った。 得点でコートの真ん中で義務的に喜ぶのではなく、どう対応するかの声が聞きたい。 ・ボリバレント? 少し前、サッカーではやった用語だが(笑)、絶対的エースや高さのない日本はチーム全体で戦っていかねばならないチーム。 スパイクも一度で抜ければいいが、ブロックされることも多い。 ブロックフォローで選手間に落ちる場面に、何度舌打ちをしたことか。。。 勉強不足で申し訳ないが、拾うボールに飛び込む選手は決まっているのだろうか。 明らかにボールに近い選手がずっと見ていることが多かったように思う。 絶対的エースがいないことは、裏を返せばどこからでも攻撃できるということだろう。 それを広げて、どこからでも拾え、つなげるようにできないのだろうか。 レシーブ、スパイク、トスと多種多用に対応できることが必要になるのではと思った。 (読み応えのあるたくさんのブログから、今はサーブレシーブに入らない選手も決まっていると読んだが・・・) ・基本的技術の向上 サーブレシーブがしっかりしたときは、日本の強さである速攻や時間差が有効的に決まっていた。 逆に崩されると、単調な攻撃となり、それでは高さのあるブロックに引っかかってしまう。 急に身長やジャンプ力などは伸びるはずがない。 日本が持っている速さを生かすために、上げられる基本能力は、サーブレシーブ力やブロック、サーブの技術だろう。 試合中にはミスもある。 単純なミスをどれぐらい減らせるかがポイントではないだろうか。 イタリア、アメリカのような試合運びが理想だが、勝利したケニアやタイの試合にも多用な攻撃やレシーブに見習うところもあったように思う。 ・タレントの勉強不足(笑) 試合中継のスタンスはもうどうしようもないのだろうが・・・。 せめて、応援するのならば「仕事としてやっている」感じを与えないで欲しかったな(笑) 選手のニックネームをつけたり、覚えたりするのが、応援ではないですから。 批判的な内容ばかりになってしまったが、明らかな力量の差を感じたのは、イタリア・アメリカの2チームだったように思う。 キューバ、セルビアには勝てるチャンスがあっただけに、7位という順位に感じる悲観的な気持ちは少ない。 勝敗を分けた少しの差が、実は大きいのだろうが。。。 日本のレシーブ陣が見せるがんばりには、画面に身を乗り出し、知らず知らずの間に声まで出していた。 それくらい、熱い戦いを感じることができた。 選手枠にも疑問の声があるが、来年の予選では、今回選ばれた選手や新たに入ってくる選手達ががんばってくれるはずだ。 今回、オリンピック出場を決めることができなかったのは残念だが、それ以上に戦えるという手ごたえや収穫は大きかっただろう。 個人的には、高橋のがんばり(前半不調だったが)、杉山の速さ(最後出てなかったのは怪我?)、木村の巧さ(難しいトスほど巧く打つ)が光ってい た。 勿論、佐野や竹下のレシーブは、手に汗握り、ガッツポーズが多く出た場面。 大山も悪意すら感じるカメラワークに負けず?ムードメーカーとしての役割を発揮していたことには、驚きを通り越して尊敬すら感じる。 荒木の1試合ごとの成長も素晴らしかった。 栗原もエースとして、厳しい場面での期待によく応えていたように思う。 まだまだ、伸びるであろう日本女子。 現時点ではメダルは厳しいだろうが・・・これからの戦いも楽しみである。 応援しがいのある熱戦・激戦お疲れ様でした。 これからも応援していきたい。 明日からは男子の試合が始まる。 女子と違い、パワフルな試合が見れることだろう。 ガンバレ、日本!
posted by ballgame |00:00 |
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