life is ball play

至福の36Hのマッチプレイを制したのは…(H.ステンソンとP.ミケルソン、2人だけの全英オープンゴルフ)

このエントリーをはてなブックマークに追加

3日目から最終日を回った2人のプレーは、2日間のマッチプレイを見ているかのようだった。 緊張感があるこの戦いは、観ているものに最終日が2回あるという錯覚を受ける至高の戦いである。

H.ステンソン。 表情を変えることなく、淡々とプレーしている。 リズムは変わらず、マッチプレイに強い印象を受ける。

P.ミケルソン。 こちらは気合を前面に出している。 出入りが激しく、勢いに乗ったら止まらない力強さを感じる。

この両者には因縁がある。 2013年全英オープンは2位で、くしくもミケルソンに敗れたステンソンは、借りを返せるだろうか。 ―――

一打差でステンソンが首位で始まった最終日は、1Hから激しく動く。 1H ステンソンのパーパットは、珍しく左に引っ掛け、ボギー。 緊張感が感じられる。 それに対して、ミケルソンはバーディ。 ステンソン11アンダー、ミケルソン12アンダーといきなり逆転だ。

2H ミケルソンは、グリーンを外したが、カップの縁をなめ、あわやチップインバーディというアプローチを見せる。 勢いはミケルソンか、と思われたが、ステンソンは負けていない。 ステンソンは長いバーディパットを取り、12アンダーで並ぶ。

3H ステンソンも長いパットを決め、連続バーディ。 淡々と素晴らしゴルフを見せ、13アンダーでステンソンが首位を奪う。

4H.パー5 ミケルソンは2オン1パットのイーグル。 ミケルソンは静かに左手でガッツポーズを繰り返す。 ステンソンも負けていない。 バーディを取り、14アンダーで並ぶ。

ここまで、ステンソンがボギー1つにバーディ3つ。 ミケルソンがバーディ1つにイーグル1つ。 お互いがお互いを高めるゴルフをしている。 3位以下を断然引き離し、今年の全英オープンは、2人だけのもの。 (4H目で3位と7打差だ) ミスを待つわけではなく、好プレーをした方が勝つ。 100%以上のゴルフが観られて、至福の時間だ。

5H.パー3 お互いがパーで上がるのが初めてだ。 この事実だけでも、両者が面白いゴルフをしている事が分かる。

6H.パー5 ミケルソンはロングホールでもティーショットでアイアンを使う。 まだ勝負どころは先、といったところだろうか。 ステンソンはドライバーでフェアウェイをキープする。 徐々に両者の違いが見えてくる。

サードショットも両者の違いがある。 ミケルソンは低い球で、数バウンドで止まる球を打つ。 ステンソンは高い球で、強烈なスピンでピンに近づける。 思わずぶるっと鳥肌が立つほど、違ったプレーでありながら、お互い譲らない。

バーディパット。 先に打つはミケルソン。 軽いフックでバーディを取る。 後に打つはステンソン。 近いバーディパットを決めて、お互い譲らない。 15アンダーまでスコアを伸ばす。

7H.パー4は401ヤードの短いコース。 ミケルソンはドライバーを抜く。 そのティーショットは左にそれるが、ラッキーにも戻ってきて、ギャラリーの歩いている問題のないラフまで戻る。 それをみたステンソンはアイアンを抜き、フェアウェイど真ん中に運ぶ。

先に打つステンソンは、ピンにまっしぐらのショット、強烈なバックスピンでまたもやバーディチャンス。 トラブルショットに強いミケルソンは、グリーンに乗せるがやや長い距離が残る。 このホールはお互いパーでおさめる。

8H.パー3 ティーショットはお互いグリーンを捉える。 遠い距離のステンソンは、スライスラインをきっちり読み、バーディをねじ込む。 近い距離のミケルソンは、バーディを外し、一歩後れを取る。 ステンソン16アンダー、ミケルソンは15アンダー。

4ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
ゴルフ
タグ:
ステンソン
ミケルソン
全英オープン

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

五輪の金メダルより大事なもの【スポーツ えっせい】

ダチョウ倶楽部の「じゃあオレがやる…」のギャグで選手を決める?【Bigwildの「スポーツは楽しく」】

日本ゴルフ界に必要なのは海外ツアー進出【スポーツ えっせい】

ブロガープロフィール

profile-iconballgame

小さなころから球技を始める。
海の近くに生まれたのに泳げず。
なので水球以外は一通りやりました。
感じたことをそのままに書いてます。
好きなスポーツライター
:木村浩嗣、宇都宮徹壱など。

彼らのような興味深い文章で、いろいろな
スポーツの魅力を少しでもお伝えできればと
思います。
よろしくです。

ご連絡はこちらからどうぞ。
hakohit*gmail.com
(*は@)
  • 昨日のページビュー:53
  • 累計のページビュー:2952166

(02月14日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 鉄壁対盤石、最強の盾と矛の戦い、世界最高の組み合わせの結末は(ウィンブルドン男子決勝、ジョコビッチ対フェデラー)
  2. イチローの日米通算安打記録よりも、すごさを感じる2つの記録とは
  3. 完敗の先に見えるもの(マイアミオープン決勝、錦織対ジョコビッチ)
  4. 脈々と続いていくゴルフの系図(全英オープンのフィルミケルソンと松山)
  5. 日本が逃した魚は想像以上に大きかった(サッカーアジア杯決勝、オーストラリア対韓国)
  6. 羽生の強さと、採点の妙(フィギュアスケート中国GP)
  7. 杞憂がすべて現実となった一日、日本サッカーの転換点となる「アレナ パンタナウの惨殺」(W杯、日本対コロンビア)
  8. 悲願は悲願のまま(全仏オープンテニス決勝、ジョコビッチ対ワウリンカ)
  9. みんなで創り上げる幸せな空間 ~テニスの魅力がすべて詰まった4時間の熱闘(ウィンブルドン、男子決勝戦ジョコビッチ対フェデラー)
  10. フィギュアスケートエキシビジョンで思うこと(魅せた町田樹、伝える浅田真央、そして不在のプルシェンコを思う)

月別アーカイブ

2016
10
08
07
05
04
03
01
2015
10
09
08
07
06
05
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
03
02
01
2009
11
10
09
08
07
06
04
03
2008
10
09
08
07
06
2007
11
10

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年02月14日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss