2007年11月07日
女子バレー第4戦(鏡あわせ)
2勝1敗で迎えた第4戦、タイとの対決。 セルビアに負けたショックは大きいが、中1日空いたのは好条件。 立て直しを図って、戦いたい日本。 結果は3-0とストレートで日本が勝利した。 タイのプレーは日本のスタイルを小さくしたような感じがした。 まさに、コートをはさんでいると鏡合わせでプレーしているように見える。 しかし、タイの鏡は新しく実際の姿をそのまま映す。 若い女性を映すときはそれでもいいかもしれないが、歳を取ってくるとしわが目立ち、あまり好まれない。 日本の鏡は味があり、艶があり、その人物の映したいものを映す。 例えるなら、その質の違いが出た試合だったろう。 実際、新しい鏡のように、日本より速攻、ブロードの切れはあったように思う。 つるつるとすべるようにプレーが早い。 また、タイは全選手がレシーブ、トスなど一通りこなせ、交代選手が入ってきてもプレーの質が変わらない。 随所にいいプレーがあるが、それも単発。 しかし、韓国戦と同じように、我慢比べのような試合はとても面白く感じた。 タイの監督も日本のプレーを参考とし、「強いチームと戦っていても気持ちで負けないところを学びたい」というコメントを聞き、まさに好感の持てる、将来怖い相手となるであろうチーム作りをしている。 選手がポジションを変え、ライト・レフトから自在に攻撃する。 実力の劣るチームではあるが、日本も見習うべきところがあるように思う。 いくら嘆いていても、いきなり背の高いセッターやアタッカーは出てこない。 急激に身長や運動能力が上がらないのは、認めなければならない。 日本が持っている、そして日本人が思っている以上に、相手国は日本のスピードや粘り強さを認めているのではないだろうか。 「今できることで日本独自のスタイルを貫く」 サッカー日本代表にも当てはまることだと思うが、どうだろうか。 タイを見ていると、日本の攻撃はまだまだ早くなるし、韓国のように粘り強く拾ったりできるはずだ、そのポテンシャルは持っているはずだ。 模倣ではなく、自分達のスタイルの追求。 バレー、バスケ等は身体の大きさが大きく作用するのは、わかっているが、それでも・・・それでも期待してしまう。 それで対応できないかと。。。 話が少しそれてしまった。 日本戦は4試合終わったが、効果的な交代ができないように思う。 選手選考、起用については詳しくないが、センターの杉山、荒木の交代のみのように感じる。 また、この大会のムードメーカーといっていい大山の起用があるが、それも単発である。 よほど、守備に不安があるのだろうか。 調子の出ない高橋の代わりに、この試合休ませ、リフレッシュさせるために、大山を長く使っても面白いのかな、とは素人の考えか。。。 高校生の河合は今大会で経験をつませるための起用だろう。 競った試合になるほど、控えの選手の活躍が試合を決めたりする。 大事なところでの、多治見の活躍をひそかに期待している。 心配なのが、高橋みゆきだ。 日本の魂の中核である高橋は、セルビア戦で高いブロックに阻まれた後、このタイ戦でもなかなか調子が上がらない。 セルビア戦、タイ戦ともサーブレシーブ率がかなり低く、野球でもサッカーでも「まず守りからリズムを作る」といったところができていないのか。 一番危なかった第2セット、追い上げの源は荒木、栗原のブロック、スパイクだった。 そして、守りではリベロの佐野だ。 彼女のプレーは点にはならないが、点にならない部分、勢いやリズムといった抽象的な部分を引き寄せている。 そこに、高橋が絡まずに、追い上げることができたのは、寂しいことなのか、頼もしいことなのか。 どちらにせよ、今後の強豪との戦いでは、確実に高橋の力が必要になる。 責任感の強い彼女はセルビア戦後、とても落ち込んでいたらしい。 解説者が励ますように本人に声をかけたそうだが、それでも本人自らが解決しなければならない。 この試合でも、なにか迷いのようなものを感じた。 また、これも解説者が言っていたが、選手のコメントで「いい流れが続かない」ということを言っていた。 確かにそう思う。 「いい流れが続かない」=「悪い流れも断ち切ることができない」ともいえるだろう。 僕は逆に「いかに相手の流れを断ち切れるか」ということが大事だと思う。 簡単に崩れない。 それには、チームのキーになる高橋の奮起が必要になるであろう。 いくら、佐野や竹下が拾っても、それを決める人がいなければどうしようもない。 センター、栗原、木村などは現在の調子を保ち、締めは高橋。 黄門様の印籠のように、「これで決まり」といった存在感を期待したい。 そして、実際にそうならねば、今後苦しい展開が続くであろう。 好きな選手だけに、辛口になってしまった。 明日はイタリア戦。 強豪だが、それゆえに期待したい。 メダルへの、オリンピックへの試金石となるだろう試合。 明日も楽しみだ。
posted by ballgame |01:01 |
バレーボール |
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