2008年08月08日
今日から中国で夏の五輪の開会式が始まり、日本に生まれたことを強烈に意識する熱い戦いが各競技で始まる。
柔道、競泳、陸上、競泳、卓球、ソフト、マラソン、ボートなど注目する競技が目白押しだが、日本人選手だけでなくどの選手も悔いが残ることなく、そして怪我がないようにがんばって欲しい。
開会式に先駆け、サッカーの予選リーグが始まった。
五輪特有の競技(サッカー)のマークを見て、いよいよ五輪が始まったなぁと身震いする。
4年(五輪は2年ごとだが)に一度、何年かに一度見れる彗星や月食を見るような感慨を感じる。
日本の初戦はアメリカ。
ナイジェリア、オランダとの試合を考えると、ここは勝ち点を挙げたいところ。
中国時間で17時キックオフだが、気温は30度を超えるピッチ。
出だしは両チームともゆっくりボールをまわす展開から始まる。
前半10分ごろからクリアボールや自陣からのパスを拾われ、アメリカの攻勢が続いた。
なでしこ戦でも感じたが、ピッチがそうとうでこぼこしていたため、日本国内で行われた試合のようなパス回しができない。
流れを変えたのは前半20分。
大きなサイドチェンジから右サイドの内田がえぐり、コーナーを得る。
この試合始めてのコーナー。
ここで、日本は練習の成果を見せる。
本田圭からのショートコーナーを内田→香川→内田とワンタッチでつなぎ、ゴール前へグラウンダーのパス。
キーパーの前を通り過ぎ、ゴールエリアにいた森重へ。
無人のゴールへ後は触るだけ・・・だが森重は外してしまう。
W杯の柳沢を思い出させるような落胆のプレー。。。
TVの前の日本人はすべて腰を浮かせ、ため息をついたことだろう。
その後、日本は押し気味に進めたが、無得点のまま後半へ。
後半早々、右サイドを崩され、クロスをクリアしきれず、PAにいた選手がシュート。
GKが触るが、ボールはアメリカの強い意思を乗せて、ゴールに転がりこんだ。
なんとか同点に追いつきたい日本は選手交代を積極的に行い、得点を目指すが、アメリカの守備の前になかなか得点を挙げることができない。
後半も中盤を過ぎると、狡猾なアメリカの前に時間はただただ過ぎていく。
残り10分、ロングボールに競り勝つ日本は何度とチャンスはあったが、結局ゴールを割ることができず、日本は0-1で敗れた。
日本は前半、大きなサイドチェンジからの展開が上手くいっていた。
内田のクロスはグラウンダーあり、ファーに深いボールありと、さまざまなクロスを入れて、チャンスを演出していた。
しかし、この試合で目立ったのはテンポである。
アメリカのスローな試合展開に引っ張られるかのように、バックラインでのリズムを変えないパス回しが目立った。
壮行試合で見せた前へ、前への気持ちは日本に置き忘れてしまったのだろうか。
もちろん、ピッチの状態にも原因はあろうが・・・それはアメリカも同じコンディションである。
自陣で奪ったボールを展開しようとした最初のパス、そしてセカンドボールをカットされることも目立った。
なかなか、早い展開に持ち込むことができなかったのもその部分が大きいのかもしれない。
いま、ガソリン高騰や温暖化でエコについて地球全体が考えなければならない。
その時勢にのったかのように、アメリカは省エネサッカーで勝ち点3を奪いとった。
無駄をそぎ取るこの世の中、サッカーについては、無駄とも思える動きこそ必要なのだが・・・そんなことを思ってしまった。
エコに関連してこんなことも思った。
サッカーはいくら良い試合をしていても、結果がすべてである。
シュートを100本打っても、相手の1本打ったシュートで負けてしまう。
親善試合ではなく、結果を求められる予選では試合内容は問われることはなく、記憶にも残らない。
あるのは、記録だけである。
日本は試合をリードしていた。
それは間違いないだろう。
しかし・・・である。
そろそろ、内容が良かったではなく、結果も伴った試合を期待したいところ。
エコという言葉から「もったいない」という言葉も連想できた。
「MOTTAINAI」という言葉から、世界各国で物を大切にする会議なども開かれている。
誇るべき言葉だが、サッカーでは少々聞き飽きた感がある。
この試合では、左サイド(香川、長友)が目立ってなかった。
スポーツナビでの選手コメントでも、香川は「雰囲気に呑まれていたところもある」とあった。
たしかに飲まれていた選手もいたのだろう。
なでしこ戦でもそうだったが、観客はブーイングとまではいかなかったが、相手チームのチャンスにより大きな声援を送っていたように感じた。
半アウェーといったところだろうか。
勿論、すばらしいプレーには大きな拍手があったが、その状況も雰囲気に呑まれたことの要因のひとつなのだろう。
雰囲気に飲まれたように思うのは本田圭にも感じた。
後半、右サイドをえぐり、PAまで進入した本田圭はフリーでありながら、なかなかボールを入れなかった。
1、2秒ほどであろうが、その永遠とも感じられる時間・・・結局DFにチェックされてしまった。
左利き、中の選手の動きを待つ、など理由はあろうが、TVの前では「早く!早く!」と叫んでしまった。
それ以外でも動き、判断が鈍かったように思う。
暑さは体力を奪う。
プレッシャーは、判断力を曇らせる。
前者はアメリカを襲い、後者は日本を苦しめた。
そんなことを痛いほど感じた試合でもあった。
試合終了10分ほど、豊田のPAでの倒れた場面にも象徴されるが、日本人選手は倒れすぎなのではないか。
もちろん、PKだったかもしれない。
ファールをもらえるかもしれない。
しかし、少しでもチャンスがあるなら、倒れることなく、その先にあるプレーに活路を見出して欲しかったように思う。
中田英のように。。。
スポーツナビでの選手コメントでの森重のコメントと同様、強い物足りなさを感じた。
(コメントに関しては、実際話している場面を見ていないので、どんなニュアンスで言われたかわからないのだが・・・)
悔しさのあまり、長々と日本の物足りなかった部分を書いてしまったが、選手の戦う気持ちは90分途切れることはなかった。
試合内容も悪くなく、押し気味だった。
内容だけではなく、結果もともに。
勝つしかない状況で、さらに戦い方に迷いがなくなるのではないか。
次戦には、さらなる日本らしさを期待したい。
日本のよさ、そして相手チームが怖いと思っている、すばしこさ、組織力、そしてあきらめない気持ちを見ることができるだろう。
この大きな舞台は4年に1度である、出ることのできる誇りと、そして(難しいかもしれないが)雰囲気をたのしんでもらいたいところである。
がんばれ、日本!
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2008年07月30日
五輪壮行試合の最後、アルゼンチン戦が行われ、日本は0-1で敗れた。
敗れはしたが、五輪に向けてだけでなく、これからの日本代表につながるようないい強化や課題が出た試合だったと思う。
キリンカップなどで1軍半の相手などと戦うフル代表を見ていて、これで今後のためになるのかな?という疑問が毎回のように心のどこかにあった。
今回の相手は違う。
五輪を勝ちに来たほぼフルメンバーのアルゼンチン(メッシはいなかったが)。
自分達の位置、そして目指すべきものからすると、毎年でも胸を貸して欲しい本物の強豪である。
アルゼンチンの水色と白のユニフォームが波のように、日本の青い石垣にあたっては引き、緩急・縦横をつき、いまにも石垣を破って、本陣への突破を図っていたように見えた。
特にサイド攻撃のやり方は、うまいなぁと感心することしきり。
中央に人を寄せてからのサイドへのはたきや、縦にボールを入れ、DFを引かせたりするところは、さすがアルゼンチン。
ミドルシュートをほとんど打たずにまわすアルゼンチンのサッカーはスペインと共通して「love the ball」といったところである。
日本も、サイドバックにボールを預け、「後は任せた」ではなく、同じサイドから何度も連携でつなげるような形を見てみたい。
何回かあったのだが、DFのももあたりにボールを少しだけ浮かしたパス。
DFは届きそうでそのボールをカットできない。
狭い中でも、2次元(平面、インサイドのパス)だけでなく3次元を使っていたのはフットサルにも共通して有効であり、日本選手でも使ってもらいたいと感じた。
この試合では、オーストラリア戦で見せた、中盤でボールを奪ってからの攻撃は、この試合さすがにできなかった。
強豪とあたった場合、中盤でボールを奪うことはなかなか難しいだろう。
こういった試合展開になるのは予想していたところ。
危ないシーンは何度もあったが、体を張って最後は決めさせないという意志はチーム全体としてまとまっていると感じられた。
課題も明確になったのではないか。
中盤、敵陣でボールを奪ったときの攻撃はオーストラリア戦で証明済み。
この試合でも、中盤でボールを奪うことが(数は少なかったが)できたが、それでも自陣での話。
そこからの速攻が上手くいかなかった。
カウンターは強豪相手では欠かすことのできない武器。
FWにボールを入れるが、中央でのボールの受け手がキープすることができない。
中央はDFも厚く守っていて、なかなか難しいだろう。
サイドに流れることや、もっと深いボールで日本らしさでもあるスピードで勝負するような、カウンターの形作りも必要なのではないかと感じた。
もうひとつは、致し方ないのかもしれないが、自陣でのファールの数である。
この試合、リケルメは恐るべきボールを何度も入れていた。
見ていて心臓に悪い(笑)
いいチームにはもちろんいいキッカーがいる。
必要に駆られてのファールだけではなかったように感じたので、注意が必要であろう。
後半、リードされての日本の攻撃も見てみたかったのが、激しい雨と雷で7分ほど残して、試合は終了したのは残念。
予選を突破することができたのなら、日本はアルゼンチンと当たる可能性が高い。
雷様も「そこで決着をつけなさい」と気を遣ったのかもしれない。
激しい雨からか、後半も半ば過ぎると、DFだけでなく全体で引き気味になってしまい、あまり足が出ていなかったのが、少し気になるところである。
アルゼンチン監督もコメントしていた。
「個人的な選手どうのより、チームとして・・・」
社交辞令も少し入っているだろうが、チーム一体となっていたのは確かだろう。
とうとう来週に迫った五輪予選リーグ。
たかが10日ほどだが、若い分、のびしろやチーム作りには大切な時間になる。
魂のこもった試合、そしてうれしい驚きを期待したい。
そして、その道はフル代表に続く。。。
がんばれ、日本代表!
posted by ballgame |23:52 |
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2008年07月25日
五輪代表戦、日本対オーストラリアが行われ、日本が2-1で逆転勝利をもぎ取った。
前半、日本はボランチの2人と森本からちょっと下がった位置でのFW李の積極的なプレスが、今日食べたうな重の山椒のようにぴりりと効いていた。
オーストラリアのチャンスはほぼなかったが、失点は明らかに守備のミス。
フル代表でもたまに目につくのだが、ボールをつなごうとする気持ちが高いからか、深いボールに対するボール処理が中途半端になってしまうことがある。
予選は3試合あるとはいえ、10回中1回のミスでも取り戻すことのできない失点に繋がる可能性がある。
強いチームが相手ならばなおさらだ。
人数で勝っていても、相手が1人であろうと自陣深くではもっとシンプルにプレー(クリア)しても良いのではないかと感じた。
前半日本ペースで進んでいた中での失点(34分)。
しかしその5分後、中盤で相手ボールをカットし、縦にグラウンダーの早いボールを入れ、李(スルー)→森本(ワンタッチ)→香川と流れるようにボールが動き、日本は同点に追いつく。
後半、素早くシンプルにボールを放り込むオーストラリアにてこずった感があるが、落ち着きを取り戻す。
このまま引き分けか・・・と思われた44分。
左サイドからのクロスを途中交代した岡崎が頭ですらして、ボールはポストに当たって入る芸術的なゴールを決めた。
反町監督は常々「日本らしさ」「日本流」などと言葉は違うが、「only one」のサッカーを目指す発言をしている。
そのコンセプトが十分に表れた見ごたえのある、期待感が出るような試合ができたのではないか。
「世界を驚かせる」ようなチームではないかもしれない。
しかし、その前にやることがある。
それが「日本らしさ」だと---。
その土台がしっかりしてこそ、その後の成長(強さ)に繋がるのではないだろうか。
五輪で良い結果を残すのに越したことはない。
しかし、この若い世代(U-23)でのコンセプトを持ちながら、今後のフル代表に、W杯最終予選に、そして本番のW杯に繋がっていくような道筋ができればいい。
結果より内容、うまく表現できてないかもしれないが、自分はそちらに期待したい。
さて、「日本らしさ」とはなにか。
ぱっと頭に思いついたのは・・・
・中盤でのすばやいチェック
・尽きることない運動量
・すばしっこさ
・チームの一体感
・最後までやりぬく気持ち(大和魂?)
この言葉で脳裏に浮かんだのは、古い話になるが、フランスW杯での日本代表だ。
(結果は残せなかったがアメリカW杯予選での日本代表もそうかもしれない)
「らしさ」があった日本代表。
今日もむわっとするほどの猛暑の中、(交代選手の枠も多かったが)90分動き続ける日本代表を見て、「日本らしさ」が感じられるいいチームだなぁと感じ、期待も大きくなった。
日本らしさといえば、サイド攻撃か。
特に日本の場合は、両サイドバックに負担がかなりかかるが、今日の長友、内田の運動量には驚くばかりだ。
フル代表では、サイドに人材がいないという声も聞くことがある。
いないと嘆くのではなく、見つけて育てればいい。
成長に年齢は関係ないが、のびしろは若い世代のほうが大きい。
五輪で自信をつければ頼もしい存在になるであろう。
そう思わせるほどの、驚異的な運動量である。
オシム語録いわく「水を運ぶ人」であろうか。
マケレレやセナのように、チームの主役ではないが、いざというときのいぶし銀
の働きをする選手が自分が好きだから目立ったのかもしれないが。
(野球で言えば、中日の川相や井端、アスレティックの田口など)
長友、内田に安田を加えた3人で、いいライバル意識でどんどん伸びていってほしいと思う。
予選は中2日で行われる厳しい日程である。
上手くローテーションする必要があるだろう。
攻撃はサイドからのクロスにPA内に2、3人はつめていた。
フル代表では中の人数が少なく感じていたが、チームとしてのコンセプトが浸透している証拠になるのではないか。
それにはやはり、運動量が鍵になる。
プレッシャーの少ない親善試合だが、この気候で落ちない運動量。
これは期待ができる。
そして、狙える位置からはどんどん狙っていたのも頼もしい。
1点差を追う展開になり、そして逆転。
結果も内容も親善試合を組んだ意義のあるものとなった。
最後に個人的に好きな森本について。
前半は思うようなプレーができず、ファール後のボールを大きく蹴ったり、イライラがたまっていたように感じた。
やはり、ボールをキープするタイプではないのであろう。
体を張ってキープできる李と上手く連動できれば良いのだが・・・。
ただ、同点でのシーンではきらめく才能をかいま見れた。
そして、隙があったらボールをまわさず自分でシュート。
いい意味でのエゴを感じる。
89分消えていても、1分でなんとかする。
森本一人で何とかできるのではないかと期待させるストライカーのにおいを感じる彼に期待したい。
そして印象に残ったシーンがひとつ。
同点の場面、得点をあげた香川に駆け寄っていく森本が「集まれ集まれ!」というように、ちょっとおこったような顔で、手で扇ぐようにチームメイトに手を振っていた。
喜ぶときはチーム全体で喜ぶ。
ちょっとしたことだが、こうした行動がチームをより強固にするものになるのではないか。
いいチームになるぞ!という期待が大きくなった。
OA枠で遠藤が使えなくなったのは残念だが、このチームには災い転じて・・・なのかもしれない。
一人の突出した選手に頼ることがなくなり、チーム全体で戦う中で、「自分がなんとかしなければ」という思いもでてくる。
それが本当の強いチームワーク、強い組織になるのではないか。
まるで11人がひとつになったかのように感じられる・・・ユーロで優勝したスペインにも感じられたことだが、それもこれからの日本らしさなのかもしれない。
来週はアルゼンチン戦がある。
今日のようには行かないかもしれないが、五輪予選に向けての大切な試合になるであろう。
楽しみにしたい。
posted by ballgame |08:53 |
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2008年06月27日
9月から始まるW杯最終予選の組み合わせが決まった。
日本はA組に入った。
結局、日本は抽選で第2ポットに入ったようである。
<A組>
オーストラリア(1組1位)
日本(2組1位)
バーレーン(2組2位)
ウズベキスタン(4組2位)
カタール(1組2位)
<B組>
韓国(3組1位)
イラン(5組1位)
サウジアラビア(4組1位)
北朝鮮(3組2位)
UAE(5組2位)
組み合わせを見て、そんなに悪くはないのではないかと思いましたが、皆さんはどうですか?
詳しくない国もあるが、第一印象はB組よりは・・・と感じた。
もちろん、どちらの組に入っても甘くないことは確かであるが。
3次予選の結果を参考に書いたが、上位5カ国はすべて各組1位になっていて、やはりW杯の実績や経験は活きてくるものだなぁと改めて思った。
鍵になるのはやはり、バーレーン、ウズベキスタン、カタールであろう。
バーレーンは3次予選で2試合を経験した相手。
日本のホームでの最終戦は予選通過が決まっていたため、あまり参考にならないかもしれないが、それでも戦いやすい相手ではないか。
バーレーンにはぜひアウェーでも勝って2連勝してもらいたい。
ウズベキスタンは、3次予選の成績を見ると、得点15と取っているが、失点7とかなり多い。
どちらもアウェーではあるが、シンガポールに失点3、サウジアラビアには失点4とかなり大味なところも垣間見える。
(サウジアラビア戦は最終戦で予選通過が決まっていたが・・・)
早めの先取点がかぎになるかもしれない。
カタールは最終戦、アウェーでイラクに勝利し、最終予選に駒を進めた。
カタールの失点は、オーストラリア戦で、ホーム・アウェーともに3点づつ取られている。
オーストラリアの戦い方が参考になるかも?
オーストラリアは3次予選で中国とイラクに負けている。
強者であることは間違いないが、付け入る隙はあるのではないか。
ただし、オーストラリアと日本、北半球と南半球であるので気候が逆になる。
開催地にもよるが、ともにアウェーでの戦い方に苦労しそうである。
(もちろんバーレーンやカタール、ウズベキスタンでもそうである)
<日程>
2008年9月6日 バーレーン - 日本
2008年10月15日 日本 - ウズベキスタン
2008年11月19日 カタール - 日本
2009年2月11日 日本 - オーストラリア
2009年3月28日 日本 - バーレーン
2009年6月6日 ウズベキスタン - 日本
2009年6月10日 日本 - カタール
2009年6月17日 オーストラリア - 日本
と、3次予選からの成績で希望的観測をしてみたが、もちろん日本人であるならば、プレーオフではなく、2位までに入りすんなりW杯出場をきめてほしいところ。
日程を見ると、今年3戦。
年が明けて、冬の日本で2戦行い、6月の3連戦で決着がつくという3つのくくりにまとめられるだろう。
期待でいけば、全勝!といきたいところだがそうも甘くはないだろう(笑)
○前半3試合
アウェー2戦があるが、バーレーンにはぜひ勝ちたいし、勝てる力もあるのではないか。
雪辱を果たせたとはいえない日本、バーレーン戦には特に気合が入ってくるであろう。
ホームのウズベキスタン戦を含めて2勝1分が欲しい。
○中盤2試合
ここはホームなのでぜひ2連勝を!
オーストラリア戦は難敵だが、ヨーロッパにいる選手が多いオーストラリア。
日本も中村俊を始め海外組がいるが、オーストラリアの比ではないであろう。
オーストラリア戦では移動の利を活かし、カタール戦ではまだ肌寒いであろう気候を活かし、ぜひ2連勝を期待したい。
○終盤3連戦
ウズベキスタン→日本→オーストラリアと長距離移動が続くが、救いなのは(開催地にもよるが)日本とオーストラリアの時差があまりないことかもしれない。
最終戦のオーストラリア戦まで、突破が決まらないとなると・・・かなり苦しい。
なんとか、日本対カタール戦で決まるような状況になればいいのだが。
先の話をすると、鬼に笑われるというが、ここはあえて笑いものになって予想してみたい。
勝ち点はいくつくらい必要になるのでしょうね~。
仮にホームでの4勝、アウェーでの2分2敗とすると勝ち点は14点になる。
実力が伯仲し、何が起こるかわからない最終予選。
勝ち点14点では3位には入れるだろうが、プラスアルファが欲しいところ。
勝ち点16点が目標になるだろうか。
バーレーン、そして当面のライバルになるだろうウズベキスタン・カタールに容易に勝ち点を与えないことが大切になってくるであろう。
3次予選のトップ通過5組の平均勝ち点は12.4点。
これを8試合に換算すると16.5点程。
同じく2位通過は14.9点になる。
データ遊びの域を出ないが、まずは目標となる数字かもしれない。
最終予選、国同士のプライドやW杯にかける想い、それらをぶつけあい、冬なのに血が滾り、夏なのに鳥肌が立つ。
見ているものが、生理現象に逆らうような体験をする時は、3ヵ月後に始まる。
北京五輪が終わればすぐだ、本当にすぐだ。
準備期間は短いかもしれないが、それぞれができることをきっちり行い、自分だけの武器を磨いていって欲しい。
日の丸を背負って戦う選手達はもっと誇りに思って良いはずだし、気持ちを前面に押し出したプレーに注目したい。
そしてなにより、代表候補の選手達には、怪我がないように祈りたい。
読んでいただいている皆さんとともに、声のかぎり日本代表を応援していきたいと思います。
がんばれ、日本代表!
posted by ballgame |23:40 |
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2008年06月24日
「世界一のGKを決める戦い」
表現は大げさかも知れないが、そんなサブタイトルが似合うような戦いだった。
イタリアは予選で見せた不安定さが感じられない、イタリアらしい堅守の戦い。
スペインは、安易にクロスを入れず、ボールを回しながら、隙を狙うスペインらしい戦い。
両チームがお互いの特徴を十分に発揮させた好ゲームとなった。
イタリアのDFは、スペインのゴール近くでの仕掛けにも安易に飛び込まない。
スペインも、打つチャンスがありながらなかなかシュートを打たない。
なぜか?
それは、イタリアのゴールを守っているのがブッフォンだったからだ。
DFはコースを切っていれば大丈夫、という安心感をもってディフェンスしている。
GKの存在意義とは何だろう?
ゴールを守ること、それは最低限の試合であろう。
名手といわれるGK達はみんなそれ以上の神通力を持っているのではないか。
DFに与える安心感、相手FWに与える恐怖感(ここからでは入らないかもしれない)、それが確実さを求めるが故の一瞬のためらいを相手に与え、DFには冷静さをもたらす。
名GKは上手いだけじゃない、それ以上のものをチームにもたらすのだ。
試合を見ていて、まるでPA以上に半円が広がり、二人のGKの守備範囲、影響範囲といってもいいエリアが見えるようだった。
延長に入ると、両チームともスペースができ始め、スペインはワンツーからの早い飛び出し、人数をかけてのパスワークでチャンスができ始める。
対して、イタリアはサイドからのトニへのピンポイントクロスで試合を決めようとする。
イタリアの攻撃は早い。
人数が少なくても(クロスを挙げる選手とトニ)形に持ち込む。
(クロスの精度が高く、日本代表にもこんなクロスがあれば!と思ってしまう)
チームカラーがまったく変わることなく、対照的なチームコンセプトのまま、勝負はPKにもつれ込んだ。
PKの陣地、先後を決めるときの二人、ブッフォンとカシージャス。
なんという表情だろう。
二人とも笑っているではないか。
PK戦ということで運勝負となったからには、開き直るしかないのかもしれないが、そこには気負いも悲壮感もなかった。
「自分の仕事をすればいいさ」
そんなリラックスした、普段どおりの平常心すら感じるほどの落ち着き。
なぜそんな表情ができるのか。
見ていて、少し鳥肌がたつような場面だった。
カシージャスが先に防ぎ、このまま行けばスペインが勝利する4番目。
ブッフォンも負けずに止める。
スペインが止められた時のカシージャスの表情をカメラは追っていた。
それはスローモーションだったが、カシージャスはうつむき、失望の表情を浮かべた。
しかし、スローでありながら、一瞬のうちに表情は変わり、その顔はすでに上がり、目は、表情は既にいつもの彼の表情に戻っていた。
なんとした切り替えの早さ。
カシージャスの中でも、期待はあったであろう。
しかし、期待以上に「自分の仕事をするだけさ」というもっと強い意思があったのだと思う。
だから、どんな状況でも落ち着いたセーブを見れることができる。
過度に他の要素に期待せず、自分の要因だけで物事が上手くいく。
そういう考えで入られるのならば・・・強いはずである。
この時、カシージャスはきっと止めるだろうなぁと(スペインに、彼に気持ちも入っていたが)感じた。
カシージャスは5人目を止め、スペインは勝利した。
彼の反応の速さは特質ものだ。
PKも相手が蹴ってから飛んでいるのではないか。
そう思わせるくらい、5人ともコースがあっていた。
並のGKなら決して間に合わない反応の早さだ。
PK戦での二人、そして試合でのポジションに戻ってから逆をつかれたシュートへの左足での反応。
反射神経のすごさと、相手への絶望感を与える力を持っている。
このPK戦で勝ったから、ブッフォンよりカシージャスが世界一だ!とはいえないだろう。
(個人的にはチェコのチェフが好きなのだが。彼も反応が早いですね)
ただ、証明できたことは、偉大なGKの神通力、存在意義。
そして、チームの一番後ろにもかかわらず、チーム全体に大きな力を与えることができる。
甲乙ではないであろう大事なこと。
そして、二人とも歴史に名を残すGKであろうことはまちがいない。
日本対バーレーン戦の気の抜けた1点といい、GKについていろいろ考えさせられた1日だった。
「いいGKは、おいしい料理の塩・コショウのようにぴりりと試合を締める、欠かせない存在だ」
今度は準決勝が始まる。
ユーロも盛り上がってきた。
うれしい寝不足になるだろう。
posted by ballgame |00:38 |
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2008年06月23日
バーレーン戦は残念ながら残り15分しか観戦できなかった。
テレビをつけたときには、0-0。
日本の攻撃は、どうしても1点取ろうという意思が感じられ、ボールを何度も放り込んでいた。
残り時間や状況から、やるべきことをやっているなと感じながら、それまでの時間、試合内容はどうだったのだろうと気になった。
なんとか1点をもぎ取り、バーレーンに雪辱することができた。
試合を通してみることができなかったが、バーレーンからのプレゼントといっても良いゴールに岡田監督の喜びようで、試合内容の苦しさがうかがえた。
そこには、絶対に勝たねばならないという強い意志を感じた。
苦しい試合での、のどから手が出るほど欲しかった1点、そして勝利だったのだろう。
「バーレーンに雪辱を果たさねば」試合前のインタビューでも語っていた岡田監督。
しかし、爆発させた喜びに違和感を覚えた。
雨の中、サポーターは5万人も応援してくれたという。
日本代表にかける思い、しっかりと選手に伝わったであろう。
頭が下がる。
果たして、そのサポーターに、テレビの前で応援しているファンに満足や期待感を与えるような内容だったのか。
試合後、勝ったにもかかわらず、選手達に笑みは見られなかった。
中澤、楢崎のインタビューがあり、その表情はさえなく、受け答えも歯切れの悪い内容だった。
選手はわかっているのだ。
結果、内容ともにバーレーンを圧倒しようと強い決意で試合に臨んで、それが上手くいかなかったことを。
そして、このままでは最終予選も苦しい戦いになると。
インタビューでの中澤、楢崎のさえない表情と監督の喜び。
違和感を覚えたのは、少なくないはずだ。
あの1点を例えるなら、真夏に外で営業に駆けずり回り、昼飯を食う暇もないくらい働き、汗だくになりながら「あー、終わったら冷えた生ビールを飲もう」という気持ちだけで動き、いざ店に入って「生ビール!」を注文。
待ってる時間が長く感じるもどかしさ。
いざ、目の前に置かれると同時にビールを飲んだら、あんまり冷えてなかった。。。
そんな「うーん」とした気持ちを感じた人は少なくないはずだ。
岡田監督は、チームをまとめ、結果を出している。
目の前の1戦1戦を見据え、勝利を目指して指揮を執っている。
果たしてそれでいいのだろうか。
最終予選が始まり、目先の1勝が一番大事なのはもちろんだ。
だが、その先には・・・期待感ではなく、満足感で終わってしまうことだけは避けてもらいたい。
数日前のスポーツナビさんのユーロコラムでこんなことが書いてあった。
2003年2月のことだった。韓国の五輪代表が欧州遠征し、オランダと試合をした。結果は1-0、韓国の勝利だった。2002年のワールドカップ(W杯)で韓国を4位に導いたヒディンクは観客席から観戦しており、試合後、韓国人記者に囲まれた。そして言った。
「私はがっかりしている。韓国の選手はあまりに勇気が欠けた試合をした。私が一番嫌いなことだ」
オランダリーグのレギュラー級クラスをそろえたオランダに勝ったことは、韓国にとって金星であった。しかし韓国はあまりにオランダの力を恐れ、消極的で守備的なサッカーをしたのだった。
相手にフットボールをさせるのではなく、自分たちがフットボールをしろ。そのための勇気と技術を持て――ヒディンクの言葉に込められた行間は、そういうことだったのかなと、ユーロ(欧州選手権)でのロシアの成長ぶりを見て思った。
ヒディング監督はユーロでも結果を残している。
チームごとにコンセプトを変えながら、どのチームでも共通したのは、「選手の戦う気持ち」を注入することだった。
果たして、岡田監督はここまで日本代表に期待感を与えることができる監督なのか。
勝利を目指しながら、ファンに期待させるサッカー。
短期的な目標と長期的な目標。
並立するのは難しいが、バランスが取れてないと、過去のワールドカップのように出場だけで満足してしまうことになりかねない。
そんなことを考えると、あの喜びように違和感を覚えかねない。
救いは選手だ。
試合に満足した選手がいないことは、表情からもわかる。
選手達は戦おうとしている。
そして自分達の力をもっともっと信じているはずだ。
それを纏め上げ、率いていくのは監督の仕事である。
9月から最終予選が始まる。
ヒディングの例でもわかるとおり、監督の手腕はすべてではないが、大きな要素を含んでいる。
「今からでも遅くない、しっかりした監督を!」
という声が聞こえないように、いい意味での裏切りを期待しつつ、岡田監督のこれからのチームの指揮、その手腕に注目したい。
「ひとつのチームになってきた」
とは岡田監督のコメント。
しかし、小さくまとまらないように・・・してもらいたいものである。
がんばれ、日本代表!
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2008年06月17日
3次予選最終戦、バーレーン戦に向けて代表選手が発表された。
バーレーン戦の目的は何か?
たくさんの人を寝不足に追いやっているユーロでは、予選突破を決めたポルトガルやクロアチアがメンバーを落として戦っている。
ユーロでは決勝トーナメントに向けて、体力の保存や控え選手の出場機会を増やしたりなど、優勝に向けての明確な目的があるためだ。
予選突破を決めた日本代表の目的は果たして何になるのだろうと考えた。
勿論、勝利を得るためというのが大きな目的であろう。
ただ、それだけでは終わってほしくない。
目標は最終予選突破だが、はるかな目指す先はワールドカップ決勝トーナメント出場、そしてベスト8以上へ・・・である。
なんらかのプラス材料を見つけて欲しいものである。
予選を突破し、順位が2位であろうと最終予選の組み合わせには影響しない。
がしかし、ここはなんとしてでも勝利を奪いにいくべきである。
有名な将棋棋士でこういう言葉がある。
「勝負に関係ない一戦こそ全力をもって勝ちにいくべきだ」
1戦1戦をおろそかにしないその姿勢が、これからの大事な戦いで糧になる。
そして、バーレーンに向けての今後も甘くないぞ!という強いメッセージともなる。
勝利を目指す上で、ここはあえて怪我(の程度はわからないが軽くはないだろう)の中村俊や他の選手、そして警告保有している選手を外す。
最終予選では何が起こるかわからないもの。
そのシュミレーションとも言うべき厳しい状況を自ら作り出し、戦う。
そしてしっかり勝ちきる。
先日のU-23戦(カメルーン戦)のように、選手全員がチームのコンセプトを共有しているのであれば、支障は少ないはずである。
スポーツナビでの宇都宮さんのコラムでもあったとおり、今の日本代表は特定の選手への依存が大きいように思う。
勿論、チームの大黒柱、守備の要、セットプレーでのキーマン、ゲーム作りに欠かせない選手ではあるのだろう。
「○○頼り」はややもすると、チームの活性化を阻む。
いざというときのため、そして、全員がよく走り、よくボールを動かすという日本らしいサッカーのベースがあるべきじゃないかなと感じる。
親善試合ではないガチンコの試合で、試してみる。
それが許される珍しい場ではないか。
暖かいホームでの雰囲気、予選突破が決まっている両チーム、なんとなく戦い、なんとなく90分が過ぎる、または単純に勝てばいいんだという内容だけには終わって欲しくない。
いろいろ試し、その上で勝つ。
ひょっとすると、今までで1番厳しい試合になるかもしれない、そんな雰囲気を自ら作り出すのも一考ではないか。
その点で、コンディションが万全ではない安田の招集には疑問を感じた。
12日にチームの全体練習に参加したばかりだそうだ。
サイドバックに人がいないわけではないであろう。
呼びたい、見てみたい選手であるのはわかるが、コンセプトを浸透させるのであれば新たに体が万全の選手を使うほうがメリットがあるのではないかと思う。
アウェーでの2試合。
選手達は過酷な条件でよく戦った。
岡田監督への疑問、選手達への不安を過去ブログでぶちまけたこともあるが、徐々によくはなっているのであろう。
川淵キャプテンのコメントで最終予選は安心して岡田監督に任せられるとの記事も出ていた。
最初から素晴らしい監督はいない。
選手達のがんばりを引き出すのも、チームのコンセプトを確立するのも監督である。
ある意味、予選の中で一番厳しい目で試合を見られるのではないかと思う。
選手、監督はお疲れであろうが、応援する我々を、いい意味で裏切るような成長力、試合を期待したい。
なにより、気持ちのこもった試合を・・・。
今週末のバーレーン戦、いろいろな点で楽しみだ。
話はそれるが、その記事のタイトルは「岡田監督を絶賛「オシム以上」」であったが、内容はそんなに偏ったところもなかった。
タイトルを見てむっとしたが、マスコミは食いつくような上手いタイトルを考えますね(笑)
posted by ballgame |22:26 |
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2008年06月12日
梅雨入りしたが、爽やかな一日。
スポーツにもってこいの一日も日がくれ、なんとなくつけたテレビでは野球、野球、ボクシング、サッカー・・・。
ん、サッカー?
今日はU-23の親善試合が行われていた。
オリンピックまで気がつくともう2ヶ月を切ったそうだ。
早いものだ。
この時期の対カメルーン戦。
予選であたるナイジェリア戦を想定してのマッチメイク。
結果はご存知の通り、0-0の引き分けだった。
親善試合なので、結果は二の次でも良いと思う。
(もちろん勝つに越したことはないが)
試合を通して、非常に面白く見ることができた。
危険なところは、アフリカ人特有の(というのがアナウンサーの常套句でもあるが(笑))助走がほとんどない、ほぼ垂直飛びのヘディング1本のみだった。
後半はすこし間延びしてしまったところがあるが、全体を通して、チームとしてのコンセプト、意思が感じられたいい試合内容だったように感じる。
FWに出したら、次から次へと上がっていく。
中盤では相手を囲むようにプレスをかける。
意図の感じられないDFでの横パスやバックパスが少なかったのも、好感が持てる。
とにかく前へ前へ、素早く素早くといった意思だ。
親善試合なので、選手交代を後半どんどん行ったが、それでもチームのコンセプトは崩れることがなかった。
同じブルーのユニフォームを着ているので、たびたび、想いは先週の日本代表に飛んでいく。
かたや、過酷な環境、かたねばならぬプレッシャー、アウェーでの戦い。
かたや、親善試合のある種の気軽な立場、ホームでの戦い。
条件や相手関係もあるだろうが、内容を比べずにはいられない。
今日の試合で、オリンピック代表も絞られることだろう。
自分をアピールするために、モチベーションが高かったのだろう。
それでもチームとしての一体感を感じることができた。
しばらくU-23の試合を見ていなかったが、見違えるようだ。
トゥーロンでの5試合の経験が生きているのだろう。
「可愛い子には旅をさせろ」とはよく言うが、まさしくその通り。
アウェーでの経験が、選手を、そしておそらく監督をも成長させたことだろう。
監督もそうであれば、やはり経験は大きい。
「若いから」ではなく「真剣にとりくんだから」その経験は身になったのだろう。
画面を通しての、手入れのきいた目にまぶしい緑のピッチに、濃紺が襲い掛かる。
押し寄せる波は何度も何度も相手ゴールへ押し寄せようとした。
監督の会見でも興味深いコメントがあった。
「日本らしさが出た」
その言葉、監督の目の満足げな輝きに一、二度うなずいた。
今日のようなサッカーができれば、応援するファンは期待し続けることができるのではないかと。
完璧な試合運びではなく、中盤での何度か危ないパスミスもあったが、総じて好感が持てる試合だったと思う。
ホームのイレギュラーすることはないきれいなピッチ、たくさんのサポーターの前で試合をするのもいいだろう。
だが、アウェーへの「旅」も増やしたほうがいいのではないか。
南アフリカへ向けての(日本ほどではないであろうピッチ内外の整った環境など)経験もできる。
精神的にも鍛えられるはずだし、それを体験したということは力になる。
「ピッチが悪いので・・・」とは聞き飽きた感がある。
やけにまぶしすぎる緑のピッチを見ながら、改めて感じた。
そして不安(不満?)がもうひとつ。
今は勝ち点を取ることが第一目標なのは重々承知だが、「オレ流」のフル代表とU-23でのチームのコンセプトへのかすかな乖離を感じてしまった。
実力はフル代表が強いのだろうが・・・今日の試合をみて、将来への期待を垣間見れたのは喜ばしいことだった。
個人的に注目している森本は、1トップだったこともあり、苦戦していた。
マンUのテベスにも共通する非凡な面構えにたくましい体つきになっており、今後に期待したい。
若手からの押し上げ、ニュースターとしてフル代表に何人が出てくるのか、またでなければいけないであろう。
チームを活性化するために。
オリンピックの結果とともに、その点でも楽しみが1つふえたようでうれしく感じた。
posted by ballgame |23:18 |
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2008年06月09日
久しぶりの中田のチャリティ試合、W杯予選の日本対オマーン戦。
そしてユーロが開幕と土曜はサッカー三昧。
中田の試合は残念ながら見ることができなかったが、オマーン戦、ユーロのスイス対チェコを立て続けに観戦した。
ため息・・・そして嘆息。
2試合とも同じく息を深く吐き出したが、日本とスイス(を応援してました)への感想はまったく別物だった。
マイナスとプラス、失望と驚き。
同じサッカーなのに、そうとらえてしまうことに少なからず自分でも驚いている。
結果はご存知の通り、日本代表は同点で勝ち点1をゲットした。
灼熱の中、選手達は死力を尽くした結果なので、残念ではあるが、最低限の結果は出せたのだろう。
アウェーでの戦い、前半すぐにプールに飛び込んだ後のような汗をかきまくる暑さ、中東での独特の応援の歌・リズム。
(蛇足になるがあのリズムはサッカーのテンポも狂いますね。
リズムにのるとなにか強弱のつけたプレーができなそうに思います。
プロ野球の応援とは又違うアウェー側へのちょっとした妨害にもなるのかなと)
しかし・・・日本の中盤は何がしたいのだろう。
前半は中央からパスをつないでペナルティエリアまで抜ければ勝ちというゲームをやっているようだった。
ゴールをあげようというより違うゲーム、例えば子供時代にやった陣取り、泥警(はちょっと違うか)をやっているように感じる。
中央から攻め、横パスを跳ね返され、効率の良いオマーンのカウンターを食らう。
前半は見ていて、苦しくなるほどの展開だった。
それは苦しいはずである。
オマーンはサッカー、日本は同じボールを使っているが違うゲームをしているのだから。。。
サイドの攻撃もサイドバックだけではなく、松井や中村、長谷部などがサイドに開き、そこに1本通して、突破するというような形はできないものだろうか。
FWが開くと中がどうしても薄くなってしまう。
スイスの中盤のプレスは見ていてもきれいにやっていたし、クロスをあげるのもサイドバックだけではなかったように思う。
なにより、ゴールを取ろうという強い意志が感じられ、この一戦にかぎればチェコより面白いサッカーをしていた。
PKについては日本がもらったものもオマーンがもらったものも怪しかった。
オマーンは足がつっていた選手も多かったし、実力的には圧倒的に日本が上なのだろう。
しかし、「だろう」としかいえない試合内容なのが悔しく感じる。
試合を通してずっと思っていたことがある。
タイトルにもあったとおり、似ている二人。
それは大久保と松井である。
二人とも曲者(というと語弊があるかもしれないが)、膠着した試合を打破できるなにかを持っていると思う。
少し前の試合から、そう思いながら試合を見ていた。
この試合を見終わってからそれは確信にもなり、そして「やっぱり似てないかも」とも思った。
いわば「性質、性格」が違うのである。
大久保が陽なら、松井は陰。
ダイレクトか暗にやるか。
上手く例えられないが、この言葉ですむのではないだろうか。
試合の流れを決定的に変えたであろう大久保の退場。
股間を蹴られたらしいが、かっとなって仕返しをした場面ははっきりカメラに移っていた。
あの瞬間、大久保の頭には日本代表も試合の展開も予選も頭にはなかったのであろう。
やられたらやり返す。
頼もしい限りだが、それにしても。。。
この試合のMVPは楢崎というのには反対しないが、影のMVPは松井だと思う。
松井は上手くやった。
上手く相手の選手を挑発し、人数的に不利になる状況を一人で土俵中央までより戻したのだ。
結果は変わらなかったかもしれないが、もし一人少なくなっていたら・・・と思うとぞっとする。
傘にかかったようにオマーンは息を吹き返していたかもしれない。
その可能性は大きかったように思う。
大久保と松井。
似ている二人だが、似ていない二人。
それは個人の性質でもあるし、もまれてきたステージというのも大きいのかもしれない。
大久保の精神面での成長、技術力よりも強く望まれる。
今後の予選でもあると思うと・・・先発で怖くて使えないかもしれない。
(必要な選手だからそんなことはないと思いますが)
実は驚きが二つある。
ひとつは、1点リードされていたとき、「このまま日本がまけてもいいかも・・・」と思ってしまったことだ。
日本代表を応援している自分が少しでもそう思ってしまうとはなんたること・・・だが事実である。
先日オシム前監督の会見で話していた言葉はもっともだ。
ボールを動かすサッカー、それはオシム前監督からやっていたことだろうが、「選手はもっと走らなければならない」
そこが今の日本代表にかけているところだと思う。
あれほど体力がなかったっけ?と首をひねるところが何試合もある。
勝つことは大切だ。
特に、予選というところでは目的はひとつであろう。
しかし、毎回毎回それでいいのだろうか。
過程は大切ではないのだろうか。
過程とは魅力的なサッカーとも言い換えられると思う。
魅力的なサッカー、日本的なサッカー。
今の日本代表には先の期待があまり感じられないのは自分だけだろうか。
3次予選を勝ち進むことは間違いないと信じている。
しかし、その先を見るのであれば、そしてオシム前監督の元気な会見を見て、「もう一度・・・」と願ってしまうのである。
そこから、「このまま負けても・・・」という悪魔のささやきが聞こえたのであろう。
もうひとつの驚きは中村俊輔である。
個人的に中村俊輔は好きではなかったが、オシムの「技術がある選手こそ走るべきだ」ということをこの試合だけでなく前の試合も実戦していた中村が頼もしく感じた。
以前は技術だけでやっている中村は線が細く好きではなかった。
真ん中でできれば・・・、フリーでFKでけれれば・・・という仮定、『 』つきのいい選手だったように思う。
それなら、体中の水分、エネルギーをいつも最後まで振り絞って動き回る、そして倒れない中田のような選手が好きだったのだ。
やはりもまれている環境、そして意識の高さが成長に繋がるのだろうと思うと頼もしい限りだ。
今回の予選にかかわらず、サッカー好きなら願ってやまないW杯躍進の鍵は中村俊が率いていくのであろう。
こんなに印象が変わってしまうのが驚きである。
中身は興奮が乏しかったが、新たな発見や驚きがあった自分にとっては興味深い試合だった。
それにしてもWOWOWはいっている方はうらやましいですね。
昨日、地上波で開幕戦を見てから、これから試合を逐一見ることができないとは・・・お預け食らった犬状態です(笑)
posted by ballgame |00:11 |
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2007年11月25日
いよいよ大詰めのJリーグ。
土曜に行われた浦和対鹿島は1対0で鹿島が勝利。
優勝争いは最終節までもつれることとなった。
試合を見ていたが、まさに好ゲームだった。
前半終了間際に一人退場となって、アウェーの地、勝ち点を3取らなければならないという苦しい条件が増えた鹿島。
しかし、一人少ない鹿島が後半21分に先制。
そこからが、まさに試合の見所。
闘莉王が前線で張ったまま、左サイドの永井からの再三のクロスを鹿島のDF、GKともまさに体を張ってのセーブ。
そのまま、鹿島の逃げ切り勝ちとなった。
試合はイエローカードが飛びかい、正直審判には疑問だったが、それを感じさせない鹿島の粘りだった。
お互いのチームが勝ちたい、点を取りたい、取らせるもんか、とまさに子供の喧嘩のように感情が表に出た戦い、見ているこちらも熱くなる。
今日に限っては、勝利への執念は鹿島にあったということか。
1人少ない鹿島は、コーナー付近での時間の稼ぎ方など見事だった。
ただまもるだけではなく、あわよくば1点を稼ごう。
そんな気持ちを持った、攻めの守りだったように思う。
普通、時間稼ぎなどはわざと倒れたり、痛がったりと見苦しいものが多いが、そういったマリーシアと呼ばれる汚さ(?)ではなく、狡猾といったほうが当てはまっているのかもしれない。
あくまでルールの範囲で(スローインやコーナーキックなどでの遅延もあったが)だったので、見ていても顔をしかめることはなかった。
久々に、魂のこもったよいサッカーを見ることができたように思う。
個人的に好きな小野の復活もうれしいことだ。
最近怪我がちで、「悲運のエース」とでもよばれそうな存在になりつつあると思ったが、それは杞憂だった。
小野が出てきて、クロスの質やボール回しが変わり、浦和の攻めは厚みを増した。
早く完全な小野が見てみたいものだ。
そして日本代表へ・・・は気が早いか(笑)
しかし、シュートを打てる場面で打たなかったりと、怖い選手に変わりはないが、物足りなさを感じた。
また、放送はNHKだったが、解説者・アナウンサーの抑制の聞いた解説・コメントには共感を覚えた。
実況で試合へののめりこみが邪魔されることがない。
あくまで手助けとしての実況。
個人に好みはあるだろうが、感情丸出しでずっと通したり、ニックネームを呼び続けたりといった実況よりは、試合を楽しめるように思う。
これで鹿島は通産300勝目をあげた。
これはJリーグ最速の記録である。
この記念すべき勝利を、大事な優勝争いの、しかも日本のトップクラブといってもいいであろう浦和からもぎとったことは、ちょっとした巡り会わせを感じる。
まさに「古豪復活」といってもいい勝利だったろう。
浦和は絶対的優位な11月ころからの足踏みが続く。
チームはアジアチャンピオンを勝ち抜くのと平行した戦いから、怪我人が多く出ている。
チーム状態はあまりよくないのかもしれない。
しかし、それとは別に感じたことがある。
浦和は去年、リーグチャンピオンとなり、今年はアジアチャンピオンとなった。
まさにバルセロナやマンUといった各国の"強豪"とよばれるチームへの階段を上がっていく途中であろう。
そう感じるせいか、戦い方に「守」というイメージを受ける。
強い横綱は、相手の技をすべて受け止め、その上で勝ちきる。
そういったイメージを、この鹿島戦で感じるのだ。
チャンピオンとしての戦い方。
去年のリーグ優勝や、今年のアジアチャンピオンはチャレンジャーとして勝ち取ったものだと思う。
本当に、スペインやイングランドなどでの「強豪」と呼ばれるチームは連覇をして始めて認められるものではないだろうか。
野球などに例えてもいいと思う。
去年優勝した日ハムは今年下馬評は低かった。
しかし、今年勝ったことで、本当に強いチームと認められたのではないか。
少し前の西武や、もっと前の巨人しかり。
挑戦してもぎ取ったチャンピオン。
そのベルトを防衛してこそ、「強い」チャンピオンとして名を残す。
浦和は今、難しい戦いを強いられている、「強豪」と呼ばれるための道を歩んでいる途中なのかと感じた。
鹿島の戦いは、降格争いをしているかのような錯覚を覚える熱い戦いだった。
浦和の戦いは、強豪として、どんと胸をかし、その上で破るという王者の戦いだった。
鹿島のほうが立場は楽だったとはいえ、両チームとも能力を出し切ったいい試合だった。
そして、浦和の進化が問われているような内容にも見えた。
どうしても、チャンピオンとしての戦い上、受けて立つような試合になってしまうものなのか?
そんなことを考えさせられる。
そして、これを乗り越えての優勝で、本当の意味での「トップチーム」と呼べるのだろう。
「強さ」をみせ続けること、これが強豪チームに共通した条件だと思う。
古豪復活か、トップチームへの仲間入りか。
その戦いは来週決まる。
「古豪」「王者」など、贅沢な考え方ができるのも、Jリーグの根ざした年月を感じさせ、うれしく思ってしまう。
条件は浦和が勝ち点1リード、相手は横浜FC(鹿島は清水)ということで有利は変わりないと思うが果たして。。。
浦和は今回の優勝で、(比べることは難しいが)マンUやバルサ、レアルといった強豪と肩を並べるような、Jリーグの王者としての君臨ができるのだろう。
来週も楽しみだ。
posted by ballgame |22:46 |
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