2007年09月30日

Jリーグも最初の曲がり角?

昨日、ようやく9月発売の「サッカー批評」を読み終えました。

今回のテーマは、「サッカー専門誌が書かない、Jリーグ批評」

ということで、実に読みごたえを感じるとともに、危機感を募らせる内容でした。

まあ、いろいろな角度から、Jリーグが15年目を迎えて、一つの曲がり角にきている事は、分かりました。

一番気になったのは、サポーターの平均年齢が、35歳を越していた事です。

これはつまり、最初のサッカーブームを支えた世代です。
始まった頃の「キャプテン翼」を読み、プロ化もまだ分からないうちに、サッカー部に入ってボールを蹴っていた、筆者と同じ世代です。筆者も、確かにスキルから言えば無理だったと思いますが、Jリーグがもう少し早く発足していれば、プロサッカー選手を目指していたと思う一人です。

つまり、サッカーへの情熱が、夢も無い頃からのものであった世代が、そのままJリーグ発足当時のサポーターとなり、それがそのまま年齢を重ねていて、若い世代のサポーターの人数がさほど多くない、ということを物語っています。


サッカーへの情熱はどこへ?

「サッカー批評」を読むと、納得させられる所がいっぱいあります。例えば、ゴルファーに転向した、磯貝洋光氏の提言。
「代表なら、1億は貰っていないと」
うなずかされます。これでは、子供たちがプロ野球(腐っている)の方に目を向けたり、ゴルファーを目指したりするのも仕方ありません。

Jリーグには、今、夢が無いです。Jを目指している人たちには、夢がありますが。
年俸が、ぐうたらしていても許される、日本のプロ野球選手たちの5分の1以下という現実は、大学生Jリーガーの増加を見ても、
「Jリーグに入って、果たしてプロとして成り立つの?」
という疑問が生じて当たり前です。

筆者は、J1の18チームは多過ぎると思います。試合内容が薄いと感ずるのです。中村俊輔がプレーしている、スコティッシュ・プレミアリーグでさえ、14チームです。サッカー人口なら、スコットランドと大差ないと思います。そこが14チームなら、やはり支える人口の多さから言って、14チームくらいが妥当だと思います。試合内容が、とにかくもっと濃厚になれば、サポーターも増えると思うのです。もちろん、「年俸」という夢も必要です。これも、J1のチームを絞る事で、解決出来るものだと思います。あくまで、「選ばれた選手がプレーする世界」という事が、夢にもつながりますし、実際年俸で報いる事が出来ます。

もちろん底辺の拡大も必要です。Jリーグは、サポーターが増えて欲しいとばかり考えているようですが、もっともサポーターになりえるのは、サッカーのプレー経験者です。底辺の拡大には、日本協会挙げてやっていますが、日本代表が得ている収入を考えると、もっと底辺の拡大に予算を投入すべきだと思います。

「エリート教育」も「サッカー批評」によれば、オシム監督が、
「あれは、フランスでも失敗しかけているのに、なぜ日本でやるのだ」
という疑問を投げ掛けています。

これだけ日本の人口は多いのですから(ヨーロッパ主要国に比べれば、2倍や3倍の人口がある)、底辺の拡大こそが、優れた選手を生み出す土壌になると思います。とにかく、サッカー人口を増やす事です。

サポーターの平均年齢からすると、若い層が付いてきていないのは明らか。「百年構想」だけでなく、もっと短期的なしっかりした構想が必要だと思います。

J1のチームの数が、J2を上回っているという状況は、臨時的な措置とすべきです。トップはあくまで少数精鋭で。興業優先では、「百年構想」が崩れます。ヴァンフォーレ甲府のようなチームは、トップリーグの数を増やさなくとも、自然に出て来ます。強豪チームに勝つための、弱小チームが勝つ「様々な方法」は、必ず編み出され、それがコアなサポーターを生むのです。ジェフがいい例ではありませんか。

みなさん、今号の「サッカー批評」は買って読んでみて下さい。既に、Jリーグは、最初の曲がり角にきていて、それは決してJリーグが安泰ではない事が分かるはずです。

スポーツ人口そのものが減少している中(スポーツに関心のある層が減っている)で、Jリーグの地域密着などの構想は、群を抜いて優れています。だから、サッカーに愛着が持てるのです。サッカーが未だナンバーワンスポーツでないのは、年俸の問題が大きいと思います。それは、サッカーに関わる人の数が足りない事を意味しています。

もっと、サポーターはJリーグに要求しましょう。先日、私が書いた、川崎フロンターレに関する記事は、とても大きな反響がありました。ブログを今までたくさんやって来た中でも、これほどたくさんのアクセス数とコメントをいただいたのは初めてで、私もブログのやりがいを感じました。

サッカーが、日本に根付く事に悲観的になってはいけません。プロ野球のあの体たらくを見れば、年俸などの問題さえクリア出来れば、サッカーがナンバーワンスポーツになるのも無理ではありません。

みなさん、サッカーに関わりましょう。

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posted by ball_no_think |11:33 | 地域活性化のためのJリーグ | コメント(21) | トラックバック(0)
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2007年09月27日

川崎Fいじめ?

http://number.goo.ne.jp/news/others/article/kfuln20070927002003.html

先日のJリーグで、川崎フロンターレがレギュラーと思われるメンバーを多く外して、アジアチャンピオンズリーグに主力を回した事に対する問題らしい。

今まででも出ている、「ベストメンバー問題」である。

川崎は規定を満たしているという事で、問題無いという見解。

筆者の見解は、クラブにとってもっとも重要な試合に選手を回すのは当たり前で、J1での優勝の可能性が低くなっている川崎の行動は当然。試合には残念ながら負けてしまったけれども(PK)。

我那覇の「ニンニク注射」の時以来、チェアマン始めちょっとあんまりじゃないですか。これでは、川崎フロンターレの成績を左右し兼ねない問題ですよ。鬼武チェアマンも、規定があって、それを満たしているのに不快感を示した(とスポーツニッポンが書いているだけかもしれないが)というのは、理解出来ません。

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posted by ball_no_think |12:19 | 地域活性化のためのJリーグ | コメント(20) | トラックバック(3)
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2007年09月25日

レッズのFWのベストチョイスは?

戦力的には、JリーグとACLの両方を狙えるだけのものを持っているのですが、川崎フロンターレの関塚監督が、ACLに割りきって、先日の試合にレギュラー組をほとんど休ませたのに比べて、オジェック監督の真意は計り兼ねます。

さて、意外にも層が薄い感じのレッズのFW陣。少数精鋭とも言えますし、MFが充実している分、チャンスが少ないのだと思いますが、現在先発候補といえる、ワシントン、田中達也、永井雄一郎のうち、誰がいいのでしょうか?

まず、2トップに固執するかどうかです。トップ下がポンテの場合、2トップの方がボールの供給がうまくいくという部分があります。1トップで、シャドーを置くとしても、シャドーストライカータイプの選手が見当たらないというのもあります。

ただ、ワシントンは完全に1トップの選手であり、守備を顧みないならば、ワシントンをセンターに置いた3トップが見て観たいものだと思います。ワシントンは、個人での得点能力は高いのですが、コンビネーションの動きとなるとあまり意識が強くない感じです。つまり2トップ向きではないという事ですね。

一方、田中達也は両方に対応出来るタイプ。永井雄一郎は、純粋なCFというタイプではありません。この二人で2トップを組んでいた時は、けっこううまくいっていました。もちろん、最近の永井の好調ぶりを含んででの話です。

永井という選手は、基礎技術が高く、スプリント能力もあるのですが、実力を発揮するのに波があり、好調時とそうでない時の差が激しい所が難しいのです。先日の試合でも、フリーではありましたが、日本人の選手としては非常に冷静なフィニッシュを決める所があり、技術に関しては日本人ではトップクラスでしょう。

田中は、ドリブルからのシュートという「型」のある選手で、永井に比べると基礎技術の面では少し劣るかもしれませんが、「型」を持っている強みと、「型」にハマると非常に決定力がある、と言う日本代表なのも納得がいくFWです。


ただ、ワシントンという選手は、攻撃だけでなく、チーム全体のリズムを作りたい時に重宝する選手なんですね。彼の所にボールを出せば、確実にキープして落としてくれるので、劣勢時でもボールを確保出来るということもありますし、攻勢時でも、彼にクサビを当ててからの素早い展開が可能になる、と言うメリットがあります。

ポンテが今の攻撃の中心である事は、彼の技術の高さからいって間違いないので、2トップは間違いないでしょう。消去法的に、ワシントンと永井か田中のどちらかを組ませる、と言うのが、一番手堅い起用方法でしょう。しかし、これもワシントンが上手く機能しないと、非常に辛い局面になる危険性があります。

このようなレッズのFWを観ると、バランスが悪いというのが印象です。JとACLの2冠は難しいと思います。特にACLは、ワシントンの使い方がポイントとなりそうです。体格面で勝てるものの、Jよりはるかに激しいディフェンス、審判の不可解な判定により、彼のいろいろな面での強さが、マイナスに働く事がありそうなんです。例えば、彼にとってはただの「体当たり」なのにファウルを取られたりとか。

永井と田中の2トップで、二人が好調を維持出来れば、ワシントンを先発から外してしまうというのも選択肢だと思います。

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posted by ball_no_think |08:12 | 地域活性化のためのJリーグ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2007年09月20日

バルサ対リヨン戦を観て

バルサ対リヨン戦。注目のカードでしたが、メッシ一人で決まった感じですね。

それはいいのですが、リヨンが心配です。かなり連動性がなくなっていて、ひょっとしたらグループリーグ敗退もあるのではないかと思います。シュトゥットガルトが控えていますからね。

バルサは、守備は引いていると安泰なのですが、中盤の守備はルーズに感じました。両チームとも、中盤が空き過ぎのような気がします。これではビッグイヤーは遠い感じです。

ヤヤ・トゥーレは効いていましたが、センターバックとの距離感がイマイチ。また、守備陣も指示があってそうしたのか、プレスを掛ける位置が低めでした。


それより、「お金の少ないクラブの希望」だったリヨンはどうしたのでしょうか。あれでは、何も光明が見出せません。ジュニーニョもただのFKの選手になっています。ペラン監督の更迭ですね。まあ、リーグアンでも調子が出ないようですし、選手間の不和の問題も聞かれます。そろそろサイクルが終わったという見方は先シーズンでありましたので、事実そうなると思います。フロントが、今シーズンは改革を迫られる時期と認識していればいいのですが。

ロナウジーニョは重そうでした。あれでは・・・

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posted by ball_no_think |18:46 | 世界のサッカーの趨勢 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年09月19日

今日のCLは波乱が多いですよ、間違いなく!

今日の一番の注目カードといえば、バルサ対リヨンでしょうか。バルセロナ圧倒的優勢の声が高いですね。エトーの離脱が、かえって多すぎるアタッカー陣の調整に役立つという声もありますし、それはアーセナルにも言える事で、この二つのスタイルの似通ったチームの、アタッカーの存在が及ぼす影響について、興味深く観たいですね。


リヨンですが、バルセロナに勝つ可能性は結構高いと思っています。バルセロナの問題は、守備陣。ヤヤ・トゥーレやCBの個々の能力に問題はないのですが、コンビネーションと言うか組織作りにおいて、個人頼みの所があり、これは危ないです。特に、昨シーズンまでリヨンにいたアビダルの所は、お互い情報がバレている事もあり、リヨンに狙われるでしょう。リヨンは、アビダルを攻めるか、アビダルを封じるか、その二つの選択肢を考えるだけで済みます。展開がもつれると、リヨンの方が、ジュニーニョというセットプレーの武器があるので、リヨンは正GKのクペを欠いているといっても、リヨンの一発の方が分がありそうです。また、バルサのアタックはアンリという不確定要素があり、リヨンのアタックに比べて継続性に難があります。昨日の試合を観ても、継続性に難のあるチームは強い戦力を持っていても引き分けています。


ローマも危ないでしょう。ディナモ・キエフは虎視眈々とチャンスを狙っています。「走る」のがローマのスタイルですが、それはディナモの方がお得意としている所。ここは引き分けそうですね。ローマのサポーターが暴れないといいのですが。

アーセナルは、アタッカーが整理されて、むしろセビージャに完勝するでしょう。楽しいサッカーを楽しみに見ようと思います。


問題は、インテルです。あのジーコ監督のフェネルバフチェのアウェーです。鬼門かもしれません。良くて引き分け。キブーが出られない事や、ロベルト・カルロス封じにサネッティが動かざるを得なく、アタックの威力が半減するでしょう。あと、レンジャーズもホームですが危ないです。シュツットガルトは昨シーズンブンデスリーガの王者ですし、レンジャーズのスタイルは研究されると案外脆いように思います。

安泰なのは、マンチェスター・ユナイテッドだけ。ここはルーニーが間に合わなくても選手層の厚さで勝てます。スポルティングはそこまで強くありません。

あとの2試合は、引き分けの可能性大です。決め手がないのです。アウェーのチームの方が戦力的に強いので、だから引き分け。



しかし、レアル対ブレーメン、シャルケ対バレンシアを見ましたが、スペイン勢強し、ですね。レアルは、小細工が減ってパワフルなサッカーに見えました。ファン・ニステルローイやアルゼンチン勢の影響が大きいのでしょうか。スナイダーやメッツェルダーのパスのレンジの長さもそういうイメージを抱かせるのでしょう。バレンシアは、守備がメチャクチャ堅い。シャルケが攻めあぐんでいたという印象もありますが、チェルシーとの「しのぎ合い」の試合が早くも楽しみになってきました。ビジャも相変わらず175cmなのにしっかりゴール決めているし。日本にもビジャみたいなFW出てこないかなあ。

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posted by ball_no_think |16:14 | 世界のサッカーの趨勢 | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年09月18日

今日のCLの予想

今日のCL、いろいろ波乱があると思いますが、注目の試合の予想をします。

チェルシー、ミランは固いでしょう。リバプール、レアルも勝つと見ています。

波乱があるとすれば、オリンピアコス対ラツィオ。ここですね。ラツィオはまだチームが固まってていない状態。オリンピアコスはあまりメンバーが変わっていない事と、ギリシャのチームはホームは強いです。

中村俊輔の活躍が待ち遠しい、シャフタール対セルティックですが、シャフタールはホームの利があります。セルティックは、戦力ではやや優っているように思います。と言うのは、チームの背骨が変わっていない事で、先シーズンと同じ戦い方が出来るからです。でも、引き分けがやっとの所ではないでしょうか。セルティックは、ホームで全部勝てばいいのです。そういうチームですから。

バレンシアは、個人的には期待しているのですが、リーガの出だしも悪い事もあって、引き分けに終わりそうです。シャルケはそれほど強いチームではありません。

明日の方が、波乱がありそうです。

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posted by ball_no_think |11:23 | 世界のサッカーの趨勢 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年09月16日

なでしこ、ここで意地を見せて!

なでしこのワールドカップは、予選グループ突破が「他力本願」になってしまいました。

それでも、河崎三行さんの記事を見ても、ドイツを何とかしたいものです。

あちらは、でかい、強い、速い、の3拍子です。

ヨーロッパの雄であるからには、勝つ事は難しいとこの大会に入る前は思っていたのですが、こうなったら、何とかするしかない。

アルゼンチン戦では、私の(おそらくですが)遠縁の親戚もがんばった。初戦は緊張していたのか、内容も散々で、前半で交代させられたが、もともとフォワードや中盤の選手。右サイドバックでも、視野の広さが生きているのですが、アルゼンチン戦ではシュートの意識が生きた!

永里選手、よく詰めていました。そんなわけで、なでしこ&ベレーザの右サイドバックを中心に応援しているわけですが、ドイツ戦、大橋監督の采配がみものです。イングランド戦に苦戦した事を受けて、ドイツは同じ事をやって来ると見ます。そこで、サイドが引っ張られないように、工夫をしていただきたい。ボランチ3枚で構わないと思います。もともと、右サイドは酒井與恵がいて、左サイドにボランチ(柳田あたりか)をおいて、中盤を厚くして、澤や荒川へのフォローを厚くします。同時に、3枚のボランチで、サイドバックを前に出して、サイド攻撃を厚くする。そんなサッカーが見たい。

一番の守備の要所となる、真ん中のボランチは、スケール感では宮本ともみと言いたいところですが、ボールキープの安定感で、原歩の抜擢を望みます。3ボランチでは、真ん中のボランチは、守備の負担が大きい変わりに、リベロとして上がっていくとすごく効果的なんです。彼女のドリブルが、展開のパスより効果を出す事を信じます。

ドイツに勝ってくれ~。

あの、この最初のブログの記事では、筆者は非常に感情的な人と思われるかもしれませんが、もともとは理論的な分析を得意とする者です。そこの所、よろしくお願いします。ブログで注目を浴びるには、むちゃくちゃな事をかけばいいのは知っていますが、まともな記事を書いて、注目を集めたい、そんな思いで、「ボールはどう転がるか分からない」と言う意味を込めて、「ball_no_think」と言うIDを使う事にしました。これからもよろしくお願いします。

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posted by ball_no_think |18:46 | 女子サッカーも応援しています。 | コメント(2) | トラックバック(0)
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