2008年04月30日
ご存知の通り、名古屋は連敗です。もう苦しくなってきたのですか。
う〜ん、サポとしては快進撃のあとの連敗は堪えます。
ストイコビッチ監督は、疲労を考慮してかスタメンを4人変更。いつもとは違うメンバーで臨みました。
右サイドバックに大分から移籍してきた三木。センターバックの吉田の所に増川。センターハーフの吉村に代えて山口。サイドハーフの小川に代えて深井。
結果としては、疲労していることを露呈するゲームとなった上に、これまでのスタメン組と控えとの間に戦術理解度の差があることが浮き彫りになってしまいました。
三木は本来センターバックの選手。ここに入っていた竹内の本職はセンターバックですが、果敢にオーバーラップをするという姿勢があったのに対し、三木は自重気味。得意のサイド攻撃につながりませんでした。後半途中から、適性が無いと見たストイコビッチ監督は、三木をセンターに配し、センターバックで攻め上がりの得意なバヤリツァを右サイドバックにして、オーバーラップさせてチャンスを作っていました。この辺の采配の的確さは救いに感じられます。
増川ですが、ちょっとセンターバックとしては落ち着きが少な過ぎますね。吉田が19歳とは思えないゆったりしたタイプで落ち着きを感じさせる分、対照的に見えてしまいました。もっとも、増川もバヤリツァもストッパータイプのため、増川がやりづらかったとも想像できますが。バヤリツァはしばしば中盤の位置まで上がっていってしまい、そのクセはそろそろ研究されてきました。カバーリングに長けた選手と組んだ方が良さそうです。
山口ですが、これまでは吉村が疲労した時の代わりとして働いていたのですが、試合の流れに乗れませんでした。彼のポジションは、中村直志が攻撃に出ている分の守備が役目なのですが、この日は全体的に守備陣が落ち着きが無く、プレスもかわされてしまっていたので、彼の所ではどうすることも出来なかったと解釈しています。
深井ですが、もう少しアグレッシブな姿勢がほしかった。小川が今季ブレイクしているのはその思い切りの良さ。私は本来この選手は能力の高いドリブラー&シューターだと思っているので、もっと期待しています。出来れば単独突破して欲しい。
名古屋は序盤の快走で、かなり研究されてきたように思います。また疲労も蓄積しているようです。ストイコビッチ監督のサッカーは運動量が多いですからね。この日のスタメンで、代わりに出た選手はもっと監督のサッカーを理解する必要がありますね。ちょっとナイーブな所が出てしまいました。若い選手ではないのだから、もうちょっとこなれたプレーを観たかったですね。
玉田、ヨンセンにボールが入らない展開では得点が入らないのも仕方ない所。ベテランの藤田が後半交代で入りましたが、こういう時は彼のようなベテランに頼りたい所ですね。中盤ならどこでもいい仕事はすると思うので。
連敗したということで、週末のゲームは苦しくなりそうです。だからといって、基礎造りが必要なこのチームにあって、ストイコビッチ監督が容易にやり方を変えるとも思えません。選手のアグレッシブなメンタリティー、ここが勝負どころだと思います。
川崎は本来の力が出て来たという感じですね。ようやくのお目覚めというか。ルーキーの菊池がメドが立っているので、中村憲剛が司令塔として好パスをたくさん配給していました。やはり代表の中心選手は違うなと。今後の川崎は快進撃が期待できます。
名古屋は連戦なのが辛い所です。インターバルが本当は欲しい所なのですが。選手間でのミーティングなどがあるといい方に事が運んでいきそうです。そこに期待します。
posted by ball_no_think |08:44 |
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2008年04月29日
ちょっと、興味深いニュースが流れてまいりました。
横浜、6月にもリヨンと業務提携
リヨンは、実は私のイチ押しクラブであります。まあCLでは、成績が頭打ちになっていますが、国内では相変わらず強いです。
このクラブの特徴は、一応ビッグクラブ、と言う枠に括られるクラブでありながら、経営が非常に賢いことです。
まず、ユース出身者が多い。ゴブ、マルダ、アビダル、最近の傑作は、ベンゼマ、ベンアルファ、と言った所です。みんなフランスを背負って立つ存在ですね。
また、外国人獲得が実に手堅い。まあ、ミラン・バロシュみたいな失敗例もありますが、概してそう高くない選手で、いいパフォーマンスを導き出しているます。
コストパフォーマンスのいいクラブなんですね。このような賢くて強いクラブと横浜FMが提携なんて、どこからふって湧いた話なんだろうと思いますが、レッズがバイエルンと提携していることを考えれば、それほどおかしくも無い話です。
ただ、バイエルンが、堅実経営ながらも「スター軍団」であるのに対し、リヨンは育成部門の力があり、その面では横浜FMのほうがおいしい提携かもしれません。
そのリヨンのブラジル人選手獲得にまつわる話。
リヨンには、今ジュニーニョ、フレッジ、カサッパ、クリスとブラジル人が揃っているのですが、イマイチ華やかさに欠けると思いません?
実は、リヨンのブラジル人選手獲得には一つのルールがあるのです。
それは、
「リオデジャネイロ出身の選手は取らない」
と言うものです。リオ出身の選手というと・・・ロマーリオ、エジムンド、ロナウド・・・あああ、何となく見えて来ましたね。「天才」系は多いのですが、反面「遊び好き」。練習態度もしばしば不真面目だったりします。
そこでリヨンが打ち出した方針は、ドゥンガに代表されるような屈強な気質を持つ、リオ・グランデ・ド・スール州の選手や、ブラジルではどちらかというと田舎者扱いされる北部、北東部の出身の選手を獲得することなのです。ちなみにリオ・グランデ・ド・スール州は最南部に当たります。アルゼンチンやウルグアイに近いこともあって、ドゥンガのような現実的で激しいプレーが好まれる地域なんですね。
北部というと、ペルナンブーコ州など。ジュニーニョはここの出身です。こちらの気質はと言うと、田舎者というのもありますが、どちらかというと性格的には地味で不器用なタイプが多く、おおよそ日本人がイメージするブラジル人とはちょっと違うタイプが多いです。で、勤勉です。
その様なブラジルの地方差に着目して、確実にいいブラジル人選手を獲得して戦力にしていく、リヨンの外国人獲得の確実性は、こんな所にも現れています。
アフリカ系でも、かつてはエッシェン、ディアラが在籍していました。ヨーロッパ全体でみると、中堅クラブの域を脱していないので、本当のビッグクラブに有力選手を引き抜かれてしまう、と言う辛さはありますが、こういう経営とチーム力が一体となった良いチームというのは、応援したくなるものなんです。
追記:ベンゼマ〜、頼むからリヨンを離れないでくれ〜
posted by ball_no_think |10:11 |
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2008年04月25日
2つの日本代表の合宿が行われました。
両方とも、新たな戦力の発掘が行われた模様です。
ただ、ここまでのいきさつが違いますが。
フル代表の方は、オシム監督から岡田監督に代わって、岡田監督の「色」を出すための新戦力の発掘でもありますし、岡田監督が若い戦力を呼んだのは、「世界基準」をにらんでのことだと思います。世界では、10代や20代前半の代表選手は当たり前。もちろん彼らが主力ではありませんが、この世代からフル代表の経験を積むことは後々に生きてきます。
そういう意味では、岡田監督は継続的強化の必要性をよく感じ取っているなあと思いました。戦術的には、「日本化する」と言うオシムさんから岡田さんに代わっても変わらない大根本が、どうなっているのかよく分かりませんが、きっとその点も考えられていると思います。
五輪代表の方は、選手選考にすごく時間を掛けている印象です。招集した人数がすごく多いですね。反町監督は、五輪代表を一つのチームとしてみるのではなく、フル代表へ上げていくためのカテゴリーと考えているのではないかと思います。
その考え方でいいと思います。五輪代表が成績を求められるのは事実ですし、サッカー先進国に比べて、日本という国におけるオリンピックのプライオリティーの高さを考えれば、少しでも高い成績を狙うのは当然かもしれません。しかし、あくまで国の代表の目的は、W杯でいい成績を残すことです。
ここで、オーバーエイジ枠の問題が出てきます。どうも今回のオリンピックでは、オランダもマカーイを出してくるようですし、ブラジルもカカーが意欲を見せていますし、「本気で勝ちに来ている」所も結構ある様で、今までとは少し様相が変わってきています。「日本も」となるのでしょうが、手薄なポジションにフル代表で活躍するような選手を持ってくることが果たしていいのかどうか、私はちょっと疑問に思っています。
確かにいい成績は残してもらいたいです。ただ、オーバーエイジ枠に予想される選手というのが、日本代表でも不動の主力の選手であれば、その選手は日本代表に専念させるべきではないでしょうか。理想的には、戦力的に大きな戦力になり、且つフル代表であまり呼ばれていない選手、と言うのが私の考えです。
ただ、そういう選手はなかなかいません。そこで考えるのが、「継続的強化の必要性」です。先程書いた通り、反町監督のこれまでの選手選考はフル代表につながるような選考が多いです。そこで、オーバーエイジ枠には、23歳以下という基準に惜しくも満たなかった力のある選手、と言うのを呼んで欲しいと個人的に思うのです。
例えば、前回のアテネ五輪では、オーバーエイジ枠にはフル代表にも選出されている選手が選ばれました。しかし、23歳以下という基準があり、4年に1回しか行われないオリンピックには、年齢の関係上五輪代表に入りにくい年の選手というのがあります。つまり、オリンピック開催時に20歳で、その時点では戦力として五輪代表に選ばれず、かといって次回の五輪代表には選ばれることの無い選手です。前回で言えば、ここに意外と戦力が眠っていることが分かっています。ジーコ監督時代に活躍した大黒、現日本代表にも復帰した玉田、今では日本代表の中心的存在の中村憲剛などです。
つまり、オリンピック開催時に、24,5歳で、ギリギリ五輪代表に入れなかったけれども、フル代表からはまだお呼びがかかっていない、と言う選手にチャンスを与えて欲しいのです。こういう選手に真剣勝負の国際経験を積ませることで、フル代表の層の厚さを作って欲しいと思うのです。私の個人的意見ですが、皆さんの意見を聞かせて下さい。
posted by ball_no_think |05:43 |
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2008年04月20日
岡田監督が招集した日本代表候補のメンバーに、少なからずそこそこ年のいった、中堅からベテランと呼ばれる人まで入っているのには、訳があると思いました。
能力重視で考えれば、オシムさんの目は狂い無いはずであり、その選手を引き続き招集していれば、選手選考に大きな間違いは無いはずです。
ただ、日本人でもある岡田監督は、「チーム」としての日本代表の構成を考えているような気がします。この「チーム」としての日本代表の構成、と言うのは、カリスマ性があったオシムさんの場合、選手が監督の下で分裂したり、監督と意見が衝突したりという危険性は無いように思われました。しかしカリスマ性の無い岡田監督ではそうもいきません。あのジーコ監督の下ですら、W杯の際には「サブ組」が完全にチームの和を乱していたということはもう既に知られている事実です。
つまり、今回の代表候補の選考には、「能力」と言うものさしはありますが、実際呼んでみて、その選手がどれだけチームに貢献するか、特に精神面でどのようなことが出来る選手かをチェックする意図があると思います。「戦える集団」にするには、監督の力だけではいかんともしがたいものがあります。トルシエですら、大会の直前に中山と秋田をメンバーに入れて、そうしたバランスに気を配っていました。
例えば、32歳の寺田は、年齢からいけば本大会のことを考えれば適当かどうか分かりかねますが、苦労人でもある彼は、ベンチで素晴らしい貢献をする可能性を秘めています。「黄金世代」と同期でありながら、あまり日の当る所を歩いてこなかった中村直志の選出も似たような意味があると思います。
本当の戦力というのは、ベンチ組も含めて、チーム全体のムードも含めて、チームに貢献できる人を言うのでしょう。そこの発掘には、合宿という期間は貴重ですし、岡田監督の意図はそこにかなり凝縮されているのではないでしょうか。
代表候補のメンバーが発表されて、「自分流でやる」発言が出て、どのようなサッカーをするかに興味が絞られているように思いますが、私の見方は、「チーム日本」を構成する上での人間性をよく鑑みた上での、日本代表と言うチームのフィロソフィーの確立です。岡田監督が好んで使う言葉である「ロイヤリティー(忠誠心の意味)」(日本代表に対するもの)の有る無しを監督初めスタッフがよく観察する合宿になりそうな気がします。
posted by ball_no_think |18:54 |
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2008年04月20日
いや〜、今日の瑞穂は12214人の入場者数だったようですね。私もその一人でした。
何だかユル〜イ観戦報告をしたいと思います。
午後1時のキックオフということで、みなさんお昼ご飯を持ち込みつつの観戦でした。私はバックスタンドの当日券を買い、ちょうどピッチを真横から見るアングルで観戦していました。
両チームのサポーターのコールがひとしきりあり、選手入場。
グランパスはいつものメンバーです。ジェフは下村が出場停止。キーパーも岡本で立石ではありませんでした。私は、単に午後1時キックオフ、と言うのが試合終了時間を考えると観戦に都合が付いたので瑞穂に行ったのですが、その様なテキトーな動機で観戦に行くと、結構痛い目に遭います。
試合開始。両チーム、蹴りあいでボールが収まりません。グランパスはいつものサイド攻撃をしようとしますが、パスがつながらず、なかなか得意の形に持っていけません。
しかし、そうこうしているうちに徐々にボール支配は名古屋のペースに。ペナルティエリア内で、突破を図った小川が倒されPKに。小川はもう完全にブレイクしたといっていいでしょうね。ヨンセンがあっさり決めて先制。あとでリプレイをビジョンで見たら、結構危なかった。ヨンセンにこれから蹴らせて良いものか、ちょっと不安。
痛い目に遭ったのはここから。ジェフに押し込まれ、コーナーから巻に思い切りよくシュートを打たれ失点。さらに、立て続けにシュートを打たれ、伊藤に決められました。
その後は前半は膠着状態。グランパスはポゼッション出来ない状態が続きます。
前半終了。
さて、ユル〜イ観戦者である私は、腹ごしらえなども兼ねて、メインスタンド方面へ行き、売店を眺めていました。前半の終わり方からすると、しばらくはスコアが動かないだろうと思い、また、自分みたいなテキトーサポーターが訪れた日には得てして負け試合になるものだという覚悟もあり、焼きそばなどをパクつきながらハーフタイムが終わり後半が始まりました。
ここで、瑞穂の状況について。スタジアムの「食」の状況はあまりいいとは申せません。独自の「スタジアムグルメ」と呼べるようなものはあまり無く、名物グルメらしきものはありません。普通にフランクフルトやポップコーン、弁当類は焼きそばやおにぎりセットなど当たり前のものが多く、スタジアム内で売られていて値段が高くなっている割には、売店の状況はいいとは言えません。
さて、C.C.レモンを飲みながら、観戦に戻ろうかという所でアナウンスが聞こえてきました。グランパスの選手交代。中盤の吉村に代えて早くもスーパーサブになりつつある杉本を投入。ストイコビッチ監督、点を獲りにきました。
さて、バックスタンドのチケットを持ちつつも、バックスタンドの今日の日差しはきつくて、結構観戦に疲れるので、ジェフ側ゴール裏スタンドの上の方から見る事にしました。高い所からみると、やはり全体が見渡せて試合の流れがよく分かります。後半は、監督の檄が効いたのか、明らかにグランパスペース。ボールをポゼッション出来るようになり、サイドチェンジも頻繁に行えるようになり、ハーフコートマッチ状態に。
やがてジェフゴール前でサイドに振り回して、ゴール前のヨンセンにボールが渡って、日本人ではあり得ない高い足の角度からのシュートが決まり同点。やはりヨンセン、足が長い。あの高さをノートラップで打っちゃうんだから。
さらに攻勢は続き、カウンターでマギヌンのロングパスを玉田が受けゴール前へ突進。完全に数的優位となって、最終的には杉本が「ごっつぁん」ゴール。瑞穂が沸き返りました。
私の様な不届き者が観戦したにも関わらず、逆転できるなんて、グランパスは今年は希望が持てます。昔は先制されたらもう意気消沈で逆転できるようなメンタリティーは望むべくも無かったですからね。
その後もストイコビッチ監督は、マギヌンに代えて深井、玉田に代えて山口と着実に手を打って、試合を「クローズ」させに入っていきます。後半はそれほど危ないシーンも無く無事勝利。3-2。気持ちよくスタジアムをあとに出来ました。
課題:試合の入り方が少し不用心だったかも。序盤にペースをつかむための工夫が何か必要かもしれません。
収穫:それまでの状況がどのようであれ、しっかり押し込める時間帯があったこと。そこで点を獲ることが出来た事。また、逆転できるようなメンタリティーを持つことが出来るようになったこと。こんな所でしょうか。
posted by ball_no_think |00:25 |
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2008年04月18日
日本代表候補メンバーが発表されました。ACLに臨むガンバと鹿島からは選ばれていません。
GK:
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)
都築龍太(浦和)
川島永嗣(川崎)
DF:
寺田周平(川崎)
中澤佑二(横浜FM)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(磐田)
阿部勇樹(浦和)
栗原勇蔵(横浜FM)
徳永悠平(FC東京)
長友佑都(FC東京)
MF:
中村直志(名古屋)
羽生直剛(FC東京)
西紀寛(磐田)
中村憲剛(川崎)
鈴木啓太(浦和)
山瀬功治(横浜FM)
茂原岳人(柏)
今野泰幸(FC東京)
山岸智(川崎)
香川真司(C大阪)
FW:
永井雄一郎(浦和)
高原直泰(浦和)
玉田圭司(名古屋)
巻誠一郎(千葉)
高松大樹(大分)
大久保嘉人(神戸)
まず、GKについて。岡田監督は、「今までの3人に対して刺激を与えるため」と言う主旨のコメントをしていますが、それなら都築でなくても良かったのではと思ってしまいます。実際、同レベルのGKは各チームにおり刺激を与えるならば、もっと若い世代の選手を選んで欲しかったです。
DFは、寺田が初招集。年齢のことは選手のコンディション次第では関係ないと思います。センターバックというポジションで言えば、本大会に34歳になっていても十分できると思います。年齢がどうこうと言うより、選手個人個人の問題だと思います。
「岡田色」を出してきたのでしょうか、栗原と徳永が選ばれています。センターバックに関しては、見極めたい所なのでしょう。徳永に関してはよく分かりません。サイドバックでも、左をこなせる長友は分かるのですが、こだわる理由は監督のみぞ知る、と言う所でしょう。
MFは驚きの名前もありますね。香川はむしろあまり驚きではありませんでした。この辺でフル代表の水に慣れておくというのも経験になりますし、内田、安田といった所を選んできた岡田監督なら十分にあり得ることでした。
いい意味での驚きは、中村直志と茂原です。中村直志は代表候補に選ばれるクオリティのプレーをしてはいましたが、使いどころが難しいように思います。ハードワーク出来る選手なので、中盤ならどこでも、と言う感じでしょうか。茂原に関しては、そのセンスの高さは知る人ぞ知るという感じでしたが、どういう使い方をするかどうかが興味深いです。
西も含めて、アウトサイドでもインサイドでも使える選手を選んでいると思いますので、フォーメーションありきでの選出ではないことは分かります。合宿をやっていく中で、最適のフォーメーションを探っていく、またオプションを見つけていく、と言う感じなのでしょう。
FWでは、永井が久しぶりに選ばれました。この所の活躍を見れば当然という感じがしますね。管理人推薦の選手なので、活躍して欲しいです。
それにしても、茂原が選ばれるとは思ってもいませんでした。大木コーチとのつながりもあるのかもしれませんが、こういう個性の強い選手を生かすことが出来れば、岡田監督の株も少しは上がるのではないでしょうか。
しかし、全体的にみて、サッカーの方向性が見えて来ません。このメンバーとガンバと鹿島のメンバーを加えて、クラブチームのような戦術練習をするつもりなんでしょうか。合宿は、一種の実験場になるのでしょうか。
「日本化」と言うキーワードを残して、オシムさんのチームは解体されたという印象です。これがプラスに働くことを願っています。
岡田監督は、自分の色を出す、と言っているのだから、もっと今回の選出に関していろいろ説明をするべきではないでしょうか。どのような形にしろ、もう少し説明責任を果たして欲しいと思います。
posted by ball_no_think |11:41 |
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2008年04月07日
東京ヴェルディが・・・
シーズン始まって当初は、「らしからぬ」忍耐強い戦いをしていたので、これじゃあ「禁欲サッカーだなあ」なんて思って観ていたのですが、ご存知の通り状況は一変。「出戻り」フッキのチームに与える効果は絶大でした。
昨日の神戸戦、まあ大久保の一発レッドはいろいろ問題になるだろうけれど、ヴェルディが試合を支配したことに異論は無いでしょう。
とにかく、ディエゴが伸び伸びとプレーしている。これもフッキのおかげ。前線にタメができて、全体が押し上げることが可能になり、また守勢になればフッキを起点にカウンターができるようになりました。
して、メンバーを眺めてみると、なかなか「ヴェルディらしい」感じがぷんぷんしてくるのです。
守備陣が渋い。「玄人」が揃っているという感じ。「なにげに巧み」な土屋、「やっぱりうまい」服部、「なにげにやらしい」福西、「移籍してもすぐポジション奪取」土肥、と何か「濃い」メンツが揃っておりまする。前線も、ディエゴ、河野、フッキ、レアンドロ、とこちらも濃い。
守備陣が濃いのは、高齢化と関係あるかもしれませんが、若手の攻撃の選手にとって、「老獪な」この守備陣は結構イヤらしいでしょう。
攻撃陣は河野を含めるとおもしろいです。ディエゴ、フッキ、河野と左利き三人トライアングルを組む形になり、左利きならではの「イメージの共有」が感じられるシーンが昨日の試合でも散見されました。レアンドロも含めて、動きが流動的になり、より即興的になったので、日本らしくない(外国人ばかりだから当たり前か)攻撃が展開されていました。
好感度は低めなのですが、やらしさは満点。ヴェルディが面白くなってきました。
posted by ball_no_think |11:09 |
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2008年04月05日
2試合まとめて振り返ってしまいます。
まずは磐田対浦和戦。
磐田はいつものメンバーとは少し違って、ボランチに犬塚、左アウトサイドに成岡、トップ下に上田という布陣を組んできました。上田と成岡の位置が逆かと思ったのですが、試合が始まると事前の予想通りでした。
浦和は、エンゲルスのスクランブル体制です。つまり闘莉王ボランチ作戦。3バックにはここのところ坪井に代わって起用されている堤が入り、鈴木啓太の復帰で注目されたトップ下は梅崎が起用され、またとうとう待望の2トップ、高原とエジミウソンが組まれ、山田がベンチという布陣になりました。
浦和は指摘されているように、ケガのポンテを除くとパサーが不在のため、前線へボールを供給する選手がいないため、取りあえず総合的に何でもできる闘莉王をボランチにおいて、配給役としています。
試合開始まもなく、右サイドで粘った磐田の駒野がコーナー付近からクロス、これにニアで合わせたのが新外国人のジウシーニョ。ボールは狭い間を抜けてゴールに吸い込まれていきました。何となく浦和のアンラッキーさを象徴しているかのようで、うまく回らないチームにありがちな失点と感じました。
その後は均衡した展開。前半が終了し、後半になっても浦和は一向に磐田を押し込めません。原因は、パスがみな足元足元へつないでいること。スペースへのパスが無いのです。浦和の選手は技術は高いはずなのですが、安全な選択肢を選んでしまいがちで、仕掛けのパスが全くみられませんでした。
後半途中、左サイドの相馬に代えて山田がイン。平川が右から左にサイドを変えます。スペースを使う意識に乏しい中で、単独突破ができそうな相馬が精彩を欠いたので、外したのは正解だと思います。
しかし、それでもまだ点が入りそうな危険な場面がありません。業を煮やしたエンゲルス監督は、高原と梅崎をアウト、細貝と永井を入れました。細貝はボランチで、闘莉王をトップ下にあげるというスクランブル体制です。
この場面になって、ベンチやサポーターの空気を察したのでしょうか、阿部がポジションをどんどん飛び出した動きを連発します。それが実って、左サイドから平川が入れたクロスに、ゴール前まで走り切った阿部が右足を振り抜いてゴール。1--1となります。
もうこうなると形というものにこだわってられない浦和。もともとカウンター型のチームですが、懸命にゴールを目指してサイドが踏ん張ります。永井が入ったことで中盤の流れが良くなったと思います。
そうなった所で、左サイドからの折り返しを、ゴール前になだれ込んでいた闘莉王が豪快なヘッドでゴール。あとはご自慢の守備で逃げ切りました。
結論から言うと、高原は機能するのにしばらく時間がかかるということです。エジミウソンの方がまだトップとしては機能します。磐田のDFかがはなかなか見どころのある選手ですが、高原を完封していました。高原は浦和でのプレーにおいて、その位置がはっきりしません。中盤に中途半端に下がってきて攻撃の流れを止めたりするのは、パサー不在と関係あるのでしょうが、ポンテが戻ってくるまで高原はベンチの方が良さそうです。それか、永井のように中盤と絡めるプレースタイルに高原が意識を変えるか。もともとハンブルガーやフランクフルトでやっていた時は、中盤とうまく絡んでいたので、そういうプレーもできるのですが、今はトップという位置にこだわってしまって、それが浦和の中で空回りしています。
エンゲルス監督は何とか勝ちを拾ったという所でしょう。確かに磐田のほうは勝つ要素は少なかったものの、浦和にも改善すべき点がかなりみられました。スペースの使い方が、どうもチーム内の意識統一ができていないようです。攻めのビジョンも見えてこない。結局、阿部とか闘莉王といった、「エキストラアタッカー」に頼っているという状態です。このままでは、しばらく苦戦が続きそうです。
次は名古屋対横浜FM戦。
名古屋はいつものメンバー。横浜も開幕から変わらないオーダーです。序盤から両チーム、ゴール前へ迫る場面が何度となくあり、スリリングな試合が展開されます。現在上位チーム同士らしい、緊迫感のある試合展開でした。
横浜はロペスが中心となってパス回しが展開し、山瀬が突破を仕掛けるという所なのですが、名古屋守備陣が何とかこらえます。名古屋の方は、相変わらずの切り替えの攻守の切り替えからサイド攻撃というストイコビッチ監督のスタイルで戦おうとしましたが、両サイドの強い横浜に対しなかなか有効な攻撃にはなりません。
しかし、玉田は切れていますね。今ならドリブルに入ったら必ず二人は相手に出来ます。
先取点は前半半ば。名古屋で左サイドバックとしてブレイク寸前の阿部から、左サイド深くへバックスピンのかかったパス。これに売り出し中のMF小川が追いついて、田中隼磨をかわし、ゴール前へ低いライナー性のクロス。これをマークを一瞬外したヨンセンが決めて、1-0。
このまま後半に。しかし後半になると、中盤をロペス中心にゾーンを上げてきた横浜に一方的に攻められます。山瀬の位置も高くなり、センターハーフの中村、吉村が位置を下げてしまい、ますます防戦一方。ここで、ストイコビッチ監督は吉村に代えて山口を投入。これは疲労対策でもありますし、吉村と山口は監督の中では併用していく考えのようです。
しかしペースは変わらず。大島のシュートがバーに当る幸運もあり、得点は入らず。運動量の落ちたマギヌンに変わり、前線を活性化させる意味で杉本を投入。玉田を位置を下げて、ヨンセンのワントップに近い形に。これでも押し込まれるので、さらにヨンセンを下げて、DFの増川を入れて5バックに近い形に。これは監督のインタビューで後で判ったのですが、田中隼磨を警戒して、阿部をマンマークで付かせるためであって、4バックで戦うスタイルは変えていないとのことでした。
ゴール前の絶好球を山瀬がシュートしてクロスバー直撃。さらには大島のヘッドがゴールを教習した所を楢崎が見事なフィスティング。ストイコビッチ監督、序盤からこんなに運を使っていいものでしょうか。
その大島のシュートを防いだ直後、ロペスのキープしたボールを奪い、カウンター。まさにこのためにいた杉本が単独で抜け出し、田中隼磨の追撃を振り切って、ゴール前でも落ち着いてGKをかわしてゴール。
ストイコビッチ監督お得意のガッツポーズが出ました。
名古屋はこれで2-0にして、試合に幕を下ろしました。試合内容はかなり圧倒されて、シュート数は名古屋9本、横浜17本という数字でも明らかです。しかし、監督の選手交代が理に適っていて、横浜のゴールが決まらなかったこともあって連勝がつながりました。名古屋はスタイルを維持しつつも、しぶとく勝ちをものにできて、この経験は次につながっていくと思います。
横浜はあらためて強い、と言う印象でした。引き続き優勝を狙っていくチームだと思います。名古屋はそこに食い下がれればいいかな、と。浦和はポンテ待ちですね。高原の問題は頭が痛い所です。磐田も前田待ちかなと。前線で起点に成れる人がいません。
試合後の杉本のサポーターに対するアジテーションが印象的で、この選手はサポーターに支持されるなと思った試合後でした。
posted by ball_no_think |18:54 |
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2008年04月05日
バーレーン戦で内容も無く負けて以来、バッシングが止まらない岡田監督。
しかし、よくよく考えてみると、代表監督というのは非難されてなんぼ、と言うか、いつも悪く言われてしまう因果な職業なのですね。
代表監督というだけで、その国のサッカーの希望を一身に担う存在になるせいで、期待値というのは自然と誰でも自分の国の代表に対しては高いものですから、それに見合うものを打ち出すことは容易ではありませんから、自然と不満の矛先が向くのですね。
そういえば、日本のサッカーの歴史の方が異常だったと思います。
明治維新の頃よろしく、外国人教師に「右にならへ」状態になって、その中身を吟味することも無く受け容れてきたように思います。
もちろん適切な批判もありましたが、おおむね外国人監督に対して、特にマスコミは甘かったのではありませんか。仮にも代表監督なのですから、どんどんバッシングしてOK。その重圧に負けるような人ではこの職業は務まりません。
オシムさんは間違いなく優秀な監督ですが、その「語録」の深さやサッカーの斬新さに、批判する声の方が「フリーズ」していた感があります。本来、期待値が高ければ、アジアカップ4位というのはもっとバッシングされていいものではなかったではないでしょうか。「内容があった」と言う声もあると思いますが、あの時点でのオシムサッカーは最後のフィニッシュにはまだ手を付けていないという感じで、ネットではそこらあたりの理解がある方面もありましたが、しがないマスコミはもっと批判をして当然だったと思います。
どうも外国人相手だと批判の矛先が鈍る、どうもこれは「日本人病」ですね。
しかし、監督が日本人である岡田監督になって、批判の声もしっかり挙がるようになってきたといえます。これが正常な状態なのだと思います。期待される代表監督が、さらなる期待や批判のためにバッシングされる、これがごく普通のことであると思います。
もちろん、サッカー協会は任命した責任を取って、代表監督を守らねばなりません。トゥルシエの時は、この構図が逆転して、「守らない協会、賛同するサポーター」と言う事になって、おかしなことになっていました。
岡田監督はタフな人ですから、ガンガン批判していって問題無いと思います。もちろん物理的な手段に及んではいけませんが。ただ、前任者との比較はあまり良くないと思います。「尊敬」に近い賛同の声を得ていたオシム監督のあとを受けるのは、誰だって損な役回りを引き受けることになり、イヤなはずです。そこをあえて引き受けた人に、前任者との比較でものを語るのは「病魔」に倒れてしまったオシム監督の事情を考えればナンセンスだと思います。全てが「オシム監督だったら」と言う仮定になってしまい、それは現実には成立しないことだからです。オシム体制が続いていたとして、どうなっていたかは判らないことなのですから。
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