2007年11月04日

ミズノクラシック(上田桃子の魅力)

女子ゴルフのミズノクラシック、前日首位の上田桃子が競り合いを抜け出し優勝した。
7番ロングホールでのアルバトロス。
実際に見るのは初めてだ。
グリーン脇で興奮するギャラリー、一生に一度あるかどうか、ホールインワンより目にする機会が少ないアルバトロスを見ることができたのは幸せなことだ。

16番、バーディで単独首位に立つ。
そして
18番、グリーンへパーオン。
上田が首位でのこのシュチエーションはよく見る光景だ。
2位の選手のバーディトライが外れたため、このホール、パーで上がれば優勝。
距離もあまりないパット。
だば・・・一抹の不安を覚える。
しかし、先週リフレッシュすることができた上田は、きっちりパーを決めた。
ウィニングパットとして、最後に打つのが習慣となっているが、上田はそれも待たず、マークなしでパットを決めた。
前回の悪夢などは想像していなかったのだろうが、それでも余裕は感じられないほど、気持ちが高揚していたのだろう。

ゴルフの強者は、最終日必ずといっていいほどスコアを伸ばす。
ウッズしかり、オチョアしかり。
この日の上田も最終日ベストスコアを出していた。

先週休んだことで、精神的なリフレッシュの面が大きかったのだろう。
今年1年の安定したゴルフ、ほとんどの大会で上位をうかがう安定した実力の持ち主だが、どこかにもろさを感じる。
数年前の不動のように、絶対的な安定感は感じない。
「不動の女王」というよりは、「か弱いヒロイン」。
プレイオフで負け、1打差で負け、人前をはばからず泣く上田。
それだけ自分への期待も高く、また自分を信頼しているから故だろう。

細身の体ながら、飛距離がでるドライバー、そして短い距離のアプローチは安定している。
高い技術の持ち主だが、どこか不安定なところも感じる。
それでいて、賞金女王はほぼ手中に収めている今の現状に驚く。
どこかしら弱さを感じるということは、それだけのびしろも多い。
前記と反するかもしれないが、気持ちの強さ(精神面ではなく、自分への想い)がもっと上田を上のランクへ伸ばしていく原動力となるだろう。

それにしても、この若き上田の成長力は驚くばかりだ。
若きアスリートは自信を手に入れると、目に見える成長を感じることができる。
上田に限らず、今の女子ゴルフは下からの突き上げで盛り上がっている。
本人達の努力のたまものであるが、それだけではない、なにか勢いを感じる。
若さゆえののびしろ、成長力。
ゴルフに限らず、野球・サッカー・バレーボールなどその成長の過程が目に見える時、ファンは喜びを感じることができる。

これで上田は来年のアメリカツアーシード権を獲得した。
自分へと期待し続ける上田桃子。
上へ、上へとの渇望とも言える貪欲さは、高い次元の選手の集まりであるアメリカツアーへの挑戦をも、喜びとした感じないのかもしれない。
成長の喜びと、ちょっとした嫉妬。
自らを振り返って、1ファンとしてそんなことを感じた1日だった。

それにしても、宮里藍の不振はどうしたことだろう。
野球やサッカーと違い、ゴルフは個人のスポーツ。
チームメイトが助けてくれることはない。
ゆえに、よりメンタル的なスポーツといえるのだろう。
思い切って今年は全部休んで立て直す、という方法もあるのではないか。
メンタルの部分さえ立て直すことができれば、きっとあの素敵な笑顔やアグレッシブなプレーを見ることができるだろう。
あせらず、ゆっくり・・・期待したい。

posted by ballgame |23:52 | ゴルフ | コメント(4) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ballgame/tb_ping/32
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
ミズノクラシック(上田桃子の魅力)

桃尻頑張れ

posted by masakitu | 2007-11-10 19:53

感動

ミズノクラシック。上田桃子選手のアルバトロス感動・努力の一語に尽きる、ウットの正確さピカイチ、賞金女王を勝ち取れ、桜には絶対負けるな、これからも応援します。

posted by 砂田繁雄 | 2007-11-11 23:22

上田桃子がおもしろい

 ミズノの上田桃子は、あれだけのビッグマッチにして、昨年は惨敗にもかかわらず、今年は明らかに最後まで自信を持っていたようにさえ見えました。
 この1年で、一気に成長した感じです。いくら勝気でも越すに越されぬ山を、何か一気に越えたような清清しさを感じました。
 日本を代表する、世界のトッププロに育ち行くことを期待せずにはいられません。

posted by sava | 2007-11-16 00:23

ミズノクラシック(上田桃子の魅力)

savaさん

コメントありがとうございます。
そう、自分に自信をもっているがゆえの、清清しさがあります。
どんな強気な態度も行動も自分に責任をもって動いている。
人の成長を見ることができるのはうれしいことですね~。
今年のように、殻を何重も打ち破って世界のトップを目指してほしいと同じく思っています。

posted by ballgame | 2007-11-17 01:16

コメントする