2008年03月31日
バーレーン戦の結果を受けて、ネット上を中心に血祭りに上げられている岡田監督。どうやら、多くの人はバーレーン相手に内容でも結果でも負けたことが納得がいかないようです。
内容で負けているとは決して思いません。どっちもどっちの内容でした。ただ、その内容というのが、バーレーン主導のものであったことが多くの代表サポの反感を買った所でしょう。まあ、負ければ監督は叩かれます。仕方ありません。
ただ、選手の方が勘違いして欲しくないと思います。もうオシム監督は戻ってこないのです。
「オシム監督の頃は・・・」
と言い出す選手がいたら、岡田監督はその選手を即刻切るべきです。東アジア選手権では、監督の采配よりも選手の覇気の無さの方が(特に韓国戦)目立ったのではないでしょうか。今回の試合でも、蹴り合いになった時に泥臭いことをガンガンできなかったのは日本の選手の方で、私はどうも日本の選手が「ひ弱」に見えてしまうのです。ここに中山雅史選手のような選手がいたら・・・と思ってしまうのです。
ここで、今までオシム監督以降代表に呼ばれていない選手で、勝手に推薦したい選手を紹介したいと思います。
まずは小笠原。これは多くの人の賛同がいただけると思います。ボール奪取力もイタリアに行って上がりましたし、ビジョンをもって攻撃を仕切ることのできる数少ない選手です。遠藤とかぶる所もありますが、中央の守備やディフェンスとの連携で、小笠原の方がより後ろのポジションで使えると思います。リスクを承知で、ワンボランチで彼を使ってみるのもおもしろいと思います。鈴木はいい選手ですが、彼をボランチで使っている限り、日本代表の攻撃力の格段のアップは無いと思うのです。中村憲剛もいいですが、より腰の強い小笠原にアンカーの位置を託してみるというのも、彼の卓越した戦術眼からすれば一考の余地はあると思います。
次に新井場。懸案の左サイドバックですね。現在好調を維持しているというのもありますが、小宮山と比べて経験値を買います。小宮山もいい選手ですが、新井場は大きなサイドチェンジに対応できるのと、スケールの大きさが魅力です。セットプレー要員としても身長の高さからいって使えるメドが立ちます。
さらに永井雄一郎。セカンドトップとしても適性がありますし、攻撃的中盤としての汎用性に優れています。どこからでも仕掛けられるドリブルは魅力。また意外に知られていませんが、フィニッシュは非常に正確で、キックの技術が非常に高いのでシャドーとしてのフィニッシュ力に期待がかかります。岡田監督は3トップも採用する可能性がありますから、彼などはウイングの適性があるといえるでしょう。
続いて那須。これは異論もあると思います。ただ、彼がマリノス時代の秘蔵っ子だったということではなく、純粋にセンターバックとしての能力で買っています。ラインを統率できる能力が高いと思います。高さでは飛び抜けていないものの、最終ラインの安定感をもたらす存在として、その明るいパーソナリティとともに大きな可能性を持っていると思います。ラインでの駆け引きに長けている所が特徴。ポスト中澤とまではいいませんが、闘莉王と組むセンターバックの候補として考慮の余地があると思います。
さらに市川。右サイドバックは候補がいっぱいいるのですが、フルバックを任せられる選手となると絞られてきます。ランニングの質、量ともに卓越していますし、昨シーズン見せていたようなペナルティエリア右隅からのミドルなども魅力です。センターバックのカバーリングという面でも、身長の高さを考えて、加地、駒野より優っている部分もあります。
まだまだこんな選手がいる、と言うコメントお待ちしております。
posted by ball_no_think |20:31 |
代表は、日本サッカーの鏡 |
コメント(8) |
トラックバック(0)
2008年03月30日
開幕から連勝でスタートした好調のチーム同士の対戦。
さすがにレベルが高いと思いました。雨、風というコンディションの中でも、ボールコントロールがしっかりできるのはJ1でもあと数チームくらい。
開幕からのメンバーをいじらずに使ってきましたが、序盤は静かな立ち上がり。
先制はマルキーニョスがやや強引目に打ったシュートをマリノスGK榎本がファンブルして鹿島が決めました。
しかし、マルキーニョスという選手、いろいろなチームを日本でも渡り歩いていますが、本当に価値のある選手になってきましたね。運動量が豊富で、前線で攻撃を作ることができ、フィニッシュの能力もある、タイプは違いますが、その価値の大きさはかつて同じ鹿島でプレーした、ビスマルクにも匹敵すると思います。
マリノスの反撃は、後半になってから。開幕戦と同じく、小宮山が左サイドから切れ込んで、シュートを打ちました。バウンドがよく、スリッピーなグラウンドも手伝って曽ヶ端の横をボールが抜けていきました。
膠着状態になって、ダニーロ投入。
オリヴェイラ監督のいつもの采配です。
昨年までは、これでリズムがおかしくなることが多かったので、この采配があると、「こりゃちょっと鹿島やっかいなことになるぞ」と思っていたのですが、今シーズンダニーロはフィットしてきました。
ダニーロの特徴はそのリズムの変化です。基本的にリズム感が日本の選手と全く合わないのですな。それが、本人の努力の結果、何とか日本の選手に合わせるようにパスを通すようになり、独特のリズムが返って相手チームを混乱に陥れるような効果を生み出しています。
もともとあの名門サンパウロFCで「10番」を背負っていた選手。このままダメ外国人で帰るわけがありません。今日の試合でも、日本人選手とはちょっと違ったタイミングでパスを通していました。
決勝点はそのダニーロ。左からのクロスがこぼれた所を左足を一閃。スペースの無い所でしたが、キーパーの股間をきちんと抜くコントロールショットでした。
何だか、ちょっと緩いリズムにも見えるダニーロ。日本のテンポには決して合いません。しかし、日本人が4拍子を刻んでいる所で、3拍子を奏でるようなそのプレーは、何かを超越したものを感じます。もともとパス・ドリブルなどのテクニックは折り紙付きですから、これからもリズムを変えたい時に「切り札」として登場して活躍すること間違いないでしょう。
ちょっと、ダニーロに熱視線になってしまっている最近です。ああいうリズムの違う選手が居るとおもしろいんですよ。
posted by ball_no_think |18:55 |
地域活性化のためのJリーグ |
コメント(6) |
トラックバック(0)
2008年03月26日
世の中では、「平山」「平山」と言っておりますが、私としては物事をこれほど中途半端にする男に多くを望むのは間違っていると思います。
思えば、国見高校時代から「怪物」と言われ、飛び級で世代が上の代表に選ばれていたものの、一旦は筑波大学に進学し、休学してオランダに渡り、ホームシック(本当か?)が原因で日本に帰ってきて、筑波を退学してFC東京にプロ入りし、今筑波大学への復学をしている(まだ出来ていない?)とのこと。
やることに一貫性が無いです。辛抱強くないのだと思います。それは個人の性格だと思いますが、きっちり腰を据えてトレーニングしたことがどれほどあるのか疑問に思ってしまうのです。それなのに、マスコミはかつての「怪物」のイメージで平山のニュースになると大きく報道し、一挙手一投足が話題になる、これは結果を出していない選手に対しておかしいと思いませんか?
話がそれてしまいましたが、この度五輪代表のアンゴラ戦に招集された豊田陽平選手は、期待度大です。身長は185cmと平山に代わるポストプレーヤーとしてはインパクトが小さいですが、ゴール前での強引さはあります。
星稜高校出身で、今オランダで奮闘している本田圭佑の1年先輩に当たります。本田曰く、
「豊田先輩は、本当に背筋とかめっちゃ強くて、すごいんですよ」
とのこと。あの本田がストライカーとして一目置く存在が、この豊田陽平です。
もともとは名古屋に所属していましたが、名古屋では出番が無くレンタルで山形へ。昨期の成績はJ2で29試合出場、6ゴールとそれほどインパクトは無いですが、単にポストプレーヤーというだけでなく、よく走る選手でもあり、ゴールに対して貪欲な姿勢がうかがえます。少なくとも、存在感があり、相手ディフェンダーからすれば「イヤな感じ」がするタイプの選手です。
今五輪代表はストライカー不足に悩んでいますが、その中でも一番悩ましいのは「ゴール前の威圧感」ではないでしょうか。前線から守備をする、ボールを受けに走るといったフォワードに必要なプレーが出来る選手はいますが、ゴールに迫力をもって迫る、と言ったタイプの選手に苦慮しているように見えます。森島などはなかなかいいものを持っていると思いますが、とにかくこのタイプが少な過ぎるのです。その点、豊田はこのタイプではないでしょうか。アンゴラ戦のメンバーを見ても、フィジカルに優れたタイプは彼しか選ばれていない所をみても、期待されているのだと思います。
このタイミングで、しかもブランクを経ても招集されたからには、おそらくアンゴラ戦ではスタメンで使われると思います。請うご期待です。
posted by ball_no_think |02:22 |
代表は、日本サッカーの鏡 |
コメント(6) |
トラックバック(0)
2008年03月23日
親善試合に挑む、フランス代表が発表されました。
相変わらずの大量招集です。
フランス代表メンバー
GK: グレゴリー・クペ(オリンピック・リヨン)、セバスティアン・フレイ(ACFフィオレンティーナ)、ミカエル・ランドロー(パリ・サンジェルマンFC)、スティーブ・マンダンダ(オリンピック・マルセイユ)
DF: エリック・アビダル(FCバルセロナ)、ジャン・アラン・ブームソン(オリンピック・リヨン)、フランソワ・クレルク(オリンピック・リヨン)、ガエル・クリシー(アーセナルFC)、マティウ・デルピエール(VfBシュツットガルト)、ジュリアン・エスキュデ(セビージャFC)、パトリス・エブラ(マンチェスター・ユナイテッドFC)、ウィリアム・ガラ(アーセナルFC)、ガエル・ジベ(オリンピック・マルセイユ)、フィリップ・メクセス(ASローマ)、アディル・ラミ(LOSCリール・メトロポール)、バカリ・サニャ(アーセナルFC)、セバスティアン・スキラッチ(オリンピック・リヨン)、リリアン・テュラム(FCバルセロナ)
MF: マティウ・ボドメル(オリンピック・リヨン)、アルー・ディアラ(FCジロンダン・ボルドー)、ラサナ・ディアラ(ポーツマスFC)、マティウ・フラミニ(アーセナルFC)、クロード・マケレレ(チェルシーFC)、リオ・アントニオ・マブバ(LOSCリール・メトロポール)、サミル・ナスリ(オリンピック・マルセイユ)、ジェローム・ロタン(パリ・サンジェルマンFC)、ジェレミー・トゥララン(オリンピック・リヨン)、パトリック・ビエラ(FCインテル・ミラノ)
FW: ニコラス・アネルカ(チェルシーFC)、アテム・ベン・アルファ(オリンピック・リヨン)、カリム・ベンゼマ(オリンピック・リヨン)、ジミー・ブリアン(スタッド・レンヌFC)、ジブリル・シセ(オリンピック・マルセイユ)、シドニー・ゴブ(オリンピック・リヨン)、ティエリ・アンリ(FCバルセロナ)、フローラン・マルダ(チェルシーFC)、フランク・リベリ(FCバイエルン・ミュンヘン)、ルイ・サア(マンチェスター・ユナイテッドFC)、マティウ・バルブエナ(オリンピック・マルセイユ)
トレゼゲがはずれたのは最近いつものことですが、EUROに向けて、大一番に強いリアルストライカーを外しているのは気になる所です。まあ、私としては期待のベンゼマが活躍してくれる大会になってくれれば何も問題無い所なんですけれどね。
GKはクペで決まりでしょう。国際経験からいって、彼は今大会が最後になるはずですが、でも彼で決まり。安定感があります。
DFは、サニョルがはずれているのが気になりますね。右サイドからいいクロスを入れられる選手は誰でしょうか。サニャとクレルクの争いですね。左はアビダルが有力でしょう。センターは決まりませんね。ガラとテュラムでは、安定感がありますが、高年齢化が心配です。だからといって、ブームソンやメクセスには不安あり。エスキュデに期待ですかね。
MFはビエラを選ばないで欲しい。彼はどうもツキの無い男なんですよ。インテルでも彼がブレーキになっているくらい。CLのリバプール戦で途中出場で出て来て、チームを悪い流れに持っていった張本人。そんなにいい選手とは思わないんですけれどね。ラサナ・ディアラ、フラミニ、ナスリの三人が希望。ナスリを選んだのはフォワードとの絡みで。3センターもいいですが、それをやるほどのMF陣ではないかと。
FWは粒ぞろいですね。リベリーは当確でしょう。FW登録ですが、MFで出て欲しいですね。後はベンゼマ、アンリ、マルダなど。ベンゼマをトップに、アンリ、マルダをウイングにという感じですかね。トップ下にリベリーで、ナスリはその控え。そんな感じでどうでしょうか。
まあ、ドメネク監督は「変人」の呼び声高い人で、どうなるか分からないですけれど、そろそろナビスコ観たいので、〆にします。
posted by ball_no_think |12:56 |
世界のサッカーの趨勢 |
コメント(1) |
トラックバック(0)
2008年03月19日
まだ、2試合しかしていないのに、な~にが分析だ、と言われるかもしれませんが、こうも対照的な結果が出ていると、傾向やら問題点やらが浮かび出てくるものです。
優勝候補と目されているチームに苦戦が目立ち、そうでないチームの好調ぶり。
ここでは、優勝候補とされているチームの不調の原因を追究してまいりたいと思います。
まずは浦和レッズ。
監督が変わってしまったので、どうなるか分かりません。
と言うのが正直な所ですが、ナビスコでどのような布陣を敷いてくるかが注目の的です。
浦和サポから聞こえてくる所では、
「4バック導入」
「3トップ」
などがありますが、多分その様な思い切ったことをしてはこないと思います。エンゲルスはもう外国人とは思えないほど、「日本的に、事を穏便に」運ぶような性格の人ですから、レッズのベースとなる守備の部分にはメスを入れないと思うんですね。で、日本代表で高原がいない状況で、3トップをやろうにも人がいないですし。仮に、CF エジミウソン 右 田中or永井 左 梅崎 と言う3トップを並べてみても、MFがいません。それにこの布陣で、4バックでも3バックでもフォワードの後ろが空き過ぎて有効な攻撃が出来ないと思います。あとに記述する、川崎フロンターレと同じ状態が出来上がってしまうので、やっぱり3-5-2かなと。
レッズに必要なのは、グランパス戦で一回見せた細貝のような、フリーランニング。前の方の選手はいい選手を揃えているのだから、後ろから走り込まないと攻撃の厚みが出ないと思います。あとはサイドの選手のインサイドへの走り込み。サイドを突破しても、クロスを上げる標的になる選手が昨年のワシントンのように「別格に強い」選手ではないので、中央からの攻撃をもっと増やした方が良いように思います。フォワードがサイドに開くこともあるでしょうし、ポジションがもっと流動的にならないと今の攻撃のメンバーではなかなか相手を崩せないでしょう。
一番効果的なのは、「補強」なのですが、レッズのマネーをもってしてもタイミング的にそれは無理です。あとは焦らないことですね。グランパス戦でみられた光景ですが、アウトサイドが上がりきってしまって、「4トップ」のようになってしまっていることがありました。あれでは攻めるスペースを消してしまっているようなものです。上手く攻撃できない苛立ちから気持ちが前へ行ってしまっているのでしょうが、攻撃はあくまでスペースがあって出来るもの。サイドは走れる選手が揃っているので、じっくり守ってからカウンターを狙っていけば、まもなく勝てるようになるのではないかと思います。
次は川崎フロンターレ。
看板の3トップが機能しません。試合をみて感じたことですが、強力な3トップという攻撃の「第1波」が来た後の「第2波」が来ないのです。フォワードの後ろが時間的にも空間的にも空き過ぎ。フォワードにパスを出せる選手が中村憲剛しかいない中で、ボランチの位置にいる中村とフォワードとの間に入る選手がいません。フッキにしろジュニーニョにしろ鄭大世にしろ個人の能力には疑いがありませんが、単発の攻撃に終わっています。本当は、ゴール前でもつれてくれれば、後ろから山岸が駆けつけてフォローが出来るのですが、そこまで粘り強くゴール前で粘れるタイプのフォワード陣ではありません。
私が見たニュースの中では、どうやら3-5-2に戻すようですが、それで間違いないと思います。神戸戦で、終了間際に大橋が点を取ったことでも明らかなように、後ろからの援護射撃が必要なのです。中盤の人数が少ないと守備面でも中村憲剛の負担が大きくなり、今度は守備が崩壊するという悪循環に陥っていますから、昨年までのやり方を踏襲することで復活すると思います。ナビスコで新人や若手を使いながら昨年のやり方を思い出すことによって、強さが戻ってくると思います。必要なのは「強さ」ではなく「バランス」だった様です。
そしてガンバ大阪。
個人的には一番重症ではないかと思っています。と言うのは、西野監督というのは結構頑固な人で、ポジションを動かしたりフォーメーションを変えたりということは自分の持っている考えの外ではやらない人で、つまり周りの意見をよく聞くタイプではないのですね。それゆえ悪循環に陥ると、出口を見つけるのに苦労するというタイプなので、心配です。
磐田戦をみて思ったことは、まずバレーのシュートが驚くくらいに入らないこと。これは解決の方法が適当なものが見つかりません。単純に、メンバーから外してみた方が良いのではないでしょうか。次にルーカスの使い方について。2トップの一人として使うと、本人がポストをやった方がいいのかシャドーをやった方がいいのか分からなくなってしまうようです。監督はルーカスに求めるものを明確にした方がいいと思います。器用な選手なので。磐田戦では、後半ルーカスをトップ下のポジションに移していい攻撃の時間帯を作っていました。この時はバレーがシュートミスをしまくったのですが。ただ、明神のワンボランチにすると、遠藤がどうしても後ろのエリアで仕事をすることが多くなり、二川の攻撃への絡みもあまり有効な感じがありませんでした。また、ルーカスをダイヤモンド型の中盤で使うと、4バックが現在加地が離脱していることと、センターバックの一人が新加入の選手ということで、守備に不安感があります。磐田戦ではそこで結局「ゴン」中山隊長に、メモリアルゴールをプレゼントしてしまいました。
ガンバが得意としているパスサッカーを展開しようとするなら、ルーカスはやはりフォワードで使った方がいいでしょう。得点を獲ることに専念させた方がいいと思います。それもポストプレーとか丁寧なサポートの動きなどを求めずに、ゴール前での仕事に集中させた方がいいと思います。中盤にいくらでもボールを出せる人はいるのですから。フォワードのもう一人は播戸で決定。バレーはしばらくはスーパーサブとして途中出場で慣らし運転させてからスタメンに戻した方がいいでしょう。そのくらい今のバレーは当たっていません。
心配なのは、西野監督がルーカスの役割をしっかりと定めているかということ。それが決まっていないと、攻撃陣がまとまりません。器用なルーカスにいろいろな仕事をさせてバリエーションを持たせたいのでしょうが、むしろそのことでルーカスのプレーに迷いが出るように思います。ただ、監督というのはいろいろなバリエーションを持とうと考えてしまうもの。そこで決断力をもって選択肢を減らすことが出来るかどうかが、ルーカスを始めとした攻撃陣をうまく動かせるかどうかに影響すると思います。
優勝候補と言われるチームの中、鹿島だけが順調にきていますね。選手層の厚い横浜FMも優勝戦線に加わってくるとは思うのですが。名古屋は今は勢いがありますが、「新鮮味」が無くなって来た時点で今の運動量を維持できるかどうかが疑問点です。神戸は選手は揃っていますが、やっているサッカーが「勝ち切る」様な強さのあるサッカーをしているようには見えません。まだ強い所と当たっていないというのもありますが。
強いチームが力を十分に発揮できていないとリーグ全体にも影響するので(活性化しない方向に行ってしまう)、ナビスコなどを調整に使って、第3節には復活して戻ってきて欲しいものです。
posted by ball_no_think |13:59 |
地域活性化のためのJリーグ |
コメント(11) |
トラックバック(0)
2008年03月17日
まあ、既報の通りのことなんですが、振り返らせていただきます。
Jリーグ。第2節。浦和対名古屋戦。
ストイコビッチ監督になって、名古屋は「走るチーム」になりました。フリーランニングが以前に比べて圧倒的に多いです。それも適切。サイドに起点を作って、サイドバックとの絡みでサイド攻撃を推し進めています。サイドで数的優位を作るようにもっていっているので、有効なサイド攻撃が出来ています。また、サイドで時間を作ることが出来るようになり、センターハーフがゴール前へ進入していって枚数を増やすことも出来ています。センターハーフもよく走るようになりました。
個々の選手で言えば、出色はマギヌン。サイドハーフとして、ゲームメークをしています。ドリブルで仕掛ける時もあれば、タメを作るために中央に展開したり、サイドチェンジも織り交ぜて、攻めのリズムを作っています。また、中村もかなりこの試合では奮闘しました。センターハーフとして、セカンドボールの奪取に努め、相手ゴール前への再三の進入をし、展開のパスも出していくというような、フラットな4人のハーフのセンターとしては合格点のプレーを見せてくれました。中村がこのプレーの質を続けるようであれば、かなり名古屋の戦力アップにつながると思います。
また、今まで決定機を何度もつかみながら逃していた小川が、何とか得点という結果を出せたのは良かったです。自信につながるといいですね。若い最終ラインは頑張りました。前半は特に名古屋ペースであったこともあり、危ない場面は少なかったですね。後半浦和が高原にかえて永井を投入して、永井が若干中盤的な動きをするようになって、浦和のペースになりかけましたが、最終ラインはもたつきながらも無失点に抑えることが出来ました。もちろんキーパー楢崎の好守がなければ危なかった所ですが、19歳の吉田を始め将来が楽しみです。
浦和は昨年と違うチームのようになってしまいました。
オジェック監督解任ということになりました。試合後、サポーターがブーイングをしていたのは、必ずしも監督に向けてだけではなく、選手に向けてでもあったと思うのですが。
仮に、ヨンセンが浦和にいたらなあ、と考えてしまいました。昨季のワシントンの役割をヨンセンならこなすことが出来たと思いますし、もともと守備型のチームである浦和の場合、ロングボールを当てる所があるとずいぶん攻撃が楽になるのになあ、と思ってしまいました。
そのオジェック監督解任、エンゲルスコーチ監督就任ですが、選手はこれで発奮するでしょうが、これで劇的に変わるとも思えません。ポンテ不在、ワシントン不在の影響はまだまだ大きいと思います。攻撃的に今のチームを変えるとしても、中盤にプレーメーカーやパサーが居ない今の状況ではフォワードにいい球が入らない感じがします。また、サイドにもいいボールが供給されるようには思えません。長谷部、小野と移籍を認めてしまったフロントの責任もあるように思います。攻撃的な中盤の選手が今浦和に誰がいるでしょうか。思い浮かぶのは移籍してきた梅崎くらいです。フォワードは層が厚いですが、タイプが似通っているのが痛い所です。この選手層で勝つためには、ポンテが帰ってくるまでは、堅守速攻のスタイルしかないと思います。中盤で組み立てることが出来ないので、前方のスペースにフォワードを走らせるようなサッカーにならざるを得ないでしょう。あとはシュートがきちんとはいるかどうか。まだ2戦しかしていませんが、ノーゴールです。守備は安定しているのですが、勝つサッカーになるまでにはしばらくかかりそうです。
posted by ball_no_think |13:04 |
地域活性化のためのJリーグ |
コメント(8) |
トラックバック(0)
2008年03月11日
女子サッカーについて最近書いていなかったので、書かせていただきます。
まずはトラックバック先から
http//:www.plus-blog.sportsnavi.com/nadeshiko/article/28
なでしこジャパン 試合結果
2/7 キプロス ウーマンズカップ2008 1回戦
なでしこジャパン VS カナダ女子代表
(0-3)
2/8 練習試合
なでしこジャパン VS スコットランド女子代表
(2-1)
得点者;佐藤 衣里子(早稲田大学)
大野 忍(日テレ・ベレーザ)
前監督だった大橋監督の時より、さらにヴァージョンアップしたなでしこ。東アジア選手権も制し、「中東」「東南アジア」の無い女子サッカーの世界では、世界トップレベルである中国、北朝鮮、韓国を下しての優勝は、とても価値の大きいものだと思います。
なでしこにおける東アジア選手権の意味合いは、宇都宮徹壱氏のコラムに的確に書かれています。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/beijing/column/200802/at00016464.html
で、キプロス遠征。澤、荒川といった「レギュラー確定」の選手を一部除いて、若手主体で望んでいます。最年長は、原歩。実は、昨年の中国で行われた世界選手権で、個人的に非常に可能性を感じた選手が原です。ボランチの位置から、ドリブルで持ち出して攻め上がることが出来ます。展開できる選手もいいけれど、ボランチの選手自身が前へ持ち出せるとゾーン的にかなり楽になるんですよね。ディフェンスラインも押し上げられるし、サイドハーフはより前へ勝負がかけられる。そういったことで、原選手には期待度大です。
佐々木監督になって中盤が4人のフラットな形となり、澤選手はセントラルMFとしてプレーするようになりました。これからは、澤選手の最もフィットする相方のセントラルMFを探すことが監督の重要な目的となります。キプロス遠征はその第一歩だと思います。
東アジア選手権では、阪口選手がこのポジションに入っていましたが、他の選手の可能性も探っていることと思います。
キプロス遠征では、カナダにあっさり負けてしまいましたね。サイズの問題はいつも克服しなければならない課題です。男子サッカーより、サイズとスピードの差は大きく、克服するのが大変な障害となっています。体格や持ち味の似たアジアではいい成績を収められても、アングロサクソン系の国々とやると、その差がはっきり出ます。コンタクトに強くなるというのはすぐには難しいので、ボールと人が速く動いて、当たられないようにする技術力を身につけたい所です。
なでしこはオリンピックではメダルの可能性も出てきています。男子は残念ながら難しいと思いますが・・・なでしこのメダルに向かっての前進にエールを送りたいと思います。
posted by ball_no_think |10:39 |
女子サッカーも応援しています。 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2008年03月10日
土曜日の試合のことですが、「終わったこと」と言わず、お付き合い下さいませ。
ピクシーことストイコビッチ監督が初めての公式戦を戦いました。クラブの英雄の帰還を待ち望んでいたのは私だけではないようで、あの交通の便の悪いTOYOTAスタジアムに26,000人を超える人が集まったのです。瑞穂では収容できない人数ですよ。すごい期待の高さがうかがえます。
さて、名古屋対京都戦。京都の方は、センターフォワードが田原ではなく西野だったのですが、パウリーニョと柳沢をサイドに配する3トップ。3トップといってもワイドに攻める感じではなく、3人センターフォワードがいるようなイメージ。4バックだったのですが、渡邊大剛はここにはいったようです。名古屋の方は戦前の予想通り4-4-2。予想外といえば、右サイドバックが青山隼ではなく竹内だったこと。前線はヨンセンと玉田でした。
まず感じたこと。この前の記事で書いた横浜Fマリノス対レッズがJトップレベルの試合ということが出来るならば、この試合はJの平均レベル、いやもしかしたらもう少し下のレベルの試合だったかもしれません。個々の選手の技術レベルがやや落ちるのは優勝候補のチームとそうでないチームの違いでしょうか。
序盤、試合が落ち着かない間に京都にPKが与えられました。名古屋にとってはアクシデント的な失点でした。しかしその後のゲームは名古屋が支配。京都は名前だけを見れば相当の選手が揃っているのですが、まだチームとして出来上がるには時間がかかるのでしょうか。佐藤勇人の消えっぷりが日本代表クラスとは思えないくらいの消えっぷりでした。京都は、最終ラインに入ると思われていたシジクレイがボランチの位置に入り、名古屋の攻撃を防ぎにきます。前半は基本的に京都は防戦一方。私はここまでの展開は予想していませんでした。もう少し京都は強いと踏んでいたのですが。
名古屋の方は、中盤の4人がフラットに並びながらも流動的に動いてチャンスメークをします。センターは中村と山口の二人だったのですが、中村が攻撃的な選手ということで、山口がもっぱらバランスを取る側に回っていた印象です。名古屋の攻撃は、とにかくサイドアタック。サイドバックが両方攻め上がる場面も多々あり、中央の守備が心配になる場面もありましたが、それほど押し込んでいたということ。また、玉田のコンディションはかなり良いようで、京都のディフェンダーを一対一では簡単に抜き去る場面もありました。
前半を終えて0-1。しかし京都の加藤監督の采配はかなり疑問が残ります。後半頭から西野を下げてディフェンダーの角田を入れたのです。前半押し込まれていたから守備を強化したといえばそうなのですが、それなら渡邊や平島が最初から最終ラインに入っていたことの方が疑問です。角田を最初から最終ラインに入れるべきだと思うのですが・・・あと、森岡は使えないという判断なのでしょうか?
後半は島って早々の時間に、右サイドの竹内のクロスからヨンセンが頭で決めて1-1の同点。相変わらず名古屋の支配が続いているのに、ここで加藤監督はポストプレーヤーの田原を投入。どうも京都は監督の采配がかなり疑問です。シーズンの最後まで監督をやっているかどうか心配です。
京都はロングボールからのカウンター主体の攻撃。名古屋は中盤のセンターがかなりハードワークさせられる戦術なので、途中から中村に代えて藤田を投入。やはりプレーメークはうまいですね。
名古屋は徹底したサイド攻撃。しかし点が入りません。点が入ってもおかしくない場面は結構あったので、今後に期待しましょう。結局1-1のドロー。京都は精一杯のドローという感じでした。正直、これほど京都が苦戦するとは思いませんでした。やはり昇格チームということは補強を豪華に行ったくらいでは補えないのですね。
名古屋がポジションチェンジを多用した攻撃をしたことで守備のバランスが崩れてしまった京都。J1ではかなり厳しい戦いになりそうです。京都を降格争いから外している人も多かったと思いますが、この試合を観る限り、間違いなく降格争いに参入しそうです。とにかく、中盤が作れません。中盤にボールの収まりどころが無いので、中盤を省略したサッカーになっています。これではJ1で戦っていくには苦しいと思います。名古屋の方もちょっと上位進出するにはまだまだと言う試合展開でした。センターハーフに大型の選手がいないとちょっと今のスタイルのサッカーでは攻めの迫力が出ないと思います。もしくはプレーメークの出来る気の利いた選手が必要です。
posted by ball_no_think |05:13 |
地域活性化のためのJリーグ |
コメント(6) |
トラックバック(0)
2008年03月08日
開幕戦、まだこの1試合しか見れておりませんが、今節もっとも注目されていたカードではないでしょうか。1-0でマリノスの勝利、と言うことはやや意外でした。
この試合では、桑原監督の戦略がよく見えて来て、興味深かったです。
事前の報道では、山瀬をボランチに置くと聞いて、「展開力があまり無いのに大丈夫かな」と思っていたのですが、これがちょっとした仕掛けでした。マリノスの中盤のインサイドは、松田、山瀬、ロペスだったのですが、事前の報道で、トップ下=ロペス、ボランチ=山瀬&松田という報道に私も乗せられてしまいました。
桑原監督の中ではあくまで、
山瀬=ペネットレーター(いわゆる突破役)
ロペス=パサー
と言う定義しかなかったようです。
つまり、ボランチ=山瀬というのは、守備の時にのみ低い位置をとって守備をするということで、ロペスの守備能力を評価していなかったための措置だったのです。マイボールになると、山瀬は前へ飛び出していき、ボールを受けると得意の突破に入りました。ロペスは逆に、パサーとして、マイボールになるとボールを受けに引いてきて、展開のパス(これは結構速いパスで、今後も威力を発揮すると思います)を出してプレーメークをするという役割をこなしていました。中盤の前と後ろという安直な定義をくつがえしてくれた桑原監督の采配はやはりジュビロを強豪にした人だけのことはあるなと思いました。
両チームを見て思ったことは、守備が堅いという点に置いてはリーグ屈指のものを持っているという共通点があるなということでした。そこで、攻める時の方法において、差違がみられました。
マリノスは、日本人ではアントラーズの田代に次いで競り合いに強いフォワードである大島(倉敷保雄氏が言った、「山形のファンニステルローイ」は至言だったと思います)にシンプルに当ててきました。レッズは、高原とエジミウソンの足元を狙ってボールを出していました。
レッズのディフェンダーも能力が高いので、大島もそうはボールを確保できなかったのですが、こぼれ球をサポートする選手がきちんといたことで、マリノスの攻撃は円滑に進んでいたと思います(ロニーが退場してからはそうもいかなくなったのですが)。対して、レッズの方は、2トップの足元にばかりボールを付けていたので、マリノスのディフェンダーの餌食になってしまい、有効な攻撃となりませんでした。
高原とエジミウソンのコンディションに問題があったようにも思います。私は、田中達也を先発で使うべきだと思っていました。空中戦ではマリノスのディフェンダーに勝つのは難しいので(昨シーズンはワシントンがいたので空中戦を挑むことが出来たのですが)、ドリブルで仕掛けられる田中達也の方がマリノスのディフェンダーが嫌がると思ったのです。また、高原もエジミウソンもまだコンビネーションが他の選手と出来上がっていないようでした。特にエジミウソンの方は顕著で、ポストプレーも出来なければ、ボールをもらってドリブルをすることも出来ず、新潟でやっていたような仕事をまるっきりさせてもらえなかった印象です。
マリノスが、中盤のインサイドの選手にポジションの流動性があったのに対し、レッズにはまるっきりありませんでした。タイプがそうではないからといえばそうですが、阿部や鈴木が山田を追い越す場面が無かったのが象徴的です。山田が前に仕掛けられるタイプならまだいいのですが、そうではないので中盤のダイナミズムの欠落が、フォワードが仕事をさせてもらえなかった一因のように思います。
決勝点は小宮山の右足から。とにかく思い切って打ったら入った、と言う感じの一発ですが、伏線として、逆サイドの田中隼磨がサイドを制していたことが大きかったと思います。このサイドに三都主が無事でいたら、と思わずにはいれませんでした。相馬もいい選手ですが、運動量で田中隼磨の後塵を拝していたように思います。あとレッズの課題として、長谷部が抜けて、中盤の底にパサーがいなくなった分、アウトサイドにいいパスが供給されなくなったという現象をこの試合で見ることになりました。また、フォワードも、マリノスが3バックだったので、サイドのスペースに流れてボールを受けるということが考えられたと思うのですが、そうした「おもしろい地帯」にボールを出す選手がいないと言うことは、今後のレッズの戦いにおいて不安材料となってしまいました。
一方マリノスは、新戦力のロニーはちょっとまだ見極めがしにくいのですが、ロペスを生かすための山瀬のボランチというのは機能していて、山瀬の突破の威力もあり、それにサイドの選手が呼応する形が出来ていて、得点さえ取れば、かなり勝率の高いサッカーをしそうな様子が見えて来ました。ロペスの展開のパスは、一発で急所を突く「危険な」匂いがします。マリノスは順調な滑り出しをしたといっていいでしょう。
明日は、名古屋対京都の感想を書きます。
posted by ball_no_think |22:58 |
地域活性化のためのJリーグ |
コメント(13) |
トラックバック(2)
2008年03月04日
東北のチームも予算規模の小ささのために選手の流出に悩んでいますが、九州のチームも同じような状況にあるようです。今年の大分は、かなりの戦力が流出しました。
主な加入した選手
小林 亮
家長 昭博
鈴木 慎吾
ウェズレイ
藤田 義明
主な流出した選手
梅崎 司
松橋 章太
三木 隆司
福元 洋平
山崎 雅人
差し引きで言うと、補強というより、マイナスを出来るだけ少なくした、と言う印象は拭えません。目玉とも言えた家長が重傷で戦力としてメドが立たなくなってしまい、お気の毒としかいえない状態になってしまいました。
ただ、選手層は薄くなってしまったものの、レギュラーが大幅に入れ替わるということは避けられたようです。ホベルト、エジミウソンの残留は大きいでしょう。ここのウェズレイが加わって、攻撃力はやや外国人頼みということになるでしょう。鈴木慎吾のポジションが、アウトサイドなのかトップ下なのかがまだ分かりませんが、若手の金崎などが台頭すると大分としては助かるでしょうね。
今年も降格候補に入ってしまうのは避けられないでしょうが、大体いつも助かってきています。今年もシャムスカ監督の采配にかなりの部分がかかっているでしょうが、今年のJ1は昨シーズンよりは上位と下位の差がはっきりして、中位のチームが少なくなることが予想されるので、大分としては下位軍団から出来るだけ早く逃げ去ることが目標になるでしょう。そのためにはウェズレイにがんがん得点を取ってもらわないといけません。パートナーは高松か松橋優でしょうが、広島で佐藤寿人と組んだ時のような2トップの破壊力がでるかどうかが楽しみです。
どうも移籍市場では、動きたくても、取られるだけで動けなかったというのが本当の所ではないでしょうか。そのハンディを挽回する戦いが望まれます。
posted by ball_no_think |17:34 |
地域活性化のためのJリーグ |
コメント(3) |
トラックバック(2)