2009年11月25日

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

先日行われたプロ野球(若手)選抜対大学選抜の試合は、試合内容もさることながらそれ以上に意義のある「はじめの一歩」。
その栄えある試合は、1イニング1投手でどんどん変わっていったので、大学選抜はもちろんプロ側も快音はきかれず、締まった投手戦となった。
お互い手の内がわからず、またファンもどちらかの勝利よりも純粋に野球を楽しみたいという思いからか、初体験にふさわしい、ぎこちないながらもほどよい緊張が支配した試合内容だったと言える。

歴史の1ページの証人ともなった方々はお目が高い。
すべてのプレーにほぼ満足して帰路に就いたことだろう。
ほぼ…それは日ハム中田の走塁以外は。

甲子園をわかせ、2008年に4球団競合からドラフト1位で日ハムに入った中田。
その打撃のセンスは抜群であり、期待されている方も多いであろう。
まだ1軍に定着していないとはいえ、イースタンリーグではシーズン本塁打記録を更新する30本をマーク。
二軍での活躍にうれしさ半分、もどかしさ半分といったところだろうか。
まだ二十歳の選手、この試合でもわかる通り、投手より打者の方がプロとして対応するのは難しいように思う。
来年こそは一軍での活躍を楽しみにしている…というのが中田側に立った見方だろう。

この試合で唯一ブーイングを受けていたのは中田の走塁だ。
左中間を抜ける当たりで一塁に止まり、ライト前ヒットでサードへの走塁でアウトとなる。
アウトになるのが悪いのではなく、目の肥えたファンは二塁を回った時点で一瞬止まろうとしていたところを見ていたのだ。
確かに怠慢としか取られない走塁。

ある記事に中田の言葉が載っていた。
「あれはエキシビション。次(ミスを)やらなきゃええ。オレは足は遅くない。本番で失敗しないようにしたい」
この言葉だけを取り出してどうこういうのはフェアではないかもしれない。
ひょっとすると、インタビューの中のある部分を抜き出しただけかもしれず、文脈がぶつぎりになっているかもしれないからだ。
中田は、才能あふれる打棒以外にも、歯に衣を着せぬ言葉でも有名だ。
リップサービスの面もあるのだろうし、注目を集める選手だからこそ目立ってしまったところもあるだろう。
だが、それでも首をかしげてしまう。

梨田監督やダルビッシュからの小言を受けての言葉だそうだが、どうも中田本人が認識しているところがずれているようにしか感じない。
言いたいところは走塁ミスの部分ではない。
足が遅いとか、走塁センスを磨けと言っているのではない。
野球に対する心構えを言っているのだ。
「エキシビションだから」いわば本番でやればいいと、手を抜いているその心構えを危惧しているのだと感じているのだろうか。
練習から真剣にやらなければ、毎日自分がやるべきことをしっかりとやらねば一流選手にはなれない。
日々を大切にしているイチローも再三言葉にして残している。
小さいことの積み重ね、やるべきことをやる、それがプロ。

イチローと同様、日本を代表する投手にまで成長したダルビッシュこそ日々の練習に対する取り組みを大切にしている選手だろう。
MLBにいる遠い大スターだけでなく、身近にお手本となる存在がいるにもかかわらず、苦言を呈してくれているにもかかわらず。
まだ二十歳、まだまだ勉強が足りないのはしょうがないと言うべきか、それとも若いうちから手抜きを覚えてと見るか。。。

コメント一つをとって、非常にうがった見方をしているのかもしれない。
現に、記事ではランニングやウエートトレーニングで減量に励んでいるという。
だが、物事の本質、プロとはなんぞやという高い意識が欠けている状態では、同じことを繰り返してしまうかもしれない。
才能ある選手だからこそ、来年は上のステージで見たいからこそあえて言いたい。
その心構えで大丈夫か。
行間に漂う想いをしっかりとらえているだろうか。
監督やチームメイトはもちろん、野球ファンはみんな待っている。

今回行われたこの試合(プロ選抜対アマ選抜)、交流は遅すぎたきらいもあるが、変化を恐れず実際に行動に移せたのが大きい。
中田の覚醒も数年もかからぬよう望みたいところ。
夢を見せてくれる選手だけに、早めの覚醒に期待したい。
もっと魅力的な、もっとプロらしい選手として。
並みの一流となるか、超一流となるか…案外こんなささいなところが分岐点なのかもしれない。
がんばれ、中田!

posted by ballgame |23:55 | プロ野球 | コメント(10) | トラックバック(0)
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Re:その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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本当にそんなこと言ったのかな?
ソースを教えて欲しいです。
ゲンダイや夕刊フジじゃないですよね?

posted by 通り | 2009-11-26 00:42

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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本当にそんな記事ありました?

私の読んだ記事では、中田は自分のミスを認めて反省していたことになっていたけど・・・。

posted by YY | 2009-11-26 01:19

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2009/11/25/11.html


これでしょ
アホじゃなきゃ簡単に調べられるんだから調べましょうよ

posted by らるく | 2009-11-26 01:24

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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まぁ何となく、2軍であれだけホームランかっとばしながら1軍にあまり呼ばれない理由がわかった気がします。

本番の最たる日本シリーズで、名手稲葉が松本の足に慌ててすっころんだのを見てるはずなんだが。

本番ではベテランだってああいう事が起こるのに、本人の弁を借りるなら「エキシビション」でテンパって凡走を2発やらかして、本番に出番もらえるとおもっとんのか!と。

「一流の基本」ができないと日ハムではレギュラーは取れない。日本一巨人だって、開幕戦で全力走を怠った坂本をすぐさま懲罰交代させました。

強いチームはそういうもんです。

投げた打ったの結果は相手のあることですが、「全力で走る」ってのは心がけ一つで出来る事ですから、肝に銘じていただきたいと思います。

posted by WEW | 2009-11-26 01:46

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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管理人さんの言う通りだと思います。期待している選手なだけに落胆も大きかったプレーでした。

posted by ℱ | 2009-11-26 02:49

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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ファイターズでは足に不安を抱える稲葉、金子、高橋といったベテランでさえ全力疾走が基本。
それは走塁どころか、攻守交替などプレイに関係ないときから徹底しているのです。
中田が現状を履き違えているなら1軍定着は難しいでしょう。
皆さんのおっしゃる通り全力で走ることは技術ではない、プロじゃない子供でもできるし、知っているはずのこと!
全国の子供達が見ている!
頼むから一生懸命走ってくれ!

全国のファンが待っている!

posted by mick | 2009-11-26 11:31

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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中田にとっては息苦しいでしょうね。
型にはめようとする日本の野球と真面目なファン。
私はあの走塁、中田のヒールぶりを全国に
アピールできてよかったと思います。

posted by nakata | 2009-11-26 12:00

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

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あの〜、スポニチって、アンチ日ハムメディアとしてファンに認識されているんですがね。
ネットから適当に記事を拾ってくるのなら、
【道スポ】中田、心入れ替え練習
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fighters/201865_all.html
こういう、反対のベクトルの記事にも目を通さないと情報が偏ってミスリードされますよ。

posted by メディアリテラシー | 2009-11-26 15:13

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

コメント投稿者ID :

へぇ~アンチ日ハムメディアなんてあるんですね。
初めてしりました。

posted by ↑ | 2009-11-26 16:38

その心構えが大丈夫か(日ハム・中田の行間を読む力)

コメント投稿者ID :

こんばんは!
プロアマ交流、喜ばしい再出発でしたね!

管理人さんの前ブログでのプロアマ関連も相変わらず楽しく拝読させて頂きました。

中田さんには正直びっくり&がっかりでしたね。あれでプロなのかと…。過失以上故意未満の二度のミスで、自慰のような笑顔を見せるプレイヤーではまだまだ役不足ではないでしょうか?

反感を買われることは覚悟の上ですが、清原2世かな、と。清原さんの域には今の意識では達することすら難しいとも感じました。
遠くへ飛ばすことに酔ってしまった方ではないか、と…。
溢れる才能にあぐらをかいてしまった、そんな印象です。

また、皆さまの書き込みで知りましたが、スポニチも道新も間違った記事は書いていないと思いました。勤務の関係で読んでいましたが、道新は力入ってますから!巨人と日テレ(読売ではないですよ)以上の熱さは持っていますよ。

さてさて、大学生の投手の素晴らしさ、気持ち良かったです!元王子はちょっと不安でしたね。やはり政治の道が良いのかも…(笑)
他の投手の皆さんがねじ伏せるでなく、持ち味を活かしてバックを信じて打たせ、時に勝負に行って!と、すがすがしく感動させて頂きました。

何はともあれ、中田さんには余程の「改心」或いは「出会い」がなければ意識改革は困難と思います。甘すぎです。自分自身に…。それでも…、頑張れ中田さん!WBCの4番を目指して下さい!がっかりはしたけど期待の裏側。応援もさせて頂きます!

皆さんと同じように、どんな仕事でも普段出来ないことは、ここ一番で頭も体もついていかない、それと一緒かな?などと、期待していただけにかなり寂しく感じました。寂しいついでにTVも最後まで放送して欲しかったぁ…。

posted by 神奈川県産岩手人 | 2009-11-26 21:15

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